専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
9月10日(火)
今日も残暑厳しい中、午後から善通寺にて呉東組聞名講の9月例会。
おつとめ、御消息拝読、御法話に続いて、今日の御示談は
いつものように、役員の方に用意していただいた質問用紙の回答より。
尋ねてみると、今日お集まりの方々は、みなさま生まれた時から浄土真宗のご家庭に育った方。
嫁いできた家がたまたま浄土真宗だったからという方はいらっしゃらなかったが、その逆に嫁いだ娘さんが他宗の家であったため、戸惑いのあった話も。
「仏縁」
毎日の生活の中で、お念仏の出てくるようなご縁がありますでしょうか?と尋ねたら、
朝、眺める瀬戸の島々の稜線が、仏さまの横顔に見えるんですと仰られる方。
畑で草を抜いている時に、ふとお念仏が・・・と仰られる方。
いろんなご縁を聞かせていただいた。
昨日、広南小学校の参観日で、5年生の国語を参観。
『水のこころ』という詩。
水のこころ
高田敏子水は つかめません
水は すくうのです
指をぴったりつけて
そおっと 大切に──水は つかめません
水は つつむのです
二つの手の中に
そおっと 大切に──水のこころ も
人のこころ も
「つかむ」 「すくう」 「つつむ」、それぞれの持つ意味を子どもたちが読み取っていく。
「つかむ」 ・・・ しっかりと 強い感じ
「すくう」「つつむ」・・・ やさしい感じ
と。
ここでの「すくう」は、「掬う」。
「すくう」 〈救う〉。
やさしい感じ。
「摂取して捨てざれば」
摂(おさ)めとる。ひとたびとりて永く捨てぬなり。摂はものの逃ぐるを追はへ取るなり。摂はをさめとる、取は迎へとる。 浄土和讃 左訓より
何だか力強く感じていたけど、〈ことば〉の持つ響きに仏さまのやさしさを。
暑い中をようこそのお参りでした。
9月9日(月)
まだまだ朝から暑い。。。
およそ2ヶ月ぶり、2学期最初の広南小学校読み聞かせ。
先週末、高校の文化祭だったとかで、今日は代休だからと、高校1年生女子2名が読み聞かせボランティアに参加してくれた。
お母さんがされているからというのもあるけど、こうして卒業生がしているのを子どもたちが見ると、記憶に残るだろうなぁ。
母校、ふるさと、還るところがあるっていいなと改めて。
今朝の担当は、5年生。
虫の出て来る絵本を選んでいたら、女子は虫が嫌いな人が多いからやめた方が良いと次男がアドバイス。「ネコは?」と聞くと、「ネコなら大丈夫かな」ということで、読んだ絵本は、
『なまえのないねこ』 (竹下文子 文・町田尚子 絵)
ぼくは ねこ。
なまえのない ねこ。
ひとりぼっちの猫が最後にみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは?
町田尚子さんのネコはとってもリアル。
以前、『チコちゃんに叱られる』(NHK)で、
Q:「なんでネコはニャーと鳴くの?」
A:「そこに人がいるからー」
と答えていたなぁ。
そんなことを思い出しながら。
9月8日(日)
今夜は、仏教壮年会・仏教婦人会共催行事、講演とビデオの夕べ。
ここ数年、広島カープの優勝の行方が気になりながらのご縁だったのに。。。
今年の5月、呉東組団体参拝(団参)で、三河・飛騨地方を訪ねた。
その最終日、大谷派高山別院に参拝し、中村久子さんのお話を聞き、遺品やパネルなどを拝見した。
中村久子さんのことは、ずっと昔に『知ってるつもり!?』で知り、『こころの手足』を読み、『大乗』に甲斐和里子さんとの対談が載ってると知って、龍谷大学図書館で探した想い出が。。。
懐かしく想いながら、今年のテーマは「中村久子」。
『生きる力を求めて 中村久子の生涯』(中村久子女史顕彰会)
ビデオを観ていただいた後、少しお話。
突発性脱疽という病気で、幼い頃に両手・両足を失い、父が若くして亡くなり、母は厳しく。手足を失いながらも、自分で考え、生きる術を身につけた。
そして、興業の世界に入り、「だるま娘」として全国をまわる。
慢心を抱いていた頃、『歎異抄』と出遇い、「親鸞さま」を。
知らなかった方も多かったようで、皆さん見入ってご覧に。
ようこそのお参りでした。
8月21日(水)
昨夜はコオロギ、朝はセミの声。
昨日から珍しくミンミンゼミの声が螺山から聞こえてくる。
今日の朝席で盂蘭盆会、御満座。
今朝は「称名」のお話を。
称は御なをとなふるとなり、また称ははかりといふこころなり。(一念多念証文)
親鸞聖人は、「称」に〈となえる〉と〈はかり〉の2つの意味を示してくださった。
〈はかり〉
大きな声で称えようが、小さな声で称えようが、たくさん称えようが、阿弥陀さまの願いがそのまんま。
そして、法然聖人は、〈勝〉と〈易〉の二徳で。
その「称名」を大切にされたのが石泉僧叡和上。
朝席終了後、先月虫干し法座の時に雨でお返しできなかった石泉文庫の蔵書を御同行の皆さんと一緒に返す。

虫干し法座の時は小学生6年生が手伝ってくれたけど、今日は少人数なのでどうなるかとちょっと心配だったけど、何とか5往復ほど汗をかきかきゆっくりと。

すべてを運び終わったら、総代の方々を中心に、1階から文庫2階の書庫へとバケツリレーのように上げてゆく。

1時間ほどですべて完了。

心配された雨も上がり、今年も無事お返しすることが出来た。
皆さんの姿に昨夜の席の常行大悲の姿を。
〈なもあみだぶつ〉が輝いて。
ようこそのお参りでした。