10月10日(日)
今日も秋晴れ。
気温も高く、汗ばむほど。
まだまだ衣替えは出来なさそう。。。
親鸞聖人像の前に、見知らぬ植物が実をつけている。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
9月12日(日)
今日はどんよりとした曇り空。
桜の葉に何やら見たこともない虫。
今の時代、写真ですぐに名前が分かる。
キマダラカメムシ
という虫だった。
カメムシは、漢字では〈亀虫〉、漢名は〈椿象〉。
このキマダラカメムシは外来種だそうで、日本で最初に発見されたのは江戸時代の長崎出島。
鎖国中の日本に医師として出島にやってきたスウェーデンの植物学者カール・ツンベルク。
この人が新種のカメムシとして発見。
その後、150年にわたって姿が見られなかったのが、150年後の長崎で再び発見され、それが地球温暖化にともない、どんどん生息範囲を拡げているとか。
カメムシといっても臭いはないらしい。
また、サクラに産卵するらしく、それでここに?
そして、こちらは女郎花に
オンブバッタ
大きいのが♀、上に乗ってる小さいのが♂。
どうやらこちらもここで繁殖?
春に植えたフジバカマ4種類の内、2種類はオンブバッタに葉を全部食べられて、茎だけが残った状態。。。
それでも残りのフジバカマの先に小さな蕾らしきものが見えてきた。
旅する蝶〈アサギマダラ〉、飛んで来ればいいな。
9月6日(月)
夏休みも終わり、東京オリンピック、パラリンピックも閉幕。
コロナ禍でのオリンピック、パラリンピック開催には、賛否両論あったけれど、連日アスリートのみなさんの姿にただただ感動。
今年の夏は、梅雨、お盆の停滞前線、先日の秋雨前線と、続けてよく雨が降ったので、境内には雑草が。
子供が夏休みの科学研究で、その雑草のことを調べたので、夏の間は草をあまり抜かずそのままに。
その「雑草」のことを調べていて、昭和天皇の言葉に出会う。
侍従長を務めた入江相政氏の『宮中侍従物語』に、1965年9月、昭和天皇が那須で静養中に侍従らが皇居・吹上御所周辺の草を雑草として刈ったと聞き、「雑草ということはない」と発言。「どんな植物でも皆名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方で、これを雑草と決めつけてしまうのはいけない。注意するように」と話した。
「雑草」という名前の植物はない。
当たり前のことかも知れないけれど、ハッと。
今年はタカサゴユリだけでなく、テッポウユリ(シンテッポウユリ?)もたくさん咲いた。
どうしてこんなところに?
と思うような場所や、背の高さが2メートルになるものまで。
これらのユリは人が持ち込んだ外来種が、野生化したもの。
ただ、これらのユリには連作障害というのがあり、何年か同じ場所で咲くと、その場所では育たなくなるそう。
そういえば、数年前までたくさん生えていた場所で、最近見なくなったなぁと。。。
その他、目立つ草は外来種のものが多い。
SDGsの15番目、「陸の豊かさも守ろう」に、
15-8 2020年までに、移動先に定着する外来種の侵入を防ぐとともに、外来種が陸や海の生態系に与える影響を大きく減らすための対策をはじめる。特に優先度の高い外来種は駆除する。
「雑草」ではなく、その植物の名前や特徴を知って、駆除することも必要なんだと。
科学研究も終わったので、雨上がりの先週末から少しずつ除草作業。
しばらく、小さなことから。
8月21日(土)
まだまだ雨の心配は残るものの、しばらく続いた大雨は一段落した感じ。
大雨の前にいなくなったのか、いつの間にかツバメの姿がなくなった。
一昨日、小須磨墓苑にお墓参りされた方から、「墓にハチが巣を作っているので怖い」とのお電話をいただいた。
こればかりは、実際に見てみないと対処のしようもないので、昨日の午前中に点検。
以前、台風被害で崩れたままになっているお墓。
そのお墓の中をそおっと覗いてみたら、何と!キイロスズメバチの大きな巣。
近づくと威嚇してくるので、こればかりは、素人には難しいかな。。。
そして、その側の空き区画が、
イノシシが掘り返した模様。。。
帰って総代長さんに相談したところ、総代さん方で早速蜂の駆除、掘り返された土を戻してくださったとのこと。
お世話になりました。
こちらは、蓮(はす)の名の由来となった、蜂の巣のようなハスの実。
蜂の巣に見えるところから、「はちのす」から「はちす」。そして、「はす」と呼ぶようになったとか。
今年一番最初に咲いた大名蓮の実の不思議な姿。
小須磨墓苑を見た後、長浜の墓地も点検に。
こちらは見たところ、異状はなく、ホッと。
そのあと、午後から呉東組事務局会議。
そして、続いて広島へお通夜に。
初めての葬儀会館で、しかも渋滞の多いところなので、早め早めの行動で、早めの到着。
最近できた葬儀会館は、家族葬メインとなっているので、マイクを用いないところが多いような気がする。
昨日も打ち合わせの時、「マイクはありますか?」と聞くと、「えっ?」と驚いた表情で、「ありません」と。
以前は、いくら広い会場でもマイクが邪魔になることもあったけれど、今のご時世、マスク着用だと、大きな声を出せばよいではなく、マイクはあった方がいいかなぁと思うので、いつも持参しているコミューンを。
つい先日まで、時折ガサガサっと、ノイズが入ることがあった。
接触が悪いのかな?と、何とかこれまでやってきたけど、診てもらったら断線していたとのこと。。。
交換していただいたので、それからは安心しておつとめ。
今日は黒瀬での法事に引き続いて、広島へ直行してのお葬式。
初めての道を走りながら、大雨でなくて良かったと。
おかげさまで。
ホント、つくづくおかげさまでの一日一日。
8月13日(金)
今朝、広島市に大雨特別警報。
この辺りも昨日からずっと雨模様ではあるけれど、豪雨災害の時のような雨ではないかなぁと記憶を辿りながら。。。
朝、大名蓮は、
こんな姿になりながらも、一生懸命。
盆参り
この辺りではその風習がないので、SNSなどで他所のお盆の様子を見ながらへ~っと。
初盆とか、依頼のあったところだけをお参りさせていただくのだが、今朝はさすがにこちらを気遣ってお電話をいただく。
「こんな雨の中を来ていただくのは気の毒だから、日を改めた方がいいですか?」と。
「玄関前まで車で向かいますから、大丈夫です」と。
そして、もう一件は、「玄関前が水浸しで、くるぶしくらいまで水が溜まってるんです」と連絡いただいたので、「長靴履いて行きますから大丈夫です」と。
みなさん、それぞれ都合を合わせて集まってくださっているので、出来るだけの準備をして。
今日もお参り先に持参した傘は、
ずっと愛用している逆さ傘。
普通の傘と違って、内側が畳んだ時に外側になるので、車の中に入れても座席が濡れず、しかも、自立式。
傘立てに入れる必要もなく、壁に立てかける必要もないので、時々二度見される。
ちょっとしたことで、「えっ!?」みたいな反応があると、特にこんな雨の日には良いのかなぁと。
長靴も、庭の掃除用に買ったくるぶし丈のショートでつやなしタイプのもの。
やわらかいので、車の運転にも差し支えないし、履き心地は申し分なし。
まさか、こんな時に役立つとは。
昨夜は、普段は下で寝ている母も含め、家族を2階の南側に寝かせ、私一人2階の居間でテレビを見ながら、うたた寝で一夜。
布団で寝るとつい熟睡してしまうので、何かあった時のために。
これは、豪雨災害以来。
その時に比べると、さすがに体力が落ちているので、1日も早く落ち着きますように。
みなさんもどうぞお気をつけて。
8月11日(水)
昨日の夕方、境内清掃。
ヒマラヤスギが台風9号の影響で、落ち葉をたくさん落とした。。。
そのままにしておくと、次に雨が降った時、排水溝に詰まってしまうので、とりあえず、掻き集め、ふるいにかけて処分。
そして、桔梗は花の咲いた後に切り戻しをしてやると、また咲くそうなので、枯れた花の枝を思い切ってチョキンチョキンと。
あっ、しまった。。。
一つだけ花がまだ残ってた!
そこで、手水鉢に一つだけ。
親鸞聖人像の映った姿に、ふと、確か御絵伝にも桔梗がなかったかな?と。
写真を見返すと、ちゃんと専徳寺の御絵伝にも!
入西鑑察
定禅法橋(右)が親鸞聖人(中央)のご真影を描いている場面。
画面左に紫と白の桔梗。そして、横には黄色い女郎花。
手前には薄や撫子、菊もあるので、この場面は夏から秋にかけてかな?
御絵伝に描かれている植物をよく観察してみるのも面白いかも。
来年はこの撫子も植えてみようかな。
そして、今朝。
大名蓮が全開。
先日の台風9号で、茎が傾き、隣の蓮の葉の下で。
まるで傘をさしているかのように。
明日は大雨の予報。
傘があっても散ってしまうかなぁ。。。
これから過去経験したことのない大雨とのこと。
どうぞ、お気をつけて。
8月9日(月)
今朝5時過ぎ、台風9号が呉市付近に再上陸。
と、全国ニュースで。
専徳寺周辺は、見たところ大丈夫。
このあたりは、台風が過ぎてから、雨風がきつい時もあったけれど、昼前には晴れ間も出て来た。
ただ、この台風で一番気がかりだったのが、キジバト。
案の定、姿がなくなっていた。
そして、卵が2つ樹の下に。。。
早朝、ずっと鳴き声が聞こえてたのだけど。
オリンピックも終わり、寂しい中での長崎原爆の日。
『A級戦犯者の遺言』 (青木 馨 編)
さらばなり 有為の奥山 けふ越えて 弥陀のみもとに 行くぞうれしき
東条英機らA級戦犯者の最期に教誨師として立ち会った唯一の日本人、花山信勝氏の講演より。
何と野呂山にある真人会野呂山道場での講演録だそう。
昨日の中国新聞朝刊の1面の広告に、
平和について考える一冊の中に紹介されてるのを見て取り寄せてみた。
平和を願って。
7月31日(土)
今日も案頭春が2つ開花。
でも、初めに咲いた方は色も薄くなり、そろそろ終わりかな。
隣の大名蓮につぼみが出て来た。
案頭春にももう一つつぼみがあるので、しばらく楽しめそう。
今朝、境内に水撒きをしていると、オレンジ色の蝶が飛んで来た。
帰って調べてみたら、
ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)♂
であると。
「褄黒」とは、縁が黒いこと。
そして、「豹紋」はヒョウ柄。
1980年代までは近畿地方以西でしか見られなかったが、生息域が拡がって、今では関東北部でも見られるとか。
これは地球温暖化によるものだそうで、このツマグロヒョウモンは「地球温暖化の指標生物」。
ひょんな出会いから地球温暖化のことを考える。
7月29日(木)
今朝、案頭春が全開。
写真を撮っていたら、、、
クマバチが飛んできた。
陽が当たり始めると、また違った色に見えてくる。
白い蓮も、赤い蓮も、大きな蓮も、小さな蓮も、みんなそれぞれ美しい。
また、鐘楼前に小さな花が咲いているのを見つけた。
最近は便利なもので、スマホアプリで写真を撮って送ると、AIであっという間に分かってしまう。
ランタナ
中南米原産の植物で、アジサイとは違う種類だけど、アジサイのように色が徐々に変化するので、和名は「七変化」と言うらしい。
鳥によって分散されるそうで、ここにも鳥が運んで来たのかなぁ。
また、この花、「世界の侵略的外来種ワースト100」にも含まれてるそう。
種に「アレロパシー物質」という他の植物の成長を抑える成分が含まれていて、ランタナだけしか育たない環境を作ってしまうとか。
日本では「生態系被害防止外来種リスト(旧 要注意外来種生物リスト)」にも。。。
先日、アメリカザリガニがニュースで取り上げられていたけど、こんなところにも。
《参考》環境省 日本の外来種対策 https://www.env.go.jp/nature/intro/index.html
陸の豊かさも守ろう
SDGs(持続可能な開発目標)の一つにも、外来種の侵入防止を。
何ごともちょっとした気づきから。
7月27日(火)
今朝、女郎花の上に蟷螂を見つけた。
まだ羽根も生えてない子ども蟷螂。
二十四節気をさらに細かく分けた七十二候に、「蟷螂生」というのがあり、6月初旬の頃を表すそう。
その頃に生まれ、羽根こそ生えてないけど、一人前に身構えて。
英語ではカマキリのことを、mantis または praying mantis と言うらしい。
《praying》は、祈る。
《mantis》は、ラテン語(Wikipediaではギリシャ語)の予言者、僧侶(修道士)に由来しているとか。
西洋では、祈っている姿に見えるのかな。
この辺では聞いたことがないけれど、日本でも「オガミムシ」と呼ぶ地方もあるのだとか。
拝むと言えば、
やれ打つな 蝿が手をすり 足をする
小林一茶 梅塵八番
洋の東西を問わず、手を合わせる姿は美しい。