ぶろぐ

専徳寺のぶろぐです。

お寺のこと、地域のことを綴ります。


 

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広南小学校読み聞かせ(24)

2月17日(月)

今朝は広南小学校の読み聞かせ。

担当は3年生。

今日、読んだ絵本は、

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牡丹靖佳作、『おうさまのおひっこし』

 

2012年と比較的新しい絵本だが、とても絵が繊細で美しい絵本。

はずかしがりやの王さまと、あわてんぼうの6人のおともたちの物語。

 

はずかしがりやの王さまは、いつも小さな声で命令をするので、うまくおともたちに伝わらない。

あわてんぼうのおともたちは、それでいつも勘違いして行動してしまう。

 

ただ、お互いがお互いのことを思ってしていること。

思いとは違っても、何だかそれでも良いなと思わせるような勘違い。

 

線が細く、淡い色彩だったので、読み聞かせには難しいかな?と思ったが、みんな最後まで見入ってくれていた模様。

持っていたものを何もかも失ってしまっても、やさしいこころは残ってた。

 

寒いなか、今日はほっこりと感じさせてくれるお話。

 

2014年2月17日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

呉東組同朋研修会

2月12日(水)

午前中、呉市観光協会主催の石泉文庫見学のため、専徳寺に来訪。

簡単に専徳寺の由来、石泉文庫の話をさせていただく。

 

そして、午後3時より阿賀の寶徳寺様において、呉東組同朋研修会。

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呉東組16ヶ寺より、住職・若院・坊守・法務員と20数名が出席。

教区より御講師を迎え、PowerPointを使っての研修。

 

自分で思っていること、相手が思っていること、そこには隔たりがあったりする。

でも、そんなことに気づかず、よかれと思ってした何気ないことば・行動が・・・。

 

こうした研修会を通して、いろんな気づきをさせていただく。

 

ただただ、いくつになっても学ぶことの大切さを。

今日はそんな一日。

2014年2月12日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 2月例会

2月8日(土)

ソチ冬季オリンピックがいよいよ開幕!

今朝は全国的に雪景色。

専徳寺も、

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親鸞聖人もうっすらと雪のなか。

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ただ、雪は積もったものの、まるで溶けかかったかき氷。

雪うさぎを作ってみたけど、どう見ても・・・。

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今朝、住蓮寺様で月1回の日曜学校があるので、チラシを持って伺う。

雪にもかかわらず、10数人のほとけの子。

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昨年、チロルチョコの包み紙に花まつりの絵を入れ、マグネットキットと一緒に贈った。

今年は、せっかくなので子どもたちの描いた絵を入れてみようと。

どんな絵が集まるかな。

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そして、今夜は仏教壮年会の2月例会。

『本願寺新報』2月1日号に、連続研修会用の新しい「十二の問い」が設けられたと記事が出ていた。

(1)私にとって幸せとは何でしょうか。

(7)自分だけが幸せでよいのでしょうか。

それに関連して、

(12)「自他ともに心豊かに生きる」とはどのようなことでしょうか。

と、「幸せ」ということばが目についたので、今日は「しあわせ」について少し。

 

「幸福」を調べていて、出てきたのは四無量心

そして、宮沢賢治の『農民芸術概論綱要』

世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない。

ということば。

宮沢賢治のことばは、『法華経』がその基盤にあるかも知れないが、自分のしあわせはみんながしあわせということ。

「しあわせ」とはめぐり合わせ。

ひとりぼっちでは成り立たない。

 

めぐりあった今のご縁を大切に。

2014年2月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

専徳寺仏教婦人会 新年会

2月5日(水)

昨日が立春。

暦の上では春なのだが、昨日からまた寒さが一段と。

 

今日は婦人会の新年会。

おつとめと法話。

そして、集会所に席を移して会食。

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長男が「恵方巻って、誰が信じてるんだろうねぇ。お寿司屋さんだけかなぁ。」と節分の時にポツリと。そんな話から法話を。

調べてみると、「恵方巻」って、1998年(平成10年)にセブンイレブンが「恵方巻」と名づけて全国販売したことから始まるそうで、今ではどこでもこの時季「恵方巻」。

学生の頃、テレビで早食い競争とかやってるのは見たことがあったけど、こちらには馴染みのない風習だったのに、あっという間に全国区。

 

「仏法を主人とし、世間を客人とせよ」

世間の流行に乗っかるのも、景気のためには良いことかも知れないが、大切なのは「お念仏」を中心とした歩み。

 

明日は、今日より冷え込むそう。

おからだに気をつけて。

2014年2月5日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(23)

2月3日(月)

昨日に続き暖かく、白い霧に覆われた朝。

今朝は広南小学校の読み聞かせ。

担当は4年生。

 

鬼は外、福は内

ちょうど節分ということで、今日は鬼の登場する絵本を。

選んだ本は、

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5ひきの小オニがきめたこと

イギリスのサラ・ダイアー作、毛利 衛 訳。

「もうり まもる さんって知ってる?」と尋ねても、「・・・、知らない・・・」と。

宇宙飛行士の毛利 衛 さんのことは、もう小学生には知られてないのかな?

 

「なんてすばらしいけしきなんだ」

地球上の景色をいつも眺めていた5匹の小オニ。

あるとき、眺めているだけではおさまらず、みんながそれぞれに自分の好きなものをとることにした。

お月さま、太陽、空、大地、そして海。

それぞれ自分の好きなものを大事に仕舞ったけれど、そのうち大切なことに気がついて、元に戻すことに。

 

せっかくなので、毛利さんのあとがき、「自然はすべてつながっている」を読んだのだが、ちょっとこれが難しかったかな?

そのあとがきの結びの文に、

この本に登場する小オニたちは全能です。地球そのものである、大地、海、空を手に入れるばかりでなく、宇宙にある月や太陽も手に入れるほどです。ひょっとしたら人間も、この小オニになろうとしてきたのでしょうか。広大な宇宙に太陽系ができた46億年の時間と空間のつながり。さらに、地球と呼ばれる大地に海と空ができ、生命がはぐくまれた40億年の時間と空間のつながり。その中に、私たちが存在します。その小さな生命の側から逆に、太陽、海、空、月、太陽を見るから、うっとりするのでしょう。私たちはその大事さにすぐに気づく、賢い小オニとなれるでしょうか。

すべてがつながっている。

でも、賢い小オニのように、大事なことに気づかず、元に戻すことができなかったら・・・。

 

鬼は外、福は内

鬼を追い出すだけでなく、今日はオニをご縁に何に気づかせていただこう。

2014年2月3日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku