専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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8月18日(金)
朝、境内に水撒きしていると、クロガネモチの木の根元、ツワブキの葉っぱの上に白い何かが。。。
白いカエル!
カメラを取りに戻り、とりあえず撮影。
岩国の白蛇と同じようなアルビノのカエルかと思ったけれど、
目が赤くなく、黒だったので、これはアルビノではなさそう。
しばらく見ていると、だんだんと色が迷彩柄に。
そして、目の前のクロガネモチの木に飛び移る。
すると、木に溶け込んで。
調べてみたら、ニホンアマガエルがまわりの白いものに一時的に同化して白くなったものらしい。
緑のツワブキの葉っぱの上では、あまりにも目立ったけれど、その直前まで境内の白砂の上を移動するのに白くなっていただけなのかな。
ネットで調べると、白いカエルは幸運をもたらすだとか、縁起が良いだとか、そんな言葉がいっぱい。
カエルが白くなったのは、たまたままわりが白かったから。
そこで「迷信」について調べてみたら、興味深い論文を。
『祖父母の語り聞かせの教育』――戦前期の安芸門徒家庭のばあい―― 古川和子
(https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/24299/files/21274)
近世以前の呉地方の庶民の言語生活は、お説教を「聞かせてもらう」生活が中心であったから、今日想像する以上に正確に聞き取る訓練ができていたし、わかりやすく印象的に話す力が育っていたように思う。・・・安芸門徒とは何なのか、これを問い続けたい問題であるが、家庭における宗教的なしつけとしては、「殺生をしない」「感謝の気持ちを持つ」「迷信の否定」の三つの柱があったと思う。
白いカエルにご縁をいただいた。
8月15日(火)
今朝9時から盂蘭盆会。
御内陣修復中につき、住職自勤で一席のみのご縁。
台風7号の影響で、時折ポツポツと雨の落ちる中、久しぶりに花手水を。
今日は終戦記念日。
昨年に続いて今年もウクライナとロシア、両国の国花ヒマワリを。
蓮(案頭春)も朝から開花。
昨夜の久々のお祭りの後片付け等もあって、お参りは少なめ。
しばらくお祭りもなかったので、15日に設定したけれど、来年以降は検討。
ご法話はこのたびも『念佛日和』を用意したので、帰ってからゆっくりと読んでいただくとして、『維摩経』に説かれる
譬えば高原の陸地には蓮華を生ぜず。卑湿の淤泥にすなわち此の華を生ずるが如し。
より、「是人名分陀利華」のお味わい。
そして、9月のお彼岸に開く予定のワークショップのご案内。
サンプルとして、キットを紹介。
是非是非、この際にお申し込みを。
専徳ねっとでもこちらから申し込み可能。(←クリック)
『念佛日和』は後日世話係のみなさまよりお届け予定。
夜は4年ぶりに入江神社の忠魂碑前で戦没者追悼法要。
19時30分開始の前に、ロウソクに火をつけようとしたところで雨。。。
すぐに止んだのでよかったけれど、色衣・五条姿を着て住蓮寺前住様と一緒におつとめ。
おつとめの途中、パラパラとまた降り出したので、最後までハラハラと。
屋外で、マイクなしで正信偈のおつとめ。
一年に一度きり、入江神社の境内でたくさんのお位牌の前でおつとめ。
そのあと、これも久しぶりの盆踊り。
ようこそのお参りでした。
8月13日(日)
お盆参りはそれほどないのだけれど、この三連休は年回法要が次々と。
さすがに午後からの本堂での御法事は、意識がフーッとなくなりそうになる。。。
とりあえず、この三連休を無事終えることが出来たのでホッと。
昨夜、ペルセウス座流星群が見えるとかで、初めてカメラで撮影。
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流れ星は1枚も撮れなかったけれど、星がこんなにたくさん写るのかと、びっくり。
そこで今夜も再び。
三脚にカメラを設置しても、モニターは真っ暗で何も見えない。
とりあえず勘をたよりに100枚ほど撮影。
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時折モニターで確認するのだけれど、暗くてよく分からなくて、今日も写っていないと諦めて帰り、パソコンに取り込んで確認。
すると、ほんの数枚流れ星が。
流れ星だけではなく、たくさんの飛行機がこの上空を飛んでいくのも知ったし、星を久しぶりにゆっくりと。
昨日が日航機墜落事故から38年。
坂本九さんの『見上げてごらん夜の星を』を思い浮かべながら。
見上げてごらん夜の星を
ボクらのように名もない星が
ささやかな幸せを祈ってる
8月8日(火)
台風6号北上中。
今朝の中国新聞朝刊、呉・東広島版。
昨年、広南中学校の参観日に〈~地域〈広南〉をもっと身近に~『広南もくりんかるた』〉を。
それがとってもよく、その後中学校の図書館にも展示されていた。
そこからいろいろなご縁で、このたびジャンボかるた大会として開催。
ピースナイターと重なったため、残念ながら当日は。。。
昨日は呉東組役員会に夕方出席。
12月の呉東組親鸞聖人御誕生850年立教開宗800年並びに呉東組結成50周年の記念法要に向けて。
ただ、お通夜があったので、途中で失礼。
帰宅すると、荷物が玄関先に。
頼んでおいた本が届いた。
『生きものたちと仏教のはなし』(法蔵館)
先日「毎日新聞」Webにて紹介されていたので、気になってすぐにお取り寄せ。
〈参考〉毎日新聞Web(https://mainichi.jp/articles/20230804/k00/00m/040/167000c)
本願寺のお隣、真宗興正派の次期門主、興正寺の華園真慶様のお書きになった本。
女性の方で、大学では獣医学を学ばれたそう。
年齢や職業を問わず、いろいろな方にサラリと読んでいただけたら嬉しく思います。(「はじめに」より)
その言葉通り、サラリとあっという間に読ませていただいた。
獣医学で学ばれたことを通して仏さまの教えをやさしく、また導入部分の動物の話がなかなか興味深く。
「日本人の動物観」が世界のスタンダードではないことは知っていたけれど、時々耳にする動物福祉(アニマルウェルフェア)のことを調べてみたら、ヨーロッパのいくつかの国が「動物保護先進国」と呼ばれているようで、特にスイスでは動物保護法で「動物を扱うときは、動物の尊厳、つまり生来の価値を尊重しなければならない」と厳しく定められているそう。
大まかなキリスト教しか知らないので、何となく違和感を感じたが、面白い記事を見つけた。
〈参考〉読売新聞オンライン『西洋における文明の転換…動物権思想とキリスト教的DNA(https://www.yomiuri.co.jp/choken/kijironko/ckworld/20220105-OYT8T50062/)
キリスト教文化圏でも、時代の中でいろいろと変わってきているようだ。
仏教ではサンスクリット語の「sattva(サットヴァ)」を〈衆生〉〈有情〉と漢訳し、人間のみならず生きとし生けるものすべてを生命として見てきた。
ただ、すべてのものを共に生きる衆生と見る一方で、動物は六道のなかの「畜生」。前世の悪業によって生まれたものとして、〈人〉と〈畜生〉が分けられてきた。
そのあたりも、西洋と日本の動物に対する考え方の違いとなっているのかなと。
違った目線からのアプローチはなかなか刺激的。
そして、今夜は仏教壮年会、4年ぶりの納涼会。
本堂隣の集会所でこれまで開いていたけれど、さすがに暑すぎる。。。
そこで、本堂で納涼会開催に。
おつとめをし、ちょっとした話をし、会場設定して納涼会。
天井から扇風機を回し、網戸にして外陣を全開にしておくと、台風の影響もあって心地よい風を感じる。
その中で、みなさんの地元愛、専徳寺愛を久しぶりにいろいろと聞かせていただく。
暑い中をようこそのお参りでした。
8月6日(日)
78回目の原爆の日。
今朝、8時15分に鐘を撞き、おつとめ。
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今年のピースナイターは日曜日。
お盆前の日曜日ではあるけれど、ピースナイターの手伝いもあるため、法要の受付を少しセーブ。
10時と11時の2件お受けしていたのだけれど、そこへお葬式の連絡。
先月末、「病院からもうそろそろと言われているのだけれど、広島市内でも葬式に来ていただけるのでしょうか?」と尋ねられたので、「こちらの予定次第ではどちらへでもお参りさせていただきますから、またその時にお尋ねいただけたら」と。
そのお葬式の連絡があったので、11時の法事が終わってから広島市内に13時のお葬式へ行くことに。
すると、そのあと、もう1件お葬式が出来たので、9時の開式でよければと、9時からのお葬式。
広島市内での葬式を終え、帰宅してお昼を食べたらほんの少しの休憩で再び広島へ。
今日はまた特に暑く、日中ベランダに出しておいたデジタルの温度計が48度!!だったそう。
マツダスタジアムへ17時に行くと、すでにたくさんの方が折り鶴コーナーに。
昨年と違ってスタッフの人数制限がなかったので、今年は50名ほどのスタッフ。
熱中症対策のため、交代制で休憩をたっぷり取りながらの作業となる。
試合が始まってからも、相手の巨人が早々と先制したこともあり、折り鶴コーナーには小さなお子さま連れで次々と。
今年はマツダスタジアムでオールスター戦があったため、ピースナイターの準備がギリギリとなり、直前の打ち合わせでは監督や選手にお願いできないかも知れないとの情報だったけど、新井監督、藤井コーチ、秋山選手、矢崎投手、上本選手、小園選手が、優勝争いで大変な中、おりづるを折ってくださった。
この展示場所でおりづるを折られる方が出ると、折角展示してあるのに気づかず通り過ぎていかれる方が出てくるので、この横に立っておくことにした。すると、次々と見に来られては写真に収めて帰られる方が次々と。
ご覧になって「ありがたいですねぇ」との声も。
本当にありがたいこと。
久しぶりに共命鳥を。
今日は巨人が大勝。
でも、この暑い暑い長い長い1日を無事終えられることに感謝。
世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