後片付け

11月21日(火)

今日は法事と葬式の間に、法要の後片付け。

いつも法要の後にササッと片付けてしまうのだけれど、ササッと片付けてしまうと、どこに何を仕舞ったか分からなくなったり、雑になったり。出来るだけ丁寧にと。

普段のお寺の姿に様変わり。

 

昨日は通り報恩講も法事も入れず、一日休日としていたけれど、お寺にいると電話や来客の応対で、休みにはならない。
こう言うときは、朝から一日遠出。

ちょっと遠いかなと思いながらも、こんな機会を逃したら行くこともないだろうと、島根県益田市にある島根県芸術文化センター〈グラントア〉で開催中の「建築家・内藤廣 BuiltとUnbuilt」展へ。

 

グラントアを設計した内藤廣氏。

何と、壁まで赤茶色の石州瓦。

中の設備も大変素晴らしい。

 

ただ、出かける前に電話があり、お通夜が出来たため、ちょっと急いで見てまわり、あっという間に帰路。

でも、いつもと違う世界に出会うと、かなりリフレッシュ。

 

さぁ、明日から長浜の通り報恩講。

 

2023年11月21日 | カテゴリー : 修復事業 | 投稿者 : sentoku

慶讃法要

11月19日(日)

長い長い2日間、終了。

このたびの内陣修復を終え、本日ご門徒のみなさまに初めてのお披露目。

親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年・本堂内陣修復記念 慶讃法要

昨日は午前中、法事。

午後から法要準備。
打敷は前日用意出来ていたので、

本堂中央に毛氈を。

このたびの法要は、せっかく新しくなったのだから、これまでと違うことを取り入れて。

お供物。
10月にワークショップを行った時にキットでお世話になった楽心堂本舗の落雁のお供物。
色鮮やかで、真新しい御内陣にピッタリ。

お灯明。
これまで大きな法要には朱蝋(和蝋燭)を使っていたけれど、和蝋燭は芯切りがあったり、ススが気になったり、また使い切ることはないため、大きな大きな残蝋が貯まってしまう。
それらを解決する方法はないかと、いろいろと調べたていたら、芯切りをする必要もなく、ススも従来品より70パーセントカットのカートリッジタイプの「華恵香はなけいか」というのを見つけ、それを使用することに。

少々高価ではあるけれど、なかなかの重量感。

そして普段使い用に、カメヤマローソクのカートリッジ和蝋型。

こちらも御法事のたびに新しい蝋燭を使っていると、残蝋ばかりたまるのが。。。

 

今日は午前中は準備でバタバタするのが分かっているので、法事を入れないようにしていたけれど、お葬式には待ったなし。

お葬式を終え、すぐに花手水を準備。

慶讃法要なので、ガーベラを。
風でゆらゆらと動く姿が何とも。

臨時駐車場として広南中学校グランドをお借りしたので、看板を持って中学校へ向かうと、すでに総代さんが看板を立ててくださっていた。

グランドの入口に運んだ看板を設置。

CDの確認をしようと思ったら、CDプレーヤーが故障!!!
急遽、CDラジカセで執りおこなうことに。
何事も事前の確認を怠らないように。。。

 

午後2時から法要。

昨日は冬の嵐。
今日は穏やかなお天気の中、1時間前に総代のみなさんが集合。
口頭での説明だけでは、なかなか伝わらないことも多いので、タイムテーブルを作ってみなさんに配布。
そして、このたびは法要のはじまりを、門信徒を代表して総代の方々に開扉していただこうと、開扉の練習。

1時30分頃には、出勤いただく御法中、御講師が次々と来山。

本堂にはたくさんのお参りをいただき、みなさん金障子・襖の閉まった中を今か今かと。

8日に撮った写真を使って、挨拶状を栞として作成し、参拝者にお配り。

午後2時

法要開始。

喚鐘が鳴る中、5名の総代さんが金障子と襖を開扉して皆さまに初披露。

 

そして、雅楽(CD)に合わせて本堂正面より諸僧入堂。

コロナ禍で中止していた報恩講のつとめあい。
その御寺院の法中のみなさんにご出勤いただく。
(善通寺様・住蓮寺様・広真光寺様・浄円寺様・呉専徳寺様)

このコロナ禍で、二ヶ寺も代替わりしている。

報恩講では、善通寺様御導師のもと執り行われるけれど、今日は住職が導師。

久しぶりにたくさんの方のお参り。

そして、記念法話は

前坊守の里、三原市大和町明圓寺 内藤良誠師。

 

法要終了後、いつもは記念撮影はしないけれど、せっかくなので御講師と今日お世話していただいた総代さんと一緒に。

何だか大変な数日だったけれど、良いご縁を迎えられてみなさまに感謝。

 

ようこそのお参りでした。

 

 

内陣修復完了

11月16日(木)

今日も朝早くから職人さんが来られ、本堂内陣修復の最終段階。

御本尊の阿弥陀さまの前に御戸帳と華鬘が掛けられ、

すべての灯籠、輪灯、瓔珞、菊灯などが取り付けられ、ひとまず完了。

これまで金一色だった仏具に彩色が施されると、

表と裏の違いがちゃんと。。。

柄香炉も綺麗に箔が押され、

 

