専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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8月8日(火)
台風6号北上中。
今朝の中国新聞朝刊、呉・東広島版。
昨年、広南中学校の参観日に〈~地域〈広南〉をもっと身近に~『広南もくりんかるた』〉を。
それがとってもよく、その後中学校の図書館にも展示されていた。
そこからいろいろなご縁で、このたびジャンボかるた大会として開催。
ピースナイターと重なったため、残念ながら当日は。。。
昨日は呉東組役員会に夕方出席。
12月の呉東組親鸞聖人御誕生850年立教開宗800年並びに呉東組結成50周年の記念法要に向けて。
ただ、お通夜があったので、途中で失礼。
帰宅すると、荷物が玄関先に。
頼んでおいた本が届いた。
『生きものたちと仏教のはなし』(法蔵館)
先日「毎日新聞」Webにて紹介されていたので、気になってすぐにお取り寄せ。
〈参考〉毎日新聞Web(https://mainichi.jp/articles/20230804/k00/00m/040/167000c)
本願寺のお隣、真宗興正派の次期門主、興正寺の華園真慶様のお書きになった本。
女性の方で、大学では獣医学を学ばれたそう。
年齢や職業を問わず、いろいろな方にサラリと読んでいただけたら嬉しく思います。(「はじめに」より)
その言葉通り、サラリとあっという間に読ませていただいた。
獣医学で学ばれたことを通して仏さまの教えをやさしく、また導入部分の動物の話がなかなか興味深く。
「日本人の動物観」が世界のスタンダードではないことは知っていたけれど、時々耳にする動物福祉(アニマルウェルフェア)のことを調べてみたら、ヨーロッパのいくつかの国が「動物保護先進国」と呼ばれているようで、特にスイスでは動物保護法で「動物を扱うときは、動物の尊厳、つまり生来の価値を尊重しなければならない」と厳しく定められているそう。
大まかなキリスト教しか知らないので、何となく違和感を感じたが、面白い記事を見つけた。
〈参考〉読売新聞オンライン『西洋における文明の転換…動物権思想とキリスト教的DNA(https://www.yomiuri.co.jp/choken/kijironko/ckworld/20220105-OYT8T50062/)
キリスト教文化圏でも、時代の中でいろいろと変わってきているようだ。
仏教ではサンスクリット語の「sattva(サットヴァ)」を〈衆生〉〈有情〉と漢訳し、人間のみならず生きとし生けるものすべてを生命として見てきた。
ただ、すべてのものを共に生きる衆生と見る一方で、動物は六道のなかの「畜生」。前世の悪業によって生まれたものとして、〈人〉と〈畜生〉が分けられてきた。
そのあたりも、西洋と日本の動物に対する考え方の違いとなっているのかなと。
違った目線からのアプローチはなかなか刺激的。
そして、今夜は仏教壮年会、4年ぶりの納涼会。
本堂隣の集会所でこれまで開いていたけれど、さすがに暑すぎる。。。
そこで、本堂で納涼会開催に。
おつとめをし、ちょっとした話をし、会場設定して納涼会。
天井から扇風機を回し、網戸にして外陣を全開にしておくと、台風の影響もあって心地よい風を感じる。
その中で、みなさんの地元愛、専徳寺愛を久しぶりにいろいろと聞かせていただく。
暑い中をようこそのお参りでした。
8月6日(日)
78回目の原爆の日。
今朝、8時15分に鐘を撞き、おつとめ。
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今年のピースナイターは日曜日。
お盆前の日曜日ではあるけれど、ピースナイターの手伝いもあるため、法要の受付を少しセーブ。
10時と11時の2件お受けしていたのだけれど、そこへお葬式の連絡。
先月末、「病院からもうそろそろと言われているのだけれど、広島市内でも葬式に来ていただけるのでしょうか?」と尋ねられたので、「こちらの予定次第ではどちらへでもお参りさせていただきますから、またその時にお尋ねいただけたら」と。
そのお葬式の連絡があったので、11時の法事が終わってから広島市内に13時のお葬式へ行くことに。
すると、そのあと、もう1件お葬式が出来たので、9時の開式でよければと、9時からのお葬式。
広島市内での葬式を終え、帰宅してお昼を食べたらほんの少しの休憩で再び広島へ。
今日はまた特に暑く、日中ベランダに出しておいたデジタルの温度計が48度!!だったそう。
マツダスタジアムへ17時に行くと、すでにたくさんの方が折り鶴コーナーに。
昨年と違ってスタッフの人数制限がなかったので、今年は50名ほどのスタッフ。
熱中症対策のため、交代制で休憩をたっぷり取りながらの作業となる。
試合が始まってからも、相手の巨人が早々と先制したこともあり、折り鶴コーナーには小さなお子さま連れで次々と。
今年はマツダスタジアムでオールスター戦があったため、ピースナイターの準備がギリギリとなり、直前の打ち合わせでは監督や選手にお願いできないかも知れないとの情報だったけど、新井監督、藤井コーチ、秋山選手、矢崎投手、上本選手、小園選手が、優勝争いで大変な中、おりづるを折ってくださった。
この展示場所でおりづるを折られる方が出ると、折角展示してあるのに気づかず通り過ぎていかれる方が出てくるので、この横に立っておくことにした。すると、次々と見に来られては写真に収めて帰られる方が次々と。
ご覧になって「ありがたいですねぇ」との声も。
本当にありがたいこと。
久しぶりに共命鳥を。
今日は巨人が大勝。
でも、この暑い暑い長い長い1日を無事終えられることに感謝。
世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ
8月4日(金)
今朝も蓮(案頭春)が2つ開花。
そして、もう一つ小さなつぼみが出て来たので、つぼみが残り3つ。
まだまだ楽しめそうだけど、台風だけが心配。
昨日の早朝(AM5:00)、WOWOWで小坪で撮影された映画『こちらあみ子』を放送。
さすがにオンタイムでは見れないので、録画して昨日何とか合間を縫って最後まで鑑賞。
あぁ、あそこのお宅が。。。と、お参り先をいろいろと思いながら
この先にある小坪説教所へ。
朝9時から盂蘭盆会朝席に。
昨夜に続いて蓮の話から。
〈蓮の五徳〉と呼ばれるものがあるらしい。
① 淤泥不染の徳
② 一茎一花の徳
③ 花果同時の徳
④ 一花多果の徳
⑤ 中虚外直の徳
「暑い暑い」と愚痴ばかりこぼれる私の口から「南無阿弥陀仏」のお念仏。
愚痴ばかりこぼれる私だからこそのお念仏。
泥の中から蓮が咲く
そんなことを味わいながら。
朝席で御満座。
暑い中をようこそのお参りでした。
8月3日(木)
今朝、二つの蓮(案頭春)がみごとに咲いた。
朝7時前に撮影。
そして、今日の昼席より小坪説教所の盂蘭盆会。
小坪地区は寺報等の配布方法が少し異なっているので、早めに告知。
9月のお彼岸に初めて「おそなえワークショップ」を開催する予定で、そのご案内を。
それ以外の地区はお盆の寺報とともにご案内予定だが、専徳ねっとでの申し込みも可能にするため、何とかフォームを制作。。。
トップページの新着情報よりご確認いただけたら。
今日の昼席では『ただいまねこ』(ミヤザーナツ作)を紹介。
これが世間一般のお盆の姿。
浄土真宗のお盆とはちょっと違うけれど、
ぼくを よぶ やさしい こえ
ぼくを なでる やわらかな て
還るところの話より。
そして、先日のセミの話から。
夜席では、今朝の蓮の話を交えながら。
是人名分陀利華
泥の中から咲く花にまつわる話はたくさん。
とにかく暑いので無理のないように。
ようこそのお参りでした。
7月29日(土)
案頭春が咲いて4日目。
黄色かっためしべの先が黒っぽくなっているので、受粉が完了したみたい。
花の色も少し薄くなってきた感じで、そろそろ終わりかな。
朝からニイニイゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、そして、
親鸞聖人像の前で、クマゼミがけたたましく。
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セミの俳句で思い浮かぶのは、
閑さや 岩にしみ入る 蝉の声
松尾芭蕉が立石寺で詠んだ『奥の細道』の有名な一句。
でも、この蝉はクマゼミの声ではないだろうなぁと。
他のセミの句があるのかなぁと思って調べたら、
やがて死ぬ 景色はみえず 蝉の声
という一句が。
これはこのクマゼミにぴったりかも。
私たちはセミの寿命を知っているから、いずれ来る命の終わりを思う。
でも、セミはそんなこと知ったことではない。
いくら暑くても、今を目一杯鳴いている。
今夜は宝徳寺にて呉東組法中会。
連日熱中症警戒アラート発表。
どうぞ、気をつけて。