専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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5月13日(月)
今日も青空いっぱい。
今朝は広南小学校の読み聞かせ。
担当は2年生。
読んだ絵本は、
『ぼくのジィちゃん』 (くすのきしげのり作 吉田尚令 絵)
先日、「みんなのレオ・レオーニ展」に行ったので、レオ・レオーニもいいかなと思ったけど、来週末に行われる広南学園運動会の全体練習が今日から始まると聞いたので、運動会がテーマのこの1冊。
次男が1年生の時、6年生で読むのに練習で聞かせたら、とっても気に入って、自分の学年もこの本を読んで欲しいと頼まれて読んで以来。
教室に入ると、1時間目が全体練習のため、みんな体操服に着替えて座っていた。
「運動会、好きな人!」と尋ねると、「ぼくはきらい」と言う子がいたので、「今日は、運動会が嫌いって言う子の絵本です」と。
足が遅い2年生の男の子は運動会がきらい。
そして、田舎から応援に出て来たウサギの絵の入ったピンクのTシャツを着た、かっこわるいジィちゃん。
そのジィちゃんに速く走るコツを尋ねると、「右足を前に出したら、次は左足を前に出す。それを誰よりも早くする。ただそれだけじゃ」と答えるジィちゃんにがっかり。
当日、PTAクラス対抗リレーに出るはずだったお父さんが、急に仕事場へ向かわなければいけなくなった。
その代わりをジイちゃんが引き受け、またまたがっかり。
みんなに笑われて、学校に行けなくなると思っていたら。。。
ゴッ!
ビリでバトンを受けたジィちゃんは、何とロケットのように次々と抜かし、先頭を走っていた陸上競技の選手だったハヤト君のお父さんまで!!
ジィちゃん、がんばれー!
ゴッ!
のシーンから、子どもたちの反応がガラッと変わった。
「スゲ―!」と。
特に男の子に受けが良かったようで、終わった後は次々感想を。
みんなも、
「右足を前に出したら、次は左足を前に出す。それを誰よりも早くする。ただそれだけじゃ」
運動会を楽しんで!
5月12日(日)
昨日に続いて今日も青空が広がる。
今日は午前中法事と午後から小坪薬師堂へ。
小坪薬師堂は現在小坪自治会が管理されていて、年に一度降誕会に近い日曜日にお参りさせていただく。
小さなお堂に薬師如来の御絵像の前に阿弥陀さまが安置され、導師のみがお堂に入って、他の皆さんはその前庭にブルーシートを敷いてお参り。
毎年正信偈をおつとめし、御文章をいただき、青空の広がる中、ウグイスの声とかを聞きながら御法話を。
そしてそのあと、いつものように螺山のテレビ塔まで行って車をUターンさせて帰宅。

昨日は、10連休に御法事をされたからか、土曜日なのに珍しく法事がなし。
時間が空いたので、次男の参加する原爆ドームのスケッチツアーに一緒に参加。

隣に座ってこちらもスケッチ。
記憶の中では、外でスケッチするなんて、ちょうど次男の頃に専徳寺の鐘楼を描いたのが最後のような気が。そして、原爆ドームは、6年生の時に夏休みに写真を見ながら描いたかな。。。

絵を描くことも何十年ぶり。
なかなか大変。。。
次男に、「『この世界の片隅に』みたい」って言われたので、帰って確認。
すずさんの描いたのは、原爆投下前の広島県産業奨励館。

スケッチ前に、語り部さんからいろんなお話を聞いて、いろんなことを思いながら描かせていただいた。
観る。
こんなに長い時間、じっくり観たのは初めて。
ふだん、物を見ても一瞬であったり、パチリと写真を撮るくらい。
先日の聞名講でも「観仏」の話が出ていたけど、じっくりと「観る」って大切なことかもと。
5月10日(金)
青空が広がる中、午後1時30分から住蓮寺にて呉東組聞名講の例会。
昨年度で長年お世話いただいた役員の方2名がお辞めになったので、本願寺より感謝状。そして、1名新しく役員になられた方へ委嘱状が。
そして、例会。
いつものように正信偈のおつとめ、御消息の拝読、そして法話。
引き続いて御示談。
今日の御示談も、役員の方が用意してくださった質問用紙より。

「お経は、お釈迦様が説かれたことが書いてあるそうだが、それを聞いたら人生を生きていくのに何か役に立つのか?若しくは、どのように役立てればいいのか?」と質問を受けた方が、返答に窮したそうです。あなたならどのように答えられますか?
との質問に皆さんが回答。
その他、大谷本廟へご家族で納骨をされた方のお話や、御自身が帰敬式でいただかれた法名の意味が今ひとつ分からないから教えて欲しいとの質問が。
いただかれた法名を大事に御文章箱などに仕舞われたままの方もおられるので、これを機に一度出されてみたらいいですねと言ったら、帰り道に一緒になったご門徒さんから早速、若い頃に頂いた私の法名の意味が、誰に聞いても分からないと諦めていてので、一度持って伺いますと仰ってくださった。
何ごともご縁。
ようこそのお参りでした。

5月9日(木)
本日、朝日新聞のウェブサイト、『論座』に連載中の「ナショナリズム 日本とは何か」に、『松陰と論争の僧とは 「この世界の片隅に」の呉へ』と題して、専徳寺へ取材に来られた時の模様が掲載された。
こちらへ取材に来られたのは2月5日。
「宇都宮黙霖のことについて聞かせてください」と。
その日の午前中に広南小学校3年生が「石泉文庫」「宇都宮黙霖」のことを学びたいと訪ねて来て、石泉文庫へ案内したあと、午後に取材に来られたので石泉文庫へと案内し、いろいろとお話を。
あとでいただいた名刺を見て、本社の政治記者さんが「黙霖」?と少し不思議に思ったが、「令和」へと時代が変わる中で、「宇都宮黙霖」にスポットを当ててくださった。
そして、広南中学校の「もくりんさん」のことにも。
その「もくりんさん」、今週末に開催される『呉ご当地キャラ祭』に5月11日(土)登場予定とか。
“志”が伝わりますよう。
5月8日(水)
連休が終わり、令和となって初めて専徳寺の行事。
朝9時から仏教壮年会の皆さんが境内清掃。
ストーブを片付け、草抜きをしてくださった。
きれいにしてくださった中庭には、シャクナゲが満開。
そして、夜は例会。
このたびからお釈迦さまのことを学ぶ。
「令和」となったことをご縁に、今一度「一から学ぶ」ことをしてみようと。
人間、何かきっかけがないと、なかなか変えることも改めることも難しい。
ならば、この機会に乗ってみるのもよしかなと思い。
10年以上前に、お釈迦さまの生涯などを仏教壮年会ハンドブックをもとにお話したことはあったけど、このたびは新たに資料を作って。
今日はお釈迦さまのご誕生にまつわるお話より学仏大悲心。
ようこそのお参りでした。