真徳会館 報恩講

11月18日(火)

昼前、真徳会館(東福浦説教所)へ。

2年に一度、当番でお参りする報恩講。今年は専徳寺が担当。

到着すると、みなさんと一緒にお斎。

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1時から正信偈をおつとめし、そのあと法話。

『もったいないばあさんのてんごくとじごくのはなし』より。

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10年ほど前、この説教所で『もったいないばあさん』の絵本を読んだ記憶が。

 

内容は長い匙の話。

「どうぞ」

「ありがとう」

 

便利にはなったけど、その分、難しくなってくる問題も・・・。

地域で大切につないでいるご縁。

 

ようこそのお参りでした。

 

帰りに自治会長の作られた柿と、仏教婦人会会長の作られた果物をお土産に。

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緑の柿??

と思ったら、これはニュージーランドの果物“フィジョア”というのだそう。

 

今夜より、今年最後の法座、仏教壮年会法座。

お誘いあわせてお参りを。

2014年11月18日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 11月例会

11月8日(土)

今夜は仏教壮年会の例会。

ただいま、通り報恩講真っ只中ということもあり、今夜は専徳寺の『御絵伝』の写真をプロジェクターに映し出して絵解きについて。

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ここに出て来る御所車に牛、馬、桜に至るまで、それぞれに大切な意味が。

一度ですべては無理なので、また少しずつ。

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見れば見るほど、細かいところまできれいに。

文化8年、親鸞聖人550回大遠忌法要の時に当山にお迎えした御絵伝。

 

次に掛かるのは御正忌報恩講。

2014年11月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

浄円寺 報恩講

11月6日(木)

今日は報恩講つとめあい2ヶ寺目、広 浄円寺の報恩講法要。

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午前中、広本町の通り報恩講をまわり、午後からこちらの導師をつとめるが、あともう少しというところで声が・・・。

いつものことながら、ちょっとこのあたりで疲れが出てきたかな。

 

控え室で、昨夜の月の話が。

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171年ぶりのミラクルムーン『後の十三夜』。

171年ぶりとか、名月だとか、いろんなことを聞いて眺めると、なるほど、きれいだなぁとは思うのだが、昨日眺めた月よりも、今宵の方がきれいかなぁとも思ったり。

 

明日が満月。

名月ではないかも知れないけれど、明日もきっときれいでしょう。

 

2014年11月6日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

住蓮寺 報恩講

10月29日(水)

昨日、今日と横路地区の報恩講参り。(写真は横路説教所)

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朝から俗袴を付けてマントを羽織って、防寒対策してバイクに乗るものの、まだ足袋が夏用だったため、足先から冷えること・・・。

今日、ようやく足袋を冬用に。

 

午後1時より、隣寺の住蓮寺報恩講法要に。

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先日の専徳寺報恩講にお参りいただいたお寺へ、今度はこちらからお参り。

それを、このあたりでは「つとめあい」と呼ぶが、「参りあい」と呼ぶところもあるそう。

これから11月、12月と残り4ヶ寺。

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青空のひろがる穏やかな報恩講。

ようこそのお参りでした。

2014年10月29日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

おみがき

10月10日(金)

昨日で報恩講参り、前半の小坪1丁目と白岳地区は終了。

 

今朝は14日より始まる報恩講法要の準備、おみがき。

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燭台・花瓶・香炉・輪灯・菊灯・・・。

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金色の仏具は真鍮製。

磨き粉をつけてピカピカに。

黒っぽい仏具は宣徳。

こちらは乾いた布でピカピカに。

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おかげさまでピカピカ。

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黄金の御殿のやうだけど

これは ちひさな御門なの

いつも私がいい子なら

いつか通つてゆけるのよ

  (金子みすゞ 「お仏壇」より)

 

週末の台風が気になるが、連休明けの14日より報恩講法要。

 

それに先立ち、今日は昼から阿賀法幢寺にて、呉東組聞名講の報恩講。

お誘いあわせてお参りを。

2014年10月10日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 10月例会

10月8日(水)

今夜は仏教壮年会の例会で、報恩講。

お饅頭のお供えをし、そのあとお下がりとしてみなさんに。

 

ちょうど皆既月食にあたるため、今夜のテーマは“月”。

 

月といえば、お釈迦さまの前生の話としてジャータカに現れる月のうさぎ。

日本には、飛鳥時代に天寿国繍帳、平安時代に『今昔物語集』などに現れ、とても馴染みのある話。

 

そして、『涅槃経』に説かれるアジャセ王のためにお釈迦さまが月愛三昧に入られる話。

 

正信偈をおつとめした後、詳しく話していたら皆既月食が見られなくなるので、かいつまんで話をし、後は帰ってゆっくり読んでくださいと、プリントにして配る。

法然聖人の、

月影のいたらぬ里はなけれども ながむる人のこころにぞすむ

 

毎日月を眺めてる人は少ない。

それでも、今日のように皆既月食だからと月を眺める人もいる。

「皆既月食だからって何?」と、無関心な人もいる。

 

阿弥陀さまの光が届いてるといっても、それに気づかない人、無関心な人、いろいろ。

今日くらいは、月を一人で見るもよし、二人で見るもよし、家族で見るもよし、それがご縁となればと、早々と例会を切り上げる。

 

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みんながいなくなった境内で、息子と一緒に月を観る。

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本堂の向拝から東の空を見ると、ちょうど親鸞聖人像の傘の上に赤い月。

それがだんだんと明るくなって・・・。

 

みんなにやさしい光が届いてる。

2014年10月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

報恩講参り開始

9月24日(水)

今年もいよいよ報恩講が小坪地区より。

台風の影響が心配されたが、午前中に熱帯低気圧になったようで、雨も降らず、バイクでお参りに。

昨夜の喉の痛みは治まったものの、枯れた声で今年はスタート。

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これから12月半ばまで、報恩講のご縁に。

2014年9月24日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

彼岸の中日

9月23日(火)

彼岸の中日。

昨夜、珍客あり。

電気のついていない薄暗い部屋の畳の上に目がとまる。

 

黒い虫・・・。

一瞬、ゴキブリっ!と思ったが、どうも足が長く・・・、そして、どこかで見たような・・・。

よ~く見ると、何とスズムシが家の中に。

 

珍しいから、子どもたちに見せ、今朝庭へ放すことに。

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一晩籠に入れていたけど、声を聞くことはなかった。

それでも、放した場所あたりで夕方声が聞こえたから、あのスズムシかな。

 

スズムシといえば、親鸞聖人が流罪になった発端、後鳥羽上皇の寵愛をうけていた鈴虫・松虫の出家。

そう思って調べてみたら、『安楽寺 松虫姫鈴虫姫ものがたり』という絵本が昨年出ていると知り、早速注文。

絵は、化粧品の広告で有名な鶴田一郎氏。

絵本にしては何とも艶やかな。

 

明日からいよいよ報恩講参り。

息子の風邪をもらったようで、今朝から喉がヒリヒリ。

その上、夕食のシシトウの辛いのが当たって・・・。

 

どんどん声が低くなってるから、大丈夫かなと思いながら、明日からその時その時の精一杯のおつとめを心がけて。

 

2014年9月23日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

講演とビデオの夕べ

9月8日(月)

今夜は年に一度の仏教壮年会と仏教婦人会の共催行事、講演とビデオの夕べ。

講師は自勤で、ビデオは念仏詩人 榎本栄一さんの話。

 

と、するつもりにしていたら、初めて訪れる広島市内の斎場でお通夜・・・。

 

どうにかこうにかお通夜が終わって、平和通りに出ると、まんまるお月さまが東の空に。

それを横目に大急ぎで帰山。

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境内の親鸞聖人像の後ろにも中秋の名月。

ちょうどおつとめがはじまっており、その後にビデオを先に鑑賞。

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 晩 年

肉体はおとろえるが
こころの目がひらく
人間の晩年というものはおもしろい
今日まで生きて
いのちのふかさが見えてきた

                  榎本栄一 『群生海』より

この年まで裸眼で1.5あり続けた私の目にも、いよいよ老眼の兆し・・・。

94歳でお亡くなりになった榎本栄一さんにはまだまだ足元にも及ばないが、これまで見逃してきたこと、この歳になってようやく見えてくることも、時々実感。

 

そんなことからお念仏の話を。

お疲れのところ、月光に照らされて、ようこそのお参りでした。

2014年9月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

盂蘭盆会 2日目

8月20日(水)

朝起きてニュースを見て、ことばを失う・・・。

安佐南区・安佐北区で大雨による土砂災害。

被災された方々、唯々御見舞申し上げます。

 

こちらは雨が降ることもなく、朝席・昼席・夜席と、盂蘭盆会2日目。

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今日は正信偈の「唯」の字を中心にお聞かせていただく。

 

後で「唯」を調べてみると、「唯々諾々(いいだくだく)」ということばが出てきた。

「唯」は、ただこのことひとつといふ、ふたつならぶことをきらふことばなり。また「唯」はひとりといふこころなり。

と、親鸞聖人は『唯信鈔文意』でお示しになった。

 

それ以外に、「唯」には、即座に「はい」と返事をする意味があるそうで、「唯々」は「はいはい」。

「諾」は、引き受けるという意味で、「唯々諾々」は、何ごとにも他人の言いなりになる様を意味するのだと。

「言いなりになる」というと、あんまり良い響きには聞こえないが、疑いなく、そのまま受け入れるという意味でとると、なかなか味わいのあることばかな。

 

明日の朝席で御満座。

ようこそのお参りでした。

 

2014年8月20日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku