専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
4月8日(土)
昨日までの雨、そして今日の強風で、長浜の桜が一気に散ってしまった感じ。
今日は青空の下、朝からお隣の住蓮寺にて日曜学校入校式があったので、そちらへ。
3月に6名の6年生が修了し、人数が少なくなってしまった。
そこに1年生と3年生の姉弟が新たに入校。
1年生は来週月曜日が小学校の入学式。
学校も日曜学校もこれから楽しいことがいっぱいありますように。
入校式の後、お釈迦さまの誕生を祝って花まつり。
甘茶をかけてのお祝い。
背伸びして甘茶をかける1年生の姿が何とも。
入校、おめでとう。
お釈迦さまの御誕生、ありがとう。
昨年少しだけ花を咲かせた薄墨桜、今年は一つも咲かず。。。。
それでも、元気に若葉が出て来た。
来年こそは満開の花が咲きますよう。
その桜の下には、
サギゴケという小さな紫色の花が花盛り。
今年は植えたわけでもないのにスミレの花も咲いた。
以前は日当たりが良すぎて砂漠のように草も生えないような場所だったけど、一本の桜のおかげで木陰が生まれ、新たな命も。
ひとつの尊い命がほかの尊い命とつながってる。
天上天下唯我独尊
明日から2泊3日、呉東組団体参拝(第1班)で御本山へ。
そのため、日曜学校のあと、午後から初めて期日前投票に。
そして、団参の準備、外の諸々の用事を一つ一つ済ませ、今夜は仏教壮年会の総会。
ずっと暖かい日が続いていたので、少し肌寒く。
ってことは、明日の朝も寒い??
長浜桟橋をバスで午前6時15分発。。。
何はともあれ、良いご縁となりますよう。
4月4日(火)
今日はいよいよお内陣修復に向けて、御遷仏・御遷座。
まずは輪灯などの仏具を取り外し。
御本尊が御厨子から運び出される。
衣に蓮などが描かれている。
このたびは御本尊は修復せず、光背と蓮台を修復。
御開山親鸞聖人御厨子も解体されて搬出。
扉を閉じた姿を初めて見た。
御代前、蓮如上人の御厨子も。
御厨子の中に収まっていた親鸞聖人と蓮如上人像。
親鸞聖人の裏書きには宝永4年(1707)、寂如上人の花押。
蓮如上人像はそれよりも古く、万治元年(1658)、良如上人の花押。
どちらも御厨子に収めるため、無理矢理押し込んでいるような形になっていたため損傷が激しく、このたび何とか修復して収まるよう表装していただくことに。
御厨子も次々と解体されて運び出されていく。
そんな中で、職人さんから「仏具を見ただけでどこにあったかすぐ分かりますよ」と。
ここの仏具は海が近く潮風の塩害で金箔が剥がれてしまうのだと。
このたびの修復では、それらを考慮して作業してくださるとか。
何もなくなったお内陣。
御本尊は残る予定だったけど、仮の厨子を用意するために一旦御動座。
来週仮の御厨子とともに本堂へお帰りになる予定。
しばらくはさみしいけれど、綺麗に輝くお内陣を楽しみに。
3月31日(金)
今日はほぼ一日事務作業。。。
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一息ついた時、エナガの営巣をちょっとの間見に行く。
絶え間なく巣作りしているエナガの姿に、何だか元気をもらって。
今夜の法中会はいつもよりも早く6時から。
団参(団体参拝)が迫ってきたので、旅行社より担当の方に来ていただいて旅費の回収を。
このたびも団参担当となっているので、参拝グッズが先日まとめて本山から送られてきた。
箱ごとそのまま法中会に持って行こうかと思ったけれど、一応確認しておかないとと開封すると、不織布の参拝バッグ、靴袋、参拝のしおり、ネームタグ等がそれぞれ人数分。
法中会で一々これを持って帰ってもらうと混乱しかない。
と、急遽一つ一つ袋詰め。
何とか第1弾の団参分を袋詰めして、浄円寺に法中会へ。
と思ったら、忘れ物。。。
当日は忘れ物のないように。
明日から4月、新年度。
3月30日(木)
今朝、境内の水撒きをしていると、懐かしい声が聞こえてきた。
すぐに〈エナガだ〉と思って、2年前に営巣したヒマラヤスギに目をやると、いたいた。
前回同様、隣のザクロの枝と行ったり来たりしながら巣作り。
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すぐにカメラを取りに戻り、そっと撮影。
数分おきにつがいのエナガがせっせせっせと材料をくわえて運ぶ。
北海道のシマエナガがモフモフでかわいいと人気だけど、このエナガもちっちゃくってとってもかわいい。
巣作りを見ていると、巣もモフモフだ。
これからしばらく、そっと、そおっと、見守って。
本願寺出版社『大乗』4月号が届いた。
その「読者フォト」のコーナーに、
坊守投稿の1月の「新年お寺でコンサート」の写真掲載。
最初は『本願寺新報』への投稿を考えたけれど、『本願寺新報』は白黒なので、せっかくならカラーで大きくと『大乗』に投稿。
午後から総代会が開かれ、お内陣修復に向けて。
その終わりにこの二つのことをちょっと紹介。
「癒やし」
明るい話題は疲れをそっと和らげてくれる。
明日も何だか楽しみに。
3月25日(土)
今日は午後から内陣修復工事に向けて、職人さんが来られ、4月4日にすべてを運び出すための準備。
そして、今日持って帰れるものは、ある程度持って帰っていただく。
しばらく大きな行事はなくても、年回の御法事はあるので、御本尊と祖師前(親鸞聖人)・御代前(蓮如上人)はギリギリまでそのままにしていただいて、今日は余間の聖徳太子を御遷座。
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聖徳太子の御厨子の屋根。
全く隠れて見えなかった屋根の上にこんな宝珠がついていたとは。。。
お寺へ上がるための坂にかかる松の枝。
このため境内に2トントラックが入れず、山門の階段下に止めたトラックまで何往復も。
本堂入り口に掲げられた山号額もこのたび新調されるため、取り外し。
襖絵も一枚一枚梱包されて搬出。
親鸞聖人700回大遠忌の記念に、戦後の日ソ国交回復に尽力した松本俊一氏と、同じく戦後のマツダ発展に尽力した村尾時之助氏、この両名が施主として刻まれた襖絵。
破れたり、痛みも激しいので、このたび綺麗に修復していただく。
再び綺麗に輝く日を楽しみに。
帰られたあと、コンビニで『くれえばん』購入。
「呉文化財」の特集。
先日取材を受けた石泉文庫も。
そこで石泉文庫まで。
こちらも土塀修復があともう少しで完了。