土香炉

12月6日(水)

今日は午前中、明神地区の通り報恩講。

お葬式が2件も出来たので、時間を気にしながら、合間を縫って。

 

そして、午後からは業者との打ち合わせ。

広南学園のクリーン活動もあったけれど、先日より五十肩がひどく、戦力にはなれないので、そちらは行かず。

ただ、先日から気になっていたことを。

御内陣がピカピカになると、そうでないところがどうしても気になってくる。

その一つが土香炉どごうろ

縁が煤けているのが気になって、色々とネットで調べてみたら、灰のならし方を延々と流しているYouTubeもあったり。

それらを参考に、道具を用意し、まずは灰をふるいにかける。

灰をすべてふるいにかけて、土香炉を洗う。

ひっくり返すと、何と! 土香炉の裏には「親鸞聖人七百回大遠忌記念」と「本願寺」の印。

これからも大切に。

綺麗になるとやっぱり気持ちがいい。
そこで、他の土香炉も次々と。

そして、沙羅さわり

本願寺派では「沙羅」、大谷派では「砂張」と表記して、いずれも「さわり」と発音するのだそう。

以前、おみがきの時にどなたかが磨いてくださったのだけど、中が白く。。。

修復前は御内陣も薄暗く、それほど気にもならなかったけど、修復後あまりにも目立ちすぎるので、

こちらも綺麗に。

2時間ほどかかって掃除終了。

 

土香炉は、本願寺派では青磁製で「玉香炉たまこうろ」と呼ばれるものを依用し、大谷派では「透かし香炉」と呼ばれるものを依用するのだと。

元々あったものをそのまま依用しているので、これまで何も気にせずにいたけれど、そういう違いを知るのもなかなか面白いかも。

 

 

一周忌のご縁に

12月4日(月)

午前中、胡子地区の通り報恩講。

報恩講での一コマ。

正信偈をおつとめし、『御文章』「聖人一流の御勧化のおもむきは」と拝読していると、ワンちゃんがそおっと近寄ってきて『御文章』を持っている手をクンクン。
お家の方は頭を下げているので、そんなことにまったく気づかず。。。
こちらもワンちゃんにお構いなく拝読し続けてると、今度は立ち上がって顔をクンクン。。。
それでもお構いなく「あなかしこ あなかしこ」と閉じると、すべて何事もなかったようにワンちゃんは知らん顔。

 

通り報恩講を終え、今日は府中市明浄寺へ。
一周忌のご縁。
昨年末、お葬式にお参りさせていただいたが、その前日が積雪。
寒いお葬式だったので、今日もお天気が気になったけれど、今日はとても良いお天気に。

天気もよく、ちょっと早く到着しそうだったので、いつも通るたびに気になっていた三郎の滝へ。

さすがに紅葉もピークを過ぎたようで、誰もいない三郎の滝で、マイナスイオンを独り占め。

一周忌。
こちらの御本尊は、身長150㎝以上もある大きな阿弥陀さま。

そのため、すべてが大きい。

こちらは御住職お手製のお供物。

自坊の御内陣修復が終わって、これまでそれほど気にもならなかったようなところにも目が行くように。

ご縁に遇う楽しみが一つも二つも増えた感じ。

故人を偲ばせていただきながら、久しぶりにお会いする方々と。
御法事って有難いご縁。

 

 

 

 

 

2023年12月4日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組 仁風園訪問・法中会

12月2日(土)

コロナ禍で中止されていた呉東組仏教婦人会連盟による児童養護施設 仁風園の報恩講訪問が4年ぶりに再開。

連盟加盟単位が東西2つのグループに分けられ、隔年で各単位より2名の参加。

このたび専徳寺仏教婦人会も担当に当たっていたので、2名の会員の方を車で送迎。
折角なので一緒に参拝。

随分前に一度だけ報恩講で訪問したことがあるけれど、今の新しい園舎になってから初めてのご縁。

仁風園に到着すると、一人の男の子が笑顔で案内してくれる。

 

午後2時より報恩講。

お仏壇の前で子どもたちと一緒に『らいはいのうた』をおつとめし、お楽しみゲーム。

そして、婦人会連盟の役員のみなさんによる朗読劇『金色のシカ王』。

あっという間の一時間。

そのあと控室にて園長先生より現況を聞かせていただいた。

 

そして、今夜は阿賀称名寺にて呉東組法中会。

鐘楼がLEDでライトアップ!
側にベンチも出来、ちょっと雰囲気が変わったかも。

《参考》o+h

組の慶讃法要まであと1週間。

2023年12月2日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

古い写真

11月30日(木)

今日で11月もおしまい。

今日の通り報恩講のお参り先で、古い写真を見せてくださった。

白い割烹着に「大日本国防婦人会」のタスキ。

昭和15年、婦人会の戦死者追悼法会。

そして、

昭和30年の念仏奉仕団。

当時は新幹線もなかった頃。
どのくらい京都まで時間がかかったのだろうと、Google Bird(対話型AI)で尋ねてみた。

昭和30年に呉市の広駅から京都駅までの移動方法は、主に鉄道とバスでした。

鉄道の場合

広駅から京都駅までは、山陽本線の特急「しらね」を利用するのが最速でした。広駅から岡山駅までは特急「しらね」で約2時間30分、岡山駅から京都駅までは特急「はまかぜ」で約4時間30分、合計で約7時間でした。

また、広駅から京都駅までは、山陽本線の普通列車を利用することもできました。広駅から岡山駅までは普通列車で約3時間30分、岡山駅から京都駅までは普通列車で約5時間30分、合計で約9時間でした。

バスの場合

広駅から京都駅までは、夜行バスを利用することもできました。広駅から京都駅までの夜行バスは、約10時間で到着しました。

とご回答。

恐らく普通列車に乗って、約9時間も揺られて京都まで行かれたのかな。

それにしても、当時はたくさんの方が念仏奉仕団で専徳寺からお参りしていたんだなとびっくり。

 

そして、「加茂浦組」の文字。

呉東組は、当時賀茂浦組(現在の浦組・黒瀬組・呉東組)だったが、分組して今年でちょうど50年。
親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年・呉東組結成50年慶讃法要が12月10日に行われる直前にこの写真。

何とも不思議なご縁。

先日、総代会があり、慶讃法要の時に総代のみなさんと一緒に撮った写真をお配りした。

 

また、何十年か後、今日のようなご縁があるのかな?

そう思うと、ちゃんと記念写真を撮ってみなさんに配っておかないと。

 

 

2023年11月30日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

呉東組慶讃法要習礼

11月28日(火)

今日は午前中、長浜東地区の通り報恩講へ。

なかなかお会いできない方にも、一年に一度の報恩講で。
みなさん、確実に年を重ねてはいるけれど、それぞれの歩みで。

ようこそのお参りでした。

 

午後から12月10日(日)に予定されている呉東組親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年・呉東組結成50年慶讃法要の習礼しゅらい(打ち合わせ)が会場となる川尻光明寺にて。

このたびは結衆けっしゅう御代前ごだいぜん2席目。(親鸞聖人の前を祖師前そしぜん、蓮如上人の前を御代前ごだいぜんと呼ぶ)
伝供衆てんぐしゅうの役目を頂戴した。
「伝供衆」とは、仏さまの前にお供えをする役目。

献灯・献華・献香

呉東組各教化団体の長がお供えしてくださる蝋燭を受け取っては仏前にお供えし、華を受け取っては仏前にお供えし、お香を仏前にお供えする。

このたびの和蝋燭が200号という大きな蝋燭なので、髪の毛が燃えなければいいけど。。。

おつとめは、これまで法中会の度に練習してきた御本典作法。

正信偈(和讃譜)は何とかなりそうだけど、そのあとの大信讃から行道ぎょうどうと言って散華さんげをしながら御本尊の周りを練り歩く作法が伴う。

今や組内法中の大半が特別法務員と言う法要のプロフェッショナルな資格を持っているので、とにかくそちらに合わせながら。

 

よい御法要となりますように。

 

 

2023年11月28日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

第75回広地区教育祭

11月23日(木)

本堂前のザクロの実が赤く色づいて。

 

今日は勤労感謝の日で祝日ではあるけれど、午前中法事が一件と夕方のお通夜のみ。

午前中の法事を終えて、広市民センターで開かれている広地区教育祭の講演会へ。

郷土愛「愛ひろ心」をはぐくむ講演会

「模範村への歩みと広の一本松」と題して、山根一夫氏(ともに学ぼう広のまち委員会)の講演。

今年5月の中国新聞に掲載された一本松の話から模範村の話へ。

 

学校・地域・行政が一つになって、子どもから大人まで、「教育第一」を村是に掲げていた模範村 広村。

いつも郷土愛を熱く語る山根さんの講演。

そのあと、広南中学校2年生のHMⅡが登壇して商品アピール。

そして、ロビーで販売。

歴史を物語る広郵便局そばの一本松。

大切に受け継がれていくといいな。

 

2023年11月23日 | カテゴリー : 地域 | 投稿者 : sentoku

後片付け

11月21日(火)

今日は法事と葬式の間に、法要の後片付け。

いつも法要の後にササッと片付けてしまうのだけれど、ササッと片付けてしまうと、どこに何を仕舞ったか分からなくなったり、雑になったり。出来るだけ丁寧にと。

普段のお寺の姿に様変わり。

 

昨日は通り報恩講も法事も入れず、一日休日としていたけれど、お寺にいると電話や来客の応対で、休みにはならない。
こう言うときは、朝から一日遠出。

ちょっと遠いかなと思いながらも、こんな機会を逃したら行くこともないだろうと、島根県益田市にある島根県芸術文化センター〈グラントア〉で開催中の「建築家・内藤廣 BuiltとUnbuilt」展へ。

 

グラントアを設計した内藤廣氏。

何と、壁まで赤茶色の石州瓦。

中の設備も大変素晴らしい。

 

ただ、出かける前に電話があり、お通夜が出来たため、ちょっと急いで見てまわり、あっという間に帰路。

でも、いつもと違う世界に出会うと、かなりリフレッシュ。

 

さぁ、明日から長浜の通り報恩講。

 

2023年11月21日 | カテゴリー : 修復事業 | 投稿者 : sentoku

慶讃法要

11月19日(日)

長い長い2日間、終了。

このたびの内陣修復を終え、本日ご門徒のみなさまに初めてのお披露目。

親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年・本堂内陣修復記念 慶讃法要

昨日は午前中、法事。

午後から法要準備。
打敷は前日用意出来ていたので、

本堂中央に毛氈を。

このたびの法要は、せっかく新しくなったのだから、これまでと違うことを取り入れて。

お供物。
10月にワークショップを行った時にキットでお世話になった楽心堂本舗の落雁のお供物。
色鮮やかで、真新しい御内陣にピッタリ。

お灯明。
これまで大きな法要には朱蝋(和蝋燭)を使っていたけれど、和蝋燭は芯切りがあったり、ススが気になったり、また使い切ることはないため、大きな大きな残蝋が貯まってしまう。
それらを解決する方法はないかと、いろいろと調べたていたら、芯切りをする必要もなく、ススも従来品より70パーセントカットのカートリッジタイプの「華恵香はなけいか」というのを見つけ、それを使用することに。

少々高価ではあるけれど、なかなかの重量感。

そして普段使い用に、カメヤマローソクのカートリッジ和蝋型。

こちらも御法事のたびに新しい蝋燭を使っていると、残蝋ばかりたまるのが。。。

 

今日は午前中は準備でバタバタするのが分かっているので、法事を入れないようにしていたけれど、お葬式には待ったなし。

お葬式を終え、すぐに花手水を準備。

慶讃法要なので、ガーベラを。
風でゆらゆらと動く姿が何とも。

臨時駐車場として広南中学校グランドをお借りしたので、看板を持って中学校へ向かうと、すでに総代さんが看板を立ててくださっていた。

グランドの入口に運んだ看板を設置。

CDの確認をしようと思ったら、CDプレーヤーが故障!!!
急遽、CDラジカセで執りおこなうことに。
何事も事前の確認を怠らないように。。。

 

午後2時から法要。

昨日は冬の嵐。
今日は穏やかなお天気の中、1時間前に総代のみなさんが集合。
口頭での説明だけでは、なかなか伝わらないことも多いので、タイムテーブルを作ってみなさんに配布。
そして、このたびは法要のはじまりを、門信徒を代表して総代の方々に開扉していただこうと、開扉の練習。

1時30分頃には、出勤いただく御法中、御講師が次々と来山。

本堂にはたくさんのお参りをいただき、みなさん金障子・襖の閉まった中を今か今かと。

8日に撮った写真を使って、挨拶状を栞として作成し、参拝者にお配り。

午後2時

法要開始。

喚鐘が鳴る中、5名の総代さんが金障子と襖を開扉して皆さまに初披露。

 

そして、雅楽(CD)に合わせて本堂正面より諸僧入堂。

コロナ禍で中止していた報恩講のつとめあい。
その御寺院の法中のみなさんにご出勤いただく。
(善通寺様・住蓮寺様・広真光寺様・浄円寺様・呉専徳寺様)

このコロナ禍で、二ヶ寺も代替わりしている。

報恩講では、善通寺様御導師のもと執り行われるけれど、今日は住職が導師。

久しぶりにたくさんの方のお参り。

そして、記念法話は

前坊守の里、三原市大和町明圓寺 内藤良誠師。

 

法要終了後、いつもは記念撮影はしないけれど、せっかくなので御講師と今日お世話していただいた総代さんと一緒に。

何だか大変な数日だったけれど、良いご縁を迎えられてみなさまに感謝。

 

ようこそのお参りでした。

 

 

内陣修復完了

11月16日(木)

今日も朝早くから職人さんが来られ、本堂内陣修復の最終段階。

御本尊の阿弥陀さまの前に御戸帳と華鬘が掛けられ、

すべての灯籠、輪灯、瓔珞、菊灯などが取り付けられ、ひとまず完了。

これまで金一色だった仏具に彩色が施されると、

表と裏の違いがちゃんと。。。

柄香炉も綺麗に箔が押され、

 

御絵伝もこのたび表装し治していただいたので、とっても綺麗に。

御本尊脇のお供物台も作っていただいたので、先月ワークショップでお世話になった楽心堂本舗のお供物を早速。

夕方、その勢いで打敷も掛けてしまう。

このたびの内陣修復でお世話になった丸西宗教織物様より、戸帳・打敷等を御寄贈いただいた。

打敷は浄土の六鳥。

登礼盤を置くと、残念ながら共命鳥が隠れてしまう。。。

外陣を灯籠だけにするとこんな感じ。

そして、金障子を閉じると、

この光景をうまくいかせるといいな。

 

2023年11月16日 | カテゴリー : 修復事業 | 投稿者 : sentoku

ペット 内陣修復

11月15日(水)

通り報恩講、今日で広本町・大新開など修了。
来週からいよいよ長浜。

今日、報恩講でお参りしたマンションのエレベーター。

「ペット」のボタン。

時々マンションにもお参りさせていただくのだけれど、新しいマンションのエレベーターによく見かける。

最初見た時、階を押そうと思って「ペット」とあった時は思わず二度見してしまった。。。

 

以前「ペット禁止」が当然のようだった。

でも、最近、「家族同然に可愛がっていたペットが亡くなったのだけど、可愛がっていた故人と一緒にお墓に納骨してもよいでしょうか?」と言う問い合わせを立て続けにいただいた。

こちらとしてお答えするのは、まず「一緒に納骨してはいけないと言う法律はありません」と。

「ただし、墓地の管理者にも確認を取ってみてください」とも。

何故なら、「ペット禁止」としているところもあったりするかも知れないので。

それからもう一つ。

家族や親戚に一緒に納骨することに異論がなければと言うことも。

「追善供養」を行わない浄土真宗では「ペット供養」と言うことはしないけれど、「ペットが亡くなったのでお参りしていただけますか?」と依頼があれば、お参りさせていただく。

 

今日は朝から本堂では内陣修復の最終行程。

修復で最後まで難しい作業の一つがこの金障子だそう。

既成のものをはめるのではなく、そこそこの柱に合わせなければならないので。

先日ここでかなり手こずり、完成が遅れることに。

 
 
 
 
 
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1㎜単位に手間暇を掛け、1日がかりでやってくださっている。

それを見れたことは大きなご縁。

明日が完成予定。

それを楽しみに。