火の用心 文化財防火デー

1月26日(金)

今日は午前中、本堂Wi-Fi設置工事。

お内陣修復が一段落つくと、今度はその周りの整備も。
その一つがWi-Fi設置。

庫裏で使用中のWi-Fiは本堂まで届かないので、たまたまWi-Fiのことで相談していたついでにどうしたものかとNTTに相談。
それでこのたび庫裏から配線を延ばし、本堂に独立したWi-Fiを設置することに。

まだ完成はしていないものの、一応Wi-Fiが使えるように。

そして、本堂内にクラウドカメラを同時に設置。

 

スマホのアプリでライブ映像のみならず、過去に遡って映像が確認できるので、これは助かる。
これまで本堂まで直接行かないと確認出来なかった状況をいつでも確認出来るため、防犯・防災にも。

そして、来週完成すれば、フリーWi-Fiも利用可能に。

 

それらの工事が行われている間、今日は2件のお葬式。

続いて午後から石泉文庫の防火訓練。

 

 

 
 
 
 
 
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今日1月26日は文化財防火デー。

広島県史跡の石泉文庫を火事から守るため、呉市・呉市消防局・地元の人たち、そして今年も広南小学校3年生が参加。

今日の体験を通して火事の怖さ、そしてみんなで守っている文化財のことを学んでくれたかな。

この貴重な体験を次に活かして。

初氷

1月24日(水)

昨夜は風の音が。
今朝は冷え込み、この冬初めての氷点下。

ちょうど二十四節気の最後、大寒を迎えているそう。
温暖化で気候も代わってきているけれど、これは変わらず。
この次に節分を迎えて立春。

先日、お正月の花手水の水を入れ替え、綺麗に残っている菊だけ戻しておいた。

 
 
 
 
 
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今朝の冷え込みで、氷が張った。

まるでラップでもしたかのようなこの模様。
何だか不思議。

親鸞聖人は『高僧和讃』に、

無礙光むげこう利益りやくより
 威徳いとく広大こうだいの信をえて
 かならず煩悩ぼんのうのこほりとけ
 すなはち菩提ぼだいのみづとなる

罪障功徳ざいしょうくどくたいとなる
 こほりとみづのごとくにて
 こほりおほきにみづおほし
 さはりおほきにとくおほし

と、氷を煩悩にたとえられた。

午後にはその氷もすっかりとけてしまって、もとの水に。

このあたりでは、年に一度あるかないかの氷結。

親鸞聖人は、いつ、どこでご覧になられた氷を思い浮かべて書かれたのだろうと、ふと。

 

 

呉東組聞名講 1月例会

1月22日(月)

令和6年最初の呉東組聞名講が浄円寺にて。

今日の法話を担当する予定だった浄光寺様が先日ご往生されたため、私が代役。
と、その予定だったのに、再び濃厚接触者となったため、大事をとって宝徳寺様に代わっていただき、このたび欠席させていただいた。

その時間が空いたので、一段落したらしたいと思っていた薄や藤袴などの刈り込みを。

 

刈り終わった途端、強い風が吹いてきた。
これから寒くなるのかな?

 

せっかくなので、今日法話で取り上げる予定だった話を紹介。

1月19日の中国新聞朝刊に、鈴木三重吉賞の特選作品が掲載されていた。

毎年、結構楽しみに読ませていただく。
その中で、目に止まった作品。

『人間はくもの糸をのぼれない』

でも、もし、自分に無慈悲な心や自分勝手で浅ましい心があることに気づくことが出来れば、地獄は少しは暮らしやすくなるのかも知れません。

 

小慈小悲もなき身にて
 有情利益はおもふまじ
 弥陀の願船いまさずば
 苦海いかでかわたるべき
  『愚禿悲歎述懐和讃』

今また新型コロナウィルスの感染が広まっているそう。
どなたさまもお気をつけて。

 

2024年1月22日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

広南学園~広島別院~お通夜

1月19日(金)

今日は午前中、月忌参りを一件終えて、急いで広南中学校関係者評価委員会に出席。

広南学園小中合同の関係者評価委員会だったので、久しぶりに小学1年生から9年生(中学3年)まで一気に参観。

子どもたちのはつらつとした姿に元気を。

 

午後から広島別院でサンガ部会。

2月に開催される『School of Buddha -DJオオクボックスとお坊さんに聞いて 話そう!つながろう!!-』の打ち合わせ。

キャンドル作りのワークショップもあるそう。

こちらは高校生を対象としたイベント。
ご興味のある高校生は是非。

 

そして、帰宅するとすぐにお通夜へ。

今年に入ってからお葬式が続く。
年始ということもあってか、ほぼ家族葬。

 

一昔前だと、たとえ喪主が何も分からなくても、親戚や近所の方が集まって、いろいろとアドバイスしてくれていた。

でも、家族葬となると、誰も何も知らないと言う状況が生まれてくる。
すると、伝わるものが伝わらなくなる。。。

そんなモヤモヤした思いを抱いていた時、丸西宗教織物の新商品、結構好評だという情報が。

「納棺式章と念珠」のセット。

それを取り寄せ、このたび御正忌のお取り次ぎがなくなったこともあり、せっせと『念佛日和』特別編〈お葬式〉のひな形を作成。

ようやく日の目を見る。

納棺式章に法名と「専徳寺(印)」を記し、お通夜の時にご遺族に、故人の法名などの情報も加えて作成した『念佛日和』を一緒にお渡しすることに。

出来ることを一つずつ。

 

文化八年

1月17日(水)

阪神・淡路大震災より29年。

1995(平成7)年1月17日。
あの日の朝、布団の中で生まれて初めてあんなに揺れる地震を感じた。
そのあと、テレビでは大きな被害が見られないとのニュースだったので、二度寝し、起きて再びテレビをつけたら、神戸の街が大変なことになっていた。
3月に京都からこちらへ帰ってくる時、山陽新幹線が寸断されていたので、代替バスに乗って神戸の街を。

あの時は、一生に一度あるかないかの体験だと思っていたけれど。。。

1日も早く日常の生活が戻りますように。

 

今日は御正忌報恩講の荘厳を片付け。

まずはお供物、そして打敷。
これを仕舞うのがなかなか大変。
おかしな折り目が付かないように、一枚一枚丁寧に。

そして、御絵伝も外し、七高僧のお軸を元に戻していつもの姿に。

このたびの修復事業で、御絵伝の修復とともに、その外箱も綺麗にしていただいた。

新しい桐箱に、以前の箱の表書きをはめて。

「文化八辛未年三月十七日」

文化8(1811)年3月18日から28日まで、本願寺では親鸞聖人550回大遠忌法要が。
そのご縁にお参りしたのかどうかは分からないけれど、この時にこの御絵伝を下附されたよう。

この頃は、石泉僧叡和上が大瀛だいえい和上亡き後の芿園せいえん学派と助正論争を繰り広げていた頃。

僧叡和上もこの御絵伝をご覧になられたことだろう。

 

毎年御絵伝をいつ裂けて落ちるのかと、ヒヤヒヤしながら掛けていたのに、綺麗に修復されると、200数年前のものとは思えないほど。

いつまでも大切に。

2024年1月17日 | カテゴリー : 修復事業 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講(3) 石泉文庫防火訓練打ち合わせ

1月16日(火)

今朝、一人御正忌報恩講、御満座。

せっかくなので、『御本典作法』。

正信偈は何度も法中会で練習したので、問題はないのだけれど、大信讃、念仏、回向がかなり不安。。。

人前でするなら、もっと練習。。。

 
 
 
 
 
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午後から1月26日の文化財防火デーの一環で行われる石泉文庫の防火訓練の事前打ち合わせ。

法座は中止にしたけれど、こちらは中止も延期も難しいため、住職は離れて参加。

今年の能登半島地震、日航機炎上事故をテレビで目の当たりにし、13日から燃え続けている江田島の山火事も、日頃の心がけ、訓練がいかに大切かを改めて。

1月26日(金)

 13時30分より 石泉文庫にて
 14時     石泉文庫より出火(想定)
        呉市消防局 東消防署に通報。
        消防車が専徳寺下・住蓮寺下に到着し、
        そこからホースを伸ばしての消火活動。
 14時30分頃  消火活動が終わると、専徳寺境内へ場所を移し、
        天ぷら火災実験と水消火器を使った消火訓練。

今年も広南小学校より参加予定。
ご参加いただける方はどうぞ。

 

 

2024年1月16日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講(2)

1月15日(月)

今日も一人御正忌報恩講。

 
 
 
 
 
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ただ、昼席前に中止の貼り紙をご覧になっていない方が3名ほどお参りに。

とりあえず、本堂に入っていただき、マイクを使って距離を保って中止になった事情を説明し、綺麗に荘厳された姿を見てお帰りいただいた。

ようこそのお参りでした。

法座は中止になったけど、きちんと荘厳が整えられていて良かった。

また、明日御法事を予定されているお宅から、「法座中止の知らせを聞いて、明日の法事はどうなるのでしょう?」とお尋ねが。
明日は全く接触していない法務員がお参りさせていただきますが、それでもご不安でしたらご連絡くださいと。

 

朝席は『正信偈』。
昼席は『仏説阿弥陀経』。
夜席は『般舟讃』。

いつもの法座と同じおつとめ。

 

このたびの御正忌報恩講で参拝された方へのおみやげに準備していた〈懐中しるこ〉。

先日の小坪説教所の御正忌報恩講ではお渡し出来た。

『紫雲伝由緒記』(真宗全書70)に

十一月朔日、鸞師の御好物故、小豆の餅をこしらえて禅房へ進上申、僧都参向す。鸞師云快くも喰候。

と、親鸞聖人は小豆の餅がお好きだったそう。

それにちなんで、以前は専徳寺でも大逮夜おたんやの夜席におぜんざいの接待をしていたのだけれど、今のご時世、お砂糖いっぱいのおぜんざいを夜席で振る舞うのは。。。と。

そこでこれまで、お持ち帰りいただけるよう、小豆を使った京乃六條おやきもち(現在生産中止)にしたり、昨年はおぜんざいのパックをお配りしてきたけど、今年は成田山の「かめや利平」というお供物を扱っているお店があるのを知り、そこの「懐中しるこ」をお取り寄せ。

紙の箱に入った汁粉餡と下り藤の入った最中種のセット。

 

100CCのお湯を入れるということで、お湯のみに汁粉餡を入れてお湯を注ぎ、最中種をその上に。

少し大きめのお湯のみか、小さめのお椀がよかったかも。。。
あとはよくかき混ぜて、最中種がとろっとしたらできあがり。

なかなか最中種の香ばしさがいい感じ。

先日の小坪説教所では、「決してそのまま食べないで、裏に書いてある説明を読んで食べてください」と念押し。

 

その〈懐中しるこ〉を折角なのでいただきながら、親鸞聖人の御生涯を偲ばせていただく。

今回のように急に中止ということもあるので、日持ちするものを用意出来ていてよかったかも。

 

 

2024年1月15日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講

1月14日(日)

昨日中止が発表された御正忌報恩講。

中止とは言え、住職は特に何の症状も出ていないので、午後から打敷を掛け、荘厳を整えて御正忌報恩講の準備。

花手水は、お正月の菊がまだまだ綺麗に。

 
 
 
 
 
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御本尊前の仏華には桜。

明日ありと 思う心のあざ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは

親鸞聖人9歳、御得度の時を偲びながら。

御開山親鸞聖人の前のお供物は、富士山をイメージ。

遙々関東から京都へとお戻りになる際、きっとご覧になられたことだろう。

昨年修復された御絵伝を掛けて初めて迎える御正忌。
このたびは夜席で『御伝鈔』を灯りの演出を加えて、拝読させていただこうと準備していたけれど。。。

今宵は、誰もいない本堂で一人おつとめ。

弥陀五劫思惟の願をよくよく案ずれば、親鸞一人がためなりけり。(歎異抄)

「住職一人がためなりけり」のご縁。

 

誰もいない淋しさもあるけれど、私一人がこの荘厳された本堂でおつとめが出来る。

よくよく案ずれば、そんな贅沢な、有難いご縁はなかなか味わえないかも。

 
 
 
 
 
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世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ

2024年1月14日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講 中止のお知らせ

1月13日(土)

昨日、家庭内で新型コロナウィルス陽性者が出たため、住職も初めての濃厚接触者に。

今のところ、何の症状もないのだけれど。。。

濃厚接触者は昨年5月8日以降、5類に移行したため、外出禁止等の規制はなくなったものの、「高齢者等ハイリスク者との接触は控える」とガイドラインに。

いつも通りマスクを着用し、距離をしっかり保って開催することも考えたけれど、法座への参拝者はほぼ「高齢者等ハイリスク者」。
そこで総代長に事情を伝え、法座を開催するかどうか相談。

そのあと、総代会で話し合っていただき、参拝者の安全安心を第一に

 

中止の貼り紙を用意してくださった。

 

明日からの法座は中止としたけれど、御正忌報恩講のお荘厳は整え、住職一人でこのたびは御正忌報恩講をつとめる予定。

 

どうぞ皆さまもお気をつけて。

2024年1月13日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

小坪説教所 御正忌報恩講(2)

1月11日(木)

青空の広がる朝。
少し冷え込むものの、例年に比べると暖かいかも。

朝席で御満座。

弥陀・観音・大勢至
 大願のふねに乗じてぞ
 生死のうみにうかみつつ
 有情をよばうてのせたまふ

このたびのご縁は、立教開宗800年を迎えるに当たり、『正像末和讃』のお味わい。

新年早々、能登半島地震、日航機炎上、思い通りにならない世界を目の当たりに。
そんな思い通りにならない世界で、阿弥陀さまが呼んで喚んで呼び続けて大願の船に乗せてくださり、その思い通りにならない世界を今渡らせていただいて。

その船には私一人乗っているのではない。
「もうだいじょうぶ」
そう言われても、
「ほんとうにだいじょうぶ?」
と、あれやこれやと迷うこころが。。。

南無阿弥陀仏

「もうだいじょうぶ」
弥陀の喚び声が届いてる。

 

ようこそのお参りでした。

 

帰宅すると、庫裏の廊下にカーペットを設置する作業中。

以前は既成の廊下用カーペットを敷いていたけれど、こちらもかなりの経年劣化。。。

そこで、このたびは廊下にピッタリ合わせたカーペットを。

木目調の柄で、なかなか良い感じ。

 

そして、以前より気になっていた本堂横のトイレ入口にある襖。
御内陣が綺麗になったら、ますますここが。。。

でも、これがなかなか進まず。。。

そこで、これは自分で何とかするしかないと、いろいろと調べて取り寄せて、初めて襖の貼り替えに挑戦。

御正忌報恩講までにきれいになればと思っていたけれど、意外と簡単に。

これなら他にも少しずつ出来るかも。

 

2024年1月11日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku