専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
3月13日(水)
今日は雨のなか、宗学院に通っている組内寺院の御住職が、学友と一緒に石泉文庫の見学に。
専徳寺で少し石泉和上の話をした後、石泉文庫へご案内。
文庫のなかは照明がないので、こんな日は真っ暗。
懐中電灯を使ってお聖教を手に取る。
宗学院で講録(親鸞聖人の著作に関する講義の記録)を学ぶ方々にとって、ここは知識の宝庫。
今の時代、どんどん便利になり、こうした講録が収まった『真宗全書』も、国会図書館ホームページ近代デジタルライブラリーで閲覧出来るようになったが、それでもまだまだ文庫のなかに眠ったものも存在する。
20数年前に大学の卒業論文を書いた頃、貴重書のためコピーが出来ず、また今のようなデジカメもなく、卒業論文を書くための資料集めに石泉文庫の本を2日で3冊ほど書き写したら、夕飯の茶碗が持てなくなった。(※字は右手で書くが、箸は左手で持つため。)
それで、ワープロを購入することに。
そんなことを思い出す。
不便さを知っているから、便利だと感じ、ありがたいと感じる。
時には不便なこうした昔ながらの場所へやって来るのもよろしいかと。
3月11日(月)
午後1時30分より、阿賀の宝徳寺にて呉東組聞名講の3月例会。
3月例会は、この一年間に亡くなられた講員の御遺族にも案内して、追悼法要が営まれる。
そして、東日本大震災でお亡くなりになられた方の三回忌法要もあわせて行われる。
呉東組法中、聞名講の揃いの色衣・五条を着けて、『阿弥陀経』のおつとめ。
聞名講宛の消息拝読の後、ご法話は善通寺住職。
東日本大震災の地震発生時刻、14時46分には梵鐘が鳴らされる。
引き続いての御示談では、3つの質問をいただいた。
一つ目は前回時間の都合で出来ず、宿題としていた質問。
浄土真宗では、おなぐさめの言葉にどのような言葉をかけたらよいのか、見つからないので、教えていただきたい。
という質問。
ご門徒のなかから、私は亡くなったおばあさんから、「かけることばもありません」というものだと教わったと意見が出る。
それを受けて法中から、『白骨の御文章』の
野外におくりて夜半の煙となしはてぬれば、ただ白骨のみぞのこれり。あはれといふもなかなかおろかなり。
の御文があげられた。
「おろかなり」とは、言葉では表し尽くせないとの意。
これという決まった言葉はないが、相手を思いやってこころを寄せることが大切かと。
二つ目は、以前にも出た「生前」の意味。
その後、ある御講師より、「生前」を存命中とするのは、往生する前という意味で、浄土真宗だからこそ使える言葉なのだと聞いたと。
それに対して法中から、「前」というのは過去だけでなく、これから先(未来)を指す意味で使われていて、ご法義を味わうなかで、「往生する前」と捉えるのがよろしいと。
三つ目は、退職して法座に参るようになり、良いお話を聞かせていただけると、他の方を誘うのだが、「まだ私には早い」と言われてしまう。どうしたものかと。
いくつになっても、「まだ・・・」と言う話はいろんなところで聞く。
浄土真宗の教えは、亡くなった後の話ではなく、今を生き抜く話だとまとめられた。
今こうして生きている私のいのちを見つめさせていただく大切なご縁をいただいた。
3月11日(月)
今朝、広南小学校で、読み聞かせや登下校時に児童の通学を見守ってくださる地域ボランティアの方々が招かれ、“ありがとう集会”が開かれた。
“ありがとうソング”まで久しぶりに聞かせていただき、こちらこそありがとう。
会が終わると、今日3月11日は東日本大震災から丸2年。
海に隣接した小学校。
地震・津波を想定して、地域の方々と一緒に避難訓練が行われる。
地震発生の知らせを受け、みんな体育館の中央にしゃがみ、頭を守る。

そして、津波を想定して地域の方々に誘導され、避難所専徳寺へ。


専徳寺まで避難して、校長先生より「津波てんでんこ」の話。
失われたたくさんの“いのち”。
そのことを通して”いのち”の大切さを改めて知る。

境内にはテント設営も行われたが、いざしようと思っても、なかなか出来ないということも知る。
東日本大震災から三回忌。
まだまだご苦労されている方もたくさんおられる。
いつまでも忘れることのないように。
3月9日(土)
午後5時より、呉森沢ホテルにて、呉東組「御同朋の社会をめざす運動」(実践運動)研修会が開かれた。
専徳寺からは総代、仏教壮年会、仏教婦人会の各代表1名が参加して、全体で約80名の方が集う研修会。
御講師に広島別院から安部恵証教務所長を迎え、お話をいただく。
呉東組の3年間の重点プロジェクトは、「浄土真宗における儀礼の意義を問う」。
葬儀のあり方がいろいろと注目されているが、儀礼とはそれだけでなく、読経のあり方であったり、いろんなことを今一度見なおしていくこともこれからのあり方なのかと。
研修会の後は、会場を移して懇親会。
事務局として、初めての司会を担当させていただく。
和やかななかに、いろんなことを聞かせていただいた。
「そっとつながる ホッがつたわる」
まだまだこの運動が浸透して行くには時間がかかりそうだが、乗りかかった船。
出発したばかりでどこを向いているのか分からないけれど、良い方向に向かうよう、お手伝いさせていただくばかり。