専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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7月7日(金)
2018年豪雨災害から5年の七夕も午後から雨模様。
今日は午後から広島別院で
「御同朋の社会をめざす運動」(実践運動)
安芸教区委員会
組重点プロジェクトリーダー研修協議会
と言う、とても長い名前の研修会に。
任期4年の組重点プロジェクトリーダーとなって、今年度が最終年度。
協議会では各組の現状報告。
コロナ禍でどこの組も難しい状況にあるよう。。。
そのあとの研修では、NPO法人 広島こども食堂支援センター代表の越智誠輝氏をお迎えして、
「こども食堂について」
初っぱなから、重点目標として本願寺派が掲げている「貧困の克服に向けて」の〈貧困〉=〈こども食堂〉ではないという話より。
これまで「こども食堂」の〈貧困〉という言葉にいささか違和感を持っていたけれど、今日の話を聞いてスッと腑に落ちた。
お薦めされたNHK地域づくりアーカイブス
『大事なのは「共に食べること」コロナ禍のこども食堂』
いろんな意味でいろんなことを学ばせていただいた。
「ともに」
出来ることを模索しよう。
7月5日(水)
今日は午前中、令和5年度 専徳寺門信徒会世話係総会開催。
年に一度の総会が10時から。
9時前から総代さん方が来られて準備。
そして、次々と世話係の皆さんが。
式典の部ではおつとめをし、この一年間に亡くなられた門信徒を偲んで黙祷。
そして、住職挨拶。
挨拶では、コロナウィルス感染防止のため、2020年4月よりずっと着けていたマスクを外してご挨拶。
先日の広南小学校2年生の町探検のあとにいただいた手紙に、「せんとくじにまた行きたいです」と書いてくれていたのを紹介し、「また行きたい」と思えるようなお寺作りをこれから考えていかなければと。
長年お世話いただき、このたびお辞めになられた方には感謝状。
新しく世話係を担当して下さる方には委嘱状を。
そして、式典後の総会では皆さまの承認をいただき、無事終了。
雨降りで足元の悪いなかをようこそお集まりくださいました。
夕方の雨上がり、お通夜から帰って来て、境内を見てまわると、
何と、気づかないうちに手水鉢のほとりに一本のネジバナを発見。
こう言うことがあると、何だか心地よく。
7月2日(日)
今日は青空の広がるいい天気に。
ネジバナ、3本咲いている内の1本が捻れていない。
こんなふうに捻れないものもあるのだそう。
昨日の御法事での法話で、セミの話を。
先日、Instagramに投稿した穴掘り名人。
朝、ヒマラヤスギの下で穴を見つけ、覗き込んだらセミの幼虫のお尻が見えた。
セミの幼虫って、お尻から出てくるの? 夕方出てくるんじゃないの?
と思いながら見ていたら、穴の中で向きを変え、土を抱えて出てくる。
そして、穴のほとりに土を出して、また穴の中に入っていく。
そして何度も何度も繰り返し、休みもなく、穴をずっと掘り続け、昼に見に行っても掘り続け、夕方姿はないかなと思いながら行くと、今度は穴から外に出てひっくり返っていた。
ひっくり返ってもがいていたので、側の木の根元にそっと置いてあげたのだけれど、翌日羽化することもなく。。。
蟪蛄春秋を識らず、伊虫あに朱陽の節を知らんや。(曇鸞大師『往生論註』)
セミ(蟪蛄)という虫は、暑い夏に地上に出て来て、その暑い夏に命を終えてゆく。
だから、春や秋、ましてや冬という季節を知らないでいる。
と言うことは、その虫は、今が朱陽の節(夏)であることを知ることができるでしょうか?
私たちは春夏秋冬を知っているから、今を暑いと感じている。
また、数十年前の夏を知っているから、今の暑さを異常と感じている。
でも、このセミの幼虫にとっては、今を暑いと感じていないかも知れないし、そのあと羽化することも、死んでいくことも知らないかも知れないで、ただただ穴を掘っていたのかも。
羽化できずに可哀想。。。と思ってしまうのは、こちらがこのセミのそのあとの姿はこうなるであろうと予測し、勝手に思っていたから。
これだけの穴をずっと掘り続け、それで力尽きて命を終えていったとしても、そのセミは命を精一杯生ききったのかも知れない。
そんなことをふと思いながら。。。
今夜は川尻光明寺にて呉東組法中会。
コロナ以前の組内活動に少しずつ戻りつつ。
7月1日(土)
このたび冠水したり、土砂災害のある地域の皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
今日から7月。
未明より2度の緊急アラートのけたたましい音で目を覚ます。
豪雨災害の時を思い出す。
あの時初めて「線状降水帯」と言う言葉を知ったが、確かあの時は「大雨特別警報」。
今回はそこまでひどくはなかったものの、また週明けから雨の予報なので要注意。
どうぞ、お気をつけて。
今日は午前中に広南中学校の参観日、そのあと広南寄席も予定されていたが、大雨警報が発令されたため、参観と広南寄席は早々に中止を発表。授業は午前11時まで自宅待機の後、臨時休校に。
午後3時頃にはまだ警報は解除されないけれど、雨も一段落。
境内を見てまわると、
3本のネジバナが、雨にも負けず。
まわりからは虫の声も聞こえてきた。
ここもだんだんと生態系が整ってきたかな。

6月29日(木)
昨日も今日も午後から時折雷を伴う激しい雨。
朝は青空が広がっていたけれど。。。
今朝、先日から咲き始めたネジバナの写真撮影を。
そして、バラの鉢に水をやっていると、黄色いキノコがいくつも。
あとから調べようと思って写真を撮っていると、何気に後ろに気配を感じてハッと振り返る。
すると、山門から足早に本堂の縁の下に入っていく一匹の動物。
突然の姿に、犬?と一瞬思ったけど、違う違う。
まさか、キツネ?
カメラを持ってそおっと本堂の縁の下を覗くと、こっちを見てる!
でも、あっという間に裏門から出て行った。
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長浜でも見かけたと言う話は聞いていたけれど、まさかこの境内で。
キツネと言えば、フサフサした大きな尻尾のイメージがあったので、エサがなくて痩せているのかと思ったら、どうやらキツネは暑さ対策のため、夏の間は毛が抜けて痩せたように見えるのだとか。
これまで読み聞かせで読んだ絵本にもよく登場しているキツネ。
これからは絵本にキツネが登場すると、また違った印象となるかも。
黄色いキノコは「コガネキヌカラカサタケ」という熱帯性のキノコらしい。
園芸用の土などに菌が混ざっていることによるとか。