11月25日(木)
ここに来て気温がグンと下がったせいか、境内の銀杏がようやく色づいてきた。
ただ、風で緑のまま散ってしまう葉も。
薄墨桜の葉は、先日の雨で完全に散ってしまった。
蕾が付いてないので、また来年も葉桜かな。
こんな寒くなった中、河原撫子が一輪開花。
10月に咲いた花と違って、かなり濃いめ。
ようやく、花を愛でる余裕が。
ここしばらくお葬式が続いていて、喉も腹筋も。。。
とりあえず、目の前のことを一つずつ。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
11月20日(土)
今日は慌ただしい中にも有り難い一日。
10時、報恩講参り。
いつもは地区ごとの通り報恩講でお参りするお宅だが、今日はお子さんがお孫さんを連れて帰ってくるので一緒にご縁に遇わせたいと、親・子・孫と3代揃って報恩講。
11時、入仏式。
このたび、お仏壇を新調されたお宅。
仏壇屋さんから、「御本尊はこちらでも御本山からお迎えすることができるけれど、お寺さんからお迎えされますか?」と尋ねられたそう。
そこで、「これからもお世話になるのだからお寺にお願いします」と、先日御本尊と脇掛の御依頼があった。
数日後、本願寺より御本尊と脇掛が届くと、お仏壇をお迎えする日の朝に受け取りに来られ、「入仏の日を忘れたらいけないから、今度の私の誕生日にお願いしてるんです」と。
12時、お葬式
106歳で御往生された方のお葬式。
有り難いご縁のあと、昼食を済ませ、呉市役所へ。
今朝の中国新聞朝刊の呉・東広島版。
1階ロビーで呉市立中学校の生徒による美術作品展開催中。
広南中学校1年生の作品が4点出品。
その中に次男の作品も。
アクリルガッシュの赤・青・黄の3色と白だけを使って仕上げた私たちの町「長浜」の光景。
長浜は青い海と緑の山。
青いと言っても、毎日、毎時間、いつ見ても色が違う。
「私の町」って、見る色、光景が人それぞれ違うのだろうなぁと。
帰宅して、再び法事と夕方専徳寺名誉総代のお通夜。
みんな違うけれど、みんな同じ 私たちの町。
11月19日(金)
今夜はほぼ皆既の部分月食。
「ほぼ皆既」?
部分月食ではあるものの、月の直径の97.8%までが影に入り込むため、皆既月食に近い現象が観測できるそうで、日本では89年ぶりなのだとか。
でも、89年前は食の最大が観測できたのが一部地域だったので、食の最大を日本全国で観測できるのは140年ぶり。
ということなのだけど。。。
専徳寺の東に位置する螺山から月が姿を現したのは19時。
食の最大は1時間前の18時頃。
見えた時には月の姿は既に3分の1ほど現れて、ほぼ皆既でなくただの部分月食。
それでも、11月半ばを過ぎたのに、風もなく、雲もなく、音もなく、とっても静かで穏やかな夜。
つい先日まで、1匹だけコオロギが寂しそうに鳴いていたのに、その声も聞こえなくなった。
通り報恩講も佳境に入り、ここのところお葬式も続き、少々疲れ気味。
そんな時に1時間ほどであったけど、ゆっくりと夜空を眺めることができた。
さぁ、明日もがんばろう。
11月15日(月)
今朝は広南小学校読み聞かせ。
今日の担当は2年生。
秋、落葉の季節。
その季節に一度読んでみたかった1冊。
『さいごの一葉』 (オー・ヘンリー原作 いもとようこ 文・絵)
●永遠の名作をあなたに――●
真っ赤に染まった つたの葉のように・・・・・・
哀しく美しい オー・ヘンリーの傑作
子どもの時に絶対に読んでおきたい物語重い肺炎にかかったジョアンナは、窓から見えるツタの葉が全て落ちたら自分は死ぬといいだします。心配した友人のスーが老画家ベアモンに相談しても、ばかばかしいと取り合ってくれません。いよいよ最後の一葉になりますが、葉は嵐の中でも揺らぎさえしませんでした。その葉に勇気づけられたジョアンナは快方に向かい、ベアモンは一人静かに命を閉じるのでした。(金の星社ホームページより)
2年生にどんなふうに伝わるかなぁと思ったけれど、子どもたちは一生懸命聞いて、「ベアモンさんが命がけで最後の一葉を描いて・・・」と「命がけ」という言葉を用いて感想を。
絵本だからこそ伝えられた物語だったかな。
11月8日(月)
昨日の法要から一夜明け、今日も朝から通り報恩講に。
最後に日時変更を希望された広名田地区のお宅へお参りに行ったので、そのあと近くのため池のほとりでバイクを止めて一休み。
春にオオバンの姿を見つけ、急いでビデオを取りに帰ったことがあったので、今日のように時間に余裕のある時はカバンの中にビデオカメラを。
先日のアサギマダラは、そのおかげで撮影できた。
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今はヒドリガモの姿をここでよく見かける。
「ヒドリガモ」は、頭の色が緋色だから元は「緋鳥」と呼ばれ、その後、「緋鳥鴨」と呼ばれるようになったとか。
「緋色」
本願寺派では「緋の衣」と言って、御門主さまが着用される衣。
御正忌報恩講では、御門主さまに代わって改悔批判をされる勧学和上が御着用。
写真は、2000年の御正忌報恩講での改悔批判(浅野教信和上)。
頭を水中に突っ込んで、浮かぶからだを何とか沈ませようと、足でバタバタしながら、白いお腹からお尻をピョコンと水面に出してる姿が何とも可愛らしい。
ヒドリガモの他に、今日もオオバンが1羽混ざってる。
そして、少し小柄なコガモ♀を撮って帰ったら、何とその後ろにヒクイナらしき鳥が1羽。
ヒクイナも、「緋水鶏」。
肉眼では遠くてさすがに見えず、ビデオのモニターは近すぎて見えず、、、次は眼鏡も持参しないと。。。
今夜は久しぶりに仏教壮年会の例会。
コロナの感染状況が少し落ち着いてきたので、注意をしながら少しずつ再開。
今日は久しぶりなので、いつも会員の方が目にしている専徳寺の話を。
プロジェクターを使って、このぶろぐでも紹介した建物の名称の話より。
物には名前があり、
名前には意味がある。
そして、名前には願いが込められている。
と言うそんな話を。
夕方から雨が降り、足もとの悪い中をようこそのお参りでした。
11月7日(日)
今日は仁方浄徳寺の第17世住職継職奉告法要に。
お稚児さんの出る法要で、一番気になるのが当日の天気。
先月末から週間天気予報を見てると、どうも11月7日は雨予報。。。
それが何と!2日前に様子が変わって、晴れマークに。
しかも、良すぎるくらいの秋晴れ。
仁方小学校の体育館で稚児宿勤行をつとめ、
浄徳寺まで稚児行列。
法中は、それぞれ色とりどりの色衣・五条袈裟を着けて、100名以上のお稚児さんの前を先導。
コロナ禍で、マスク着用の法要。
どうなるかと思ったけれど、ここに来て感染者がぐんと減り、この日をこうして迎えられたことに感謝。
法要では結衆として七条袈裟を着けて、久しぶりに堂内に響く雅楽の音色、そして読経にお念仏。
こちらも久しぶりに住職継職法要の時の一張羅の七条袈裟を着用。
重量も一張羅。
年を重ねるごとに、その重みをいろんな意味でヒシヒシと感じながら。
夜は感謝の集い。
準備を整え、今日を迎えるため、お世話してくださったご門徒の皆さんの笑顔。
とっても良いご縁にお念仏。
11月2日(火)
10月18日、お墓の側の木の根が張って困っているとの連絡があったので、アラメノ鼻(長浜東)にある専徳寺墓地へ確認のため向かった。
細い墓参道を上がっていくと、目の前に蝶がひらひら
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浅葱斑!!
しかも2頭。
(蝶の数え方は1匹、1羽でなく、1頭、2頭だそう。)
台湾方面へと渡っていく旅の途中だったのかな。
10月28日(木)
石泉文庫虫干しが終わり、今日から〈通り報恩講〉再開。
その前に、枕返し(臨終勤行)に。
いつもご夫婦揃ってお聴聞されていたKさんの。
御自宅のお仏壇で最後のおつとめをさせていただいた後、奥さまよりお話を聞かせていただいた。
今年の3月、年回の法事ではないけれど、お参りして欲しいとの依頼があった。
ずっと説教所のお世話をされていたけれど、もうお世話することも出来なくなったのでと、説教所でご夫婦・長男さんと一緒に正信偈のおつとめをさせていただいた。
そして、そのあと説教所に残る巻物が何か、次に伝えておかなければいけないからといくつか見せてくださった。
古い御消息(御門主様からの書状)のようだったので、そのことをお伝えしたのが最後のご縁。
その前後の経緯を今日初めて聞かせていただいた。
ちょうどその日は御主人の85歳の誕生日。
その誕生日にご縁にあいたいと、奥さまに伝えたそうだけど、奥さまは「法事でも無いのに、何て頼んだらいいの?」と。
「わしがご院さんと一緒にお参りしたいからと言うたら来てくれるじゃろ」と御主人。
そんな話だったとは知らず、一緒におつとめを。
そのことを大変喜んでおられたそうで、その時に録音した正信偈を最期まで何度もお聞きになられていたとか。
寂しいけれど、嬉しく、ありがたいご縁。
今夜は呉東組法中会が浄徳寺にて。
その前に、夕方より浄徳寺住職継職法要の習礼。
習礼の途中で中座してKさんのお通夜へお参りし、そして再び法中会。
次につなぐご縁。
今日一日、バタバタしながらも、いろいろと感じながら。