専徳寺門信徒会世話係総会

7月5日(水)

今日は午前中、令和5年度 専徳寺門信徒会世話係総会開催。

年に一度の総会が10時から。

9時前から総代さん方が来られて準備。

そして、次々と世話係の皆さんが。

 

式典の部ではおつとめをし、この一年間に亡くなられた門信徒を偲んで黙祷。

そして、住職挨拶。

挨拶では、コロナウィルス感染防止のため、2020年4月よりずっと着けていたマスクを外してご挨拶。

先日の広南小学校2年生の町探検のあとにいただいた手紙に、「せんとくじにまた行きたいです」と書いてくれていたのを紹介し、「また行きたい」と思えるようなお寺作りをこれから考えていかなければと。

長年お世話いただき、このたびお辞めになられた方には感謝状。
新しく世話係を担当して下さる方には委嘱状を。

そして、式典後の総会では皆さまの承認をいただき、無事終了。 

雨降りで足元の悪いなかをようこそお集まりくださいました。

 

夕方の雨上がり、お通夜から帰って来て、境内を見てまわると、

何と、気づかないうちに手水鉢のほとりに一本のネジバナを発見。

こう言うことがあると、何だか心地よく。

2023年7月5日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会 セミのいのち

7月2日(日)

今日は青空の広がるいい天気に。

ネジバナ、3本咲いている内の1本が捻れていない。
こんなふうに捻れないものもあるのだそう。

 

昨日の御法事での法話で、セミの話を。

先日、Instagramに投稿した穴掘り名人。

朝、ヒマラヤスギの下で穴を見つけ、覗き込んだらセミの幼虫のお尻が見えた。
セミの幼虫って、お尻から出てくるの? 夕方出てくるんじゃないの?
と思いながら見ていたら、穴の中で向きを変え、土を抱えて出てくる。
そして、穴のほとりに土を出して、また穴の中に入っていく。

そして何度も何度も繰り返し、休みもなく、穴をずっと掘り続け、昼に見に行っても掘り続け、夕方姿はないかなと思いながら行くと、今度は穴から外に出てひっくり返っていた。

ひっくり返ってもがいていたので、側の木の根元にそっと置いてあげたのだけれど、翌日羽化することもなく。。。

 

蟪蛄けいこ春秋しゅんじゅうらず、伊虫いちゅうあに朱陽しゅようせつらんや。(曇鸞大師『往生論註』)

セミ(蟪蛄)という虫は、暑い夏に地上に出て来て、その暑い夏に命を終えてゆく。
だから、春や秋、ましてや冬という季節を知らないでいる。
と言うことは、その虫は、今が朱陽の節(夏)であることを知ることができるでしょうか?

私たちは春夏秋冬を知っているから、今を暑いと感じている。
また、数十年前の夏を知っているから、今の暑さを異常と感じている。
でも、このセミの幼虫にとっては、今を暑いと感じていないかも知れないし、そのあと羽化することも、死んでいくことも知らないかも知れないで、ただただ穴を掘っていたのかも。

羽化できずに可哀想。。。と思ってしまうのは、こちらがこのセミのそのあとの姿はこうなるであろうと予測し、勝手に思っていたから。

これだけの穴をずっと掘り続け、それで力尽きて命を終えていったとしても、そのセミは命を精一杯生ききったのかも知れない。

そんなことをふと思いながら。。。

 

今夜は川尻光明寺にて呉東組法中会。

コロナ以前の組内活動に少しずつ戻りつつ。

今日から7月

7月1日(土)

このたび冠水したり、土砂災害のある地域の皆さまには心よりお見舞い申し上げます。

 

今日から7月。

未明より2度の緊急アラートのけたたましい音で目を覚ます。

豪雨災害の時を思い出す。
あの時初めて「線状降水帯」と言う言葉を知ったが、確かあの時は「大雨特別警報」。

今回はそこまでひどくはなかったものの、また週明けから雨の予報なので要注意。
どうぞ、お気をつけて。

 

今日は午前中に広南中学校の参観日、そのあと広南寄席も予定されていたが、大雨警報が発令されたため、参観と広南寄席は早々に中止を発表。授業は午前11時まで自宅待機の後、臨時休校に。

 

午後3時頃にはまだ警報は解除されないけれど、雨も一段落。

境内を見てまわると、

3本のネジバナが、雨にも負けず。

まわりからは虫の声も聞こえてきた。

ここもだんだんと生態系が整ってきたかな。

 

 

 

2023年7月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

キツネ

6月29日(木)

昨日も今日も午後から時折雷を伴う激しい雨。

朝は青空が広がっていたけれど。。。

 

今朝、先日から咲き始めたネジバナの写真撮影を。

そして、バラの鉢に水をやっていると、黄色いキノコがいくつも。

あとから調べようと思って写真を撮っていると、何気に後ろに気配を感じてハッと振り返る。

すると、山門から足早に本堂の縁の下に入っていく一匹の動物。

突然の姿に、犬?と一瞬思ったけど、違う違う。
まさか、キツネ?

カメラを持ってそおっと本堂の縁の下を覗くと、こっちを見てる!

でも、あっという間に裏門から出て行った。

 
 
 
 
 
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浄土真宗本願寺派 嶺宿山 専徳寺(@sentokunet)がシェアした投稿

 

長浜でも見かけたと言う話は聞いていたけれど、まさかこの境内で。

キツネと言えば、フサフサした大きな尻尾のイメージがあったので、エサがなくて痩せているのかと思ったら、どうやらキツネは暑さ対策のため、夏の間は毛が抜けて痩せたように見えるのだとか。

これまで読み聞かせで読んだ絵本にもよく登場しているキツネ。

これからは絵本にキツネが登場すると、また違った印象となるかも。

 

黄色いキノコは「コガネキヌカラカサタケ」という熱帯性のキノコらしい。
園芸用の土などに菌が混ざっていることによるとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年6月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

呉東組親鸞聖人讃仰会 仏教講演会

6月24日(土)

昨夜・今日と続いて呉東組行事。

昨夜は呉東組納涼会で、マツダスタジアムへ。

交流戦後、最初の巨人戦。

住職だけでなく、坊守、寺族、小さなお子さん連れもあり、25名の大所帯がバーベキュー。

ただ、5時からのお通夜をお参りしてからの参加だったので、試合開始より1時間後の合流に。。。

電車からスタジアムが見えた時は、2-1で負けていたのが、スタジアムに着いた時には2-2の同点。

これからと思いながら、席に向かってレフト側スタンドの後ろの通路を歩いていると、何やらどよめき、そして静寂のあと観客の視線が一斉にこちらへ。
どうやら巨人岡本選手のホームランが目の前を通過したらしい。。。

そこですべてが終わった感じで敗戦。。。
収穫はと言えば、去年と一緒で裸眼でこの遠い距離からでも、ストライク・ボールがちゃんと見えてることだけだったかも。

 

そして、今日は午後から阿賀称名寺にて呉東組親鸞聖人讃仰会の総会並びに仏教講演会。

 

その前に、午前中、広南小学校の先生が、わざわざお届けくださった。

先日の町探検の2年生の子どもたちの御礼の手紙。
町探検だけでなく、その前の『だいぶつさまのうんどうかい』の読み聞かせのことも書いてくれている子もいて、ただただ嬉しいの一言。

 

午後からの仏教講演会は、行信教校校長の天岸浄圓先生をお招きして、
講題『領解文のお味わい』

コロナ禍で講演会の中止が続き、3回目にしてようやくお越しいただけた。

タイムリーなことに?、昨日の朝日新聞朝刊に、

「お家騒動」とニュースになっていたけれど、このたびは「新しい領解文」ではなく、従来の領解文のお味わい。

このお家騒動の話は、先月〈勧学・司教の有志の会〉が開いた記者会見の翌朝、朝日新聞朝刊、と言っても、京都欄に紹介されていただけだったので、これで収束してしまうのかなぁと。。。

ただ、そのあと、新総長が決まったり、いろいろとあり、このたびの全国ニュースになったのかな。

この件に関しては、いろいろなところからいろんな情報が入ってくるけれど、結局確かなことが分からないので、何とも難しい。。。

 

でも、今日の最後に「掟」の話をされる中、帰敬式(おかみそり)で唱える三帰依文の「南無帰依仏。南無帰依法。南無帰依僧」の最後の「僧」は僧侶を指すのではなく、「僧伽さんが」を指している。
そして、浄土真宗の場合は、雑行雑修自力の心を振り捨てた御同行のあつまりのことを「僧伽」と言うのだと。

その御同行を敬い、大切にすると言うことを。

「互いに敬い助け合い」、そこは大切に。

 

ようこそのお参りでした。

 

 

2023年6月24日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

丸葉万年草

6月20日(火)

NHKの朝ドラ『らんまん』の今週のサブタイトルが「マルバマンネングサ」。

今朝の放送では、結婚を決めた万太郎と寿恵子・竹雄が、故郷の土佐佐川へと向かう途中、マルバマンネングサを。

6月に5弁の黄色い星のような小さな花が。。。と、放送で。

 

コロナ禍の4年前、薄墨桜の下にグランドカバーとして、スナゴケを育てようと試みたけれど、ネコに荒らされたり、なかなかうまくいかず、諦めてグランドカバーを調べていて、いろいろと探している時に、「セダム」と呼ばれる多肉植物があることを知った。

ただ、桜の下に植えるのはセダムではないかなぁと思い、ムラサキサギゴケにしてみた。

そして、たまたま鐘楼の脇に置きっぱなしになっていた鉢に、セダムがぎっしりと詰まっていたのを見つけ、ただ何となく奥の方に地植えしてみた。

それから3年、そのセダムに黄色い花が咲き、またそこから離れたシモツケやコデマリの下にも根付き、黄色い花が咲きだした。

昨日の放送で、サブタイトルに「マルバマンネングサ」の名前を知り、

この名を調べたてみたら、何とその黄色いセダムと思っていた花がマルバマンネングサと。。。

しかも、「Sedam Makioi Maxim.」(牧野植物図鑑)と、学名に牧野富太郎の名前が付いている。

これは、ロシアのマキシモヴィッチ博士に標本を送った中にこのマルバマンネングサがあり、それが新種と認められ、マキシモヴィッチ博士が「牧野のセダム」と名付けたためだそう。ちなみにそれは寿恵子と結婚した年だったとか。

朝ドラ『らんまん』がますます面白くなってきた。

 

今日の中国新聞朝刊に、明日発売の坂本龍一さんの最期の日記『ぼくはあと何回、満月を見られるだろう』の一節が紹介されていた。

かつては、人が生まれると周りの人は笑い、人が死ぬと周りの人は泣いたものだ。未来にはますます命と存在が軽んじられるだろう。命はますます操作の対象となろう。そんな世界を見ずに死ぬのは幸せなことだ。

と記されているのだそう。

命と存在

力むことなく、いろんな命に触れ合いながら、命と存在、伝えることができたらいいなと。

 

 

広南小学校読み聞かせ(207)

6月19日(月)

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は3年生。

読んだ絵本は、

『2匹のカエル  そのぼうきれ、どうすんだ?』(クリス・ウォーメル作・絵 はたこうしろう訳)

この季節にぴったりの絵本かなと選択。

教室に入り、読む前にマスクを外した。
すると、一人の児童が
「外国人ですか?」
と尋ねるので、
「日本人です!」
と答えると、
「そりゃそうでしょ」
と他の児童より突っ込まれてのスタート。

3年生だとマスクを外した顔をこれまで一度も見せたことはなかったなとは思いながらも。。。

 

表情豊かな2匹のカエルの掛け合いで進む絵本。
最後の結末にみんな、「え~!!」と。

備えあれば憂いなし

笑いの中にもそんなことを。

今日は子どもたちのリアクションもよく、笑顔で「面白かった」と感想を聞くと、何だかこちらも朝から心地よく。

 

天気予報では呉市の最高気温は30度を超えるとか。
5、6時間目 体育 水泳
と時間割に。

やっぱり今日はカエルで正解。

2023年6月19日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校 町探検

6月16日(金)

今日は青空の広がるいいお天気に。

桔梗の花が咲き始め。

今日はお昼前、広南小学校2年生の児童が町探検で専徳寺へ。

 

せっかくなので、その前に今年も向拝にウィンドチャイムを設置。

その直後に御門徒さんが訪ねて来られ、玄関先で話をしているとかすかにウインドチャイムの音色が。

その音色に誘われ、向拝へと。
ウィンドチャイムがお好きだそうで、SNSとかでよく見ているのだと。
その生の音色に感動され、また来ますと。

何事もご縁。

 

夏の暑さが年々厳しくなってきているので、夏の衣体を何とか出来ないかと。
そこでネットで見つけたSOU・SOUの白のジバンと着物のようなパンツ“筒下”を布袍の下に着たら、案外違和感なく着れるのではと、注文した商品がちょうど届いたので、早速今日から着用。

時間前に準備を整え、本堂で待っていると山門から子どもの声が聞こえてくる。

そこで本堂下でお迎えすると、
「えっ!大洲先生ですか?」と。

そう、読み聞かせに行っても、この学年の子どもたちだけ何故か「大洲先生」と親しげに呼んでくれる。

今日は子どもたちからの質問に答える形で話を。

最後にせっかくなので、阿弥陀さまを近くで。

「また、読み聞かせに来てください」
「また来るかも知れません」

と言って学校に戻っていった。

何事もご縁。

2023年6月16日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組仏教婦人会連盟総会

6月13日(火)

今日は午前中、塀の汚れを高圧洗浄機を使って清掃。
今日で3日目。

雨の後は特に黒い汚れが目立つので、ずっと気になっていたところ。

 

完全に綺麗にすることは出来ないけれど、かなり汚れは落ちたような気が。
バッテリーが30分ほど使用すると切れるので、それが1日の限界。
井戸水をバケツに入れ、10杯ちょっとかな。
後は高いところをどうするか。。。

午後から阿賀西光寺にて仏教婦人会連盟総会。

コロナ禍で4年ぶりの開催。

ただ、コロナ以前は各単位3名の参加だったのが、このたびは2名と人数制限。

専徳寺仏教婦人会から2名と一緒に参加。

総会の後、江田島光源寺坊守 海谷真貴子様の二胡と、安佐南区教雲寺の藤井大樹様のギターによる演奏を。

演奏はあっという間の40分。
途中、会長のフラダンスの飛び入り出演もあり、楽しい一時を。

ようこそのお参りでした。

 

 

 

 

 

 

 

2023年6月13日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

ネジバナ

6月12日(月)

雨も上がり、庭を見てまわると、あれ???

何と!

ネジバナの花を発見。

今年4月に植えたネジバナの苗は、どうも成長が遅いので、今年は無理かなと半ば諦めていたら、その側の丁字草の間に一本だけスーッと。

先日、現在放送中のNHK朝ドラ『らんまん』のモデル、牧野富太郎の図鑑を購入。
註釈版聖典と同じくらいの厚さ。

昭和18年に刊行されたものの復刻版で、白黒ではあるけれど、なかなかの見応え。

この『牧野日本植物図鑑』には、「もぢずり(盤龍参) 一名 ねぢばな」として紹介。

「盤龍参」 螺旋状に咲く花を、龍が天に昇ろうとしている姿に見立てたのだろうか。

なかなか素敵な名前。

 

それにしても、どうしてここにネジバナが?

と考え、思い出したのが、丁字草を植えた翌年、丁字草の芽とは異なった芽が近くにあった。
今年の春もその芽があったことを思い出し、その時の写真を探すと、今年植えたネジバナの苗にそっくり。

ひょっとしたら、丁字草の苗と一緒にネジバナが混ざっていたのかな。

何はともあれ、今年花が咲くところを見てみたかったネジバナ。

 

また、近くの桔梗もつぼみが膨らんできた。

桔梗も『牧野日本植物図鑑』で見ると、「古名 ありのひふき」と書いてある。

「蟻の火吹き」 名前の由来を尋ねるのもなかなか面白い。

 

 

 

2023年6月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku