呉市文化財保存活用地域計画 ヒアリング調査

3月4日(金)

季節の変わり目なのか、今日は3件のお葬式。

何とか無事終えて、休む間もなく午後4時10分より本堂にて呉市文化財保存活用地域計画のヒアリング。

呉市より4名、こちらは住職と総代さん5名が出席。

「文化財に対する取り組み」について、取り組み経緯・内容、成果、課題など、いろいろと質問に答える形で。

 

県史跡「石泉文庫及塾・石泉僧叡之墓」

虫干しのこと、小学生の防火訓練・虫干しの参加を含めた地域との関わり、歴史ウォーキング等々。

課題は、建物の老朽化が進んでおり、広島県と呉市の援助をいただけたら、もっと活用できるかなという話を。

総代さんからは、改めて長浜愛を熱く。

 

知られていないこと

いっぱいあるなぁと。。。

ともに学ばせていただくご縁と。

 

石泉文庫虫干し 3日目

10月27日(水)

石泉文庫の虫干しを終え、今朝9時より石泉文庫へとお返しする。

2日間、本堂で虫干しした経本を石泉文庫までお返しするのだが、細い道を運ぶのは一苦労。

昨年から使用しているアウトドア用ワゴン。

押し車を利用して運んで下さっている御同行を見て、小回りもきくこのワゴンを。
普段は折りたたんでおけるのもありがたい。

一度に3~4人分くらいの量は運べるかな。

書庫の2階にバケツリレーのように。

32名の参加をいただき、30分ですべて終了。

おかげで今年も無事虫干しを終えることが出来ました。

お手伝い下さった皆さん、ありがとうございました。

 

2021年10月27日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し 2日目

10月26日(火)

石泉文庫虫干し、2日目。

今日は昨日と打って変わって朝から快晴。

昨日に引き続いて、石泉文庫の虫干し。
昨日運んだ残りの半分を。

たくさんあるけれど、今日干したのは石泉文庫全体の4分の1。

 

 
 
 
 
 
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午後3時から片付け。

虫干しした本を片付け、本堂に張ったロープを外し、掃除をして明日の朝、運び出しやすいように入口付近に本を置く。

ついでに、ストーブも出していただく。

石泉文庫虫干しも2日間、無事終了。

明日は9時より石泉文庫へ搬入。

例年1日目の搬出する時はそこそこお手伝いしていただける方が多いけれど、返す時も結構大変な作業。
お手伝いいただける方はよろしくお願いします。

 

今日もありがとうございました。

2021年10月26日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し 1日目

10月25日(月)

9月末に予定していた石泉文庫虫干し法座が、緊急事態宣言延長に伴い中止となった。
でも、虫干し作業だけはしておかないと、と言うことで、今日虫干し。

朝9時に広南小学校の6年生がやって来て、それから本を石泉文庫から専徳寺へと運ぶことにしていたが、天気予報を見ると、今にも雨が降りそうな。。。
昨日までの天気予報ではくもりのち晴れだったのに。。。

朝8時には総代・仏壮有志の皆さんが石泉文庫に集まり、まずは2階書庫より本を下ろす作業。

そのあと、雨が降る前に、少しでも運んでおこうと、子どもたちを待たず、急遽石泉文庫から運ぶことに。

子どもたちが運ぶ本だけを残し、後は待つのみ。

何とか雨が降らないうちに、子どもたちも到着し、運ぶ作業をお手伝い。

本来なら何往復もしてくれる子どもたちも、今日は1往復。

運び終わったら、今度は本堂で虫干し作業。

そして、たくさんの本の下で石泉文庫の話を。

話をしていると、外から雨音。
教頭先生が傘を届けてくださって、みんな雨の中を学校へ。

 
 
 
 
 
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午後3時から本を片付け、何とか無事1日目を終了。

長浜に伝わる大切なご縁。
何かを感じてくれたらいいな。

お手伝いいただいた皆さん、ありがとうございました。

石泉文庫虫干し ロープ張り

10月24日(日)

朝冷え込んだけれど、秋晴れ。
明日は石泉文庫虫干し。
よく乾燥していてるので、快適に出来れば。

今日はそれに備えて午後1時よりロープ張り。

例年どおり前日の午後1時としたけれど、日曜日は法事と重なったため、住職不在で総代・仏教壮年会の有志の方がしてくださった。

総代の改選にともなって、新しい総代さんたちは初めての作業でもあるので、旧総代さん方にも参加していただいて、次代継承。

これまではピーンと張っていたけれど、ピーンと張ると手が届かないからと、このたびから少し緩めに。

 

明日は朝9時より。

どなたさまも、お手伝いいただける方はよろしくお願いします。

2021年10月24日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫 見学

9月27日(月)

今朝、本来なら石泉文庫虫干し法座。

広島県の緊急事態宣言が30日まで延長されたため、法座は中止となったけれど、当初虫干しを見学に来られる予定だった呉ろうあ協会の方々が午後から石泉文庫の見学に。

 

午前中、石泉文庫の風通しに行ったら、先日の雨で草が生い茂ってる。
急遽、石泉文庫内の掃除と、草むしりをして、できる限りのことをしてお迎え。

このたびは手話通訳の方も一緒だけれど、話し手の口元が見える方がいいと思ったので、マスクを外し、距離をとって初めてのフェイスシールド着用。

クリアマスクやフェイスシールド、いろいろと調べて一番これが良いかなと思ったのが、反射の少ないフェイスシールドに。

これがとっても軽くて、付けてるのをついつい忘れて思わず手がシールドに当たってしまう。。。

しかも、家族以外にマスクなしの素顔を晒すは1年以上ぶりなので、ちょっと緊張。

それでも、いつものように本堂でプロジェクターを利用して、石泉文庫・宇都宮黙霖の話を。

手話はできないけれど、視覚的に伝えることは大切かなと改めて。

 

霖雨蒼生りんうそうせい

恐らく黙霖の「黙」と「霖」についての話は、私の個人的な見解でもあるのだけれど、恐らくこれかなぁと思う話が一番腑に落ちるよう。

 

そのあと、石泉文庫へご案内。

来年、第70回全国ろうあ者大会が広島で開催されるのだそう。

それに向けて、より多くの方に宇都宮黙霖のことを知ってもらいたいと、黙霖さんの本を来春出版予定だそうで、その原稿を見せていただくと、私が話すよりもよくよく皆さんご存知で。。。

ただ、初めて黙霖さんの直筆の書などを手にされ、喜んでいただけたようなので気持ちホッと。

 

呉市でも手話言語条例が。

みんながみんな手話ができること。
これは難しいかも知れないけれど、何か大切なことに気づくご縁となればいいな。

そこに黙霖さんがお役に立てるのなら、もっと。

 

2024年、黙霖さん生誕200年。

こんな時代だからこそ、黙霖さんの思いを感じてもらえたら。

 

10月25日(月)より虫干し作業のみ行う予定。

 

石泉文庫 白壁修理

8月25日(水)

ようやく青空。

昨年の雨で剥落した石泉文庫の白壁の補修工事がいよいよ。

広島県の史跡に指定されているため、勝手につつくことができないので、昨年は呉市文化振興課に相談して許可を得て、とりあえず応急処置のみ。

その後、市と県に申請し、認可が下りたため、このたびの補修工事。

県が補修工事の費用を2分の1負担。呉市が4分の1。そして、地元で4分の1を負担する。

 
ただいま、そのための足場を設置。

道の障げにならないよう、足場は隣接の墓地側に。

先週末に石泉文庫を見に行った時には、昨年補修した際のつっかい棒に草が生い茂ってた。

無事に終わりますように。

学問とは

7月1日(木)

今日から7月。
そして、今日は呉空襲の日。
いろいろと思いを馳せながら。。。

国立国会図書館デジタルコレクションの『現代名流自伝』第1編に、前田慧雲勧学が「子の受けたる境遇と感化」と題して書かれた中に、石泉僧叡和上のことを挙げられていたので紹介。

 

石泉僧叡せきせんそうえい事蹟じせきに感ず

それから二三年の後、父から仏学のはなしを聞くについて、時々真宗の先哲せんてつはなしをしてれた事があります。其のうちついて最も感じたのが、芸州げいしゅう石泉僧叡せきせんそうえいといふ人のことで、父がそれをはなすについて、学問とふものは、この人のような学問でないと真実な学問でない。この石泉師せきせんしのは自身の心の底からして出た学問で、真の学問である。書物に書いてあるのを読んで覚えたり、口の上から聞き込んだけのものでは、学問とはへない。今日こんにちの学者はみな書物の上の事を受売うけうりしたり、師匠のふた事をり返すに過ぎないので、真実の学者でない。真実の学者は、自分で一けんしきを立てて、自分の心から出したものでなけらねばならぬ。ところこの僧叡そうえいふ人は、自分の説が当時の学者にれられず、本願寺からして糺問きゅうもんを受けたけれどもそれにもくっせず、安芸国あきのくにの一田舎の長浜といふところ隠居いんきょして、みずから学生をやしなうて、一生の間本山へはもちゐられずしておわった。その僧叡そうえいの目から見ると、本山にもちゐられてゐる学者共がくしゃどもは子供同様であって、初めから相手にしなかったくらいであると話されて、おおいに感動しました。成程なるほど、学問は書物に書いてある通りを其儘そのままふてゐるようではつまらぬ。どうしても一個の説を立てねばならぬといふかんがえおこりました。其後そののちふものは書物を見るたびに、無理矢理にでも自説をこしらへて見やうとつとめて、論語を読んだ時には『論語考』といふものを書いて、その草稿そうこう何処どこやらに有りましたが、今見るといふと可笑おかしい事ばかりではあるが、ふ事が多少の見識をつけました。

 

学問とは、そのまま受け売りするのでなく、自身の心の底から出てくるもの。

いつの時代も、先人の言葉に学ぶべきことが。

 

ちなみに、前田慧雲勧学は、専徳寺に建つ大洲順道の頌徳碑を書いてくださっている。

 

呉長浜郵便局 風景印

5月21日(金)

先日、総代さんと話をしていて、石泉の話から郵便局の風景印の話に。

石泉文庫の風景印があったことは知っていたけど、現在郵便局のホームページには掲載されていないので、てっきり無くなっているものと思っていた。

郵便局長さんから、その風景印に描かれている樹がいろんな人に尋ねても分からないと言うことだったので、それは石泉文庫にある大きなクロガネモチの樹だと教えてあげたと。

 

そこで、今日はちょうど親鸞聖人の御誕生日。
郵便局に風景印があれば、今日の日付で押していただこうと広長浜郵便局へ。

郵便局でちょうど局長さんが出て来られたので、風景印がありますか?と尋ねたら、あります!と。
前のがボロボロになったからこのたび新調したのだそう。

官製はがき63円を買って押していただく。

デザインは昔のまま。

石泉文庫、長浜からの瀬戸の眺め、呉の市花 つばき、

そして、左側にある樹。

それが石泉文庫のクロガネモチ。

長浜に寄られた際には、どうぞ記念に石泉文庫の風景印。

 

それから、郵便局の壁に貼ってあった切手の案内に目が止まる!

国宝シリーズ 第2集(6月16日発行)

右上に飛雲閣!

でも、飛雲閣だけって訳には。。。