専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
9月20日(木)
秋季彼岸会も、今日の朝席で御満座。
急にすっかり秋めいて、法座中にモズの声。
朝席では、宗教のもつ大切さをいろいろと聞かせていただき、ふと、この言葉を思い出した。
宗教無き科学は欠陥であり、科学無き宗教は盲目である。
これは、アインシュタインの言葉。
ヒトが人間となる。人間として育てていただくには、宗教は大切。
ここ数日、ニュースで流れていた映像。
宗教を失ったところでは、ヒトはこんな風になってしまうのか・・・。
ホンの一握りのヒトたちであろうが、そこにいろんなことを学んだ。
明日から報恩講参りがいよいよスタート。
しばらくは小坪地区。
少し涼しくなり、朝日、潮風を浴びながら小坪へと通うことに。
季節の変わり目。
互いにからだに気をつけて、一日一日を過ごしましょう。
秋季彼岸会、ようこそのお参りでした。
9月19日(水)
秋季彼岸会2日目。
今日は少し気温も下がり、さわやかな一日。
お参りに行った白岳地区では、コスモスが咲き、モズの声も聞こえ、夕方には秋の夕暮れ。
暑さ寒さも彼岸まで
夜席では、蓮如上人の『蓮如上人御一代記聞書』に出てくる
仏法は無我にて候ふ上には、人に負けて信をとるべきなり。
のお味わいを聞かせていただいたが、その夜席で初めての出来事が・・・。
首輪を付けた子猫が庫裏に入っていて、御講師が出るのをお見送り。
その慣れた姿にてっきり寺の猫だと思ったそうだが、こちらも初めて見る姿。
猫を庫裏から廊下へと出し、本堂でお聴聞していると、本堂の網戸越しに「ニャーオ、ニャーオ」と鳴き声が。
飼い主の方がお参りしてると思って探していたのか、ずっとなかをキョロキョロキョロキョロ。
あんまり鳴くので仕方なく外へ。
すると、静かになって足もとでチョロチョロと。
お寺に来てる、しかも飼い猫なので、追い払うことも出来ず・・・。
しばらくして落ち着いたと思って、また本堂に戻ると、「ニャーオ」とやってくる。
人差し指を口に当て、「シーッ」とすると静かに座って終わるのを待っていた。
どうやら、飼い主の方は本堂にはいなかったが、心当たりの方がおられたので、連絡して迎えに来てもらい、猫騒動も一件落着。
今日は『ほとひろ』にも紹介された長浜の銭湯『胡子湯』が最後の日。
お寺にも参りたいけれど・・・やっぱり最後だからと、そちらへ行かれた方もおられると聞く。
長浜で唯一残っていた最後の銭湯が消える。
時代の流れとは言え、“なくなる”と聞くと何だか寂しい気も。
明日の朝席で御満座。
お誘いあわせてお参りを。
9月18日(火)
本日、東京の国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑において、第32回千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要が営まれた。
この法要は、浄土真宗本願寺派が、悲惨な戦争を再び繰り返してはならないという平和への決意を確認するため、毎年9月18日に修行されている。【参考】本願寺ホームページ
このたびの法要では、法要において「平和宣言」を行い、「平和の鐘」を撞くこととなり、その同時刻に全国の寺院にも撞くよう呼びかけた。
初めての呼びかけに応え、専徳寺の梵鐘も、この時刻にあわせて梵鐘を鳴らした。
ただ、いくら力いっぱい撞いたところで、「讃仏偈」の「響流十方」。あらゆる世界に響き渡るほどの大きな音は出ない。
そこで、鐘の音をYouTubeに。
今日、この鐘の音が届かなかったところにも、届いてほしい。
今夜から秋季彼岸会。
9月17日(月)
今日は敬老の日。
本堂に年に一度の特設舞台が設けられ、長浜自治会・長浜女性会主催の敬老会が開かれる。
日頃のご苦労をねぎらいながら、楽しいひとときを。
ただ、台風16号。
特に大潮と重なっていただけに心配されたが、それほど大きな影響もなく。
「敬老」
「敬」の語源を調べてみると、「苟」は、羊の角に触れないように、はっとして人が体をかがめた姿。
「緊張してつつしむ」ところから、「うやまう」という言葉が生まれているそう。
「畏敬の念」という言葉もあるが、そのくらい昔は緊張感のある接し方であったのだろう。
今は少し違った気がする。
何となく緊張感がないような・・・。
親しき仲にも礼儀あり
年長者に対して、自然に対して、何に対しても「敬う」こころは大切にしたいもの。
明日は昼から「平和の鐘」。
そして夜から秋季彼岸会の法座。
お誘いあわせてお参りを。