1月21日(水)
朝8時30分、地震・津波を想定した避難訓練。
広南小学校全校児童、自治会・女性会の方々が、小学校から専徳寺境内へと避難。
それに先立って、長浜東自治会の「自主防災会」の皆さんが、リヤカーにいろいろな道具を載せて到着。
上級生が下級生の手をとり、地域の方に見守られながら、静かに速やかに、
最後は地域の方々に向けて、児童から『ありがとうソング』合唱のプレゼント。
今年も何もないに越したことはないが、日頃からの心がけ、声かけを大切に。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
1月20日(火)
青空のもと、午後から呉東組聞名講が名田説教所にて。
今年初めての例会。
正信偈のおつとめの導師、御消息拝読をさせていただく。
そのあと、浄光寺御住職のご法話に続いて、御示談。
今日は2つの質問。
一つ目は、昨年6月の新御門主のことば、『法統継承に際しての御消息』より。
最後の
「自信教人信」のお言葉をいただき、現代の苦悩をともに背負い、御同朋の社会をめざして皆様と一緒に歩んでまいりたいと思います。
この「自信教人信」とは?という質問。
この御文は、
「自信教人信 難中転更難 大悲伝普化 真成報仏恩」
(みずから信じ人を教えて信ぜしむること、難きがなかにうたたさらに難し。大悲をもって伝へてあまねく化するは、まことに仏恩を報ずるになる)
善導大師の『往生礼讃』初夜礼讃の御文より。
法中より、安芸門徒は「声かけ同行」。
以前は声かけあってお聴聞に。これからも声かけ同行に。との話を。
二つ目の質問は、浄土真宗の生活信条の3番目。
み仏の教えにしたがい 正しい道を聞き分けて まことのみのりをひろめます
「聞き分けて」とは、どのように?との質問。
例会終了後、聞名講の役員会。
今日は「聞名講の御示談が大好き」との声もいただき、世代交代で役員の皆さんもだんだん若返り、何とかしてこの聞名講を・・・との話も聞かせていただく。
今年も良いご縁となりますよう。
1月19日(月)
平成27年、今年初めての読み聞かせ。
担当は6年生。
読んだ本は、『おとうさんのちず』。
ポーランド出身のユル・シュルヴィッツ作。
小さい頃の体験を絵本に。
第二次世界大戦中、幼かった作者は家を爆撃で失った。
祖国を追われ、その後、転々と。
あるとき、お父さんが市場へパンを買いに出かけた。
なかなか帰ってこないお父さん。
帰ってきたと思ったら、パンを買わずに何と世界地図を買ってきた。
パンさえ食べれないのに、地図を買ってくるなんて・・・。
次の日、お父さんはその地図を壁に貼った。
暗い部屋に色があふれ、ぼくはうっとりと何時間でも地図を眺め、世界中を旅して、魔法の時間を過ごした・・・。
そんなお話。
読み終わり、感想を聞くと、パンが買えなかったけど、お父さんの買った地図で世界中を旅することが出来たのでよかったと。
そう。
この話は、素直に読むと、「よかった」と感想が出るのだろうが、でも、忘れてはいけない。
「せんそう」
パンさえ食べれなくなってしまうのが戦争なんだということを。
戦後70年。この年の初めの読み聞かせ。
1月17日(土)
今夜は呉東組総代会の役員会。
組内各寺院の住職、ならびに総代会担当の若院。そして、各寺院の総代長が集まって新年互礼会。
御正忌が一段落ついて、組内の初行事。
お酒も少し入り、最後の挨拶で、総代会担当の御住職がフランスで起きている問題について語られた。
表現の自由。信教の自由。
本当のところ、「自由」って何だろう・・・。
「自由」とは、Wikipediaによると、英語で“freedom”“liverty”。
いろんな意味合いはあるそうだが、freedomは、古インドヨーロッパ語の「好む。愛」を語源とするとか。
愛の反対言葉は無関心。
高倉健さんがマザーテレサの言葉をインタビューの中で語ってたな。
