我聞会 11月例会

11月20日(日)

落語会も一段落。

そして、今夜は当山専徳寺にて我聞会の11月例会。

『蓮如上人御一代記聞書』(113)(114)の輪読。

蓮如上人の相手への接し方の一端を学ぶ。

 

法話は私が担当。

このたびは「願」。

除夜会の「安穏のともしび」、「願」のバッジ、今日の落語会の開催のことなど、「願」を伝えていくことについて話させていただいた。

 

夜になり、少し冷え込んできた。

明日はもっと寒くなる予報。

明日から2日間、沼田地区の報恩講。

 

とりあえず、今夜は大きな行事を終えてホッと一息。

2011年11月20日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

お寺数珠つなぎ落語会

11月20日(日)

昨日までの雨もやんで、青空の下、落語会を迎える。

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初めての落語会を少しでも盛り上げようと、掲示板にミニのぼりを並べる。

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今どき、こんなミニのぼりの製作キットが売られている。
もちろん、デザインは自分でしなくてはいけないが、結構きれいな出来映えに。

 

お昼過ぎに到着予定の笑福亭仁智さんから電話で、昨日の雨の影響で呉駅から新広駅方面の列車の本数が減らされ、次の列車に乗るとの連絡。

こんなに良いお天気でも、こればかりは分からない。

予定より30分ほど遅れて、新広駅に到着。

 

専徳寺に到着されると、会場となる本堂の点検に。

12時半頃には仏教壮年会の会員のみなさんも集まって、座布団を敷いて会場作り。

 

だんだんと会場に人が入り、用意された椅子席は埋まり、120名ほどがこのご縁に。

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午後2時から重誓偈のおつとめの後、住職があいさつ。

そして、お囃子の音楽が鳴り、いよいよ落語。

このたびは、笑福亭仁智さんのお弟子さん、笑福亭智六さんが『動物園』の落語を。
そして、笑福亭仁智さんが川柳の創作落語を披露。

 

中休みをはさみ、今度は笑福亭智六さんが手拍子にあわせて南京玉すだれ

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アさて アさて さては南京玉すだれ
チョイと伸ばせば 阿弥陀如来か釈迦牟尼か
後光が見えれば おなぐさみ
阿弥陀如来が お目にとまれば
元へと返す 元へと返す 

そしてメインは、笑福亭仁智さんの創作落語『親鸞聖人』

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親鸞聖人の生涯を、笑いを交えながら、楽しく聞かせていただいた。

 

本堂で、小学生からおじいちゃん、おばあちゃんまで、いろんな世代の方が集まり、このご縁をいただいた。

挨拶のなかでも触れたが、この落語会が正式に仏教壮年会の行事として決まったのが、3月11日夜の役員会。
まだまだ、あれだけの被害が出ていると知らず、夜津波到達予想が呉にも出ていたので、緊張感のあるなかで決まったご縁。

そのあと「願」のバッジを作り、「ともにがんばろう」のメッセージを添えた。

ただ、頑張るには元気がないと頑張れない。
元気を出すには、笑うこと。

今日は大きな笑い声が本堂に起こった。

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落語も終わり、笑福亭仁智さんに一筆いただいた。

月よりも 花よりも なお美しい 人の笑い顔

たくさんの笑い顔でみなさん帰路へ。

 
このご縁を大切に。

2011年11月20日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

落語会前日

11月19日(土)

今日は午後1時より広教育センターで、先日の消防車写生大会の表彰式が行われた。

長男が表彰されるため、行く予定にしていたが、急な法務で行けず。
でも、後でしっかりビデオで見せてもらった。

 

法務も終わり、いよいよ明日にせまった落語会の準備。

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明日、仏教壮年会の会員の方が会場設定をしてくださる予定だが、事前にある程度済ませておかないと、いろいろと不備も出るので、準備にかかる。

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せっかくの落語会。
高座用に演台を積み上げて、真っ赤な毛氈で演出。

打敷も赤が基調で、本堂がパッと華やかに。

 

明日の天気は晴れ。

明日のことは・・・、蓋を開けてみなければ分からない。

無事、迎えることを願うのみ。

どうぞ、お誘いあわせてお参りを。

2011年11月19日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉専徳寺報恩講 広教育祭

11月16日(水)

今週からいよいよ長浜の報恩講。
東地区から開始。

今日も朝1件参ったあと、呉の専徳寺の報恩講へ。

10時からの法要で導師を勤める。

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呉の専徳寺の御門徒さんも、今度の落語会へ来場してくださると聞く。

それから帰って、再び報恩講。
 

現在、広市民センターにて、広地区教育祭が開催中。
長浜小学校の児童の絵手紙が展示されているのを月曜日に見に行った。

そこには、いろんな「ありがとう」。

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どの絵手紙も力作揃いで、ついつい全部撮ってしまった。

それから白バイ・パトカー・消防車子ども写生大会の作品もロビーに展示。

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入賞者選考の模様はこちら→広まちづくり推進委員会ブログ

広教育祭は、広村であった頃の村是に、「教育第一」と掲げられていたことを今に伝えている祭で、今年で63回。

教育祭は、11月23日(水)まで。

 

2011年11月16日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

第1回 呉東組ご縁の会

11月13日(日)

今日は午後からクレイトンベイホテルにて、第1回ご縁の会にスタッフとして参加。

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第1回目。
しかも、正式決定してからの募集期間が短かったこともあり、なかなか参加者が集まらなかったようだが、今回は男性8名、女性8名の参加ではじまった。

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まずは御本尊を前に組長(そちょう)あいさつ。それに続いて、おつとめ。

事務局の宝徳寺住職によるオリエンテーション、緊張を解くためのアイスブレイクゲームがおこなわれ、その後、席替えをしながら自己紹介。そしてフリータイム。

時間が経つにつれて、和やかな雰囲気のなか進んだ。

 

そして意中の人がいれば用紙に書いてもらって回収し、カップリングが成立したかどうかは、事務局から後日参加者へと知らされる。

カップリングが成立した場合、クレイトンベイホテルのご厚意により、食事券もプレゼント。

 

初めてのことではあったが、お寺が地域のなかで交流の場をもつ「ご縁の会」、好い感触でスタートした模様。 
 

また、次回も参加してみたいとの声もあったようで、恐らく法中会で次回へ向けての話が進められていくことになるだろう。

2011年11月13日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 11月例会

11月8日(火)

昨日は広本町、今日と明日は広名田地区の報恩講。

 

そして、今夜は仏教壮年会の11月例会。

今日はもうすぐ落語会ということで、「落語」と題し、落語と仏教のつながりについて話をする。

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日本の芸能は仏教と密接な関係にある。

奈良時代には、日本最古の仮面劇「伎楽」。

平安時代には、琵琶法師・絵解き法師・節付き説教(後の節談説教)など、説法の仕方もいろんな形に。

鎌倉時代から室町時代に盛んに行われた猿楽(能や狂言)も、お寺と密接な関係に。

 

そして、落語。

落語の祖とされるのが、浄土宗西山深草派本山誓願寺の第55世法主 安楽庵策伝。

文字も読めない民衆に、いかに教えを伝えるか。
誰にでも分かるように、やさしく、おもしろく、巧みな話術で、【落とし噺】を高座で演じ、布教した。

そして、それを『醒睡笑』8巻に著し、これが落語の原点とされる。

 

たとえば、「寿限無(じゅげむ)」の落語を知っていれば、正信偈の話が聞ける。

「寿限無」とは、かぎりないいのち。「帰命無量寿如来」の無量寿と同じ。

「五劫のすり切れ」は、「五劫思惟之摂受」。

そんなふうに、落語をとおして仏法に出会える。

 

浄土真宗の節談説教(ふしだんせっきょう)も話芸のルーツとして知られる。

親鸞聖人の兄弟子 聖覚法印(『唯信鈔』の著者)。
この方は安居院(あぐい)流という節付き説教を樹立した。

それを継承し、真宗独自の節談説教という形で伝わったが、今ではその継承者もわずか。

 

呉東組親鸞聖人750回大遠忌お待ち受け法要が、川尻の光明寺にて行われた時の御講師が節談説教の松島法城師。(2009.3.28)

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そのあと、境内に組まれた特設舞台で、舞楽の奉納。

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そんなひと味変わった法要から2年。

今度は落語で親鸞聖人750回忌のご縁に。

 

世界的に元気のないニュースばかり。
元気になる手っ取り早い方法は、“笑う”こと。

笑うことで元気になり、そして“ともにがんばろう”。

2011年11月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

浄円寺報恩講

11月6日(日)

午前中ぱらついていた雨も上がり、午後から広駅前の浄円寺報恩講の御満座の席に。

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住蓮寺住職導師のもと、法要。

蒸し暑く、汗をかきながらのおつとめだった。

 

その後、広商店街振興組合発行の写真集

オールドデイズ
懐かしい広町・広商店街 あの時 あの頃
 ―広の歴史を未来の子どもたちへ伝えるために―

を商店街内の広書房で購入。

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明治40年頃の長浜の風景なども掲載されているが、注目すべきは最初に出てくる広村絵図(1850年)。
当時の「長浜千軒」といわれた町並みが地図のなかに描かれている。

 

広村から呉市へ。

移り変わる姿が紹介されているので、興味のある方はどうぞ。

 

2011年11月6日 | カテゴリー : 地域 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

11月3日(木)

今夜は安登の浄念寺にて呉東組法中会。

それほど大きな議案はなかったが、第1回ご縁の会の参加申し込みが現在のところ少ないとの報告。

第1回ということもあって、なかなか把握出来ていないこともあるのと、他の婚活パーティーと重なっていたりと。

いろんな意見も出ており、少し見直しも。

せっかくのご縁なので、少しでも良い方向に向かってくれればと思う。

 

今夜は時間もあったので、葬儀のあり方についてもいろんな意見交換が行われた。

いろんな方の意見を聞くのも、それぞれにうなずけた。

 

2011年11月3日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

長浜 秋祭

11月3日(木)

今日は長浜入江神社の秋祭。

 
この祭は、江戸時代に仰誓(ごうぜい)という学僧が全国の念仏者の逸話を集めた『妙好人伝』の第二編に登場する。

「九右衛門男」

九右衛門の息子、想四郎と想吉兄弟が海で遭難したときの話である。

【参考】『妙好人伝全集 古昔の巻 第2編』 (近代デジタルライブラリー)

その話に由来するお供舟(呉市有形文化財)が、以前は曳き船として伝わっていたが、

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交通事情も変わり、県道を使用することが難しくなったため、お供舟は神社でその姿を見せるのみ。

それでも、太鼓と御輿が子どもたちの旗を先導に長浜を練り歩く。

 

若手有志による長浜祭り愛好会も出来、太鼓をかついで回す姿は勇ましい。

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妙好人を伝える全国でも珍しい祭である。

2011年11月3日 | カテゴリー : 地域 | 投稿者 : sentoku

長浜 よごろ

11月2日(水)

今日は広商店街のお宅を報恩講で。

今年は異常なほど暖かい。
例年であれば、11月になると肌寒く感じるのに、お参りしていると汗をかく。

タイでは深刻な洪水、ニューヨークでは大雪と聞く。
  

白石地区も昨日終わり、広古新開と名田をあと1週間で終える。
それが終わると、いよいよ長浜の報恩講に。

 

今日もお参り先で、犬が一緒に報恩講。
犬やネコと一緒にご縁にあわれる方も多くなってきた。
そんななかからいろんなご縁が生まれる。

あるとき、玄関先で犬に吠えられた。
家に入ると、ずっと外からこちらをうかがっている。

そして帰り際、玄関を出ようとすると、態度が豹変し、今度はしっぽを丸めて怯えている。

どうも、『御文章』を拝読するとき、主(飼い主)が頭を下げて聴聞している姿を見て、恐れをなしてしまったよう。

頭を下げる

何気なく頭を下げているが、頭を下げる行為というのは大変なことなのだと気づかされる。

 

11月1日号の本願寺新報に、『親鸞なう』(福井新聞社刊)という書籍が紹介されていた。
そして、同時に電子書籍版も販売されたと。

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このあたりでは中国新聞社が毎週「洗心」を連載。
福井新聞社では、親鸞聖人750回御遠忌を機縁に、「親鸞なう」を9ヶ月連載し、それをこのたび単行本化。

せっかくであるから、電子書籍版を購入してみた。
パソコンでもスマートフォンでも見れるので、ちょっとずつ読み始めることに。

 

今夜は長浜入江神社のよごろ。

「よごろ」とは、何と方言だそう。
一般的には「宵宮祭」といい、祭の前夜祭。

明日が祭礼。

妙好人にまつわる祭である。

2011年11月2日 | カテゴリー : 地域 | 投稿者 : sentoku