仏教壮年会 2月例会

2月8日(木)

いつもなら朝氷が張っていても、昼にはとけてしまうのに、ここ数日とけることのない寒さ。

今夜は仏教壮年会の2月例会。

先日5日の夜、総代会の新年会が開かれた。

これまでは新年会の会場が寺の庫裏だったが、今年は初めて外での開催。

その席で、新しい試みとして、質問タイムを設けてくださったり、いろんなご意見も頂戴した。

こうしてホームページ等での情報はいろいろと更新しているけれど、「紙」の必要性を指摘していただいた。

  そんなこともあり、もう少し壮年会でも専徳寺のいろんなことを知ってもらおうと、手始めに二十四考のリーフレットを作成。

ただいま、パソコンが諸事情により使用できないので、iPadのPagesという初めてのアプリでどうにかこうにか。

カラーコピーの導入で、いろんな可能性を試していこうかな。。。

二十四考、改めて調べてみると、福沢諭吉が『学問ノスゝメ』で批判しているように、何とも今の時代には合わない話も多い。

また、落語にも登場する二十四考は、親孝行より先に親の思いを感じる落ち。

本願寺にもある二十四考を、この専徳寺へも取り入れた当時の住職 大洲順道の思いを少し伺いながら。

 

ようこそのお参りでした。

2018年2月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

広南小学校避難訓練

2月7日(水)

今朝も寒い!

そんな中、朝から広南小学校では津波を想定した避難訓練。

地震発生。児童は教室の机の下で指示があるまで待機。

その後、校庭に担任の先生に導かれて避難。

そして、上級生が下級生の手をとって高い所へと向かう。

学校前の信号は、二列に並んで一斉に。

そして、急な坂を登って、

みんなで一気に。

もしも津波が来たら、子供たちはここに。

自治体、女性会、地域の皆さん、そして、駐在さんに消防士さんに見守られ。

  そして、11時から婦人会の新年会。

ちょうど今日は九条武子様の御命日(如月忌)。

関東大震災に御尽力されたことに触れながら、ご挨拶。

寒いなかをご苦労さまでした。

2018年2月7日 | カテゴリー : 行事, 長浜 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(131)

2月5日(月)

立春を迎えたけれど、またまた寒波到来で寒い朝。

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は6年生。

この7日に小学校で津波を想定した避難訓練があるので、東日本大震災関連の絵本を。

『希望の牧場』(森 絵都 作・吉田尚令 絵)

読む前に、今度の津波の避難訓練のことに触れ、「東日本大震災のことを憶えている人」と尋ねると、パラパラと手が挙がる。

今の6年生は、当時幼稚園や保育所の年中クラス。

その頃、こんなこともあったと、伝えておきたい。。。

 

東日本大震災の後の原発事故により、牛飼いの生活は一変した。

被曝した牛はもう売れない。

国からは立入禁止区域に指定されたけど住み続け、殺処分に同意するよう求められたけど同意せず。

売れない牛を生かし続ける。 意味があるかな。バカみたいかな。いっぱい考えたよ。

意味があってもなくても、牛とともに今も生き続けている牛飼いのお話。

裏表紙の帯に、

闘いつづける「希望の牧場」のすがたを、「悲しみ」ではなく「強さ」をこめて絵本に残せたらと考えました。−−森 絵都

と作者の言葉。

今日は静かにゆっくりと低い声で。

こころに何か届くといいな。

2018年2月5日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

2月3日(土)

今夜は法謙寺にて法中会。

新年度に向けて、聞名講の日程、同朋研修会の確認等で早めに終了。

  先日、1泊2日の呉東組法中旅行へ。

行き先は浄土真宗の寺院が一つもないとある島。

でも、そこで案内してくださった博物館のボランティアガイドさんは、大学で広島におられたとかで、山の高さをあらわすのに比治山を喩えに。

また、小さい頃、呉の幼稚園に通って、「のんのののさま、ほとけさま」で育ちましたと言われる方ともお会いしたりと、何とも不思議なご縁。

  そして、昨日は御講師部屋の窓からタヌキの姿が!

ただ通り過ぎただけかと思ったら、枯れ草の上で毛繕いをしはじめ、丸くなって寝てしまう。。。

そんなこんなで今年も節分を迎える。

2018年2月3日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫防火訓練

1月29日(月)

午後から石泉文庫の防火訓練。

1月26日が第64回文化財防火デー。

法隆寺金堂壁画が焼失したことから定められ、この日を中心として文化財を火災・罹災等の災害より守るため、全国で防火訓練が開かれる。

呉市では6ヶ所で防火訓練が行われ、石泉文庫が今年は最後。

午後1時30分、専徳寺総代・仏教壮年会会員・地域の方が集まって、まずは石泉文庫に設置された火災報知器の説明を。

今年も広南小学校3年生が、石泉文庫の庭の片隅で防火訓練の見学。

午後2時に石泉文庫より火災発生。

スモークが焚かれ、地域の方が火災を発見して「火事だ!火事だ!」と叫びながら、火災報知器を鳴らす。

火災報知器から消防署へ連絡が行き、地元の消防団が駆けつけ、そのあと消防隊員がホースを延長して消火!

 

子どもたちの前でホースを構え、鎮火。

専徳寺境内に場所を移し、まずは防火訓練の講評。

そして、天ぷら火災の実験。 炎を上げる天ぷら鍋に、少しの水をかけると大きな炎に思わず悲鳴。

そのあと、子どもたちが水消火器の講習。

風が強く、寒い中を、みんな消火器で勢いよく消火活動。

この経験を通し、地元の文化財。

県の史跡「石泉文庫」を大切に守るこころが芽生えてくれれば。

寒い中、ごくろうさまでした。

広南小学校読み聞かせ(130)

1月29日(月)

今日は広南小学校読み聞かせ。

まだまだ寒いけれど、先日の寒さに比べたら。

今日の担当は、5年生。

今日読んだのは、写真の絵本。

『ナヌークの贈りもの』(星野道夫)

20年ほど前に、『どうぶつ奇想天外!』という番組の撮影のために訪れていたロシアで、テントにいたところをヒグマに襲われて亡くなってしまった写真家 星野道夫氏によるシロクマの物語。

ホッキョクグマと共に生きてきたイヌイットたちは、ことばを交わしていた。

人間はクジラに向かってもりを投げ、 クジラはサケをのみこみ、 サケはニシンをのみこむ。 ーーー生まれかわっていく、いのちたち。

繰り返し繰り返し、「生まれかわっていく、いのちたち」。

寒い中、みんな静かに聞き入って。

 

その星野氏の息子さんが父の足跡を訪ねる番組が1月11日にあったそうだが、見逃してしまった。

父と子のアラスカ ~星野道夫 生命(いのち)の旅』 今週末、BS1で2月3日(土)午後2時より再放送。

 終わって感想を尋ねると、「生まれかわっていく、いのちたち」を感じてくれたよう。

 

廊下に出ると校庭の上を、ミサゴのつがいが舞って。

この長浜で、春にはいのちが誕生するかなぁ。

 

今日は午後から石泉文庫の防火訓練。  

2018年1月29日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

真徳会館 御正忌報恩講(2)

1月25日(木)

今日も寒っ!!

昨日に引き続いて、朝席・昼席、真徳会館の御正忌報恩講に。

朝席、講師部屋で御同行の本堂からの正信偈の声を聞いていると、突然ブレーカーが落ち___。

復旧してしばらくするとまた___。

講師部屋のエアコンを切り、湯沸かしポットの線を抜いて、じっと待つ。

 

このたび、こちらのご縁でも浄土和讃より。

光沢かぶらぬものぞなき  ひかりにあたるゆへに ちゑのいでくるなり

親鸞聖人は、「光雲無碍如虚空」の和讃の「光沢かぶらぬものぞなき」に「ひかりにあたるゆへに ちゑのいでくるなり」と御左訓。

「ちゑ」とは「智慧の光明はかりなし」の御左訓に。

また、曇鸞和尚は「真実の智慧は実相の智慧なり」とお示しに。

光に当たる故、ありのまんまが見えてくる。

みんなほんもの
トマトがねえ
トマトのままでいれば
ほんものなんだよ
トマトをメロンに
みせようとするから
にせものに
なるんだよ
みんなそれぞれに
ほんものなのに
骨を折って
にせものに
なりたがる

みつを

  午後からは陽が射して、気温は上がらないけれど、少しだけぬくもりを感じる。

半席を終えて控え室に戻ると、担当の班の方が作ってくださったおぜんざいが振る舞われ。

おぜんざいに入っているのは、何とおかき!!

なるほど、元はお餅だもの。
(後でお話を聞くと、時間が無かったからと。。。)

  何はともあれ、おいしくいただいて、さぁ次の。。。と思っていたら、何だか口の中に。

講師部屋の鏡で口を開けて見てみると、舌の上にあずき?? 違う!大きなあずき大の血豆のようなものが舌に。

初めての光景に驚いて、すぐ「舌 血豆」と検索したら、いっぱい出てきて、それを見てちょっと安心して御満座へ。

1月9日の小坪説教所に始まった御正忌。

やっと最後の席までたどり着いてホッとして気でも緩んだかな。。。

舌を噛まないよう気をつけながら、何とか御満座。

 

本当に、お寒い中をようこそのお参りでした。  

2018年1月25日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

真徳会館 御正忌報恩講(1)

1月24日(水)

晴れているけど、とっても寒い朝。

今日の呉市の最低気温は-2度。最高気温は1度!!

今朝から広白岳の真徳会館御正忌報恩講に。

昨年11月に報恩講をおつとめさせていただいた後、控え室で御正忌もお願い出来ますか?といただいたご縁。

今朝は8時からのおつとめに続いて、30分・30分。

あまりにも寒すぎたのか、話の途中でエアコンが効かなくなり、バタバタと。

 

昼席は13時からのおつとめに続いて、30分、30分。

先週のNHKの朝ドラ『わろてんか』「うどんとそば」での話。

病床にいる北村藤吉のもとに、落語会の風雲児、月ノ井団吾が現れて、ラジオに出て落語をやると宣言。

藤吉は、ラジオで落語をやると、舞台を観に来る客が減るからと反対。

それに対して、団吾は「落語と漫才、どっちが好きか?」と藤吉に尋ね、「それは、うどんとそば、どっちが好きかと尋ねているようなもの」と続ける。

藤吉は「うどん」、団吾は「そば」。

そして、最後に「お客さんが来なくなるのは、まずいそばを出してるからと違うか。うまいそばなら遠いそばでも食べに行くぞ。」と去っていく。

  そんな話を思い出しながら、こんな寒い中、足を運んでくださった皆さんに、ぬくもりのある仏さまのお話を届けられたらいいなと。

明日も朝席と昼席。

ようこそのお参りでした。  

2018年1月24日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

呉東組仏教婦人会連盟新年会

1月23日(火)

昨日、関東はすごい積雪だったとか。。。

こちらは寒いけれども、青空の広がるお天気に。

今日は法謙寺にて呉東組仏教婦人会連盟の新年会。

各寺・各地域の仏教婦人会各単位より3名ずつ出席。

 

今年の新年会は、シンガーソングライターの檜垣雅子さんと手話ボーカルMINORIさんをお招きしてのミニコンサート。

足を止めて「やさしい風」を感じて欲しいと、やさしい歌声と体全体で表現する手話を通してのパフォーマンス。

途中、仏教讃歌も交えて、ゆったりと。

 

昼食をはさんで、会所によるお楽しみ会。

このたびは、会所法謙寺御住職のマジックショー。

思わず身を乗り出して見てしまうけど、タネが分からないからあら不思議。

大いに盛り上がったところで、お開きに。    

2018年1月23日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講

1月22日(月)

冷たい雨の降るなか、午後から教法寺にて久しぶりの呉東組聞名講。

おつとめに続いて、いつもどおり会所御住職による御消息の拝読。

そして、善通寺御住職の御法話。

御示談では、まずは役員の方が用意してくださったアンケート結果より。

「浄土真宗の生活信条」ですが、どのように思って口にさせてもらっていますか?

との質問。

今あることをおかげさまと頂き、ありがとうございますと喜ばせていただいてます。
み仏に抱かれて、感謝しながら、お念佛を申しております。
つらいことがあったり、心に波風が立つ時、自分自身を落ち着かせるために口にしています。
「み仏の光を仰ぎ」というところで、さわりのない光がいつも届いているとしみじみ思いながら、目をつぶって口にしております。
お寺で唱えるときは、なるほど守らなければと思いながら唱えますが、平素は忘れてしまいます。
「阿弥陀さまの願いによって念仏者としてお育てにあずかったのだから、それを自覚した生活をしましょう」と言うことでしょうが、難しいです。

などなど、いろいろ。

そして、「我聞如是」と「如是我聞」の違いは?との質問。
この質問に対し、普段はあまり御同行の中から意見が出ないのだが、述べてくださる方が。

「如是我聞」はおなじみの『阿弥陀経』等の冒頭、「我聞如是」は『大経(無量寿経)』の冒頭。 どちらも同じことなのだが、組長様よりお経の成り立ちをお話いただき、いずれのお経も終わりには「歓喜(よろこび)」が説かれているとのご教示。

「仏説此経已 舎利弗 及諸比丘 一切世間 天人阿修羅等 聞仏所説 歓喜信受 作礼而去」
(仏、この経を説きたまふことおわりて、舎利弗およびもろもろの比丘、一切世間の天・人・阿修羅等、仏の所説を聞きて、歓喜し、信受して、礼をなして去りにき)

『阿弥陀経』の最後も歓喜。

この聞名講もいつも「歓喜」で終わるといいなぁと。

 

その後、来年度に向けて役員会。

今年もよろしくお願いします。

ようこそのお参りでした。

   

2018年1月22日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku