背私向公

6月8日(火)

今日はお参り先でお仏壇の上に掛かっていた順道の書を撮らせていただいた。

専徳寺第17世住職 順道の書は、寺には残ってなく、ご門徒さんのお仏間で時々見かける。

背私向公

「背私向公はいしこうこう」とは、親鸞聖人が倭国の教主と崇められた聖徳太子の『憲法十七条』のことば。

十五曰、背私向公、是臣之道矣。凡人有私必有恨。有憾必非同、非同則以私妨公。憾起則違制害法。故初章云、上下和諧、其亦是情歟。

十五にいはく、私わたくしを背そむきて公おおやけに向ゆくは、これ臣やつこらまの道なり。すべて人私わたくしあるときはかならず恨うらみあり、憾うらみあるときはかならず同ととのほらず、同ととのほらざるときはすなはち私わたくしをもつても公おおやけを妨さまたぐ。憾うらみ起おこるときは、すなはち制ことわりに違たがひ法のりを害やぶる。故それ初めの章くだりにいはく、上下かみしも和あまなひ諧ととのほれといへるは、それまたこの情こころなるかな。(註釈版聖典より)

私情を交えると、そこには当然好き嫌いが生まれ、公平な仕事、まつりごとは出来ない。いつの時代も。

今年は聖徳太子1400回忌。