専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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9月11日(月)
今日は午後から住蓮寺にて呉東組聞名講9月例会。
正信偈のおつとめのあと、御消息の拝読。
そのあと法話があり、御示談。
今日も役員の方が用意された質問の回答より。
この夏、浄徳寺に中学2年生4名が職業体験として訪れたそう。
その現場体験として、総代長さんのお宅にみんなで月忌参りとして一緒にお参りに行き、正座して大きな声で正信偈をおつとめ。
この子たちの家には仏壇もないのに、とても素直に受け入れてくれたと嬉しそうな総代長さん。
そんなことから、
私たちは、自分はお聴聞させてもらっていても、仏法を親しい人に伝道することに躊躇していないでしょうか?
あなたは、どのように伝道していますか?どのようにすればいいと思われますか?
との質問より。
今日はいつもよりもたくさんのご回答を。
職業体験は、地域、また学校によっても対応がさまざま。
寺側も「宗教の話をしてはいけない」と変に壁を作ってしまっているところもあるのかも。
専徳寺では幸い学校と地域が密なので、小学校低学年の町探検、中学年の石泉文庫防火訓練、高学年の石泉文庫虫干しと、いろんなご縁を。
まずは近づき、親しんで。
ようこそのお参りでした。
9月11日(月)
今日は2学期最初の広南小学校読み聞かせ。
前回予定されていた7月の読み聞かせが大雨警報で休校となったために中止。
6月以来、3ヶ月ぶりの読み聞かせ。
担当は4年生。
読んだ絵本は、
『きつねのおきゃくさま』 (あまんきみこ 文・二俣英五郎 絵)
先日の仏教壮年会の例会でも紹介したこの絵本。
今年の6月と8月、2度もキツネの姿を境内で見かけた。
物語に出てくるキツネって、ずる賢いとか、化けて騙すとか、あまり善いイメージがないような。
そんなところから選んだ1冊。
読む前に、子どもたちに「この辺で野生動物見たことがありますか?」と尋ねたら、「タヌキ」「キツネ」と。
「キツネって、どんなイメージがありますか?」
と尋ねたら、黄色? 肉食?、、、と答えるので、「良いイメージ?悪いイメージ?」と聞くと、「・・・悪い?」と。
はらぺこのキツネがやせっぽちのヒヨコに出会った。
やせっぽちのヒヨコを見て、太らせてから食べようと、家に招いて御馳走をふるまう。
これまで「やさしい」なんて言われたことなどなかったのに、ヒヨコから「やさしいおにいちゃん」と言われてぼーっとなる。
その次にやせっぽちのアヒルが加わり、今度は「親切」と言われてぼーっと。
次にウサギが加わって、「神さまみたい」と言われて失神しそうに。
優しい、親切、神さまみたいと言われたキツネの心は変わっていき。。。
読み終わって、このキツネ、善いキツネでしょうか?悪いキツネでしょうか?
と尋ねたら、「善いキツネ??」と。
ちょっとしたことをきっかけに、いろんなことを。
9月9日(土)
今朝もアヤメの周りが掘り起こされて。。。
その他にも所々小さな穴が見つかるけれど、アヤメのところだけがグチャグチャ。
とりあえず、アヤメの根は無事なので、土を入れて元に戻す。
これで3度目。
ただ、相手が分からなければ対処しようもないので、久しぶりにトレイルカメラを夕方設置。
そして、玄関先に戻った時、小さなトンボが一匹枝に止まる姿が。
結構長いこと止まっていたので、写真に収め、何トンボか調べてみる。
ノシメトンボ (熨斗目蜻蛉)
アキアカネと同じアカネ属。
赤トンボなんだけれども、赤くならない赤トンボなんだそう。
また、赤トンボは、成熟したオスだけが赤くなるそうで、それで夏場は真っ赤な赤トンボを見ないわけだと納得。
「ノシメトンボ」は、漢字で「熨斗目蜻蛉」と書くそう。
「熨斗」は知っているけれど、「熨斗目」とは何?
「熨斗目」とは、江戸時代には武士が裃の下に着ていた小袖に用いられていたようで、肩や裾などに大きな横段模様がある着物を表しているそう。トンボの翅の先に色が入っていることから、熨斗目蜻蛉と呼ぶのだそう。
知らないことだらけだけど、そうやって知ってみると、いろいろと学ぶことも。
お寺の境内にいるだけで、いろんなことを学ぶご縁を。
9月8日(金)
スリー・マハー菩提樹が届いて2週間。
あれから新しい葉が3枚も。
順調に育っているみたい。
インドからスリランカに仏教とともに伝わった菩提樹の子孫。
そして、一緒に写っているのは大学院時代にともに学んだスリランカの学友よりいただいたシンハラ語訳『歎異抄』。
スリランカから伝わった菩提樹と、スリランカへ伝わった『歎異抄』。
全く読むことは出来ないけれど、いろんなことを思い出しながら。
今夜は仏教壮年会9月例会。
みなさんに初めて新しい照明、そして菩提樹も紹介。
無事冬を越せますように。
善人なおもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。
今日は『歎異抄』第三条より、善と悪についていろいろと。
来週広南小学校の読み聞かせに考えている絵本。
先日境内で出会ったキツネから、キツネって善いのか悪いのか、そんなことを思いながら出会った1冊。
『きつねのおきゃくさま』(あまんきみこ 文・二俣英五郎 絵)
善悪についていろいろと考えてみると、結局昨日の呉東組総代会の〈自分の都合〉。
いろいろと学ぶご縁をいただいて。
ようこそのお参りでした。
9月7日(木)
朝、先日よりもアヤメの周りが大変なことに。
先日のをようやく治して、次へと思っていた矢先に。。。
今日は午後から呉東組門徒総代会の総会ならびに研修会が広ステーションホテルにて。
専徳寺からも3名の総代さんが出席。
総会の後の研修会では、「カルト教団と真宗」と題して、江田島光源寺 海谷真之師のお話。
安倍元首相が銃撃されて亡くなられてから1年が過ぎたが、その後いわゆる「宗教2世」問題が起きた。
総代として、その問題について知っておかなければならないと、今日のテーマになったとか。
前半はカルト問題。後半は真宗の話。
浄土真宗はノルマがなく、ただただお聴聞。
ただ聞くだけでいいから易しいのだけれど、それが難しい。
それは、自分の都合に合った話しか求めないからと。
また、今終活が話題になっているけれど、〈遺言〉は遺らない。
遺された者の記憶に遺るのは、日頃の姿であったり、日頃の言葉。
臨終の姿ではなく、平生の姿。
そのあとの懇親会では、いろいろと聞かせていただく。
ところで、今朝の土が掘り起こされた一件。
今日の話を聞きながら、まさしく腹を立てるのは自分の都合。
恐らくあちらは悪気もなく、生きていくためにただただ掘り起こしたのだろう。
それは分からないわけでもないけれど、なかなか。。。
わかっちゃいるけど やめられない
明日は仏教壮年会の例会。
『歎異抄』第三条。