専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
12月31日(月)
星空のもと、除夜会。
12時から除夜の鐘が鳴り始め、本堂では重誓偈のおつとめ。
鐘をつき、焼香された方々が、次々と住職、法務員、総代が並んで座っているところへご挨拶。
ただ、これまでと違い、椅子式とし、立ったままのご挨拶とすることに。
そして、BGMもこれまで雅楽を流していたが、今年は東儀秀樹ベスト版にしてみる。
今回が3回目の安穏のともしび。
自分の願いをあらわすことで、自分の“願い”を知り、他者の願いを知り、そして願われていることに気づかせていただくご縁となれば。
自分の光、他者の光、バラバラな光が集まって、きれいな光景を作り出す。
それから、本堂の廊下に行灯を。
弘願寺で見せていただいた灯籠に書かれた法語。
それにヒントをいただいた。
キャンドルは100個以上が並べられた。
寒いなか、家族揃ってのお参り。
小さなお子さんからおじいさん、おばあさんまで。
みんなのこころが暖かく、明るくなって、新しい年を迎えていただきたい。
ようこそのお参りでした。
12月28日(金)
今夜は広の浄円寺にて、今年最後の組内行事、法中会。
今年は組長(そちょう)が替わり、組(そ)の事務局が新しく設置され、その事務局員に就いた。
毎月開催される法中会のFAX案内、法中会の資料作成。
そして、ご縁の会の事務等々。
いろいろと新しいことをさせていただいた1年であった。
今夜の法中会で、来年の呉東組団体参拝(2泊3日)の行き先が決まった。
2年に一度の団体参拝。
来年は本願寺を清掃する念仏奉仕団に6月12日、13日と参加。
それはすでに決まっていたのだが、その後の行程をどうするか。
今日4案が提示され、そのなかから白浜コースに決定。
念仏奉仕団の後、南紀白浜温泉に1泊して、鷺森別院を参拝して帰ることに。
鷺森別院は、石山合戦において織田信長と和睦し、石山本願寺を退去した顕如上人が、一時本山を置いた寺。
定員が120名。
年が明けたら、募集の呼びかけ。
どうぞ、ご参加を。
12月26日(水)
通り報恩講参りも今日の1件で修了。
最後のお宅へ伺うと、いつも女性の方に抱かれてお参りしていた犬の姿が見えなかった。
おつとめが終わり、帰り際に17年間一緒に過ごしてきたその犬が、昨日息を引き取ったことを聞かされた。
「やっぱり寂しいです。」
この一言がこころに残る。
今日広南小学校のホームページを見ていると、「各学年の部屋」の6年生、12月に「広南の宝」として、長浜の宇都宮黙霖と小坪の小坪神楽についてのグループ発表の模様がYouTubeで紹介されていた。
こうして地域のことを通して、身近なところでいろんなことを学べるのは、大切なご縁。
そして、今日もう一人、長浜出身の方の話を。
ご門徒の方より、広島大学で先日ある催しがあったことを教えていただいた。
昭和の造船教育者
長浜出身の濱本博登氏。
長浜からいろんな方がいろんなところで輝いている。
12月25日(火)
今夜は呉東組の忘年会。
初めて訪れる音戸のお店にて。
昨日から冷え込みも厳しいなか、今年一年の慰労と親睦の集い。
とはいえ、28日に法中会があるので、今年最後の組内行事とはいかないが・・・。
そして、今日はクリスマス。
キリスト教徒の方々にとっては、大切な日。
仏教徒だから関係ない。
ではなく、仏教徒であっても、キリスト教徒の方々に敬意をあらわして、「メリークリスマス」。
クリスマスは、仏教徒にとっては4月8日のお釈迦様の誕生日(灌仏会・花まつり)にあたるのだが、文化が違えばいろんなことが違う。
それはそれで、良いところは学びたい。
また、あんまり知られていないが、カトリック・バチカン諸宗教対話評議会から、灌仏会にお祝いのメッセージが全日本仏教会に毎年寄せられている。
花まつりを祝うメッセージ(機関誌『全仏』2002年5月号に当時のものを紹介)
それぞれの違いを認めながら、お互いよりよい世界に。
世のなか安穏なれ