ぶろぐ

専徳寺のぶろぐです。

お寺のこと、地域のことを綴ります。


 

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仏教壮年会 6月総会

6月8日(木)

今夜は雨の降るなか、仏教壮年会の6月例会。

『歎異抄』については十数年前に仏教壮年会でやったことはあったけれど、このたびは一言一句をうかがうのではなく、一条ごとのキーとなる御文についてお味わい。

今日は宮沢賢治が15歳の時、父へ宛てた手紙

小生はすでに道を得候。歎異抄の第一頁を以て小生の全信仰と致し候。もし悉くを小生のものとなし得ずとするも八分までは会得し候。念仏も唱えており候。仏の御前には命をも落とすべき準備充分に候。幽霊も恐ろしくなくこれ候。なんとなれば念仏者には仏様という味方が影の如くにそいでこれを御護り下さるものと承り候へば、報恩寺の羅漢も回るべし。岩手山の頂上にひとり夜登ることまたなんの恐ろしき事かあらんと存じ候。

この話から第一条の「誓願不思議」と「摂取不捨の利益」について。

唯円房のように、なかなか〈耳の底に留まる〉ことは難しいと思うので、『学仏大悲心』と題した新聞形式のものを用意して。

そうすると、来れなかった方にも後で読んでいただくこともでき、総代さんが世話係のみなさんにもお配りしてくださるので、それはそれで一つのご縁かと。

 

足元の悪いなかをようこそのお参りでした。

 

ただいま境内の桜の木に

ミノムシが一匹。

蓑虫みのむしの ききよ くさいお

松尾芭蕉の俳句にこんなのが。
ミノムシの季語は秋らしい。

清少納言が『枕草子』にミノムシは「ちちよ、ちちよとはかなげになく」と記しているそうだが、実際には鳴くことがないそうで、鳴くはずもないミノムシの声を私の庵に聞きに来ませんか?という意味だとか。

専徳寺のミノムシも鳴くことはないだろうけど、夏のミノムシは珍しいのかな?
珍しくても、見に来る人はいないだろうなぁ。

 

2023年6月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

広南学園学校関係者評価委員会

6月7日(水)

今朝の中国新聞朝刊。呉・東広島版

今日は午前中広南中学校へ。
今年度も学校関係者評価委員を引き続いて。

1回目はいつも小学校と合同で行われ、小学1年生から中学3年生まですべての学年を少しずつ参観。

子どもたちのはつらつとした姿に元気を。

帰りに中学校の桜の木にこんなプレート発見。
何だかいいな。

午後から、先日セールになっていた高圧洗浄機を購入したのが届いたので、早速試しに。

 After

充分充電できなかったためか、あっという間に終了。
でも、ちょっとしただけでここまで違うのか、と実感。

少しずつ少しずつ、今出来ることを。

2023年6月7日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

遠くへ行きたい

6月4日(日)

知らない街を歩いてみたい

永六輔さん作詞・中村八大さん作曲のテーマ曲で知られる長寿番組、『遠くへ行きたい』(広島テレビ・日本テレビ系列)。

今朝、呉が出ると言うことで見ていると、何と!!

俳優の村田雄浩さんが、故大林宣彦監督との思い出を訪ねる「あの人を思い出す 海辺のまちへ」。
尾道から始まり、呉へ。
呉では“てつのくじら館”を通り過ぎ、呉湾艦艇めぐりで船上から自衛隊の艦船や潜水艦を。

その次に場面が変わると

長浜第一公園(三角浜)!
防波堤で釣り人と会話をするシーンのあと、長浜のドローン映像が流れ、

同じ呉市内でも、車で15分も行けば、こんな港町も。

と、村田雄浩さんのナレーション。

長浜のシーンはそれだけだったけど、そのあとは小坪の“あき水産輝”さんを訪れ、大林宣彦監督との思い出の味、オコゼを。

オコゼの刺身と唐揚げ。

ちょうど今、呉では《呉おこぜフェア》を開催しているそう。(呉市Webはこちら
興味のある方はどうぞ。

残念ながらこの番組の見逃し配信はないそう。。。

 

今日は法事にお参りしたお宅からの帰り、4月に完成した砂防ダムまで足を伸ばす。

えっ??

確かここには作業車両が上がるほどの大きな坂道があったような。。。

砂防ダムの側まで舗装された道を上り、

長浜を見下ろす。

衣姿でなかったら、ダムの上まで上がれたかも。。。

 

遠くへ行かなくても、近くでも知らないところはいっぱい。

 

 

2023年6月4日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

衣替え

6月1日(木)

今日から6月、衣替え。
今日のお葬式から色衣・七条袈裟・袴もすべて夏用に変えたため、何とも軽い。

そして、今日のお葬式は、喪主・親族のほとんどの方がマスクを外しておられたので(他の参列者はほぼマスクをしていたけれど)、参列者との距離が広く保たれているのを確認し、マスクなしでおつとめを。

いつ以来だろうと思うくらい久しぶりにマスクを外して葬式の導師。

マスクをしているとどうしても声をセーブしてしまうので、何だか心地よく。
ただ、あまりにもマスクに馴れすぎてるのか、途中で口の中が乾いてしまう。。。

 

午後5時から広ステーションホテルにて、呉東組仏教壮年会連盟の役員会。

こちらも役員・法中が揃って総会に向けての役員会と親睦会を行うのは久しぶり。

 

とは言え、6時からお通夜があったため、その時間抜けて再び合流。

今日のお通夜は午前中にお葬式をしたのと全く同じ会場だったけれど、参列者全てがマスク着用だったため、ここではこちらもマスクを着用したままで。

しばらくは周りの様子を見ながら、着けるところでは着け、外せるところでは外すことになるのかな。

 

5月6月は、いろんな会合が次々と。
少しずつ戻りつつあるのかな。

2023年6月1日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

梅雨入り

5月29日(月)

まだ5月と言うのに、今年は早くも梅雨入り。

これから大雨の予報も。

今年は梅雨明けまでが長く感じそう。

 

今日御法事のお参り先で。

ご主人の満中陰の御法事で、法話の途中、親鸞聖人得度の時の

明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは

を「明日ありと」と、こちらが言葉に出した途端、前に座っておられた御夫人が一緒に「思う心の・・・」と続きを一緒に仰ってくださった。

 

そして、法事が終わると、「これを見てください」と奥から出してくださった。

亡くなられた御主人が趣味で作られたものだそう。

折角なので写真に撮らせてくださいとお願いすると、もう一つ見てくださいと。

黒白二鼠こくびゃくにその譬え

《参考》浄土真宗本願寺派総合研究所 「甘い蜜」

御法義を喜んでおられたのでしょう。
故人のお導き、そのまんまの御法事と。

 

聞くところによると、この材料の竹を切って、乾かして制作するまでに4年もかかるのだそう。