2月8日(金)
先日の緩んだ気候で、境内のボケの花が咲き始めたが、寒さも戻り、今夜は特別寒く感じる。
先日、広南小学校の3年生に見せた資料をもとに、宇都宮黙霖の話をする。
実は宇都宮黙霖の生誕200年が11年先。
そして、その翌年が石泉僧叡和上の200回忌。
この記念すべき年に向けて、専徳寺のみならず、長浜、広、呉、広島・・・と、大きくひろげていくことも大切かと。
大変ドラマティックな人生を歩まれ、世のなかに大きな影響を与えているのに、あまり歴史の表舞台には現れてこない。
この2人が、時代のなかで、何を求め、どう生き抜かれたか。
一昨年から専徳寺の仏教壮年会は、蒲刈の弘願寺仏教壮年会と交流。
弘願寺は石泉塾の名簿の最後に書かれている「円識」和上の寺。
そして、黙霖はその円識に学ぶ。
後に黙霖は、わんぱくな少年時代に勉強の基礎を教えてくれた専徳寺住職の常諦。儒学を教わった野坂由節、仏教を教わった円識。この3人を師匠として名を挙げ、それ以外は石泉文庫のたくさんの書物に教わったと述べたそう。
この2人のことをいろんな形で取り上げていければ、そこからいろんなご縁が生まれそう。