専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
3月11日(火)
午後から川尻真光寺にて呉東組聞名講。
この1年に亡くなられた講員の方の御遺族も参拝され、追悼法要が営まれた。
ご法話の後の御示談では、「還相回向」「報謝の念仏」に関する質問。
そして、真宗教団連合のカレンダーの2月の法語
という、大谷派の高光大船氏のことばをどのように味わったらよいかとの質問。
「法に生きる」営み。
如来のお慈悲のうち、お念仏のなかに。
明日3月11日は東日本大震災から丸3年。
聞名講は基本的に土日にかからなければ毎年3月10日。
忘れることのないように。
3月10日(月)
青空はひろがるのだが、冷える朝。
今朝は広南小学校の読み聞かせ。
担当は4年生。
「『3匹の子ぶた』という話、知ってる?」
と尋ねると、
「食べられる話でしょ?」
と。
「食べられる?」
と、隣の子。
そう。
『3匹の子ぶた』は、食べられる話だったそう。
一般に知られる『3匹の子ぶた』は、ディズニー短編アニメーション映画にもあるように、藁で作った家をオオカミに吹き飛ばされた子ぶたが、弟の作った木の家に逃げ込む。その木の家も吹き飛ばされ、子ぶたたちは一番下の弟のレンガの家に。
レンガの家を吹き飛ばすことのできなかったオオカミは、煙突から忍び込もうとするが、火にかけてあった鍋に落っこちて火傷をし、逃げ去っていくというお話。
でも、元々のグリム童話では、藁の家を吹き飛ばされた子ぶたも、木の家を吹き飛ばされた子ぶたも、オオカミに食べられてしまう。
レンガの家を吹き飛ばすことのできなかったオオカミは、煙突から忍び込もうとするが、用意してあった鍋に落ち、釜茹でされ、一番下の子ぶたに食べられてしまうのだそう。
何とも怖~い童話なのだが、今日読んだ本は、
『3びきのかわいいオオカミ』
『3匹の子ぶた』に登場するブタとオオカミが入れ替わって展開する話。
レンガの家、コンクリートの家、鉄骨と鉄条網で作ったセキュリティ万全な家。
やさしいオオカミがどんな家を建てても、凶悪な大ブタに次々と壊されてしまう。
使う材料を間違えたと気づくオオカミ。でも、何で作ったらいいのだろう・・・。
それで、今度は花をいっぱい使った家を。
風が吹けば吹き飛びそうな家。
でも、それを吹き飛ばそうと思った大ブタは、息を吸い込むたびに花の良い香を。
花の良い香に満たされたブタのこころは変わってしまった。
心の変わったブタをオオカミたちは招き入れ、そしてみんななかよく。
「犯罪学者」という肩書きをもったギリシャの作家、ユージーン・トリビザスの作品。
ユーモアたっぷりな中に、いろいろなことを感じさせてくれる。
柔よく剛を制す。
力に力で臨んでも、所詮対立しか生まれない。
そんなことを思いながら。
3月3日(月)
午前11時より、広の真光寺において、呉東組聞名講の委員会。
年に一度、各地区の委員の方が集まって、それぞれに集めた会費の徴収。
そして、平成25年度の行事報告・決算報告、平成26年度の行事予定・予算などが審議される。
現在講員数1,059名。
1,000名を超えるとはいいながら、講員の高齢化。
どんどん減ってきて、来年度はひょっとすると1,000名を切ってしまうかも。
誘いあって、協力しあって、続いてきた聞名講。
それも、時代の波に・・・。
木造で、歩行者専用となっているが、老朽化が進み、このように落下防止策がとられている。
長年、みんなが足を運んだこの橋。
今の時代にあった安全で大きな橋もいいけれど、こうした昔ながらの姿も、できることなら伝えて欲しい。
平成26年度
5月12日(月) 法謙寺
7月10日(木) 浄念寺
9月10日(水) 東福浦説教所
10月10日(金) 法幢寺
1月20日(火) 名田説教所
3月10日(火) 浄徳寺
※いずれも午後1時30分より午後4時まで。
お誘いあわせてお参りを。