3.11

3月11日(日)

今朝も冷えたけれど、日中は青空が広がり、暖かく穏やか。

東日本大震災から7年目。

今年は日曜日に当たったけど、子どもたちは習い事で留守なので、午後2時46分、一人で鐘をつく。

 

金子みすゞの「お仏壇」という詩の中に、

朝と晩とに忘れずに、
私もお禮をあげるのよ。
そしてそのとき思ふのよ、
いちんち忘れてゐたことを。

忘れてゐても、佛さま、
いつもみてゐてくださるの。
だから、私はさういふの、
「ありがと、ありがと、佛さま。」

「忘れない」って思っていても、忘れていく。。。

忘れていても、仏さまはいつも見ていてくださるというこのフレーズを思い出しながら。
そして、 「ありがと、ありがと、仏さま」 と届きますように。

  先月、ひょんなことから、手塚治虫の漫画キャラクターを入れた認印が出来るというのを見つけ、手塚キャラクターと言っても、まさか「ブッダ」はないかなぁと思ってみたら、何と「ブッダ」が!
昨年、WWFで絶滅危惧種動物のシルエットを苗字に入れるのでは、「大洲」という苗字は適応外。。。
今回も無理かなと思いつつ、申し込んだら、ちゃんと《さんずい》付きで届いた。

仏さまがいっしょ。      

2018年3月11日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

長浜日曜学校修了式・広南中学校卒業式

3月10日(土)

朝は冷えたけれど、青空の広がる一日。

今日はお隣住蓮寺にて日曜学校の修了式。

来週小学校の卒業式を控えている3名の6年生が、このたび修了。

修了証書を贈られて、巣立っていく。

でも、卒業と違って、修了はいつでも席が用意してあり、いつでも帰って来れるよという話を。

そして、皆勤賞は4名。おめでとう。

 

それから、先月募集した花まつりの絵。

何と、これまでで最高の9作品!

年々、すてきな作品が増えてくる。

来月の花まつり、お楽しみに。

  終わると、すぐに広南中学校に。

今日は卒業式。

男子6名、女子16名がこのたび卒業。

涙いっぱいの感動的な卒業式。

 

昨年お世話になった御講師さんが、御自坊の土曜学校でされている缶バッチを作るキットを紹介されているのを見て、これは!と先日購入。

試しに今日預かって帰った花まつりの絵をバッジにしてみる。

絵全体をしようと思ったが、かなり小さくなるので、愛らしい仏様のお顔中心に。

こちらもなかなかの出来映え。

今日はどちらもおめでとう。

2018年3月10日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 3月例会

3月8日(木)

冷たい雨の1日。

今夜は仏教壮年会の3月例会。

今夜は先月の二十四考に続いて、専徳寺のことをもっと知ってもらおうと、本堂の正面にかかっている扁額「旃檀林」について。

この「旃檀林」は、第17世住職、大洲順道がキリスト教研究を認められて、本願寺から頂いた広如上人の遺墨。

改めて調べてみると、禅の世界に「旃檀林に雑樹なし。鬱密森沈として獅子のみ住す。」(永嘉玄覚『証道歌』)の言葉があるのだと。

そして、大洲順道のことも調べていると、東京生命保険の取締役に明治39年10月31日就任、その2日後に辞任。。。

東京生命保険とは、本願寺が大株主で「真宗信徒生命保険」として始まった保険会社だとか。

本願寺執行、鹿児島別院、崇徳高校の前身進徳教校4代目校長、今の時代におられたら、何をなさっているだろう。。。  

 

今日作ったリーフレットも、前回作った二十四考のリーフレット同様、本堂に。

 

  今朝の『中国新聞』呉・東広島版に、広南中学校の記事。 広の戦跡マップが出来上がったみたい。

他所のお寺さんからの電話で知る。。。

 

ようこそのお参りでした。

2018年3月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(134)

3月5日(月)

先週末は春らしい陽気だったのに、明け方からすごい雨。

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は、3年生。

3年生は、以前国語の時間に盲導犬のことを学んでいる。

そこで今日読んだのは、

『チロリのまなざし』 (大木トオル 森本ちか)

捨て犬だった、足の不自由な雑種犬が拾われて、日本初のセラピードッグとなった。
歩けなかった外吉おじいちゃんとチロリがふれあううちに、外吉おじいちゃんが車いすから立ち上がり、歩く練習をするようになって一緒に散歩できるようになった。
栄子おばあちゃんは、長い間笑ったことがなかった。
その栄子おばあちゃんとチロリがふれあううちに、大きな口を開けて笑うようになった。

 
今日は絵本でなく、写真で。 子どもたちには、栄子おばあちゃんの笑顔が印象的だったみたい。

  アニマルセラピー(Animal Assisted Therapy、動物介在療法)とは、 動物とのふれあいを通して、心が癒やされ、治療の助けとなるもの。

この言葉に出会ったのは、もう20年以上も前。
また、同時期に出会った言葉、「ペットロス」「ペットロス症候群」。
最愛のペットを失った悲しみにより、身心をわずらってしまうこと。
その当時読んだ本に、欧米などのキリスト教文化圏では獣医師がここに関わるけれど、日本は欧米と宗教観が違うこともあって、宗教者の関わりが必要だと説かれていたので、当時いろいろ「アニマルセラピー」「ペットロス」について勉強させてもらったなぁ。。。

  先日、子どもにたのまれた本を探しに本屋へ立ち寄ったとき、このチロリ関連の本が何冊か並んであった。
何だか懐かしくもあり、写真の方がリアルに映るかなと、絵本でなく写真本に。

  アイコンタクト 目と目を合わせ、心と心で会話するチロリ。

「和顔愛語 先意承問」と重ねながら。。。

2018年3月5日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校 石泉文庫見学

3月2日(金)

今朝は風もなく、おだやかに。

広南小学校3年生が、2時間目、総合の時間に石泉文庫へ。

「地域の文化について知ろう」

3年生は1月に石泉文庫防火訓練に参加はしたけど、その時は庭での見学だったので、建物の外側しか見ることが出来なかった。

中がどんなふうになっているのか知りたいということで、今日は文庫の2階へと。

中は普段薄暗いので、今日は延長コードと投光器を持ち込んで設置。

4,5名ずつ階段を上がって、見学。

まず、階段が急なので、みんな恐る恐る。

そして、2階に上がると、床がきしむし、何か傾いている??と感想を漏らしながら。。。

  たくさんの蔵書に囲まれて、一人一人、宇都宮黙霖直筆の本を手にとって見てもらう。

「漢字ばっかりでさっぱり分からん」といいながらも、読める漢字を一生懸命探す子。

「赤い字で書いてあるよ」

「へ~、大事なことが書いてあるってことだろうねぇ」。

「紙が重なってます!」。

和綴じの本、初めて見たから袋とじになっているのをしげしげと見る子。

見終わって、本を大切そうに両手で持って、「ありがとうございました」と返す姿が何とも。

 

そして、再び恐る恐る階段を下り、次々と入れ替わり、あっという間に終了。

また後日、質問に応えることになっているけど、実際に初めてもくりんさん直筆の書に触れ、何か感じてくれたらな。      

呉東組聞名講委員会

3月1日(木)

春の嵐。

夜中に吹き荒れた風の音で、昨夜はなかなか眠れず。。。

今日は11時より当山専徳寺にて呉東組聞名講委員会。

朝8時より役員の皆さんが集まって、準備。

そして、各地区の委員70名、担当地区の講員の皆さんからの会費を集めて次々と。

 

開会式では、講長あいさつの中で、大事なことを家族に伝えておくの大切さを。

組長あいさつでは人のつながりよりも法のつながりの大切さを聞かせていただき、本日の議題に。

昨年度の報告、今年度の予算案等、無事審議・承認されて閉会。

聞名講も今年で140年。

150周年に向けての10年、よいご縁となりますよう。

 

午後からは今年度最後の広南小学校の参観日に。

次男のいる3年生教室は理科の時間。

  明日はこの子たちが石泉文庫を見学に。

どんな質問が出てくるか、それを楽しみに。