御絵伝もこのたび表装し治していただいたので、とっても綺麗に。

御本尊脇のお供物台も作っていただいたので、先月ワークショップでお世話になった楽心堂本舗のお供物を早速。

夕方、その勢いで打敷も掛けてしまう。

このたびの内陣修復でお世話になった丸西宗教織物様より、戸帳・打敷等を御寄贈いただいた。

打敷は浄土の六鳥。

登礼盤を置くと、残念ながら共命鳥が隠れてしまう。。。

外陣を灯籠だけにするとこんな感じ。

そして、金障子を閉じると、

この光景をうまくいかせるといいな。

 

2023年11月16日 | カテゴリー : 修復事業 | 投稿者 : sentoku

ペット 内陣修復

11月15日(水)

通り報恩講、今日で広本町・大新開など修了。
来週からいよいよ長浜。

今日、報恩講でお参りしたマンションのエレベーター。

「ペット」のボタン。

時々マンションにもお参りさせていただくのだけれど、新しいマンションのエレベーターによく見かける。

最初見た時、階を押そうと思って「ペット」とあった時は思わず二度見してしまった。。。

 

以前「ペット禁止」が当然のようだった。

でも、最近、「家族同然に可愛がっていたペットが亡くなったのだけど、可愛がっていた故人と一緒にお墓に納骨してもよいでしょうか?」と言う問い合わせを立て続けにいただいた。

こちらとしてお答えするのは、まず「一緒に納骨してはいけないと言う法律はありません」と。

「ただし、墓地の管理者にも確認を取ってみてください」とも。

何故なら、「ペット禁止」としているところもあったりするかも知れないので。

それからもう一つ。

家族や親戚に一緒に納骨することに異論がなければと言うことも。

「追善供養」を行わない浄土真宗では「ペット供養」と言うことはしないけれど、「ペットが亡くなったのでお参りしていただけますか?」と依頼があれば、お参りさせていただく。

 

今日は朝から本堂では内陣修復の最終行程。

修復で最後まで難しい作業の一つがこの金障子だそう。

既成のものをはめるのではなく、そこそこの柱に合わせなければならないので。

先日ここでかなり手こずり、完成が遅れることに。

 
 
 
 
 
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1㎜単位に手間暇を掛け、1日がかりでやってくださっている。

それを見れたことは大きなご縁。

明日が完成予定。

それを楽しみに。

広南小学校読み聞かせ(210)

11月13日(月)

何だか急に寒くなってきた。

今朝は広南小学校読み聞かせ。

先月が6年生。今日は1年生。

迷わず今日選んだのは、

『どうぞのいす』 (香山美子 作 柿本幸造 絵)

これまで読み聞かせでは読んだことはなかったけれど、今から10年ほど前に呉東組仏教婦人会連盟の総会で見た『どうぞのいす』の朗読劇が印象に残っている。

先日よりひろしま美術館にて『ひだまりの絵本画家 柿本幸造展』が開催。

そんなことが重なって、1年生にはこれ!っと。

 

「この絵本、知ってる人!」

いつもは手の挙がらないような絵本ばかりだけど、今日はほとんどの子が手を挙げて。

「どうぞ」の気持ちを改めて。

 

今週末が学習発表会。
みんながんばって!

 

2023年11月13日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

ナンセンスを考える

11月12日(日)

昨日、Instagramに投稿。

 
 
 
 
 
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いよいよ来週日曜日、慶讃法要。

御内陣もこの1週間で完成の予定。
真新しい姿となった本堂で初めての法要を迎えるので、どうぞお参りを。

御講師は、三原市明圓寺 内藤良誠師。

駐車場は、広南中学校グランドを臨時駐車場としてお借りしているので、どうぞそちらへ。

 

先日、呉市立美術館に『明和電機 ナンセンスファクトリー in呉』を観に。
その翌日、大和ミュージアムで

世界の見る目がぐるりと変わる?世界的アーティスト明和電機さんの科学とナンセンスの超発想を体験しよう!

というワークショップがあると知ったが、すでにその日が応募締め切り日。。。
ダメもとで応募したら、何と当選。

午前中の法事を終えて、大和ミュージアムへ。

子供対象のワークショップではあったけれど、なかなかこれが面白い。

コモンセンス(常識)とナンセンス(非常識)

「ナンセンス発想法ワークショップ」というプログラムで、ナンセンスなものを自分の中で作り上げていく。

子供たちの発想を聞いてるだけでも、自由で愉快で、何とも楽しい。

 

と同時に、いかに日頃自分がコモンセンスにとらわれ、ナンセンスな発想ができていないか。。。

こんなナンセンスな発想ができるのは、人間だけ。
と言っていたのは昔の話だそう。

今はChatGPT、いわゆるAIがいくらでも作り出してくれる。
そのAIをうまく使いながら、よりよい発想を考える。

 

さぁ、これから1週間。
通り報恩講もあるけれど、法要に向けていろいろと。

 

 

