中国新聞朝刊に

9月14日(水)

台風12号・13号・14号と、日本は3つの台風に囲まれ、フェーン現象のせいか、とにかく蒸し暑い。。。

今朝の中国新聞朝刊 呉・東広島版に、先日の黙霖没後125年の記事。

当日、吉田松陰の「一誠、兆人を感ぜしむ」の話をしようと思い、お参りくださった方に持ち帰っていただこうと、ハガキサイズの紙に印刷してお配りした。

 

記者の方にも質問されたが、このようなご縁をいただいたのは初めて。

滅多にないけれど、百回忌の次は百五十回忌であったりする。
また、仮に百二十五回忌をつとめるのであれば昨年だったのだけど、今年は黙霖さんとのご縁が次々とあり、再来年の生誕200年に向けて盛りあげていきたいと言う地元有志の方々の熱い願いで実現。

何はともあれ、みなさんが声を挙げ、ご縁が結ばれることは何より有り難い。

「一誠、兆人を感ぜしむ」

私も兆人の中の一人。

 

2022年9月14日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

黙霖没後125年

9月10日(土)

今年9月15日、宇都宮黙霖没後125年を迎える。

そこで地元有志の方々が、せっかくのご縁なのでと今日のご縁を企画。

ただ、たくさんの方にご縁にあっていただきたいけれど、まだまだコロナ感染が落ち着かないので、有志の方のみで開催。

おつとめをした後、黙霖さんの話は、吉田松陰からの手紙に記された「一誠、兆人を感ぜしむ」のお味わい。

「命をかけて貫く真心は、限りなく多くの人を感動させる」と言う意味だそうだが、当初倒幕を考えず、諫幕の立場であった松陰は、黙霖に手紙で私はこのような思いでいるのだから、藩主、そして幕府に説得をしていけば、やがてはその思いは届くはずだと告げた。

それでも、そんなことしていたらいつまでたっても変わらない!と、繰り返し繰り返し熱い思いで倒幕を説いた黙霖。
とうとう松陰は黙霖に降参した。

「一誠、兆人を感ぜしむ」、実際には黙霖こそがこの言葉どおりだったように感じる。

「兆人」とは、世界総人口が今年80億人に達するそう。それでも兆には達しない。
日本の人口も今では一億人を超えているけれど、一億人を超えたのは昭和42年。
黙霖や松陰のいた時代は、その3分の1ほどの3400万人ほどだったそう。

そう思うと、兆人とは未来も含めての数であろうし、その兆の中の一人が私であり、今日お集まりの方もそのお一人なのだと思えるなぁと。

そして、もう一つ。

今朝のNHKのニュース、おはよう日本に、全国ろうあ者大会で黙霖を演じてくださった砂田アトムさんがインタビューに。(→おはよう日本)

いろんなご縁を感じながら。

ようこそのお参りでした。

 

 

2022年9月10日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

黙霖さんのご縁

9月6日(火)

心配された台風11号。

昨日はどこもかしこも戸締まりの点検をして回ったけれど、このあたりはずいぶん静かに通り過ぎていった感じ。
ホッとしながらも、よそは大丈夫だったのかなぁっと案じながら。

 

今年9月15日が、宇都宮黙霖さんが亡くなって125年。

今週末、有志の方がお参りしたいとご縁を企画。

そこで何を話そうかと思案中。。。

 

今年は黙霖さんからのご縁をいろいろ。

春に呉ろうあ協会より出版された『黙霖 ろう勤王僧 宇都宮黙霖の生涯』に始まり、6月に全国ろうあ者大会が広島で開催。
その特別企画で『幕末の勤王僧 宇都宮黙霖』の手話パフォーマンス。

ゆかりのある方々としてご招待いただいたが、そのステージで黙霖さんを熱演されていた砂田アトムさんが!

今日の朝日新聞朝刊に。

LOVE LIFE』という映画に出演され、何とヴェネチア国際映画祭のレッドカーペットに。(→読売新聞オンライン「ろう者の映画出演、自然になる環境を目指して)

本当に、あの舞台が1回きりというのがもったいないくらいの熱演で、素晴らしかったなぁ。

 

それから、先月末の『中国新聞』呉・東広島版に呉市の手話言語条例制定の記事。

黙霖さんとのご縁で、いろんなことに次々と出会いが。

 

広南中学校が今年も起業企画でもくりんさん、いよいよスタート。

こちらも楽しみに。
→Facebookもくりんさん

 

お盆も明けて

8月21日(日)

お盆も明けて、8月もあと10日。

夏休みも終わりに差し掛かっている中、新型コロナウィルスの感染が再び拡大中。。。

 

お盆の間にキジバトのヒナの姿を見なくなった。
無事巣立ったのかなぁと、気にかけながら。

ツバメもあんなにたくさん電線に並んでいたのに、ほとんど姿が見えなくなった。
無事南へ渡ったかなぁと、気にかけながら。

 

夜には秋の虫の声が聞こえてくるようになり、少し秋の気配が感じられるようになったのかと思うけれど、日中はまだまだ暑い日が続く。

読経中にマスクが湿ってくると、息継ぎするのが。。。

 

お参り先で、「見ましたよ」と言われる呉市の「市政だより 9月号」。

「地域に根付く歴史文化を知る」という特集で、「石泉文庫及塾」が取り上げられた。

しかも、3面目に大きく1面。

紙面を見た家族に、「何で眼鏡掛けた写真?」と聞かれ、これは元々は「本を読んでるところを撮らせてください」って眼鏡掛けたまま撮られてる時に、「ちょっとそのままこっちに目線をください」と。
写真だけではその前後の物語が分からない。

印刷前に確認を求められ、「内容はいいと思うのですが、私の写真がちょっと大き過ぎるような・・・」と伝えると、「皆さんに知っていただかないといけないですから」と。。。

何はともあれ、PRになれば。

 

今年新しく取り入れたのは、「ネッククーラー」と言う冷蔵庫でしばらく冷やして首に巻くとヒンヤリするグッズ。

お参り中にはさすがに巻かないけれど、庭の清掃時に大助かり。

そして、充電式の扇風機。

お内陣でおつとめする時、扇風機に長い延長コードを用意する必要もなく、木目調なのでそれほど目立たずスッキリと。

お寺の中ではいろんなところに持ち歩いているのだけれど、さすがに外出先は。。。

 

今日も昨日も、仏壇じまいのお参りが一件ずつ。
これから家を壊すため、お仏壇にお礼のお参りの依頼。

家具や電化製品はほぼ取り払われているので、電気はつくけどクーラーも扇風機もなし。

それでも、「だいじょうぶです」と言いながら、滝のような汗をかき、扇風機持ってくれば良かったかもと。。。

 

そこにまるでコントのように、うしろでお参りされている方が団扇をパタパタ。

皆さんお揃いの団扇には、

「地獄に極楽」

え???

どうやら別府温泉で貰った団扇のようだったけど、団扇を持っていない私だけが地獄のような。。。

 

それはさておき、昨日と今日、総代さん方が担当地区にお配りいただく『念佛日和』を取りに来てくださった。

これから世話係さんにわたり、皆さんのお宅へと。

 

またお世話になります。 

 

 

 

全国ろうあ者大会 in ひろしま 特別企画

6月11日(土)

昨夜、広島市JMSアステールプラザ大ホールで、「全国ろうあ者大会 in ひろしま」の特別企画、『幕末の勤王僧 宇都宮黙霖』の公演が行われた。

このたびの大会に全国から約2000名の方がお越しになっているのだそう。

※会場内は撮影等禁止されていたので、このたびはチラシのみ。

宇都宮黙霖の生涯を
那須さんと砂田さんが
手話パフォーマンスします。
黙霖とゆかりのある方々も
ご紹介します!お楽しみにー♪

と、告知チラシにあるように、このたびは「黙霖とゆかりのある方々」の一人として、ご招待いただいた。

〈手話パフォーマンス〉、初めて見るので全くどのような公演になるのか見当もつかないまま会場に。

楽屋へ通していただき、出演者の那須英彰さんと砂田アトムさんにもごあいさつも。

 

「黙霖さんが15才の時に勉強した専徳寺の…」と紹介させていただくと、「常諦さんの!」と。

「常諦」と言う名前。
黙霖さんは知っていても、常諦さんの名前はなかなか出て来ないと思うのだけれど、嬉しい反応。

 

開演前に会場内の席に案内される。

静かな会場内では手話を使って皆さん会話を楽しんでいらっしゃる。
その中に手話を使えない自分。。。

ここでは自分がマイノリティ。

いつもはこの逆の世界があるのだなぁと、貴重な体験。

 

 

6時30分にこの著の作者松岡さんの挨拶で始まり、その後8時30分まで休憩なしのぶっ続けで黙霖さんの生涯を。

約2時間、ずっと見入ってしまったけど、お二人のパワフルかつユーモラス、表情豊かな手話パフォーマンスで黙霖さんの一生を伝えてくださった。

 

手話の歴史は新しく、宇都宮黙霖の時代にはなかった。

《参考》手話と口話―ろう教育130年の模索(https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/rounan/430/

 

聴覚を失った黙霖は、それでも自らの志を貫こうと、全国を筆談で回り、吉田松陰には降参したと言わしめるほどの存在に。

 

でも、その宇都宮黙霖のことを知らない人の方が多い。

それは、黙霖は筆談なので、1対1。

大勢に語りかけるには、言語が必要だったと。

そんな話を聞いて、手話の公演を見せていただき、最後は舞台上からご来場のたくさんの方の姿を見て、手話が〈ことば〉として伝わっている姿に感動。

最後は拍手ではなく、両手を挙げてひらひらと。

 

このたび、こちらには手話を通訳してくださった方の声を通して見せていただいたけど、今頃翻訳アプリも大変進化しているので、手話でもあるのかな?と思って調べたら、アメリカでは工科大学生が開発しているらしい。(https://heapsmag.com/arsl-sign-language-translation-interpretation-app-using-ar-high-tech

ただ、まだまだ日本で使えるようには時間がかかりそう。

とりあえず、日本で使える「こえとら」アプリをスマホに。

 

今日は朝から広南中学校の先生方が会場でもくりん饅頭などを販売。
たくさんの方にいろんなことが伝わりますように。

 

 

2022年6月11日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

もくりん饅頭

6月9日(木)

今日は午後から広南中学校で「もくりん饅頭」のお手伝い。

本日よりいよいよ広島市内で全国ろうあ者大会が始まり、明日の夜はJMSアステールプラザにて『幕末の勤王僧 宇都宮黙霖』の特別公演。

広南中学校では、総合学習の起業企画で商品開発した「もくりん饅頭」などを明後日会場で販売することに。

その準備として、博美屋さんに作っていただいた「もくりん饅頭」2種類ある中、焼き印の入ったもくりん饅頭には食品ラベルを、栗の入ったもくりん饅頭には特製の帯を巻いて食品ラベルを貼る作業のお手伝い。

保護者へお手伝いの呼びかけがあったけど、恐らく人手が足らないかなぁと思いながら。

約2時間、こんなに短時間でお菓子をたくさん触ったのは初めてかもと言うくらい。

 

この後、これを生徒さんたちが箱詰めして販売するのだとか。

馴れてくると、この「広南限定」の文字がピタッとはまり、その後きれいに箱の中に収まる姿は何とも心地よい。

 

この収益は学校活動に利用されるそうなので、是非ともお買い求め頂けたら。

久しぶりのもくりんさん

5月27日(金)

今日の夕方、広南中学校から久しぶりに“もくりんさん”がやって来た。

宇都宮黙霖ゆかりの地を背景に、“もくりんさん”撮影のため。

 

良いお天気だけど、この時間帯は逆光になってしまう。。。

本堂や山門前で撮影し、せっかくなので石泉文庫へ案内。

文庫の2階に上がって、黙霖直筆の本を読む“もくりんさん”。

素敵な写真が撮れてますように。

2022年5月27日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

くれえばん 6月号

5月25日(水)

『くれえばん』6月号に、『黙霖 ろう勤皇僧 宇都宮黙霖の生涯』の著者松岡雅之氏が紹介されると連絡をいただき、本日購入。

『くれえばん』6月号は、「歴史、文化、暮らし、生活、自然、食など 呉をデザインする人。」がテーマ。

その23番目。

“手話をより身近な言語にしていきたい”

と。

専徳寺や石泉文庫にお越しになった時の写真も添えられて。

第70回全国ろうあ者大会inひろしまのwebサイト(https://www.deafhs.com/)には、ドローンで専徳寺を撮影した映像も。

 

大会が盛り上がりますように。

2022年5月25日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

臨時総代会

5月6日(金)

ゴールデンウィーク。
昨日で終わったのかと思ったら、今週末までだと。

今年のゴールデンウィークは、制限が解除されたこともあってか、納骨に帰って来られた方、昨年法事に帰れなかったので、おつとめだけでもという方、いろいろある中にお葬式も次々と。

 

今日は午後から臨時総代会。

連休前の石泉文庫のクロガネモチ倒木、

ここまでの経過報告とこれからについて協議。

 

石泉文庫及塾・僧叡之墓は、広島県の史跡。

昭和29年4月23日に指定。

これまで大きな事故もなく来ていたので、今回の件で改めて所有者と管理者を尋ねられ、??と。

そこで調べていただくと、県の史跡として申請した時、管理者の名前には当時石泉文庫に隠居していた大洲昌子(十八世義俊の坊守)の名。

所有者には、当時長浜におられた約400名の名前。

 

と言うことで、所有者は長浜のご先祖さまで、管理者が専徳寺と言う関係。

 

今回の件、倒木により壊れたガードレールや隣家の屋根の修復は、史跡の敷地外のことなので、県や市からの補助等はなく、管理者側でしてくださいと。

ゴールデンウィーク直前に市からその連絡があり、すぐに総代長さんと相談し、隣家の屋根は取り急ぎ業者に発注。

ガードレールは、市の土木課より、今朝復旧に関しての通知書をいただいたので、今日の総代会に。

 

これからのことを考えると、いろいろ見直していくことも必要。

でも、今の時代では難しい、ご先祖さまが遺してくだった《みんなのもの》と言う姿は大切に。

ただいま石楠花しゃくなげ、開花中。

2022年5月6日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫 黒鉄黐(3)

4月26日(火)

今日、久しぶりに結構な雨。

朝、その合間を縫って、

撤去作業をしていただいて、雨が本格的に降る前に撤去作業終了。

これから問題山積だけど、とりあえず。。。

2022年4月26日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku