もくりんさんのお下がり

10月13日(木)

今日で小坪(旧小坪地区)の通り報恩講が修了。

お仏壇のお供えには、先日広南劇場で広南中学校2年生HMⅡが販売した「もくりんまんじゅう」があちらにもこちらにも。

おかげでお下がりにいただいた「もくりんまんじゅう」が鞄にどっさり。

子どもたちの起業企画へのご協力ありがとうございました。

 

そして、今日のお参り先でのヒアリングフレイル。

ヒアリングフレイルとは、加齢に伴う聴力の低下。
それに伴い、認知症と間違われたり、意思の疎通が難しくなったり。

《参考》ユニバーサルサウンドデザイン

 

一昨年、通り報恩講で伺った先で、「おつとめはいいから」と言われ、「えっ?」と思ったら、どうも聞こえづらくなってきたため、一緒におつとめできないからと。

でも、コミューンを使って一緒におつとめできた方のお宅へ再び。

 

呼び鈴は壊れており、玄関先で「ごめんください」と何度呼んでもまったく返事はない。
でも、奥の台所から音が聞こえてくるので、「ごめんください」を繰り返しながら台所まで行き、すぐ隣に立った時点で気づいていただけた。
かなりヒアリングフレイルが進んでいるような感じ。

コミューンの音を少し大きめにして正信偈をおつとめすると、最後まで一緒におつとめしていただけた。

ちゃんとこちらの声が届いたようで、そのあとしばしいろんな話を聞かせていただく。

最近は、「釋〇〇」と、帰敬式でいただいた名前で手紙を書いたり、友人と呼び合っているのだと。

 

そのあと、伺ったお宅では、逆に「法名を普段名告ってもいいのでしょうか?」と尋ねられた。

「法名を名告るのはいいことだと思います。ただ、相手が誰?って思うようなことがあるので、相手が分かるようにしたほうがいいと思います。」と回答。

「そうなんですよ。最初誰が贈ってくれたか分からなかったんですよ」と。

相手があって届く世界。

 

宇都宮黙霖生誕200年に向けて、有志の方々がとあるプロジェクトを構想中。
そのプロジェクトを具体化するため、今日午後からお寺に訪ねて来られ、いろいろと意見を求められた。
黙霖LOVEがすごく伝わって来て、汗かいてしまうほど。

こちらもいいご縁となりますように。