2023年11月12日 | カテゴリー : 修復事業 | 投稿者 : sentoku

仏教婦人会 仏教壮年会

11月8日(水)

今日は朝9時から仏教婦人会、本堂の清掃と報恩講を。

例年12月に行っていた本堂清掃と報恩講。
今年は11月19日に行われる慶讃法要に先立って。

金障子や金灯籠・輪灯などがまだ設置されていないけど、昨日御内陣の御厨子にお戻りになられた阿弥陀さまの前で初めてのご縁。

御内陣は翠簾を垂らし、襖も閉め切ったまま、お掃除をしていただく。

一番大変なのは、サッシにこびりついた汚れ。

このたびは総代長さんと総代有志の2名もお手伝いいただき、みなさんのおかげでスムーズに。

掃除が終わり、報恩講法要をつとめる前に、襖を開け、そして翠簾を上げる。

輝く御内陣に思わずどよめき。

正信偈のおつとめをし、簡単にこのたびのことを説明して、2グループに分けて御内陣へとご案内。

みなさん、綺麗になった御内陣に喜んでくださった。
そして、思い思いにスマホで撮影。

おみやげはコアンドルさんのパンを。

お掃除、ありがとうございました。

 

そして、夜は仏教壮年会。

正信偈のおつとめの後、いつもの例会どおり『歎異抄』の準備もしていたけれど、朝と同様、御内陣の中をゆっくりとご案内。

 

ようこそのお参りでした。

 

御内陣に御本尊おかえり

11月7日(火)

朝から昨日に引き続き、御内陣修復作業。

昨日到着した御厨子が御内陣にお戻りに。

これがなかなか大変だったよう。

そして、ずっと御厨子の留守中、仮の御厨子でお過ごしになられた阿弥陀さまが元の御厨子へと。

阿弥陀さまだけが修復作業に出ず、昨日も撮影をしながら、元の姿に戻られたら逆に浮いてしまうのでは?と心配していたけれど、戻るところに納まって、むしろ輝いて見える。

御本尊の蓮台に赤い玉が。
くすんでいて分からなかったけれど、このたびの修復でここには赤い漆塗りの玉が入っていたから、それを再現しましたと。

以前は金一色だったので気づかなかったのか、波の文様が。

明日は仏教婦人会と仏教壮年会の方がお掃除に来てくださり、報恩講をおつとめ。

そのため、職人さんたちがお帰りになってからその準備。

明日を楽しみに。

 

 

 

 

2023年11月7日 | カテゴリー : 修復事業 | 投稿者 : sentoku

おかえり御厨子

11月6日(月)

11月に入って連日暑い日が。
今日から広本町の通り報恩講。

4月から修復に出ていた御本尊・御開山・御代前の御厨子などが全ておかえりになる予定だったので、一番心配だったのが雨。。。

朝の天気予報では、午後から雨の予報だったのに、報恩講に出かけようと思ったらすでに外は雨。。。

でも、お昼前に搬入の時には、やんでいたのでホッと。

 

その前に、御厨子に御本尊の阿弥陀さまがお戻りになると、恐らく間近に見ることも出来なくなるので、写真に収めておくことに。

 
 
 
 
 
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特に阿弥陀さまの後ろ姿は今後生きている間に見ることはないかも。

 

御厨子搬入。

御本尊の御厨子は、3つに分かれているので4人でトラックから下ろし、正面の石段を登って本堂の御内陣まで3往復。
これがかなり重いらしい。

 そして、御開山の御厨子。
以前のものは金一色だったのが、このたびの御厨子には少し色が。

これ↑が修復前の御厨子。

 

そして、こちらは御代前(蓮如上人)の御厨子。

そして、↑修復前の御厨子。
漆が塗り替えられ、金箔が押されると、新品のような姿に。

聖徳太子孝養像は

以前の聖徳太子像。

このたび照明を変えたと言うこともあるのだろうけど、以前は薄暗かったのだろうなぁっと。

 

このたびの慶讃法要で、参拝されたみなさんからため息が漏れるくらいのご縁になれば。

 

 

 

 

2023年11月6日 | カテゴリー : 修復事業 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

11月4日(土)

三連休の中日。
11月とは思えないほどの暖かさ。と言うよりも暑い。。。

今日は朝9時からの葬式にはじまり、法事・法事・法事・葬式、そして法事。

冬用の色衣・七条袈裟を葬式に着ると汗びっしょり。

 

今夜は西光寺にて呉東組法中会。

その前に、こういう日だからこそ?呉市美術館へ。

明日まで開催中の『明和電機 ナンセンスファクトリー in呉』。

入館してすぐ、4時30分からロビーで土佐社長のサイン会があると知り、せっかくなので最上位機種

オタマトーン テクノ

購入。

その大きな袋を持って、

展示を見てまわり、最後にオタマトーンにサインを。

帰宅して早速音を出してみると、意外や意外、すぐに馴染む。
あっという間に『恩徳讃』もひけるように。

 

ちょっと気分よくして法中会へ。

議題の中心は、来月行われる呉東組親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年、呉東組結成50周年慶讃法要について。

こちらも良いご縁となりますよう。

2023年11月4日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku