平和と美術と音楽と

8月5日(土)

土曜日なのに、法事の予定はなし。

せっかくなので、次男の通っている教室が参加している『平和と美術と音楽と』(https://www.peace-art-music.com/)のお手伝いに家族揃って参加。

たくさんの漫画家による“おきあがりこぼし”と一緒に、子どもたちや市民が思い思いに絵付けした“おきあがりこぼし”を700体ほど展示。

その一つが、「忍者」でござる。

 

朝9時に広島市の被爆建物、旧日本銀行広島支店へ行き、荷物の搬入、おきあがりこぼしを展示する作業のお手伝い。

まわりでは、音楽の準備、いろんな絵の準備が次々と進んでいく。

なかなか、こうした裏の作業って知る機会もないので、大変興味深く。

 
残念ながらすべて揃うまでいることができなかったので、完成した姿は後日。

興味のある方はぜひ。  

『平和と美術と音楽と』
8月5日(土)〜13日(日)
旧日本銀行広島支店
この度のプロジェクトでは、被爆建物である旧日銀の会場にて、アートを通して平和の大切さ、夢、希望、癒やし、祈りの心をひろしまから世界に向けて発信します。
同じ苦しみを共有した被曝地の、福島、ウクライナ、ベラルーシと72年前に被爆地となった広島長崎がこの度連携して世界の英知を集結し,全力でこの難題に対処していくことで、一日も早い収束と、二度とこのような悲しい事故を起こさないようにする為に、これからも連携して伝え続けていく事の大切さ、真の平和の構築の為に、夢、希望、癒やし、祈りを発信すべく、同じ志を持ったアーティストが集まり、この度ひろしまから被爆建物の旧日本銀行にてアートを通じて世界に発信します。 (ホームページより)

  明日、8月6日午前8時15分に鐘楼の鐘を鳴らし、本堂でおつとめします。

2017年8月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

長浜日曜学校

8月3日(木)

今日は広南小学校の登校日。

8月6日を前に、みんな平和学習をしたそう。

  そして、今夜は長浜日曜学校夏休みスペシャル、住蓮寺歓喜会(盆法座)夜席にお参り。

次男に付き添って一緒にお聴聞。

 
らいはいのうたをおつとめし、ご講師 五日市善正寺の竹本 憲 師のご法話。

人間に生まれたことの尊さ、仏さまの教えに出遇えたよろこびを。

御同行と一緒にお聴聞する子どもたちにも伝わるように、やさしく、ゆっくりと。

子どもに付き添ってお聴聞される保護者の方もいらっしゃるので、本堂はいっぱい。      

2017年8月3日 | カテゴリー : 法座, 長浜 | 投稿者 : sentoku

ピースナイター

8月2日(水)

今年の8月6日は、広島カープが横浜で試合のため、今年は繰り上げて今日ピースナイター。

ピースナイターは、今年で10回目だそう。

今年も昨年に続き、球団のご協力をいただいて、球場内のかば広場にて、本願寺広島別院・安芸教区教務所子ども若者ご縁づくり推進プロジェクト主催の《「PEACEおりがみ」を使っておりづるを折ろう》を開催。

スタッフとして参加をさせていただいて、午後1時に球場入り。 3時開門にもかかわらず、外にはすでに自由席を確保するための行列が。。。

今年は昨年の経験を活かして、透明のタワーケースの隣に、小さなお子さまでも入れられる酒樽を設置。

そして、監督・選手のご協力で、実際に折っていただいたおりづるを展示。


今年は、田中広輔選手・安部友裕選手


今日先発の大瀬良大地投手と藪田和樹投手 そして、


今年も緒方孝市監督。

  3時開門。
まずは席を確保するためにおりづるコーナーは素通り。
そして、そのあと次々とおりづるコーナーが赤く染まる。

午後6時のプレイボールを前に、何と2000セット用意しておいた土産用のPIECEおりがみ3枚セットがすべて出てしまい、次から次へと訪れる方へ3枚ずつ用意して配る。
それでも追いつかず、仕方なく、お土産は終了。 また、試合が始まると、みなさん観戦のため、おりがみコーナーには人が少なく。。

 
3回が終わったあと、オーロラビジョンにPIECEおりがみを映してくださったおかげで、また次々と。

7回が終わるまで、途切れることのないおりがみコーナーを設置し、7回終了とともに荷物の撤収。

解散して球場の外に出たとき、ワーッと歓声。 8回に松山選手がホームランを打って、勝ち越した!

でも、そのあと9回に逆転され、マジック点灯はおあずけに。。。

 
今日はたくさんの方におりづるを折っていただいた。

阪神ファンの方もこころよく。
小さなお子さまも、一生懸命おりづるを。
小さいけれど、平和を願うこころでいっぱいのおりづるを。

 このたび、共命鳥は諸事情によりおあずけ。
非公認の共命鳥を折って、私なりの平和を願う。

            

2017年8月3日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

7月30日(日)

今月もいろいろあった諸行事が一段落。

今夜は今月最後の組内行事、法中会が宝徳寺にて。

今朝、法事の帰りに広の浄円寺の前を車で通りかかった時、お寺の前で若い男性がスマホを構えているのを見て、何?と見ると、掲示板の法語を一生懸命撮影中。

ちょうど法中会の席が浄円寺様の隣になったので、その話をすると、いろいろとその法語について聞かせていただいた。

ちょっとした情報をいただけるのも、法中会。

掲示伝道とスマホ。何か出来ないかな。。。

 

8月は組内行事はほとんどなし。

ただ、8月2日(水)には教区の行事として、カープとコラボした広島別院製作の『PIECE おりがみ』を使って、ピースナイターでおりづるを折るお手伝い。 今年はあの選手の折りづるも!(広島カープのホームページにも掲載中。

良いご縁となりますよう。

2017年7月30日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

筆の里工房

7月23日(日)

先日、新聞広告に、熊野町の筆の里工房で、現在スズキコージ『スキンドーム展』が開催中で、本日『ドームがたり』の原作者アーサー・ビナードさんのお話会があると知ったけど、定員100名とあったため、もう無理かなと思いながらも問い合わせると、まだ大丈夫ということで申し込み、長男と一緒に訪れた。

法務があったため、急いで向かって始まった直後に入館。

当初1時間ほどのお話と言うことだったけど、終わってみると、何と2時間ぶっ続けでのお話。

原子爆弾(Atomic Bomb)と言うと、何を思い浮かべますか?と。

アメリカではAtomic Bomb。
ビナードさんはある程度のことは知っていると思っていたのに、日本に、そして広島にやって来て、立ち位置によって違うんだと感じたそう。

そこで、「原爆ドーム」という立場で、この絵本の製作に。

2冊も読み聞かせをしてくださり、たくさんのことを聞かせていただいたが、大変興味深かったのは、先日の法座で津田ポンプの話を聞かせていただいたが、絵本のなかでは結局使わなかったけど、津田ポンプを入れるかどうかでいろいろとあったという話。

また「ピカ」と「ピカドン」とは違うという話。

それから、原爆の後に襲った枕崎台風が絵本に描かれている意味。。。

一つ一つの絵に込められた思いを、ていねいにお話してくださった。

 
2時間お話されたのに、すぐにロビーでサイン会。

ベストを脱いだ下に来ていたTシャツには downwinder の文字。

日本語には訳されない、また知られていない深い意味のある言葉だそう。

そのお話も聞かせていただき、またサインをしながらいろんなことを。

 
立ち位置の違う方の話に良いご縁を。  

2017年7月23日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

呉東組仏教壮年会連盟 総会・研修会

7月21日(金)

今夜は専徳寺にて、呉東組仏教壮年会連盟の総会ならびに研修会。

参加者数が、ここ数年で最多の92名。
専徳寺からも過去最多の14名。

法中を入れると100名を超え、本堂は男性ばかりで満堂。

凪で風が入らないので、今夜は網戸をせず、戸を開けっ放しにして、天井の扇風機を最強にし、まわりにも扇風機を数台設置。

 
総会は滞りなく終わり、研修会の講師は、お隣の安芸南組、安楽寺の信楽晃仁師。

講題は、『浄土真宗の僧侶として、足裏健康施術者として』。

足医術、武道をされている御講師。
まず、東洋と西洋の違いをうかがいながら、東洋の一元論「私」に対して西洋の二元論「他者」というお話を。

 
そのあと、足医術の施術を実際に。 2名の方に施術が始まると、それまでじっと聞いておられた皆さんが、身を乗り出して。

ちょっと足裏を触られて、「痛いっ!」と。 すると、笑いながら見ていた人たちも、「私」に差し迫った問題と思ってか、真剣に。

あ~、ホントだ!

「私」のこととして聞くからみんな真剣に。 お聴聞も「私」のこととして。

 
暑いなか、ようこそのお参りでした。

また、専徳寺仏教壮年会のみなさんも、いろいろとご苦労さまでした。

2017年7月21日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し法座 4日目

7月20日(木)

梅雨も明け、セミが鳴き、青空が。

朝席で石泉文庫虫干し法座も御満座。

朝席は、阿弥陀さまの光に遇って目が覚めるお話より。

 
朝席が終わり、本来なら石泉文庫に蔵書を返すところ、雨で虫干しが一日順延となったため、今日も虫干し。

広南小学校は終業式。

昨日は小学生のお手伝いがあったけど、今日は御同行のみでゆっくりと。

本を「パンッ」と叩いて虫を追い出し、ロープへとかけていく。

 

再び午後3時に集まって、蔵書を片付けて、来月の法座までお内陣にてお預かり。

毎年大変な作業だけど、ずっと受け継がれてきた有り難いご縁。

本の間からイチョウの葉がひらひらと。 昨日、6年生の子どもたちがこのイチョウの葉を拾っていたので、持って帰ってもいいと伝えた。

帰る際、ある子の持ったイチョウには、ちゃんと名前が書いてあったのが、何とも言えなくて。

思い出と一緒に残るといいな。

 
暑いなかをようこそのお参りでした。  

2017年7月20日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し法座 3日目

7月19日(水)

今朝は雲は広がるけれど、雨は降らず。

そして、梅雨明けも発表。 朝席は、親ごころよりのお味わい。

 
朝席が終わると、石泉文庫から蔵書を専徳寺へと運ぶ。

総代さん方は朝席の間、ずっと石泉文庫の2階から1階へとバケツリレーのように蔵書を下ろして、法座が終わるのを待って専徳寺へと運ぶ。

今日は広南小学校6年生が手伝いに。

狭い石泉文庫から専徳寺までの細い道。
御高齢の方にはなかなか大変。
それでも、杖をつきながらでも運んでくださる方も。
「今年も運ばせてもらえた」と。
  小学生は、何と5往復もしてくれたとか。
そのあと、本堂ではロープに蔵書がかけられていく。
子どもたちにもやり方を教えると、せっせと干して。

干し終わると、石泉文庫についての話を子どもたちに。 また、事前に質問をいただいていたので、それに答えて。

午後3時まで本堂で干し、みなさん集まって本を片付け、そして蔵書の照合。

 
夜席は、「自分らしい生き死に」、その「自分らしい」って?という話から。

津田ポンプの開発者、津田喜次郎の話を初めて聞かせていただき、後で調べてみたら、大変御法義な方であったようで、戦時中、本願寺がお聖教の一部を削除するという動きがあったとき、門信徒代表としてこの津田さんが当局と激しくやり合ったとか。(『見真』463号参照)

また、津田さんは江田島の出身だったとか。(《江田島って・・・どんなとこ?》参照)

江田島は御法義どころ。石泉社の門下生もたくさんおられたところ。

なんだか、尊いご縁を感じながら。   明日の朝席で御満座。

でも、雨で1日虫干しが順延となったため、明日も朝席後に虫干し作業。

石泉文庫へお返しするのは、次回の法座、盂蘭盆会の時に。

 
暑いなかをようこそのお参りでした。  

2017年7月19日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し法座 2日目

7月18日(火)

明け方、雨音で目が覚める。。。

それが、どんどん土砂降りになり、時折カミナリも。

6時30分、総代長と虫干しを明日に順延することに決定し、各所へ連絡。

本堂の向拝にも雨が降り込んできたので、下足棚を廊下に上げて朝席を迎える準備。

 

朝席は雨が降っても通常どおり。

今朝は、信(無作)と行(造作)との話より。 「信」は人偏に言との話を聞き、なるほどと、漢字の成り立ちを見てみた。
諸説あるのだろうけれど、「言」とは、「辛」と「口」から出来ているそう。
「辛」は、入れ墨を入れるための針。「口」は誓いの文書を入れる器。
誓いを守らなかったら、罰として入れ墨を入れる。
言とは真実を語るということなのだと。

それで、「人」の「言」と書くのは、《まこと》と受け取って疑わないことを「信」というとか。

 
雨は上がったけれども、昼席はなし。

 
そして、夜席。 夜席では、名実ともに人間と言えますか?という話より。

親鸞聖人はご和讃の「真実明に帰命せよ」の左訓に、「真というは偽りへつらわぬを真といふ。実というは必ずものも実になるをいふなり」と記されている。

《まこと》を受け取って、かならずものの《実》になる。

そんな人生を送っていますか?と。

 
ようこそのお参りでした。

明朝の天気はどうだろう。

明日こそは虫干しを。        

2017年7月18日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し法座 1日目

7月17日(月)

蝉の声が響き、いよいよ暑い暑い夏空に。

今夜から石泉文庫虫干し法座。

昨日は、一昨日呉東組親鸞聖人讃仰会でご講演いただいた北塔和上を石泉文庫へとご案内。

薄暗い文庫のなかで、僧叡和上の『論註海岸記』を手に。

今日は午後から総代、仏教壮年会のみなさんが虫干し用のロープを本堂に張ってくださった。

去年まで使用していたロープが、結ぶのにちょっと堅いようで、このたび新しく新調。

ピーンッと張ったロープに、明日と明後日、経典がかかる。

また、先日石泉文庫で草刈りをした草も片付けてくださって。 暑いなかをお世話になりました。

 
そして、夜席より法座。

このたびは、阿賀 称名寺の南 秀和師。

ロープの下でのお聴聞。

法性すなはち法身なり。法身はいろもなし、かたちもましまさず。しかれば、こころもおよばれず、ことばもたえたり。(唯信鈔文意)

今席では、曇鸞和尚の実相心・為物心のお味わいより。 「いろもなく、かたちもましまさず」、この話を聞くと、金子みすゞさんのこの歌を思い出す。

星とたんぽぽ
 
青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、
だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。

私のために《見えぬもの》をどうにかして伝えようとしてくださるお心を。 ようこそのお参りでした。

  明日の朝席が終わったら石泉文庫から蔵書の半分を運ぶ。

広南小学校6年生もお手伝いに。 お誘いあわせてお参りを。

(※虫干しのため、昼席はありません。)    

2017年7月17日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku