呉東組聞名講 10月例会

10月10日(火)

今日は午後から川尻真光寺にて呉東組聞名講。

例年10月はお揃いの聞名講衣体、色衣・五条袈裟を着けて、報恩講法要をおつとめするのだが、今年は「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」と報恩講法要を併修。

10月に入って、急に朝晩肌寒いくらいに。
それが、今日は晴天で汗ばむほど。

体調崩されませんよう。

 

法要に続いて御消息拝読、法話、そして御示談。

御示談では、役員の方が用意してくださった質問に対する回答より。

今日お参りの方には、順縁だったり逆縁だったりのそれぞれの仏縁があったと思います。
是非、あなたの阿弥陀さまとの出遇いを聞かせてくださいませんか。

との問いより。

「順縁」と「逆縁」の意味をうかがい、そのあとでみなさんの回答を紹介。

「縁」って不思議。

本願力にあひぬれば むなしくすぐるひとぞなき
功徳の宝海みちみちて 煩悩の濁水へだてなし

 

今日の問いは、12日に呉東組仏教壮年会連盟の後期研修会があり、例年後期研修会は若い法中さんが「阿弥陀さまとの出遇い」と題して法話を。このたびはそれから生まれた問いだそう。

 

また、12月4日に新日本造機ホール(くれ絆ホール)にて開催される前進座『花こぶし 親鸞聖人と恵信尼さま』のポスター・チラシ・チケットを預かった。

 

チケットご希望の方は専徳寺、もしくはお近くの本願寺派寺院(呉東組・安芸南組・佐伯沖組)までおたずねを。

ようこそのお参りでした。

2023年10月10日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

10月1日(日)

今日から10月。

昨日からモズの声が螺山から聞こえてくるように。
そして、ヒヨドリの声も時折。

まだまだ日中は残暑厳しいけれど、秋らしさがところどころに。

今夜は法幢寺にて呉東組法中会。

安芸教区親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要が10月4日から6日まで広島別院で営まれ、呉東組は初日4日の午後の部。人数制限があるので、専徳寺からは住職と総代2名が参加予定。

呉東組の慶讃法要は12月10日に川尻光明寺にて。こちらはどなたさまでも。

議題の後、それに向けて「御本典作法」の練習を。

 

虫干しで休んでいた通り報恩講も明日から再開。

2023年10月1日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講 9月例会

9月11日(月)

今日は午後から住蓮寺にて呉東組聞名講9月例会。

正信偈のおつとめのあと、御消息の拝読。

そのあと法話があり、御示談。

今日も役員の方が用意された質問の回答より。

この夏、浄徳寺に中学2年生4名が職業体験として訪れたそう。
その現場体験として、総代長さんのお宅にみんなで月忌参りとして一緒にお参りに行き、正座して大きな声で正信偈をおつとめ。
この子たちの家には仏壇もないのに、とても素直に受け入れてくれたと嬉しそうな総代長さん。

そんなことから、

私たちは、自分はお聴聞させてもらっていても、仏法を親しい人に伝道することに躊躇していないでしょうか?
あなたは、どのように伝道していますか?どのようにすればいいと思われますか?

との質問より。

 

今日はいつもよりもたくさんのご回答を。 

職業体験は、地域、また学校によっても対応がさまざま。

寺側も「宗教の話をしてはいけない」と変に壁を作ってしまっているところもあるのかも。

専徳寺では幸い学校と地域が密なので、小学校低学年の町探検、中学年の石泉文庫防火訓練、高学年の石泉文庫虫干しと、いろんなご縁を。

まずは近づき、親しんで。

ようこそのお参りでした。 

 

 

2023年9月11日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組門徒総代会 総会・研修会

9月7日(木)

朝、先日よりもアヤメの周りが大変なことに。

先日のをようやく治して、次へと思っていた矢先に。。。

 

今日は午後から呉東組門徒総代会の総会ならびに研修会が広ステーションホテルにて。

専徳寺からも3名の総代さんが出席。

総会の後の研修会では、「カルト教団と真宗」と題して、江田島光源寺 海谷真之師のお話。

安倍元首相が銃撃されて亡くなられてから1年が過ぎたが、その後いわゆる「宗教2世」問題が起きた。
総代として、その問題について知っておかなければならないと、今日のテーマになったとか。

前半はカルト問題。後半は真宗の話。

浄土真宗はノルマがなく、ただただお聴聞。
ただ聞くだけでいいから易しいのだけれど、それが難しい。
それは、自分の都合に合った話しか求めないからと。

また、今終活が話題になっているけれど、〈遺言〉は遺らない。
遺された者の記憶に遺るのは、日頃の姿であったり、日頃の言葉。

臨終の姿ではなく、平生の姿。

そのあとの懇親会では、いろいろと聞かせていただく。

 

ところで、今朝の土が掘り起こされた一件。
今日の話を聞きながら、まさしく腹を立てるのは自分の都合。
恐らくあちらは悪気もなく、生きていくためにただただ掘り起こしたのだろう。
それは分からないわけでもないけれど、なかなか。。。

わかっちゃいるけど やめられない

明日は仏教壮年会の例会。

『歎異抄』第三条。

 

 

2023年9月7日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

9月3日(日)

暑かった8月も終わった。

先日、境内に水撒きをしていて、ふと鐘楼の横を見ると、、、

 

春からずっと育てていたアヤメが無慚にも。。。

 

さすがにカチンと来たけど、誰の仕業か分からない。

分からない中で、あれやこれやと考えると、瞋恚と疑いの心が。

とりあえず今日、気を取り直して、土を新しく入れて元の姿に何とか戻す。

 

そのあと、庫裏の玄関前に戻ると、椿の葉っぱに、

 
 
 
 
 
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先日の白いアマガエルが黄緑色に変身中。

これまでそれほどカエルをしげしげと見たことがなかったけれど、暑さを忘れて見入ってしまった。

古池や 蛙飛び込む 水の音 (松尾芭蕉)

やせ蛙 負けるな一茶 これにあり (小林一茶)

芭蕉や一茶の見たカエルは何ガエルだったのだろう。

 

今夜は浄念寺にて呉東組法中会。

向かおうと日が暮れた玄関先で、朝からずっといた椿の葉の上のアマガエルを見たら、何と今度は葉っぱの上で黒っぽい色に。

そのあとすぐに元気よくピョンピョンと跳びはねてどこかへ行ってしまった。

色が変わっても、アマガエルはアマガエルだな。

 

そして、今日きれいにしたアヤメの花壇には、

早速ネコが穴を掘り糞を。。。

またしても瞋恚と疑いの心が。。。

どこまでも、凡夫は凡夫だな。

 

 

2023年9月3日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

7月29日(土)

案頭春が咲いて4日目。

黄色かっためしべの先が黒っぽくなっているので、受粉が完了したみたい。

花の色も少し薄くなってきた感じで、そろそろ終わりかな。

 

朝からニイニイゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、そして、

親鸞聖人像の前で、クマゼミがけたたましく。

 
 
 
 
 
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セミの俳句で思い浮かぶのは、

しずかさや 岩にしみ入る 蝉の声

松尾芭蕉が立石寺で詠んだ『奥の細道』の有名な一句。

でも、この蝉はクマゼミの声ではないだろうなぁと。
他のセミの句があるのかなぁと思って調べたら、

やがて死ぬ 景色はみえず 蝉の声

という一句が。

これはこのクマゼミにぴったりかも。
私たちはセミの寿命を知っているから、いずれ来る命の終わりを思う。
でも、セミはそんなこと知ったことではない。
いくら暑くても、今を目一杯鳴いている。

 

今夜は宝徳寺にて呉東組法中会。

連日熱中症警戒アラート発表。
どうぞ、気をつけて。

2023年7月29日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組仏教壮年会連盟 総会・研修会

7月13日(木)

今夜は善通寺にて呉東組仏教壮年会連盟の総会並びに研修会。

天気予報で雨雲の行方を見ながら、もう降らないかなと思いながら、スクーターに乗って。

 

18時開式なので、まだ明るい中でのスタート。

 

総会は「カナカナカナ・・・」とヒグラシの声が聞こえてくる中でスタート。

研修会では、御講師に佐伯奥組最禅寺 米田順昭師を迎えて、

講題『愚者になりて』

高座に座って、独特な節回しのある節談説教のご縁。

落語や講談の元となったとも言われる節談説教。

月影のいたらぬ里はなけれども ながむる人の心にぞすむ

法然聖人の詠まれた歌より。

 

「ウケる」という言葉は、元々この節談説教から始まっているとか。
ただし、(笑)のウケるではなく、受け念仏。
今日も朗々と節回しのあと、皆さんから「なんまんだぶつ」の受け念仏が。

今時、お念仏が聞こえないと言われるが、お念仏が称えやすいかも。

参加者60名余り、法中を入れると70名余りのご参加。

 

ようこそのお参りでした。

 

2023年7月13日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講 7月例会

7月10日(月)

このたびの豪雨により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

昨日から呉市にも大雨警報。

今朝、小学校が臨時休業となったため、予定されていた月に一度の読み聞かせも中止の連絡。

中学校は自宅待機となっていたけれど、午前11時の時点で解除されていなかったので、臨時休業に。

 

午後から呉東組聞名講が白石説教所にて。

昼から雨が少し弱くなっていたけれど、引き続き大雨警報が出ている状況だったので、参拝者がどれくらいおられるだろうと思いながら伺うと、何とすでに30名近くの方がお参りに。

いつものように正信偈のおつとめ、御消息拝読、ご法話、そして御示談。

御示談では、

令和5年の宗祖降誕会合掌チラシに、「お念仏とは 今の自分の心を 仏さまにたずねること」とあります。
あなたは、「お念仏」をどのようにいただかれていますか?

このたびも講長さんが質問を考えられたそうで、当初は〈「お念仏とは 今の自分の心を 仏さまにたずねること」をどのように味わいますか〉という質問にしようと奥様に相談すると、却下されたので「あなたは、〈お念仏〉をどのように・・・」となったのだそう。

〈お念仏〉をどのように・・・と尋ねられても、どうもピンとこないよう。
いただいたお念仏を、ただお念仏。
それが当たり前のように。

御示談の頃には外に日が差していて、帰る時には青空も。

出にくいなかを、ようこそのお参りでした。

 

今日の講師を担当された住蓮寺さんより、来る前に本堂の屋根が崩れたと聞く。
帰宅して、石泉文庫の様子も気になるので、

見に行くと、ノウゼンカズラのオレンジが白壁に生える。
無事とも言えないのだけれど、このたびの大きな被害はなさそう。

住蓮寺本堂の裏側、くだりむねと呼ばれる瓦が、上から下まで一気に崩落。

当山専徳寺でも2012年6月に庫裏の降り棟が崩落。
あの時は降り棟の下の屋根瓦が無事だったので、その後も雨漏りせず助かった。

このたびも下の瓦が無事だといいけれど。

今週、また雨の予報もあるので、どうぞ気をつけて。

 

2023年7月10日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

組重点プロジェクトリーダー研修協議会

7月7日(金)

2018年豪雨災害から5年の七夕も午後から雨模様。

今日は午後から広島別院で

「御同朋の社会をめざす運動」(実践運動)
     安芸教区委員会
 組重点プロジェクトリーダー研修協議会

と言う、とても長い名前の研修会に。

 

任期4年の組重点プロジェクトリーダーとなって、今年度が最終年度。

協議会では各組の現状報告。
コロナ禍でどこの組も難しい状況にあるよう。。。

そのあとの研修では、NPO法人 広島こども食堂支援センター代表の越智誠輝氏をお迎えして、

  「こども食堂について」

初っぱなから、重点目標として本願寺派が掲げている「貧困の克服に向けて」の〈貧困〉=〈こども食堂〉ではないという話より。

これまで「こども食堂」の〈貧困〉という言葉にいささか違和感を持っていたけれど、今日の話を聞いてスッと腑に落ちた。

お薦めされたNHK地域づくりアーカイブス
大事なのは「共に食べること」コロナ禍のこども食堂

いろんな意味でいろんなことを学ばせていただいた。

「ともに」

出来ることを模索しよう。 

 

 

 

 

 

2023年7月7日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会 セミのいのち

7月2日(日)

今日は青空の広がるいい天気に。

ネジバナ、3本咲いている内の1本が捻れていない。
こんなふうに捻れないものもあるのだそう。

 

昨日の御法事での法話で、セミの話を。

先日、Instagramに投稿した穴掘り名人。

朝、ヒマラヤスギの下で穴を見つけ、覗き込んだらセミの幼虫のお尻が見えた。
セミの幼虫って、お尻から出てくるの? 夕方出てくるんじゃないの?
と思いながら見ていたら、穴の中で向きを変え、土を抱えて出てくる。
そして、穴のほとりに土を出して、また穴の中に入っていく。

そして何度も何度も繰り返し、休みもなく、穴をずっと掘り続け、昼に見に行っても掘り続け、夕方姿はないかなと思いながら行くと、今度は穴から外に出てひっくり返っていた。

ひっくり返ってもがいていたので、側の木の根元にそっと置いてあげたのだけれど、翌日羽化することもなく。。。

 

蟪蛄けいこ春秋しゅんじゅうらず、伊虫いちゅうあに朱陽しゅようせつらんや。(曇鸞大師『往生論註』)

セミ(蟪蛄)という虫は、暑い夏に地上に出て来て、その暑い夏に命を終えてゆく。
だから、春や秋、ましてや冬という季節を知らないでいる。
と言うことは、その虫は、今が朱陽の節(夏)であることを知ることができるでしょうか?

私たちは春夏秋冬を知っているから、今を暑いと感じている。
また、数十年前の夏を知っているから、今の暑さを異常と感じている。
でも、このセミの幼虫にとっては、今を暑いと感じていないかも知れないし、そのあと羽化することも、死んでいくことも知らないかも知れないで、ただただ穴を掘っていたのかも。

羽化できずに可哀想。。。と思ってしまうのは、こちらがこのセミのそのあとの姿はこうなるであろうと予測し、勝手に思っていたから。

これだけの穴をずっと掘り続け、それで力尽きて命を終えていったとしても、そのセミは命を精一杯生ききったのかも知れない。

そんなことをふと思いながら。。。

 

今夜は川尻光明寺にて呉東組法中会。

コロナ以前の組内活動に少しずつ戻りつつ。