専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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7月28日(土)
石泉文庫の虫干し以来、久々の更新。
石泉文庫の虫干し法座の前日、パソコンが動かなくなった。
カチカチと音を立て、何かおかしいと思い、データのバックアップはとったのだが、その後リカバリも何もできない状態に。
おそらく、雷の影響か。
石泉文庫のブレーカーも落ち、業者の方が雷が影響ではないかと。
法座中のブログは、小さいノートパソコンで何とか更新してきたが、ほかの仕事はなかなか。
急遽、新しくパソコンを導入することになり、ようやく届く。
一足先にはじまった男子と女子のサッカー予選。
夜中、テレビ観戦しながら、パソコンのセットアップ。
どちらも好発進。
特に男子は金メダル候補のスペイン相手に勝利。
その勝利はまぐれでなく、「良い準備ができていたから」だそう。
良い準備
日頃からの準備が良い結果をもたらす。
私たちは日頃から良い準備をしているだろうか?
のばし、のばしに。先送りにしてはいないだろうか?
パソコンも、バックアップ出来てたから良かったものの、これも全く動かなくなってからではどうしようもない。
南へと渡る良い準備をしているところ。
良い準備をして、この日を迎える人たちを応援!
7月17日(火)
今日も青空の下、石泉文庫虫干し法座。
中国地方は梅雨明けしたと見られるそう。
朝席が終わると、石泉文庫から蔵書を専徳寺へと運ぶ。
広南小学校6年生のみなさんも地域学習でお手伝い。
小坪の子どもたちにとっては、石泉文庫?宇都宮黙霖?かも知れないが、汗だくになりながら本を干すのを手伝ってくれた。
本を干し終わった後、石泉文庫や宇都宮黙霖の話をいろいろと聞いていただくのだが、小学生だけでなく、お手伝いしてくださった地域の御門徒の方々も残って聞いてくださる。
石泉僧叡和上が生まれて250年。
65歳で亡くなり、その30年後にその後の石泉文庫のあり方について、門弟の方々と長浜の御同行で取り決めがなされた。
その一つが虫干し。
以来、この地の皆さんの協力で、ずっと受け継がれている。
200年も昔の本でありながら、きれいな姿で残っているのは、こうした方々のおかげ。
今日、参加した小学生のみなさんも、その輪に加わった。
実際にさわって、いろんなことを感じてほしい。
そして、今日はたくさんの質問もいただいた。
午後3時より干した本を片付け、一切経以外の蔵書を目録と照合。
そして、夜席でいただいたことばは、
仏身円満無背相
このことばは、昨日の夜席でおつとめした『般舟讃』のことば。
中国の善導大師のことばである。
仏身円満無背相 十方来人皆対面
仏身円満にして無背の相なり 十方より来る人、みな対面す。
ほとけさまは背中を向けない。どこから来る人に対しても向かいあう。
私たちは面倒なことには背を向け、出来れば関わらないでおきたいという気持ちを持ったりする。
今、問題になっている”いじめ”もそう。
でも、今日こうしてみんなが虫干しという行事に向き合い、関わった。
ほとけさまのこころを知り、みずからの姿を知らされる。
ようこそのお参りでした。
7月16日(月)
今日も青空の広がる暑い一日。
今夜から石泉文庫虫干し法座がはじまるので、昼からその準備。
本を干すためのロープを本堂に張るのだが、総代・仏教壮年会の会員の男衆が力を出してピンと張る。
この張り方が緩いと、本の重みでだらりと下がってしまう。
なかなかの力仕事。
夜席より法座。
セミの鳴き声の中で、『般舟讃』。
そして、御講師は呉の明圓寺 竹田嘉円師。
いただくのは私。
ご先祖様を大切にするのは、私の命を大切に思うから。
本物を知っている人は、偽物がわかる。
本物を知らないから、偽物かどうかもわからない。
明日は朝席後、石泉文庫から本を運ぶ。
広南小学校6年生も手伝いに。
そのあと、石泉文庫と宇都宮黙霖の話を。
お誘いあわせてお参りを。