広南小学校読み聞かせ(163)

3月18日(月)

先週末の土曜日に、広南小学校6年生が卒業。

6年生がいなくなると、何だかポッカリと穴が開いたように。

今朝は快晴のもと、広南小学校平成30年度最後の読み聞かせ。

担当は、5年生。

これから最上級生となる5年生に読んだ絵本は、

マララとイクバル パキスタンのゆうかんな子どもたち』
      (ジャネット・ウィンター作 道傳愛子 訳)

イクバル・マーシーのことは、彼が銃撃された三日後の
1995年4月19日に死亡記事を読んで以来、ずっと心のなかにあった。
その短い人生とパキスタンの絨毯業界の債務児童労働に対して声をあげた
少年の勇気を知った。
2012年10月9日、女の子が学校へ通う権利を訴えてきた
マララ・ユスフザイが撃たれたと知ったとき、あらためて、
イクバルのことを思い出した。
子どもでありながら立ち上がったふたりの勇気は、
私の胸に迫った--そしてこの本が生まれた。--J.W

パキスタンで、女子教育の重要性を主張し、武装勢力タリバンに銃撃されたが、一命を取り留め、その後ノーベル平和賞を受賞したマララさん。

そして、同じくタリバンに銃撃されて亡くなってしまったイクバル君。

同じ年頃の子どもたちの話に、何を感じただろう。

「タリバンは、じゅうだんによって、わたしたちを
だまらせられると思ったのです。でも、そのこころみは、
しっぱいしました・・・・・・。ひとりの子ども、ひとりの先生、
1さつの本、1本のペンが、せかいをかえるのです。」






最後ということで、今年も児童からのお手紙をいただいた。

今日は何を読んでくれるのだろうと楽しみにしているとか、自分は卒業するから、下級生を笑顔にしてくださいとか、うれしいことがいろいろ。

2019年3月18日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku