呉東組法中会

10月30日(水)

通り報恩講、ただいま広古新開。

御本尊の前に座らせていただくと、後ろから「なんまんだぶ、なんまんだぶ」とお念仏。

そして、おつとめが終わると、「なんまんだぶ、なんまんだぶ、ありがとうございます、ありがとうございます」と聞こえてくる。

 

最近はお寺のお内陣も椅子にしてるという話を昨日法中控え室で。

そんなこともあって、普段気にも留めないけど、今日お参りした先で、椅子に座られた高齢のご婦人が、膝掛けのように布をかけてお参りされているのに目が止まる。

正座が出来ないからと足を伸ばして座られる方が、布をかけて足を隠されるのはたまに見かけるのだけど。

仏さまに足を向けては失礼と、足を隠されていたのだろう。

 

また、次のお宅では、椅子に座られてお参りした後、「ちょっとお尋ねしてもいいですか?」と。

「椅子に座らないとお参りできないけど、どうも仏さまと同じ高さの目線になってしまうので、良くないのではないかと思いまして」と。

どなたさまも仏さまを大切に思ってくださって、「だいじょうぶですよ」と何とも心地よく。

 

今夜は当山専徳寺にて呉東組法中会。

今日の議題の中心は、護持口数の話。

ただいま毎週月曜日に掲載されている中国新聞の洗心欄に、「地域と真宗寺院」連載中。

どこも大変だと思うけど、今日のようなご縁に遇うと、「なんまんだぶ」続いて欲しいなぁと。

 

2019年10月30日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

道標 住蓮寺報恩講

10月29日(火)

午前中は、広横路地区の通り報恩講。

朝、雨がぱらついてどんよりとしてたけど、スクーターで出発。

お参り先からお参り先に向かう途中、スクーターの後ろにつけていた籠が経年劣化で壊れてしまった。。。

何とか道の脇で応急処置。

すぐ近くが横路説教所だったので、久しぶりに立ち寄った。

説教所の前の道を、いつもなら南へ向かうところを、初めて北へと向かったら、思わず目に止まったのが、

道標(どうひょう)

何と呉市の史跡になっているようで、呉市ホームページに紹介が。

呉市ホームページ 道標 ←クリック

「くれ・ひろしま道」「にかた・川志り道」と記されているそう。

 

今日はひょんなことから道しるべに出会った。

最近はもっぱらスマホのマップやナビを頼りにするようになったけど、こうした先人の遺した《道しるべ》は、冷たい石で出来ていても、何だかあったかく感じる。
迷わんように。今ここにおるんよ と。

 

今日は午後からお隣の住蓮寺報恩講法要の御満座につとめあいの出勤。

青空のもと汗ばむ陽気のご法要。

ようこそのお参りでした。

 

 

 

2019年10月29日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

広南芸術鑑賞会

10月28日(月)

今日も午前中、通り報恩講。

午後から広南中学校体育館で広南芸術鑑賞会。

今年も文化庁の【文化芸術による子供育成総合事業】の巡回公演が広南にやってきた!

毎年のように機会に恵まれ、地域にも公開しているので楽しみに。

 

今年は、公益社団法人 日本奇術協会によるマジック(奇術)

“夢と希望の創造空間「Magic of MAGIC -Compilation-」

ハトの出てくるオーソドックスなマジックから、大掛かりな空中浮遊や早替りなど、さまざまなマジックを鑑賞したり、小学生が9月に行ったワークショップで教わったマジックの披露があったり。

また、

和妻(わづま)

日本古来より主に口伝で受け継がれてきた奇術で、平成9年に文化庁より記録等をすべき無形文化財に選ばれたのだそう。

司会は落語家の桂 米多朗さん。

 

“不思議!”

この《不思議》は、人間の心では思いはかることも、言葉で言い表すこともできない《不可思議》という仏教語。

南無不可思議光

不思議だから面白く、不可思議だから有難い。

2019年10月28日 | カテゴリー : 地域 | 投稿者 : sentoku

受け継ぐ

10月23日(水)

通り報恩講、今日から広地区。

そのあと、家を建て替え、お仏壇を新調されたお宅にお参り。

新調された御本尊を前におつとめし、御文章をいただこうと御文章箱を開けたら、そこには古い御文章が。

御文章を取り出すと、その下に一枚の書き付けが入っていた。

本願寺第17世 法如上人〈寛保3(1743)年~寛政元(1789)年在位〉の時代に下附された御文章。

この手紙が入ってなかったら、このたびの新調でこの御文章も新しくなっていたかも。

この書き付けのおかげで、家宝としてしっかりと受け継がれた。

 

何だかとてもありがたく、写真に。

これからも大切に。

2019年10月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

呉東組ご縁の会

10月20日(日)

今日は法事の合間を縫って、ご縁の会の準備。

今回で14回目となるクレイトンベイホテルでの呉東組ご縁の会。

このたびは男性4名、女性3名の参加で開催。

呉東組組長あいさつ、重誓偈のおつとめをして開始。

まずは事前に用意していただいた自己紹介カードをもとに、1組ずつ5分間の自己紹介タイム。
そして、一巡した後、フリータイム。

最後に意中の方がいれば意中カードに記入していただいて、結果は後日郵送にて。

いつも用意していただいている軽食が残ったりするので、最初に司会から食べることを勧めると、何と!このたび初めてケーキをきれいに完食。

 

終わって、外に出るときれいな夕焼けが。

このたびのご縁がよいご縁となりますよう。

 

ラグビーワールドカップは、残念ながら日本は敗退。。。
それでも、目標のベスト8をグループ1位で通過したチームに拍手!!

気持ちを切り替え、明日も朝から報恩講。

 

 

 

 

 

2019年10月20日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組やわらか真宗・仏教壮年会連盟後期研修会

10月18日(金)

呉東組仏教婦人会連盟 年3回の連続研修会、やわらか真宗の2回目が阿賀称名寺にて。

専徳寺仏教婦人会より3名の方が受講するので、送りがてら開会式に。

階段を昇っていくと、今年7月に完成した鐘楼が!

まるでムーミンの家のような、何ともいえない不思議な素敵な鐘楼。

開会式が終わると、もどって墓仕舞いのお参りに。
墓に着いた途端に雨。。。

 終わった後、坂を下り、あともう少しというところでぬかるみに雪駄をすべらせ、もう少しで大転倒。。。
何とか踏ん張って転けなかったけど、明日か明後日あたり筋肉痛か??

 

午後3時から広島別院でサンガ部会。

その前に1時間ほど時間があったので、リニューアルしてから一度も訪れたことのなかった広島平和記念資料館に。

平日なので、少しは空いているかと思ったら大間違い。
修学旅行生と外国からの訪問客でいっぱい。

展示の仕方で伝わり方が変わるのを実感したけど、あまりの人でじっくりと観れず。。。
でも、これだけたくさんの方が平和を願って訪れてるんだなと。

 

午後5時、別院の会議を終えて、午後6時から広教法寺にて呉東組仏教壮年会連盟後期研修会。

今日の研修は、連続テーマ“若いお坊さんのお話を聞いてみませんか ―阿弥陀様との出遇い―”

御講師は安登浄念寺の安達悠爾師。

    杉山平一

ものを取りに部屋へ入って
何をとりにきたかを忘れて
もどることがある
もどる途中でハタと
思い出すことがあるが
そのときはすばらしい

身体がさきにこの世へ出てきてしまったのである
その用事はなんであったか
いつの日か思い当たるときのある人は
幸福である

思い出せぬまま
僕はすごすごあの世へもどる

この世に生まれてきたのは、「南无阿弥陀佛」に出遇うため。
出遇えなかったら、“すごすご”とどの世か知らないけれど、再び迷い。

帰宅して、NHK夕方放送された“お好みワイドひろしま”を。

今日の特集は「命を守る!防災劇」。

先日の広南中学校の文化祭で披露された創作劇。

見逃した方はこちらでどうぞ↓。
お好みワイドひろしま ホームページ

 

久々に盛りだくさんの1日。
明日は広南小学校、ふれあい参観日。

 

2019年10月18日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

報恩講法要 3日目

10月16日(水)

朝は少し冷え込んだ。

今日の昼席で報恩講法要も御満座。

朝の正信偈のおつとめの最中、本堂に朝日が射し込み、お内陣が一番輝いて見える。

朝席では、「如来の家」の御法話より、お仏壇のない家庭がだんだんと増えてきていると。

法話の中でご紹介のあった本願寺の御本尊「いちょう」「きく」は、浄土真宗本願寺派ホームページに。←クリック

どうぞ、ご家庭の中にお仏壇を。

  

昼席は、善通寺御住職を導師に、住蓮寺・広真光寺・浄円寺・呉専徳寺より御出勤いただいて、賑々しく御満座の法要。

そして、御法話は和顔愛語のお味わい。

御満座の席は、朱蝋と御開山聖人の前に大きな御仏飯。

法座が終わると、総代のみなさんにお手伝いいただいて、後片付け。
 

ようこそのお参りでした。

明日から再び通り報恩講。

2019年10月16日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

報恩講法要 2日目

10月15日(火)

秋晴れ。

昨日に引き続いて報恩講法要。

昨夜の席が終わり、御講師部屋で、御法話の中に「蓮台」の話が出て来たことに関連して、通り報恩講で疑問に思ったことをお尋ねした。

通り報恩講にお参りに行くと、そのお宅の方のお顔より、おつとめ中に御本尊を見ている時間の方がうんと長い。

正信偈をおつとめしながら、次々とさまざまな阿弥陀さまのお姿を見てると、ふといろんなことを。

その一つが、なぜ阿弥陀さまの蓮台は緑色なの?
と、まるで『チコちゃんに叱られる』のように。

蓮の花びらが緑色。

『阿弥陀経』には

「池中蓮華 大如車輪 青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光 微妙香潔」

青・黄・赤・白と出てくる。
この「青」を勝手にブルーとイメージしていたけれど、「青信号」「青田刈り」「隣の芝は青い」などなど、古来より〈緑〉を〈青〉と表現することがある。
すると、この青はグリーン?。

そんな疑問を質問させていただいたら、そのあとFacebookでお尋ねして調べてくださった。

すると、『十二礼』に「両目の浄きこと、青蓮華のごとし」(らいはいのうたでは「やさしきまなこ 澄みとおる」)とあるとか、樒は青蓮華の代わりとなるものとの話も。

中央仏教学院のホームページ、「華瓶考」参考)←クリック

そんなことを聞きながら、20数年前、タイに行った時に確か写真を撮ったような。。。

 

あった!

タイのピッサヌロークのワットナーンパヤーの境内で、参拝者が薄い緑色の蓮のつぼみを手に合掌している姿。

そして、

バンコクのワットプラケオのお供物。

まだ正解は分からないけれど、何だかひょんなことから良いご縁に。

 

今日の朝席は、昨夜のご和讃に続いて。

弥陀の名號となえつつ
信心まことにうるひとは
憶念の心つねにして
仏恩報ずるおもひあり

“憶念の心つねにして”のお味わい。

御法話の中に出て来たコマーシャル。

 「親子に同じ質問をしてみたら」(トヨタ自動車㈱Facebook)←クリック

親心は“つね”。でも、子の心は。。。
そのこころを知った時、ただただ感謝の思いばかり。

南无阿弥陀佛

 

昼席は、“仏恩報ずるおもひあり”のお味わい。

御法話の中で「恩」という漢字は、小学5年生で習うのだと聞き、学校から帰ってきた小学5年の次男に「この字、習った?」と聞くと、「恩返しの恩でしょ。まだ習ってない」と。

ラグビー日本代表のリーチマイケル主将は、「日本に恩返しをしたい」と語った。

「恩」も「仏」も5年生で習う漢字。
恩知らずにならないように、もっと早く。。。

 

夜席は、逮夜ということで、中休みに『御伝鈔』を。

御法話は、「弥陀成仏のこのかたは」のお味わい。

ずーっと待ってくださっている阿弥陀さま。
「あなたなら、どのくらいまでなら待つことが出来ますか?」
と問われると。。。

 

夜になるとひんやりと。
ようこそのお参りでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年10月15日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

報恩講法要 1日目

10月14日(月)

このたびの台風19号で被害にあわれた地域のみなさま、心よりお見舞い申し上げます。

そして、昨夜のラグビー・ワールドカップ、日本―スコットランド戦。
熱い熱いプレーをありがとう。
大柄な選手、小柄な選手、いろんな国の選手が一つになって、チームを信じてサポートし続け、次々とパスをつないでトライした姿に思わず感動。

 

今夜から報恩講法要。

午後7時30分、喚鐘の音とともに螺山の山際が明るくなり、満月が顔を出す。

このたびの御講師は、大三島 万福寺 浅野執持師。

報恩講法要

弥陀の名號となえつつ
信心まことにうるひとは
憶念の心つねにして
仏恩報ずるおもひあり

ご和讃の冠頭讃より、「南无阿弥陀佛」のお味わい。

南无阿弥陀佛が今ここに。

日中は汗ばむほど。でも、朝は冷え込むのでご注意を。

ようこそのお参りでした。

 

 

2019年10月14日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

第7回 広南劇場(広南中学校文化活動発表会)

10月12日(土)

台風19号。

関東・東海地方を中心に、各地で大変な状況。

 

今日は広南劇場(広南中学校文化活動発表会)。

法事の予定が午前・午後とすでに入っていたので、今年は観に行けないかと思っていたが、午後から予定されていた2件の法事は、遠方からこちらへお参りされる方で、数日前に台風が心配だからと昨日に変更。

それで、午前中は観れなかったけど、午後からの3年生の創作劇を鑑賞。

今年は『誓い ~広南避難プログラムを創る~』。

いつか起きるであろう南海トラフ巨大地震。

その地震が起こった時、どうすればよいか。
その避難プログラムを創作劇で。

 

昨年の豪雨災害のあと、災害・防災についていろいろと学びを深めてきた中学生。
昭和42年7月の豪雨災害で、長浜・小坪地区で31名の方が亡くなった。
そのうち、中学生が4名。
「このまちで二度とこのような悲しい出来事は繰り返さない」との先人の思いを継承する。

午前中は、1年生が落語。2年生が起業企画。そして、コーラスがあったそう。

 

まずは「自分の命を守る!」
広南避難プログラムの鉄則。

2019年10月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku