立春

2月3日(水)

二十四節気の始まり、立春。

予報では昨日よりも4℃低い8℃。
それなのに、昼間外はポカポカ陽気。

クロガネモチのサンキャッチャーもキラキラと。

今日、子どもの定期券の更新のため、久しぶりにJR広駅へ。

駅に入ると、??・・・みどりの窓口が閉まってる??

何か貼り紙がしてある??

みどりの窓口が1月31日で閉鎖!?

どうやら広駅だけでなく、来年末までに昨年度あったJR西日本のみどりの窓口約340駅から2022年度末までに約180駅に半減させることになっていると。。。

その代わり、「みどりの券売機プラス」と言うのが新しく設置され、それでどうにか定期券。。。駐車場も100円。。。

時代の流れとは言え、これまでお世話になっていたものが無くなってしまうと、何だか寂しいな。
空いた時間帯に行ったから良かったけど、混んでる時とか時間に余裕のない時だと、あたふたしてたかも。。。

そんなこちらの事情はともかく、これまでお世話になったことに感謝。

みどりの窓口をあてにされている方は、どうぞお気をつけて。

 

2021年2月3日 | カテゴリー : 地域 | 投稿者 : sentoku

節分

2月2日(火)

久しぶりのぶろぐ更新。
ぶろぐが止まったので、心配してお尋ねに来られたので。。。

例年御正忌が終わると、呉東組総代会の新年会、呉東組仏教婦人会連盟の新年会、呉東組聞名講、そして専徳寺総代会の新年会と立て続けにいろいろ続くけど、今年はまだまだコロナの影響ですべて中止。(今月の仏教壮年会の例会も中止。)

今日は節分。

例年2月3日だけど、今年は明治30年以来124年ぶりの2月2日の節分だとか。

節分だからと特にお寺ですることはないのだけれど、この時期になると毎年「鬼」について考える。

本来なら、今流行の映画でも観て、「鬼」について考えるのかも知れないけど、なかなか映画館に。。。

時間が出来たので、本を買い求めて読むようになった。

〈こころに響くことば〉を求めて、
久しぶりに妙好人のことを。

 『妙好人 千代尼』(西山業史 法蔵館)
 『妙好人 因幡の源左』 (柳 宗悦・衣笠一省 編 百華園)
  ※妙好人のことについては、こちらに詳しく。→山陰教区HP

浅原才市さんなど馴染みのある山陰の妙好人のお話はよく聞かせていただくのだけど、他所の妙好人についてはお東(大谷派)であったりすることもあってか、あんまりご縁がないなぁと。
そこで、まずは加賀の千代尼(千代女)について。

朝顔に つるべ取られて もらい水 (35歳の時、「朝顔や」に変更。)

この俳句はどこかで聞いたことがあるなという程度だったけど、

とんぼ釣り 今日はどこまで 行ったやら

という句を小林一茶が『おらが春』に引用。

子をうしなひて
蜻蛉釣り けふはどこ迄 行た事か (かが)千代

この句は千代女のものでないかも知れないそうだけど、一茶は千代女の句として引用。
一茶自身が我が子を亡くし、「露の世は 露の世ながら さりながら」と詠んだあと、〈やんごとなき人々の歌も、心に浮かぶままに、ふとしるし侍りぬ〉と、子を亡くしたり親を亡くしたあとに詠んだ先人の句を列ねる中に。

一茶のことを一時期調べたことがあったけど、今改めて読み返すと、以前とはちょっと違った思いを。
それは、『おらが春』が書かれた年齢と自分の年齢が近くなったこともあるし、いろんなご縁に出会ってきたからかも。

 

もう一冊の源左さんの本は、新品同様の本があったので入手。
こちらはちょっと読み馴れるまで時間がかかりそうかな。

そして、『ジャイビーム』DVD。
12月末に届いていたけど、こちらはなかなか観ることができず。。。

今日は、節分。

〈鬼は外 福は内〉でなく、

〈鬼はここ 福もここ〉

ご縁次第で、鬼も福もここに。

 

 

 

親鸞聖人御絵伝

1月17日(日)

御正忌が明けて、今日は阪神淡路大震災から26年。

あの頃の記憶は何年経っても憶えているけれど、最近の記憶は。。。

 

昨日の御正忌が終わった後、荷物が届いた。

このたびの御正忌に向けて、いろいろ調べていたら、何とお隣の備後教区の若手僧侶の方が『てんぷるらいふ』と言うのを立ち上げて御絵伝の解説書を!

昨年の御正忌に御絵伝の御法話をするのに、資料作りに手間取ったのを思い出しながら、もう一年早かったら。。。と思いながら。

若い方のエネルギーはいろいろ刺激をいただくなぁと。

てんぷるらいふ

こちらのサイトからもご購入いただけるけど、専徳寺でも置いているので、ご興味ある方はご連絡を。

1部200円、とってもお得です。

2021年1月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講

1月16日(土)

今日1月16日は、宗祖親鸞聖人の御命日。
雨がパラパラと降り、少し暖かさを感じる朝。

御正忌報恩講

例年1月14日夜席から16日朝席まで専徳寺では住職自勤でつとめていたけれど、今年はコロナ禍で、変則的に午前9時から時間を短縮して1席のみのご縁を。

30分ほどの法話なので、当初は他の話を準備していたのだけれど、つい先日ネット通販でたまたま「入荷しました」との連絡が届いて、ついポチっとしたことから。

今年の干支、牛にちなんで赤べこが入手困難な状態なのは知っていた。
しかも、新年の天皇ご一家の写真に赤べこが写っていたことも話題になっていたことも。
そんな時に「入荷しました」。

そうだ。限られた時間で伝えるにはちょうどいいかもと。

ただ、求めたのは本来の〈赤べこ〉とはちょっと違う〈眠べこ〉。
眠そうな目をした愛らしい赤べこ。

そして、同じく福島白河のアマビエだるま。

赤べこは、福島県会津地方の民芸品で、魔除け・厄除けとしても伝わっている。
また、今年は東日本大震災から10年を迎えることもあり、いろんなことに思いを馳せながら。

かなしきかなや道俗の
 良時吉日えらばしめ
 天神地祇をあがめつつ
 ト占祭祀つとめとす
    (親鸞聖人・正像末和讃)

ひと昔前なら魔除け厄除けなんて浄土真宗の立場では《もってのほか》だと、触れることもなかったかも知れない。
でも、今は多様性・ダイバーシティ・認め合う、そんなことが世間では。
何でもかんでも《もってのほか》と拒否してしまうのでなく、なぜ魔除けや厄除けを人は求めていくのかということを、ともに考えてみるのも大切なことかと。

親鸞聖人は「いし・かわら・つぶてのごとくなるわれらなり」(歎異抄)と、蔑むことなく自らのこととしてよくお説きになる。
この「かなしきかなや」も、「こんなことしてなさけない」と蔑んでいるのではなく、そう願わずにはおれないわれらの心を悲歎し、迷っているわれらを救わずにはおれない阿弥陀さまの願いに今遇うことの尊さを説かれたのではないのかなと味わいながら。

赤べこ・アマビエ、そこにすがる人の想いを否定するつもりはない。
願わずにはおれない心がそこにあるのだから。
ただ、その願いを持てば持つほど迷いの連続とも。。。

私も親鸞聖人のみ教えに遇うことがなければおそらくそこに。

ああ、弘誓の強縁、多生にも値ひがたく、真実の浄信、億劫にも獲がたし。
たまたま行信を獲ば、遠く宿縁を慶べ。もしまたこのたび疑網に覆蔽せられば、かへってまた曠劫を経歴せん。誠なるかな、摂取不捨の真言、超世希有の正法聞思して遅慮することなかれ。(『教行信証』総序)

どうぞお念仏のご縁を大切に。


今年も京乃六條おやきもちを取り寄せて、特製シールを貼り、お下がりに。
小豆餡の入ったおやきもち、少し温めてお召し上がりを。

専徳ねっとのぶろぐを始めて今日でちょうど10年。
これからもお寺のこと、地域のことをいろいろと。

ようこそのお参りでした。

2021年1月16日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

平和の鐘

1月15日(金)

今日は大逮夜(おたんや)。

でも、今年は新型コロナウィルスで明日の御正忌に朝9時から一席だけ。

今日はそのための準備を粛々と。

そんな中、ふと昨年9月の国際平和デーに平和の鐘を撞いて、動画を送ったけど、あれからどうなったのかなと思ったら、ちゃんと専徳寺の鐘の音もYouTubeに。(全24分28秒・専徳寺は4分24秒に登場) 【9月21日のぶろぐ

 

日本全国のいろんな宗教・いろんな宗派の鐘や太鼓、いろんな音色で平和を願う。

世の中安穏なれ 仏法ひろまれ

 

 

2021年1月15日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講役員会

1月8日(金)

昨日からここにも大寒波到来。

昨日は台風並みに風が強い中、墓じまいのおつとめに。

下に車を置いて、お家の方と一緒に歩いて上がる。

本来なら眺めのよい場所なのに、海は白波が立つほど荒れ、谷間となったこの場所は風がきつい。

そんなこともあってか、夕方になって、鼻水は出てくるは、くしゃみが止まらない。
風邪のひきはじめだと思ったけれど、今は風邪さえも。。。

昨夜は早めに床についたので、今朝には回復してホッと。

 
 
 
 
 
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今朝は一番の冷え込みで境内の花手水も氷が張った。

 

一向に気温の上がらない中、午後から呉東組聞名講の役員会に。

本来1月20日の例会のあと開かれるはずだったが、例会自体が中止となったため、その役員会のための準備に役員の方が集まる会議に担当法中として出席。

3月の委員会に向けて令和2年度の事業・会計報告と次年度の予算・予定を。

次年度の予定については次回の法中会にて決めることを確認して終了。
次年度もどうなるか分からないけれど、何とか出来るといいな。

 

夕方、お通夜から帰ると、消防署から防火訓練中止の連絡を伝言で。

小学生に体験させてあげたかったけど、こればかりは。。。

「また」がないのはやっぱり寂しい。
「またね」といえる世界が一番かな。

 

2021年1月8日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

除夜会・元旦会

令和3(2021)年1月1日(金)

昨夜の除夜会。

紅白が佳境に入った頃から境内の48個のキャンドルに火を灯す。

けど、寒い北風ですぐに消えてしまう。。。

 

24時より除夜会。

本堂で重誓偈のおつとめ。

おつとめが終わると、本堂から出ていただいて、コロナ対策として外でのご焼香。

除夜の鐘を撞きに来られた方は少なく、何の混乱も問題もなく早めに終了。

少なかったけど、親子揃ってお参りされてる姿を見ると、ホッとひと安心。

総代の皆さんには早めにお帰りいただき、一人月明かりのもと簡単に後片付け。

 
 
 
 
 
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除夜会が終わって一眠りしたら、今朝は元旦会。

まずは朝からお参りになられる皆さんにお配りするリーフレット作り。

スタイルは毎年一緒で、親鸞聖人のお書きになられた『教行信証』総序を。

日にちを差し替え、昨夜の写真に入れ替え、ごあいさつを書き換えて印刷し、三つ折りしたら完成。

それほどたくさん用意するわけではないけど、毎年少し余分に用意して本堂に置いておくと、知らないうちに無くなってるので、いつものように。

 

正信偈のあとに総序を拝読していたけれど、このたび初めてそこに節があることを知り、動画を見ながら少し練習。

ちょうど朝日が差し込んでくる中、喚鐘を叩くと、すぐそばのクロガネモチにメジロが飛んできて、喚鐘に合わせるようにこちらを向いて鳴いている。
威嚇?それとも???眩しくて後光がさしたメジロ。

何はともあれ、こちらもコロナ対策をしながら無事終了。

境内には菊づくしの花手水。

お盆やお彼岸ではLEDライトを使ったけれど、昨夜は花手水にフローティングキャンドルを浮かべてみた。

ゼリーのように柔らかい不思議なキャンドル。

本来ならたくさんの方に見ていただきたかったけど、これはまた今度。

 

まだまだ先が見えてこないけど、本年もどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

大晦日

12月31日(木)

例年大晦日は寒いけど、今年は一段と。

除夜の鐘、いつもと違った方法で行うことでコロナ対策をすることに。

例年だと総代さんがスポットライトを取り付けてくださったり、いろいろと動いてくださるのだけれど、今年は出来るだけお手間をかけないようにするため、いろいろとこちらで準備。

親鸞聖人像と鐘楼には充電式のLEDライトを設置。

山門入り口と鐘楼前に諸注意を記した看板を設置して、こちらにもLEDライト。

そして、手指の消毒用ポンプを各所に。

今年は願いを書いて親鸞聖人像にお供えする蓮のキャンドルと竹灯りは中止。

その代わり、48個の「願」の灯りを境内のあちらこちらにお供えし、手水鉢には菊づくしの花手水。

浄土真宗の要は「きく」。

来年もどうなるか分からないけれど、「きく」ことを大切に、除夜会ではここにロウソクを浮かべて。

とりあえず、朝からバタバタしながら夕方までかかり、ようやく準備完了。

最後のお夕事を家族そろって本堂とお内仏でおつとめし、一段落。

あとは除夜会が近づいてから。

どうぞ、今宵は暖かくしてお参りを。

 

今年も専徳ねっと、ご覧いただきありがとうございました。

2020年12月31日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

宝樹 サンキャッチャー

12月30日(水)

いろいろと一段落して、ようやく年始に向けての準備。

今年は立派な松と菊が手に入ったので玄関に。

今こんな状況なので、いつものように「お誘い合わせてお参りください」とは案内しにくいけれど、ちょっとだけご報告。

この年末年始はコロナの影響で例年と同じようなことが出来ないので、それでも何か出来ることはないかな。。。と。

 

本堂の前にある前々ご門主お手植えのクロガネモチ。

先日、剪定をしてもらって随分すっきりと。

その姿にふと思い浮かんだのが、

お浄土の宝樹



《参考》Amida Net 浄土変相図

クリスマスツリーではなく、宝樹。

今年の盂蘭盆会、

清風宝樹をふくときは
 いつつの音声いだしつつ
 宮商和して自然なり
 清浄薫を礼すべし
     (浄土和讃)

そのご和讃をイメージして、5つの音声を出すウィンドチャイムを掛けた。

風が吹くたび、とってもいい音色を響かせていたけど、寒くなってくるにつれて風が強くなり、夜中も結構響くので、今は取り外し。。。

今年はそんなこともあったなぁと思い出しながら、見つけたのがサンキャッチャー。

サンキャッチャーの起源には諸説あるみたいだけれど、定かではないらしい。
ただ、日照時間の短い北欧では光を取り入れるインテリアとなっているらしい。

光を取り入れる。

とってもこれはお念仏。

サンキャッチャー自体に輝く力はない。
光を受けることで輝くことが出来る。
また、キャッチャーと言いながらも、捕りに行くことも貯めることもしない。
ただ届いた光を受け、反射してそのまま光を放つ。
でも、その光が受けた光と違った光に見える。

あぁ、お念仏も一緒かも。

私自体に輝く力はない。
阿弥陀さまの光(願い)を受け、そのままの姿を口に現わしたのが「南無阿弥陀仏」のお念仏。
でも、私たちの口から出てくるお念仏は、外から見るとそれぞれにいろんなご縁を感じるお念仏。

キャッチャー
catcher
捕らえるもの。

ちなみに、信心獲得とは、英訳では「Gaining devotion」だそう。
〈gain〉は得る,(努力して)得る
〈devotion〉は献身,一意専心。

なるほど。


とりあえず、今年は30個のサンキャッチャーを取り付けてみた。
30個もあれば、、、と思っていたけれど、つけてみると何とも控えめな感じ。
でも、今回は控えめぐらいがちょうどいいかも。

冬の間、しばらくつけておこうと思うので、お天気のいい時にでもどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

2020年12月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫防火訓練打ち合わせ

12月24日(木)

今日から小学校は冬休み。

昨日、PTAの朝の挨拶当番に当たっていたので、登校する子どもたちに「おはようございます」と声かけ。

夏に当番に当たった時、こちらが挨拶してもモジモジしていた1年生も、昨日は「おはようございます」と声をかけると、立ち止まってお辞儀をしながら「おはようございます」と。
また、「行ってらっしゃい」と続けると、「行ってきます」と言いながら小さく手をふってくれた。

そういう微笑ましい姿を見ると、何だか朝からほっこり。

 

今日は午後から呉市文化振興課・消防署と来月行われる石泉文庫防火訓練の打ち合わせ。

ところが今朝の中国新聞朝刊。。。

お昼前に市から、消防署の担当者は陰性で、濃厚接触者でもないのですが、不安に感じたりするようであれば延期もできますが、との連絡。

こちらとしては、本堂で充分距離をとって行うので大丈夫ですと。

雨の降る中、市から2名、消防署から2名、総代2名と住職が参加して、ストーブを4基つけて暖を取りながら入口は開けっ放し、距離をとり、マイクを使っての打ち合わせ。

このたび、例年のように石泉文庫での火災を想定した訓練は、石泉文庫の中庭が狭く、密になってしまうため中止。
専徳寺境内で広南小学校の3年生を中心に、防災についての講話、水消火器を使っての消火訓練、天ぷら火災の実験をすることに決定。

ただし、これからの状況次第では、中止となる可能性もあるとか。。。

子どもたちにとってはまたとない機会なので、何とか出来たらいいなと。

石泉文庫防火訓練
 1月25日(月)14:00~ (雨天中止)
 専徳寺境内にて

緊張感を持ちながら、15分ほどで打ち合わせ終了。

2020年12月24日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku