専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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2月13日(月)
一昨日注文した絵本が届いた。
『カキじいさんとしげぼう』
『カキじいさんとしげぼう』は、自伝的物語。
『山に木を植えました』は、物語よりも絵を中心に。
『山に木を植えました』の表紙に何か見覚えがあると思ったら、以前長男が学校の図書館で借りてきた本。実は一番のお気に入りなのだそう。
2月11日(土)
今夜は仏教壮年会の役員会。
4月に開かれる平成24年度総会に向けての準備。
特に大きな事案もなく、来月の役員会で再確認。
昨日のニュースで、国連森林フォーラム事務局が実施している「フォレストヒーローズ(森の英雄)」に、牡蠣養殖業の畠山重篤氏が選ばれ、表彰されたと。
東日本大震災の後、ニュース等でお見かけして、その活動は知っていたが、このたびのニュースを見て、氏が理事長を務めるNPO法人「森は海の恋人」の活動を知ることに。
良い牡蠣を育てるためには、海が豊かでないといけない。
海が豊かであるためには、川が豊かでなければならない。
川が豊かであるためには、山、そして人間の生活が・・・。
みんなみんな、つながっている。
まさに「縁起」。
明日2月の第2日曜日は、「ダーナの日」。
昭和40(1965)年5月、ニューヨークで開かれた第2回世界仏教婦人会大会で、「よろこんでほどこしをしましょう」と、浄土真宗本願寺派世界仏
教婦人会連盟が、毎年2月の第2日曜日をダーナの日と定め、全国の仏教婦人会が足並みをそろえ、ほどこし(募金活動)をすることとなった。
専徳寺仏教婦人会も毎年ダーナ募金を集めさせていただき、呉東組仏教婦人会連盟を通じて、毎年いろいろなところへ贈られている。
明日がその「ダーナの日」ということもあるのだが、東日本大震災が起こった3.11まであと1ヶ月。
何か少しでもお役に立てればと、入会。
これもまたご縁である。
2月10日(金)
今日は呉市立長浜小学校としては最後の創立記念日。
139周年目の創立記念日だそう。
各学年の代表者が、長浜小学校の思い出を、卒業生である親や地域の方に聞いて、それぞれに発表。
そして、校長先生が、校章や校歌の話を写真を見せながら紹介。
昔の長浜小学校を中心とした長浜の姿がいろいろと映し出された。
そのなか、路面電車の終点(入江神社前)で牛が何か荷物を曳いている写真として紹介された。
今日紹介された写真とは、どうも違うようだが、同じような写真が専徳寺にも残る。
昭和28(1953)年4月26日、戦時中に供出されたため無くなっていた専徳寺の梵鐘を新しく迎えた時の様子。
広駅に到着した梵鐘は、牛に曳かれ、お稚児さんの大行列を従えて長浜へ。
長浜小学校も中学校も、もちろん当時は木造校舎。
現在、長浜小学校全校児童51名。
一番多いときは、昭和16年の990名だったそう。
時代の流れを感じるが、海の穏やかさは当時のまま。
受け継がれてきた長浜をこれからも大切に。
2月8日(水)
今夜は仏教壮年会の2月例会。
一日大変厳しい冷え込み。お内陣からの冷気がこたえる。
今日のテーマは、『魔』。
昨年も節分に因んで鬼の話をしたが、今年は「魔」。
「病魔」・「睡魔」、「魔が差した」など、いろんなところで聞くこの「魔」。
豆まきをして「魔を滅す」ともいわれるが、この魔は私たちのこころ。
さるべき業縁のもよほさば、いかなるふるまひもすべし。(『歎異抄』13条)
そのこころに気づかせていただくのが大切なこと。
鈴木大拙氏が『妙好人』で紹介された石川県珠洲市の栃平ふじさんの、
私は鬼の子である おやである
慚愧歓喜のお念仏 南無阿弥陀仏私は仏の子である おやである
清き歓喜のお念仏 南無阿弥陀仏
のことばを味わう。
寒いなか、ようこそお参りくださいました。
2月7日(火)
午前11時より仏教婦人会の新年会。
例年どおり、おつとめに続いて住職が法話。
如月忌(きさらぎき)
今日は「如月忌」といって、九条武子夫人の御命日(昭和3年(1928)2月7日・42歳)。
九条武子夫人は、義姉 大谷籌子お裏方(本願寺第22世 大谷光瑞ご門主夫人)とともに、仏教婦人会を創設。
関東大震災で被災されたにもかかわらず、復興事業を身を粉にして尽力された。
興味深いエピソードを知り、その話を交えながら、偲ばせていただく。
当時のことを考えると、大変なご苦労もあったことだろう。
それでも、臨終に際して、義兄 木辺孝慈氏(錦織寺第20世)の法話、
最早この世の人としてはお別れせねばなりませんが、どうぞお慈悲にすがって、お浄土におまいりなされますように。次に起こすは、還相回向のはたらき。どうか再び娑婆世界に還って、弥陀大悲のおいわれをお伝へなされるやう。
御開山聖人はご和讃に、
安楽浄土にいたるひと 五濁悪世にかへりては
釈迦牟尼仏のごとくにて 利益衆生はきはもなしと仰せられておりますから、あなたもどうぞ、お釈迦さまの通りになって還っていらっしゃい。お待ち申しております。
のことばに、
また来ます。
とただ一言答えられたのだそう。
法話のあと、集会所にて会食。
寒いなか、ようこそのお参りでした。