専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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1月10日(木)
昨日に引き続き、朝席と昼席、小坪説教所の御正忌報恩講をお取り次ぎ。
朝、小坪への道中、昨年通ったときと違うことを思い出す。
昨年は呉市営バスが走っていたのに、今は広電バスが走っている。
そして、小坪から広南小学校へバス通学してくる児童のため、バス停に自治会の方が立っている。
それから、去年はこの小坪の御正忌が終わった後、本願寺の御正忌にお参りさせていただいた。
一年間のことがいろいろと思い起こされる。
今日も朝席と昼席、昨日に引き続き、『御俗姓』のご縁。
ようこそのお参りでした。
明日から隣の住蓮寺にて御正忌報恩講。
そして、来週からいよいよ専徳寺の御正忌。
体調を整えて、『御俗姓』に説かれるところの「無二の勤行」、おつとめさせていただく。
1月9日(水)
今日から本願寺では御正忌報恩講。
このたび751回目のご命日を16日に迎える。
例年1月14日から16日まで専徳寺。
その前に小坪説教所の御正忌を勤める。
今日は昼席と夜席の2席、お取り次ぎさせていただく。
このたびは蓮如上人の『御俗姓(ごぞくしょう)』。
本願寺では14日の初夜、拝読されるが、あまり触れる機会のないお聖教なので、冊子にしたものを配り、拝読させていただく。
本文が見開き4頁におさまるよう制作し、とりあえず30部用意していったが、お昼の席ではちょうどなくなった。
それを少し速めに拝読し、そのこころをいただいていく。
以前、お通夜の時に拝読する「大聖世尊章」を、A4サイズ一枚にプリントしてお配りしたことがある。
ありがたいことに、今でもお参り先にそのプリントが御文章箱のなかや、クリアファイルにとじて経卓に置かれていたりするのを見かける。
明日の朝席、そして昼席で御満座。
ようこそのお参りでした。
1月8日(火)
今夜は仏教壮年会の新年互礼会。
いつもより一時間早い6時30分より。
いろいろと他の都合と重なり、20名ほど集まってスタート。
本堂で重誓偈のおつとめをした後、住職の話。
先日の除夜会の話をさせていただいた。
おおむね、蓮のキャンドルの反応は良かった。
このたびは初めての企画なので、一度やってみないと分からないと言うこともあり、私が蓮の花を作って用意したが、今度は仏教壮年会や仏教婦人会のみなさんに手伝っていただくことも出来るかな。
次回はもっとたくさんの花を咲かせたらと思う。
その後、集会所に場所を移し、会食。
寒いので今日は熱燗をいただく。
明日から本願寺では御正忌報恩講。
こちらは明日から小坪説教所の御正忌報恩講に出講。
明日の昼席から明後日の昼席まで、2日間お取り次ぎをさせていただき、当山専徳寺では14日夜席から16日朝席まで勤めさせていただく。
このたびは『御俗姓』を皆さんと一緒に拝読させていただきながら、御正忌のご縁をいただきたいと思い、準備中。
1月7日(月)
今日、本が届いた。
今年初めの本『雪とパイナップル』。
届いてすぐに読みはじめ、あっという間に読み終わる。
著者は、医師 鎌田 實 氏。
チェルノブイリ原発事故が影響で亡くなった少年の出来事を「大人が読む絵本」に。
人間ってすごい。
最愛の者を失った悲しみだって、人間は乗り越えることができる。
溢れる悲しみのなかで、人間は感謝することができる。
人間は国境を越えて、民族が違っていても、宗教が違っていても、文化が違っていても、歴史が違っていても、人間は理解しあえる。絶望のなかに、新しい、小さな希望が見えた。
実はこの本との出あいは坂田明氏のCD。
坂田明氏の『ひまわり』(2006年)というCDの存在を知り、先日購入。
何ともこころに沁みる『ひまわり』。
このCDは、鎌田實氏と一緒にチェルノブイリを旅した坂田氏の作品で、鎌田氏の「がんばらないレーベル」から出て、収益金は日本チェルノブイリ連帯基金を通じて、チェルノブイリの子どもたちへの医療支援、そして、東日本大震災の被災者支援に使われるのだそう。
東日本大震災を通して、ふたたびチェルノブイリのことがクローズアップ。
ひとりの子どもの涙は、人類すべての悲しみよりも重い。
子どもたちが希望を持ち、願いを持てるそんな世界を・・・。
そんなことを感じる作品。