何ごとも、感心を持つこと、相手を敬うことは大切にしていきたいものだと思いながら、家路に。
今年もよろしくお願いします。
1月16日(金)
今日は御開山親鸞聖人のご命日。
今朝の席で御正忌報恩講も御満座。
このたびは『讃仏偈』を通して、法蔵菩薩(阿弥陀如来)の願いをいただく。
ようこそのお参りでした。
明日1月17日は阪神・淡路大震災から20年。(1995)
京都にいた頃、起き上がることの出来ないくらいの揺れで目を覚まし、テレビを付けると、さほど被害はなさそうだったので、寝てしまう。
起きて再びテレビをつけると、神戸市内を上空から映した映像が・・・。
あれから20年。
また、1月17日は、湾岸戦争が始まった日。(砂漠の嵐作戦 1991)
テレビの中継で対岸の火事というような感じで見ていて、ふとその年の正月の出来事を思い出した。
正月、長浜全体が深い眠りに入っている頃、外からの物音に気づいてカーテンを開けた。
窓から海を眺めると、長浜沖に大きな船が煌々と電気をつけ、作業をしている。
こんな正月から・・・。
その時はそれほど気にも留めなかったが、この戦争が始まったとき、きっとあれは米軍弾薬庫から荷物を運び込んでいたのだろうなと・・・。
長浜に隣接する広黄幡町は、米軍弾薬庫。
ずっとある施設だから、地元の人にとっても私にとってもあってもないような感じの施設だった。
それが変わった日・・・。
世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ
1月15日(木)
今日も引き続き、御正忌報恩講。
朝席が8時30分過ぎに終わり、朝食をササッと終えて、9時からのお葬式。
その還骨が終わり、寺へ戻ると、お昼のおつとめ中。
いつもはお内陣でおつとめしているが、こうして外陣の後ろでおつとめも良いご縁。
いつもはそのあと、重誓偈をおつとめして、御伝鈔拝読と後席をつとめるところ、このたびは『讃仏偈』のおつとめ。
昼まで雨が降っていたが、夜には星空。
星空を眺めながら、光がここに届いてるよとお念仏・・・。
きらめく夜空 星のかげ
あらしにきえても かくれても
南無阿弥陀仏 となえれば
しんらんさまは ともしびを
わたしのゆくてに かざされる
(『しんらんさま』より)
明日の朝席で御満座。
ようこそのお参りでした。
1月14日(水)
例年どおり、1月14日夜席から16日朝席まで御正忌報恩講。
講師も例年どおり住職自ら。
ということもあり、毎年この日は予定を入れずに準備のみと思うのだが、・・・。
朝から石泉文庫の防火訓練の打ち合わせ、葬式、帰ってようやく準備へと。
このたびは、先日の小坪説教所の御正忌と同じく『讃仏偈』。
小坪では本願寺の『浄土三部経(現代語訳)』に基づいて作っていたのだが、読んでいて少し引っかかりのあるところがあったので、そこをちょっと修正。
昨日、たまたま見たテレビに、映画の字幕でおなじみの戸田奈津子さんが出ていて、翻訳作業の裏話を。
いかに伝えるか。それがなかなか興味深く。
また、今日は1月14日。何と、「タロとジロの日」なのだそう。
タロとジロと言えば、南極観測犬。その映画『南極物語』の主演をされたのが高倉健さん。
その映画をご縁に大切にされていた言葉が、このたびの讃仏偈の「我行精進 忍終不悔」との話も交えながら。
明日は雨かな?
どうぞ、暖かくしてお参りを。
ようこそのお参りでした。
1月9日(金)
今日から16日まで、京都の本願寺では御正忌報恩講。
我が家の日めくりカレンダーにも、ちゃんと。
御本山の報恩講にお参りはできないけれど、本願寺のホームページで中継されているので、お参りできない方はそちらでどうぞ。
専徳寺の御正忌は14日の夜席から16日の朝席まで。
また、春秋会主催 2月14日(土)に広島別院で開催される「ナムミックス!!」のポスターを届けていただいたので、早速掲示板に。
こちらもどうぞ。