広南小学校読み聞かせ(161)

3月4日(月)

雨上がりのくもり空。
ウグイスの声が聞こえてこない。

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は3年生。

読んだ絵本は、

『わたしのそばできいていて』 (リサ・パップ 作・菊田まり子 絵)

先日、NHKスペシャル『ベイリーとゆいちゃん』の再放送があったのを、たまたま観た。
神奈川県立こども医療センター でファシリティドッグ(セラピー犬)として従事していたベイリーの引退。

その番組を観て、20数年前にアニマル・アシステッド・セラピー(アニマルセラピー)のこと、ペットロスのことに感心を持っていろいろ調べ、本を集めた頃を思い出しながら、この絵本に出会った。

ライブラリードッグ。

欧米では図書館で、子どもが犬に読み聞かせをすることで、本を読むことが苦手だったり、嫌いだったりしたのが、読めるようになる助けとなっているのだと。

それを、「R.E.A.D.プログラム」と言うそうで、
「R.E.A.D. 」とは、
“Reading Education Assistance Dogs”
読書介助犬を意味するそう。

字を読むことが大嫌いだった女の子、マディ。
その理由は、学校で間違えたり、つっかえたりして、みんながクスクス笑うから。

そんなマディをお母さんが図書館に連れて行ってくれた。

そこで、ボニーという、白い大型犬に出会った。

「この子に本を読んでくれる?」

と言われ、マディは「うん」と思わず。

でも、読み始めると、間違えたり、つっかえたり。

でも、ボニーは、じっと見つめて聞いててくれる。

「まちがえたって、ゆっくりだって、だいじょうぶだよ」って。

そっとそばに寄り添う。

朝からあったかくなるお話。

2019年3月4日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku