梅雨入り

5月29日(月)

まだ5月と言うのに、今年は早くも梅雨入り。

これから大雨の予報も。

今年は梅雨明けまでが長く感じそう。

 

今日御法事のお参り先で。

ご主人の満中陰の御法事で、法話の途中、親鸞聖人得度の時の

明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは

を「明日ありと」と、こちらが言葉に出した途端、前に座っておられた御夫人が一緒に「思う心の・・・」と続きを一緒に仰ってくださった。

 

そして、法事が終わると、「これを見てください」と奥から出してくださった。

亡くなられた御主人が趣味で作られたものだそう。

折角なので写真に撮らせてくださいとお願いすると、もう一つ見てくださいと。

黒白二鼠こくびゃくにその譬え

《参考》浄土真宗本願寺派総合研究所 「甘い蜜」

御法義を喜んでおられたのでしょう。
故人のお導き、そのまんまの御法事と。

 

聞くところによると、この材料の竹を切って、乾かして制作するまでに4年もかかるのだそう。

 

 

菖蒲

5月26日(金)

しばらくなかったお通夜が今日で3日連続。

昨日は午後から総代会があり、それが終わってから先日閉幕したG7サミットの会場にほど近い宇品の葬儀会館でお通夜。

そして、今朝は御当家の意向により朝9時から宇品でお葬式。

これがG7サミット会期中だったらと思うと。。。

 

朝の渋滞も心配なので、少し早めに出ようとしたら、ノアヤメの花が一輪咲いている!

先日植えて、今年は無理でも来年花が見れたらいいなと思っていたところに、ちょっと前からつぼみが付いていた。
それが何時咲くのかなぁと思っていたら、朝からいいことが待っていた。

 

ところで、「アヤメ」って、語源は?と気になって調べたら、漢字で表すと「菖蒲」なのだそう。

「菖蒲」は〈しょうぶ〉では?
どこでその違いを?

〈アヤメ〉〈ショウブ〉〈カキツバタ〉。

〈アヤメ〉の見分け方は、花弁の基部に網目模様があるから、「文目(あやめ)」となったとの説も。

よく見ると、「ほ~、そうかも」と納得。

ただ、〈アヤメ〉も〈ショウブ〉も「菖蒲」と漢字で表すのは?

 

菖蒲色あやめいろ」#B168A8と「菖蒲色しょうぶいろ」#674196。

日本には美妙な色合いを花の名前で表している。

それを大切にしたい。

おっと、もう一つつぼみを発見。

 

大きくなあれ。

 

2023年5月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

親鸞聖人御誕生850年

5月21日(日)

親鸞聖人御誕生より850年。

今日で本願寺の慶讃法要も御満座。
G7サミットも閉幕。

今朝の新聞折り込みチラシの中に、毎年恒例の呉東組総代会・親鸞聖人讃仰会(協賛 呉東組仏教婦人会連盟)の合掌チラシ。

ちなみに、こんな俳句があるのを知った。

明易あけやすや 花鳥諷詠かちょうふうえい 南無阿弥陀 (高浜虚子)

「明易」とは、夏至前後の短い夜、夏の夜明けが早いとの意だそう。
「花鳥諷詠」とは、高浜虚子の造った俳句理論。

 

ここのところ、目覚ましタイマーをかけていても、それで目を覚ますことがなくなった。
明るくなったら自然と目が覚めるようになったため。。。

年寄は朝が早い?

暗くなれば眠くなり、明るくなれば目が覚める。

そのまんまをそのまんまに。

春・夏・秋・冬

春の花は春に、夏の花は夏に、秋の花は秋に、そして冬の花は冬に。
夏鳥は春から夏に、冬鳥は秋から冬に、季節ごとに渡ってくる。

そのまんまをそのまんまに。

そして、南無阿弥陀仏もそのまんまをそのまんま。

 

何も抗うこともなく、そのまんまを生きたらよいということなのかな。

岩もあり 木の根もあれど さらさらと たださらさらと 水の流るる 

そうなんだろうけれど、それがなかなか。。。

 

今日、親鸞聖人の御誕生をお祝いするかのように、ヤマオダマキの花が一輪咲いた。

親鸞聖人像の台座の下に。

一昨年、オキナグサと一緒にオダマキも植えた。

でも、翌年・今年とオキナグサは元気に育ったけれど、オダマキは姿も形もない。
昨年はホタルブクロを植えた。こちらも姿も形もない。

日当たりが良すぎたのかなとか、肥料の問題?とか、いろいろと考えて、今回は日陰のこの場所に植えてみた。
それがようやく花開く。

 

先日、スミレの種を見つけ、写真に収めた。
すると、そこにはアリの姿も。

 
 
 
 
 
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植物は命を次につなげていくため、いろんな工夫を。

花鳥諷詠、日々の生活の中に花や鳥の姿をNHKの朝ドラ『らんまん』のモデルとなっている牧野富太郎さんのことば、

自然はわたしたちにとって得がたい教師です。
ただ、ぼんやりながめていてはなにも得るものはありませんが、
学ぼうという気持ちさえもっていたら、
自然はじつにいろいろなことをわたしたちに教えてくれます。

いろいろなことを学びながら、お念仏。

 

広南学園運動会

5月20日(土)

今日は広南学園運動会。

今年次男が中学3年生となり、最後の運動会。
去年も直前まで雨予報だったが、今年も。
順延となると、明日はすでに9時から昼過ぎまでずっと法事の予定が入っているので、それは。。。
と思いながら毎日週間天気予報を見ていたら、今週初めくらいから少しずつズレて、一昨日からの雨が昨日の午前中までで上がってくれた。

昨日から広島市内でG7サミットも始まった。
そちらにとっても雨でない方がいいのかな。

 

来賓でのご案内もいただいていたけれど、今年は保護者として参加する最後の運動会なので、保護者席にシートを持って。

曇り空であったが、風もなく、砂埃も立たず、いい日和。

今年は人数制限もなく、声出し応援も出来るように。

大きな中学生と小さな小学生の姿の対比が何とも言えない。

最後の広南中ソーランでは、次男の赤組は負けてしまい、総合得点でも白組が優勝。

ただ、中学生リレーでは、2番でバトンを受け取って、1番を抜き去り次走者に1番でバトンを渡すことが出来た。
優勝は出来なくても、競技も係の仕事も自分のやれることはやりきったと晴れ晴れと。

いい運動会を見せてもらった。

 

お昼までで運動会は終わり、帰宅すると荷物が届いていた。

ゴールデンウィーク中、連日午前中は法事。
午後からどこに行くでもなかったので、鐘楼の脇に花壇を作った。

鐘楼の南側に緑が生い茂っていい感じになって来て、鐘楼の脇にも何か。。。

ただ、ここは日当たりがよいので、いろいろと考えてノアヤメを植えることにした。

ゴールデンウィーク明けに注文したら、在庫のものの状態がよろしくないため、新たに仕入れて発送してくれると言うことになり、それが今日。

小さな株ではあるけれど、来年、再来年と、少し先の姿を楽しみに。 

 

 

 

2023年5月20日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

仏華

5月16日(火)

今、玄関前に次々と鉢植えの薔薇の花が咲き出した。

仏さまにお供えする仏華は、トゲのある花、毒のある花、香りの強い花などは昔からお供えしないと言われている。

これまでそれに何の疑問も持たなかったけれど、このたび薔薇の花を見ていると、何とも美しく、何とも香しいのに、何故このお花をお供え出来ないのだろうと。

 

仏さまに花をお供えすることを調べていると、燃灯仏授記のことが出てくる。

燃灯仏授記と言えば、先日団参で御本山にお参りしたあと、龍谷ミュージアムへも足を運んだ。
ここに復元されたトルファンのベゼクリク石窟寺院の回廊壁画にその場面が。

お釈迦さまの前世で、燃灯仏がお越しになられるのを聞き、前世のお釈迦さまは花を捧げようと少女から青蓮華を買い、散華したところ、その花は地上に落ちず、仏さまの頭上で止まった。
そのあと、仏さまがぬかるみを歩くことのないようにと、自らの長い髪を仏さまの足元に敷き、その髪、背中を踏んで仏さまはお渡りになり、「あなたは未来に仏となるでしょう」と預言され(授記)、その花を捧げようとした前世のお釈迦さまの姿こそ、仏華の始まりだといろいろなところで見かけた。

ただ、散華したのが始まりとあったり、このベゼクリクの壁画のように花を持っていたり。

 

何はともあれ、そこにはこんな花はダメという話ではない。
散華するのにトゲがあったらと思うけれど、散華で茎はさすがに。

お葬式でお棺の中にお花をお供えするのに、トゲがあったらと考えることもあるだろうけれど、その理由を尋ねてみると、忌み嫌うことが始まりのようにも。

そう思うと、基本的には私がこの花が一番と思う花を仏さまにお供えするのがいいのかなと。

 

今日は午後から広島別院で今年度(2023年)最初のサンガ部会。

G7サミット直前とあって、広島市内どれだけ警察車両・警察官とすれ違ったか。
本当にご苦労さまです。

そのG7サミットの前にLGBT法案と言うのがニュースで。

 

みんなちがって みんないい

 

広南小学校読み聞かせ(206)

5月15日(月)

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は2年生。

今週末、いよいよ広南学園運動会。

 

そこで読んだ絵本は、

『だいぶつさまのうんどうかい』(苅田澄子 文・中川学 絵)

去年も5月に2年生を担当。
その時も運動会直前と言うことでこの本を選択。

 

今日のこのクラスは人数が一番少ないと言うこともあってか、マスクを外している子がほとんどだったので、こちらもずいぶん久しぶりにマスクを外して。

何の競技もからだが大きすぎてうまくいかない大仏さま。
最後の競技で見せた組体操の「大仏ピラミッド」が。

読み終わって感想を聞いたけど、手は挙がらなかった。
そこで、どのシーンが面白かった?
と、パラパラページをめくると、目の前の子が「大仏ピラミッド」でニコッと笑顔。

マスクなしでこの笑顔が見れただけで充分。

 

運動会、お天気が心配だけど、無事迎えられますように。

 

2023年5月15日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

小坪薬師堂

5月14日(日)

昨日の雨も止み、今日は晴れ。

午後から小坪薬師堂で、年に一度の法要。

小坪自治会が管理している小坪薬師堂。
毎年この時期、山を登ってこられた皆さんと一緒に正信偈のおつとめをし、御法話。

お堂の中は一人しか入れないので、導師のみ。

その他の方はお堂の前の広場にシートを敷いて。

このたび南側の木が少し伐採され、海が見えるようになり、ベンチも設置されている。

 

久しぶりにマスクを外し、おつとめさせていただく。

鳥の声、風の音、自然の中で何とも言えない一年に一度のご縁。

 

終わって、いつものようにテレビ塔まで上がってみると、

道は塞がってはいないけれど、一箇所倒木。。。

昨年同様、テレビ塔の北側には不法投棄されたゴミが散乱。。。

また、薬師堂より小坪側に降りる途中、

大きな岩が崩れた箇所が。

先日の雨による影響か。 

 

豪雨災害の後、大きな砂防ダムが出来、ただいまその上を工事中。

今年の梅雨はどうなることか。。。

 

昨日の中国新聞朝刊、呉・東広島版に

里山を愛する会が広南小学校の子どもたちとホタルを放流したとの記事。

去年からいろいろとお話はお聞きしていたけれど、ホタルの飛ぶ姿が見れるようになるといいな。

T総代さんより白メダカを頂戴した。
黒メダカのいる鉢に白メダカを。

すると、それまで警戒していつも隠れていた黒メダカが、白メダカに連れられて姿を見せるように。

お腹に卵の見られるメダカが何匹かいるので、これから楽しみ。

 

 

2023年5月14日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講 5月例会

5月10日(水)

今日も良いお天気。

境内に春先新たに植えた植物が順調に成長し、ただいまつぼみを。

クガイソウ

「九蓋草」と漢字で表記。

「蓋」は天蓋のことを現しているのだそう。

上の写真は、先月の団参で訪れた大谷本廟明著堂の人天蓋。

専徳寺の人天蓋もただいま修復中。

このクガイソウ。
根を乾燥させたものが「草本威霊仙そうほんいれいせん」という何とも効きそうな名前の生薬となるそう。

 

午後から呉東組聞名講が阿賀法幢寺にて。

今日の御示談は、いつものように役員の方が用意してくださった質問の回答より。

あなたは、「自分は仏法を大切にしています」と胸を張って言えますか?
それは、どのようなことですか?

役員の方が用意してくださった質問に、ふと我を振り返る。

いつもよりいろいろなご意見を頂戴いただいた。

 

何ごともお念仏のご縁。

ようこそのお参りでした。

2023年5月10日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

アナグマ

5月9日(火)

明日から愛鳥週間。

とは言え、先日のエナガロスで静かな境内となってしまった。

連日聞こえていたエナガの鳴き声が聞こえなくなったら、他の鳥の声もあまり聞こえてこなくなったような気がする。

 

3年前に池の側に何やら動物の気配がするので、トレイルカメラを設置したら、何とそこにアナグマの姿が映っていた。

それでも生の姿を見ることはなく、その後、見るとすれば長浜や小坪の県道で車にはねられた亡骸を何度か見ただけ。

しばらくその気配も感じず過ごしてきたけれど。。。

 

母が「裏にタヌキがいた」と言うので、「まさか」と思いながらカメラを持って出た。

すると、奥の方からガサガサ言う音が聞こえてきたので、まさかと思いながらカメラを向けると、

 

 
 
 
 
 
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アナグマがこちらを気にすることもなく向かってくる。

近すぎ。。。
しかも白昼堂々と。

襲われることはないだろうと思っているので、いいのだけれど。

またしばらく居着くのだろうか。

 

2023年5月9日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 境内清掃・5月例会

5月8日(月)

ゴールデンウィークが終わった。

最終日の昨日は大雨。
今日はどうなるかと思っていたけれど、雨もやみ、朝から仏教壮年会の境内清掃。

ストーブの片付け、裏庭の草取りなど、1時間ほどの作業。
少し肌寒いくらいだったので、汗をかくこともなく。

おかげできれいに。

 

そして、夜は5月例会。

ゴールデンウィーク中、法事でお寺へお参りに来られる方が多かった。

御法事の法話の前に、「ただいまお内陣修復のため、御本尊の阿弥陀さまだけここに残られ、他の仏具はほとんど職人さんの元へ出ております。この本堂が建立されて以来、初めてのお内陣修復で、こんなに間近に阿弥陀さまを拝むことはないので、お時間が許されましたら、後でゆっくりとご覧になってください」とご案内することに。

すると、後からこんな話を聞かせていただいた。

これまでお参りしても終わったらすぐに帰っていたけれど、わざわざご覧くださいとご案内いただいたから、孫と一緒に仏さまを見ることが出来ました。孫もこんなに近くで仏さまを初めて見た。次はきれいになった時にまた来てみたいと言ってくれました。

と、喜んでくださった。
「また来てみたい」
その言葉は嬉しい限り。

 

今日の話のテーマは、「立教開宗八〇〇年」にちなんで、浄土真宗の成り立ちについてうかがいながら、『歎異抄』の「耳の底に留まる」話。

何ごとも学ぶことでいろんなご縁を。

それから今朝の中国新聞朝刊に、当会会長の姿。

〈知る〉と〈知らない〉とでは、ものの見方が大きく異なるなぁと。

 

ようこそのお参りでした。

 

 

2023年5月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku