専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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6月29日(木)
昨日も今日も午後から時折雷を伴う激しい雨。
朝は青空が広がっていたけれど。。。
今朝、先日から咲き始めたネジバナの写真撮影を。
そして、バラの鉢に水をやっていると、黄色いキノコがいくつも。
あとから調べようと思って写真を撮っていると、何気に後ろに気配を感じてハッと振り返る。
すると、山門から足早に本堂の縁の下に入っていく一匹の動物。
突然の姿に、犬?と一瞬思ったけど、違う違う。
まさか、キツネ?
カメラを持ってそおっと本堂の縁の下を覗くと、こっちを見てる!
でも、あっという間に裏門から出て行った。
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長浜でも見かけたと言う話は聞いていたけれど、まさかこの境内で。
キツネと言えば、フサフサした大きな尻尾のイメージがあったので、エサがなくて痩せているのかと思ったら、どうやらキツネは暑さ対策のため、夏の間は毛が抜けて痩せたように見えるのだとか。
これまで読み聞かせで読んだ絵本にもよく登場しているキツネ。
これからは絵本にキツネが登場すると、また違った印象となるかも。
黄色いキノコは「コガネキヌカラカサタケ」という熱帯性のキノコらしい。
園芸用の土などに菌が混ざっていることによるとか。
6月24日(土)
昨夜・今日と続いて呉東組行事。
昨夜は呉東組納涼会で、マツダスタジアムへ。
交流戦後、最初の巨人戦。
住職だけでなく、坊守、寺族、小さなお子さん連れもあり、25名の大所帯がバーベキュー。
ただ、5時からのお通夜をお参りしてからの参加だったので、試合開始より1時間後の合流に。。。
電車からスタジアムが見えた時は、2-1で負けていたのが、スタジアムに着いた時には2-2の同点。
これからと思いながら、席に向かってレフト側スタンドの後ろの通路を歩いていると、何やらどよめき、そして静寂のあと観客の視線が一斉にこちらへ。
どうやら巨人岡本選手のホームランが目の前を通過したらしい。。。
そこですべてが終わった感じで敗戦。。。
収穫はと言えば、去年と一緒で裸眼でこの遠い距離からでも、ストライク・ボールがちゃんと見えてることだけだったかも。
そして、今日は午後から阿賀称名寺にて呉東組親鸞聖人讃仰会の総会並びに仏教講演会。
その前に、午前中、広南小学校の先生が、わざわざお届けくださった。
先日の町探検の2年生の子どもたちの御礼の手紙。
町探検だけでなく、その前の『だいぶつさまのうんどうかい』の読み聞かせのことも書いてくれている子もいて、ただただ嬉しいの一言。
午後からの仏教講演会は、行信教校校長の天岸浄圓先生をお招きして、
講題『領解文のお味わい』
コロナ禍で講演会の中止が続き、3回目にしてようやくお越しいただけた。
タイムリーなことに?、昨日の朝日新聞朝刊に、
「お家騒動」とニュースになっていたけれど、このたびは「新しい領解文」ではなく、従来の領解文のお味わい。
このお家騒動の話は、先月〈勧学・司教の有志の会〉が開いた記者会見の翌朝、朝日新聞朝刊、と言っても、京都欄に紹介されていただけだったので、これで収束してしまうのかなぁと。。。
ただ、そのあと、新総長が決まったり、いろいろとあり、このたびの全国ニュースになったのかな。
この件に関しては、いろいろなところからいろんな情報が入ってくるけれど、結局確かなことが分からないので、何とも難しい。。。
でも、今日の最後に「掟」の話をされる中、帰敬式(おかみそり)で唱える三帰依文の「南無帰依仏。南無帰依法。南無帰依僧」の最後の「僧」は僧侶を指すのではなく、「僧伽」を指している。
そして、浄土真宗の場合は、雑行雑修自力の心を振り捨てた御同行のあつまりのことを「僧伽」と言うのだと。
その御同行を敬い、大切にすると言うことを。
「互いに敬い助け合い」、そこは大切に。
ようこそのお参りでした。
6月20日(火)
NHKの朝ドラ『らんまん』の今週のサブタイトルが「マルバマンネングサ」。
今朝の放送では、結婚を決めた万太郎と寿恵子・竹雄が、故郷の土佐佐川へと向かう途中、マルバマンネングサを。
6月に5弁の黄色い星のような小さな花が。。。と、放送で。
コロナ禍の4年前、薄墨桜の下にグランドカバーとして、スナゴケを育てようと試みたけれど、ネコに荒らされたり、なかなかうまくいかず、諦めてグランドカバーを調べていて、いろいろと探している時に、「セダム」と呼ばれる多肉植物があることを知った。
ただ、桜の下に植えるのはセダムではないかなぁと思い、ムラサキサギゴケにしてみた。
そして、たまたま鐘楼の脇に置きっぱなしになっていた鉢に、セダムがぎっしりと詰まっていたのを見つけ、ただ何となく奥の方に地植えしてみた。
それから3年、そのセダムに黄色い花が咲き、またそこから離れたシモツケやコデマリの下にも根付き、黄色い花が咲きだした。
昨日の放送で、サブタイトルに「マルバマンネングサ」の名前を知り、
この名を調べたてみたら、何とその黄色いセダムと思っていた花がマルバマンネングサと。。。
しかも、「Sedam Makioi Maxim.」(牧野植物図鑑)と、学名に牧野富太郎の名前が付いている。
これは、ロシアのマキシモヴィッチ博士に標本を送った中にこのマルバマンネングサがあり、それが新種と認められ、マキシモヴィッチ博士が「牧野のセダム」と名付けたためだそう。ちなみにそれは寿恵子と結婚した年だったとか。
朝ドラ『らんまん』がますます面白くなってきた。
今日の中国新聞朝刊に、明日発売の坂本龍一さんの最期の日記『ぼくはあと何回、満月を見られるだろう』の一節が紹介されていた。
かつては、人が生まれると周りの人は笑い、人が死ぬと周りの人は泣いたものだ。未来にはますます命と存在が軽んじられるだろう。命はますます操作の対象となろう。そんな世界を見ずに死ぬのは幸せなことだ。
と記されているのだそう。
命と存在
力むことなく、いろんな命に触れ合いながら、命と存在、伝えることができたらいいなと。
6月19日(月)
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は3年生。
読んだ絵本は、
『2匹のカエル そのぼうきれ、どうすんだ?』(クリス・ウォーメル作・絵 はたこうしろう訳)
この季節にぴったりの絵本かなと選択。
教室に入り、読む前にマスクを外した。
すると、一人の児童が
「外国人ですか?」
と尋ねるので、
「日本人です!」
と答えると、
「そりゃそうでしょ」
と他の児童より突っ込まれてのスタート。
3年生だとマスクを外した顔をこれまで一度も見せたことはなかったなとは思いながらも。。。
表情豊かな2匹のカエルの掛け合いで進む絵本。
最後の結末にみんな、「え~!!」と。
備えあれば憂いなし
笑いの中にもそんなことを。
今日は子どもたちのリアクションもよく、笑顔で「面白かった」と感想を聞くと、何だかこちらも朝から心地よく。
天気予報では呉市の最高気温は30度を超えるとか。
5、6時間目 体育 水泳
と時間割に。
やっぱり今日はカエルで正解。
6月16日(金)
今日は青空の広がるいいお天気に。
桔梗の花が咲き始め。
今日はお昼前、広南小学校2年生の児童が町探検で専徳寺へ。
せっかくなので、その前に今年も向拝にウィンドチャイムを設置。
その直後に御門徒さんが訪ねて来られ、玄関先で話をしているとかすかにウインドチャイムの音色が。
その音色に誘われ、向拝へと。
ウィンドチャイムがお好きだそうで、SNSとかでよく見ているのだと。
その生の音色に感動され、また来ますと。
何事もご縁。
夏の暑さが年々厳しくなってきているので、夏の衣体を何とか出来ないかと。
そこでネットで見つけたSOU・SOUの白のジバンと着物のようなパンツ“筒下”を布袍の下に着たら、案外違和感なく着れるのではと、注文した商品がちょうど届いたので、早速今日から着用。
時間前に準備を整え、本堂で待っていると山門から子どもの声が聞こえてくる。
そこで本堂下でお迎えすると、
「えっ!大洲先生ですか?」と。
そう、読み聞かせに行っても、この学年の子どもたちだけ何故か「大洲先生」と親しげに呼んでくれる。
今日は子どもたちからの質問に答える形で話を。
最後にせっかくなので、阿弥陀さまを近くで。
「また、読み聞かせに来てください」
「また来るかも知れません」
と言って学校に戻っていった。
何事もご縁。