宗祖降誕会初参式

5月18日(土)

午前10時より、隣の住蓮寺にて初参式(しょさんしき)

5月21日が親鸞聖人の誕生日“降誕会(ごうたんえ)”。

できるだけたくさんの方にご縁にあっていただきたいと、降誕会に近い土曜日に、専徳寺と住蓮寺が毎年交替で行っている。

初参式とは、この1年に生まれたお子さんと一緒に仏さまに初めてのご挨拶。

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今日は9名のお子さんとそのご家族がご縁にあった。

「らいはいのうた」をおつとめし、住蓮寺住職が『初参式の御消息』を拝読。

そして、私から一言ごあいさつの法話。

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ご家族で、そしてみんなで記念撮影。

それぞれに自分らしく輝いて。
今日のことは恐らく憶えてはいないだろうけど、親の願い、祖父母の願いでこのご縁に。

そして、子どもを通してご縁にであったご家族の皆さんも、このご縁を大切に。

2013年5月18日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

成寿園訪問 名田仏教婦人会

5月15日(水)

30度近くまで気温が上がり、汗ばむ一日。

今日は午後2時より特別養護老人ホーム『成寿園』を名田仏教婦人会の方々と一緒に訪問。

呉東組仏教婦人会連盟20単位が順番に隔月訪問して法話会。

 

一緒に正信偈をおつとめし、その後で法話。

そのなかで「ハチドリのひとしずく」の話を紹介させていただいた。

 

森が燃えていました

森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました

でもクリキンディという名の

ハチドリだけは いったりきたり

口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは

火の上に落としていきます

動物たちがそれを見て

「そんなことをして いったい何になるんだ」

といって笑います

クリキンディはこう答えました

「私は、私にできることをしているだけ」

     『ハチドリのひとしずく』 辻 信一 監修 より

南米エクアドルに伝わる短い話。
仏教にもこれに似た話が、「鸚鵡の恩返し」として伝わるようだが、一人ひとりが「私にできることをする」ってことが大切なことかなと。

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「ソッとつながる ホッがつたわる」

家庭の中で、寺の中で、地域の中で、私にできることから一つずつ。

2013年5月15日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講 5月例会

5月10日(金)

午後から広の教法寺にて呉東組聞名講の例会。

正信偈のおつとめの後、教法寺御住職の御消息拝読。ひき続いて称名寺御住職による法話。

それが終わると御示談。

今日は「後生の一大事」と言われるけれど、「今生」が大切なのでは?との質問。
それと、「真俗二諦」に関しての質問。

聞かせていただくなかで、ふと湧いてくる疑問。
それを尋ねることの出来る場。

雨で足もとの悪いなか、皆さんようこそのお参りでした。

 

その後、組の役員会で6月の団体参拝の確認が。

 

それから、聞名講でも紹介があったが、この日曜日(12日)のお昼に放送の『元就。』(RCC)に広が登場するそう。

しかも、以前長浜で製造されていた『パピリオソース』を訪ねて。

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番組ホームページ

興味のある方は、どうぞ。

2013年5月10日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

永代経法要 3日目

5月10日(金)

朝席で御満座。

明け方雨が降り、法座中は何とか止んでくれたが、皆さんが帰られてしばらくしてから再び雨。

その後、雨中の墓参りに葬式。午後からは聞名講と盛りだくさん。

 

このたびの永代経法要はプロジェクターを使って『御絵伝』の場面を見せていただきながらのお聴聞。

向かい合うと、時として対立を生むけれど、並んで同じ方向を向くと、同調していくというお話を聞かせていただいた。

それを聞いて、ふと初参式の姿を思い出した。

お母さんの膝の上に抱かれ、お母さんに後ろから手を添えられて一緒に焼香し、礼拝している小さなお子さんの姿。

また、京都の永観堂の見返り阿弥陀と呼ばれる阿弥陀さま。

 

そんなことを思い出しながら、法座の最後に皆さんと歌った『しんらんさま』の歌詞がお念仏を誘う。

そよかぜわたる あさのまど
はたらく手のひら あわせつつ
南無阿弥陀仏 となえれば
しんらんさまは にこやかに
わたしのとなりに いらっしゃる

きらめく夜空 星のかげ
あらしにきえても かくれても
南無阿弥陀仏 となえれば
しんらんさまは ともしびを
わたしのゆくてに かざされる

この世の旅の あけくれに
さびしいいのちを なげくとき
南無阿弥陀仏となえれば
しんらんさまは よりそって
わたしの手をとり あゆまれる

かざされているともしびを次の世代にも。
永代経法要、ようこそのお参りでした。

 
2013年5月10日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

永代経法要 2日目

5月9日(木)

今日も良いお天気の中、永代経法要。

つぶ山にもホトトギスが戻ってきたようで、ずっと鳴いている。

朝席で聞かせていただいた『御絵伝』の吉水入室(法然聖人のもとへ弟子入り)の場面。

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左下に池があり、鴛鴦(おしどり)の夫婦が描かれている。

池の中にいる鴛鴦(メス)が法然聖人、そして岩の上にいる鴛鴦(オス)が親鸞聖人を表していると。

もう数十年前になるだろうか。
皇居のお堀へと道路を横断して引っ越しするカルガモ一家が大きな話題となったことがあった。

お母さんカモに先導されて、ヨチヨチとヒナが一列に並んで歩き、お堀に着くとお母さんが真っ先に池に飛び込む。そして、「ガー!(大丈夫だよ!)」と鳴く喚び声に応えるように、ヒナたちが順番に高いところからヒョイッと。上手にはいかなくても、みんな飛び込んでいく。

喚び声に身をまかせ、飛び込む姿・・・。
そんなことを思い出す。

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昼席では、名前をよぶ“こころ”。

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夜席では夢告のシーンより、浄土に生まれて仏となる味わいを。

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そのなかで、「音を観る」という話を聞かせていただいたが、今日のニュースで「植物は隣の植物の声を聞く?(ナショナルジオグラフィック)という面白い記事が。

 

植物も声を聞く。
しかも聞きっぱなしでない。

聞かせていただいたご縁を大切に。

 

ようこそのお参りでした。
明日の朝席で御満座。
お誘いあわせてお参りを。

 

2013年5月9日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

永代経法要 1日目

5月8日(水)

今夜から良いお天気の中、永代経法要。

このたびの御講師は、八本松の西福寺 根来 暁 師。

本願成就文の「その名号を聞きて」を、『御絵伝』に描かれる出家の場面よりお聞かせいただく。

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法座が終わり、当山専徳寺の御絵伝の写真を探してみる。

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どうしてご誕生からでなく、9歳の出家から物語が始まるのか?
また、描かれている人たちにどんな意味が込められているのか?

そして、何がよりどころとなるのか?

改めて絵を見ながら、ふと・・・。

 

ようこそのお参りでした。

明後日の朝席まで。
お誘いあわせてお参りを。

2013年5月8日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 5月例会

5月7日(火)

いつもは毎月8日が仏教壮年会の例会だが、明日夜席から永代経法要が始まるため、1日繰り上げての例会。

今日は浄土真宗の教えの一つ、「平生業成」について。

臨終に対して「平生(今)」。

 

「業成」の意味、「業事成弁」の説明をするのだが、今ひとつ伝わらなかったよう・・・。

臨終来迎、浄土教美術の上ではとても美しい姿が描かれている。
知恩院の国宝「阿弥陀二十五菩薩来迎図」(早来迎)や「山越阿弥陀図」など、学生時代に何度も拝見したが、美しかったのを思い出す。

ただ、浄土真宗では来迎も臨終も問わない。

今、浄土に往生する身と約束された者のこれからの生き方と、臨終の間際まで行き先の分からないでいる者との生き方。
人それぞれではあろうが、心持ちは違ってくるのではないだろうか。

その“今”を先送りしていたのでは、いつまで経っても未来の話。
広島で現在開催中の「菓子博」。
始まった当初、ニュースで「○時間待ち」というのを聞き、「もう少し落ち着いてから」と先送り。連休に入り、「連休明けにでも」と先送りしていたら、明日から法座。
結局、行くことも出来ずに、閉幕となりそう。

なかなかすべてをとはいかないが、「今」を大切にしたいもの。

 

明日の夜から「永代経法要」。
お誘いあわせてお参りを。

2013年5月7日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 境内清掃

5月6日(月)

ゴールデンウィークもようやく最終日。

法事・法事・葬式・・と、毎日毎日よく続いた。

アベノミクス、アベノミクスと毎日のようにニュースで取りあげられるから、さぞかし景気も良く、皆さんゴールデンウィークはよそへとお出かけかと思ったが、一族そろって法事のご縁にあわれる方々が多く、大変有り難いことではあったが、さすがにこちらは疲れ気味。

法事では、GWの話から、「今でしょ!」というCMで流行っている話を交え、今このご縁にあうことの大切さについて。

 

今日も昼過ぎまで法事をつとめ、2時から仏教壮年会の境内清掃。

法務ばかりで家族サービスも出来ないため、子どもたちは妻と実家へ里帰り。
昨日帰ってきて、今日は清掃のお手伝い。

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2人ともこちらが頼んだわけではないが、1時間ほどしっかりと。

 

休みでお疲れのところ、会員の皆さま、ご苦労さまでした。

2013年5月6日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

4月30日(火)

ゴールデンウィークも前半の連休が終わった。

世のなかはゴールデンウィークでも、お寺にとっては“L”と”D”が抜けて“Goen Week” (ご縁週間)。

連休中は連日法事。
行楽日和にもかかわらず、遠近各地より一族が集って法事を営む。

目先の楽しみも良いけれど、こうして法事のご縁にあって、いのちのつながり、自分のいのちの有り難さに気づくことを大切にされているのはありがたい。

 

昨日は法事が終わって、つかの間の家族サービスで呉ポートピアへ。

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そして、今夜は阿賀の宝徳寺にて呉東組法中会。

今夜もいろいろと報告が。

そのなかで、

このたび、本山両堂等における脇壇・余間の呼称が変更されたことに伴い、これより宗門の寺院本堂等における脇壇・余間は、御本尊より見て左右と呼称することとなったので、この旨告知する。

という宗告が。

仏さまの眼。私の眼。
向かい合った時はどちらが中心かで左右があべこべに。

並んでしまえば、同じなんだけど。

ふと、そんなことを思う。

明日から5月。

2013年4月30日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

我聞会 4月例会

4月26日(金)

今夜は広の善通寺にて我聞会の例会。

『蓮如上人御一代記聞書』の輪読は、前回から繰り越しの(140)(141)と(142)(143)。

今夜私が担当したのは、(142)と(143)。

 

この条からはしばらく、蓮如上人が本願寺を再興されたことについて。

たまたま蓮如上人が本願寺を再興したのではなく、15歳の頃に志を持ち、御苦労されながら成し遂げ、そしてお亡くなりになられる前、この再興は冥加(みょうが/目に見えない仏のおはたらき)によるものだと御述懐されたとのこと。

御自讃ありと云々

ある一本には「御自讃」が「御自証」とあると、『蓮如上人御一代記聞書講話』(安国淡雲著)に。

最後をふり返って自らお褒めになったのか?、それとも、これに間違いないということでおっしゃられたのか?意見が分かれるところであった。

 

法話では、東海地方に伝わる涙汁というお葬式に振る舞われるお汁の話を聞かせていただく。

地方によっていろいろあるようだが、その後、それぞれに話を伺うと、いろいろとお寺によって違うことも多く、これだけ近い間でも、へ~っと初めて知ることも。

 

初めて知って、当然のことのようにしていたことをふり返る。

 

今日は満月。
ちょうど終わった頃に顔を出す。

2013年4月26日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku