平成25年1月1日(火)
新年あけましておめでとうございます。
今朝は9時から元旦会。
正信偈をおつとめし、昨年と同じく『教行信証』総序の御文を拝読し、新年のご挨拶。
いろんなことのあった昨年。
今年はみんなが自分の色に輝ける年でありますように。
元旦会が終わり、除夜会の後片付け。
たくさんのいろんな願い。
そんな思いをこころに抱いて輝いて!
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
12月31日(月)
星空のもと、除夜会。
12時から除夜の鐘が鳴り始め、本堂では重誓偈のおつとめ。
鐘をつき、焼香された方々が、次々と住職、法務員、総代が並んで座っているところへご挨拶。
ただ、これまでと違い、椅子式とし、立ったままのご挨拶とすることに。
そして、BGMもこれまで雅楽を流していたが、今年は東儀秀樹ベスト版にしてみる。
今回が3回目の安穏のともしび。
自分の願いをあらわすことで、自分の“願い”を知り、他者の願いを知り、そして願われていることに気づかせていただくご縁となれば。
自分の光、他者の光、バラバラな光が集まって、きれいな光景を作り出す。
それから、本堂の廊下に行灯を。
弘願寺で見せていただいた灯籠に書かれた法語。
それにヒントをいただいた。
キャンドルは100個以上が並べられた。
寒いなか、家族揃ってのお参り。
小さなお子さんからおじいさん、おばあさんまで。
みんなのこころが暖かく、明るくなって、新しい年を迎えていただきたい。
ようこそのお参りでした。
12月28日(金)
今夜は広の浄円寺にて、今年最後の組内行事、法中会。
今年は組長(そちょう)が替わり、組(そ)の事務局が新しく設置され、その事務局員に就いた。
毎月開催される法中会のFAX案内、法中会の資料作成。
そして、ご縁の会の事務等々。
いろいろと新しいことをさせていただいた1年であった。
今夜の法中会で、来年の呉東組団体参拝(2泊3日)の行き先が決まった。
2年に一度の団体参拝。
来年は本願寺を清掃する念仏奉仕団に6月12日、13日と参加。
それはすでに決まっていたのだが、その後の行程をどうするか。
今日4案が提示され、そのなかから白浜コースに決定。
念仏奉仕団の後、南紀白浜温泉に1泊して、鷺森別院を参拝して帰ることに。
鷺森別院は、石山合戦において織田信長と和睦し、石山本願寺を退去した顕如上人が、一時本山を置いた寺。
定員が120名。
年が明けたら、募集の呼びかけ。
どうぞ、ご参加を。
12月26日(水)
通り報恩講参りも今日の1件で修了。
最後のお宅へ伺うと、いつも女性の方に抱かれてお参りしていた犬の姿が見えなかった。
おつとめが終わり、帰り際に17年間一緒に過ごしてきたその犬が、昨日息を引き取ったことを聞かされた。
「やっぱり寂しいです。」
この一言がこころに残る。
今日広南小学校のホームページを見ていると、「各学年の部屋」の6年生、12月に「広南の宝」として、長浜の宇都宮黙霖と小坪の小坪神楽についてのグループ発表の模様がYouTubeで紹介されていた。
こうして地域のことを通して、身近なところでいろんなことを学べるのは、大切なご縁。
そして、今日もう一人、長浜出身の方の話を。
ご門徒の方より、広島大学で先日ある催しがあったことを教えていただいた。
昭和の造船教育者
長浜出身の濱本博登氏。
長浜からいろんな方がいろんなところで輝いている。
12月25日(火)
今夜は呉東組の忘年会。
初めて訪れる音戸のお店にて。
昨日から冷え込みも厳しいなか、今年一年の慰労と親睦の集い。
とはいえ、28日に法中会があるので、今年最後の組内行事とはいかないが・・・。
そして、今日はクリスマス。
キリスト教徒の方々にとっては、大切な日。
仏教徒だから関係ない。
ではなく、仏教徒であっても、キリスト教徒の方々に敬意をあらわして、「メリークリスマス」。
クリスマスは、仏教徒にとっては4月8日のお釈迦様の誕生日(灌仏会・花まつり)にあたるのだが、文化が違えばいろんなことが違う。
それはそれで、良いところは学びたい。
また、あんまり知られていないが、カトリック・バチカン諸宗教対話評議会から、灌仏会にお祝いのメッセージが全日本仏教会に毎年寄せられている。
花まつりを祝うメッセージ(機関誌『全仏』2002年5月号に当時のものを紹介)
それぞれの違いを認めながら、お互いよりよい世界に。
世のなか安穏なれ
12月19日(水)
今日は大広 真光寺の報恩講法要御満座。
今年最後のつとめあいで、善通寺と仁方浄徳寺の御住職とともにお参りさせていただく。
11月に痛めた喉も何とか持ちこたえた。
法要が終わり、着替えをしているとき、私の着けている白帯(はくたい)を見て、ちゃんと白帯を着けているんだと感心された。
どうも皆さんはマジックテープで留めるタイプの帯を、白衣(はくえ)に着けているそうで。
私はどうもマジックテープのものは・・・。
そのときの話にも出たが、正絹の帯の方が蒸れにくい。
グルグルと何重にも巻いてはいるが、夏場それほど蒸れる感じはない。
それに、声を出すとき、お腹に力が入るため、マジックテープだとどんどん緩んでしまいそうで。
控え室で、そんな会話。
人から言われて、それが普通でないことを知る。
今年もあと少し。
体調に気をつけて。
12月18日(火)
朝9時から仏教婦人会のみなさんが集まって、まずは本堂の清掃。
一昨日、境内は仏教壮年会のみなさんが清掃してくださり、今日は本堂を婦人会のみなさんが。
正信偈をおつとめし、そのあと住職が法話。
仏教壮年会の例会でも話した、大晦日に行うキャンドルナイトに使う紙で作る蓮。
今回はデモンストレーションを交えながら。
竹筒の代わりに使うパイプと、はさみ、のり、ガーゼハンカチとたこ糸(叉焼用の糸で代用)。
そして、花に使う用紙さえあれば準備は万端。
花びらは一枚一枚絞って作るので、少し手間はかかるものの、花の組立はいたって簡単。
そんな作り方を説明し、この花に込められた意味を伝える。
『阿弥陀経』の「青色青光・黄色黄光・赤色赤光・白色白光」。
金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」。
そして、このたびの選挙で座を追われることとなった野田首相が、民主党の代表選挙で引用した相田みつをさんの、
どじょうがさ、金魚のまねすることねんだよなあ
一躍脚光を浴びたこの詩も、このこころに通じる。
それが出来ていない私たちだからこそ、出てくる御文。
隣と比べ、隣をうらやむ。
また、無理して自分の色と違った色に輝こうとする自分がいる。
大晦日、この4色の蓮に彩られた境内で、いろんな思いをいただいていただければ。
この蓮は、初めての試みなので、準備は住職一人でこつこつと。
今のところ青・黄・赤・白の4色が5セット。20個の蓮が出来上がる。
これまでは、4枚づつの花びらを3重に重ねて作ったが、これからは2重にして量産を。
今回成功したら、来年は手伝っていただける方にもお願いしようかと。
何はともあれ、大晦日から新年にかけての1年に一度の行事。
参拝される方の良いご縁となりますように。
12月16日(日)
昨日の雨でぬかるんでいるものの、快晴で暖かい日曜日。
12月2日に予定されていた境内清掃。
当日、雨で中止となり、今日の午後2時より改めてすることに。
イチョウの葉もすっかり散って、今日の清掃の中心はイチョウの落ち葉拾いと、雨樋にたまった葉っぱの除去作業。
寺務所の裏の葉っぱの掃除をしていると、何故かニラの臭い・・・。
よく見ると、何とニラが群生。
一昨年は雨樋がつまり、そこにどこからともなくやってきた大根が生えていたことも。
何はともあれ、きれいになった。
明後日18日は、仏教婦人会の本堂清掃と報恩講。
一つ一つ今年の行事も終わっていく。
選挙も終わり、どうやら政権交代で新しい年を迎えそう。
世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