3月11日(火)
今日は寒くは感じないけれど、どんよりとした一日。
午後2時46分、梵鐘を撞く。
昨年は撞いた?と思ってぶろぐを振り返ると、昨年は聞名講がその時間。
あれから14年。
〈忘れない〉と思っていても、時間とともに。。。
忘れても、思い出す。
鐘を撞くことで。
正覚大音 響流十方
南無阿弥陀仏
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
3月10日(月)
今日は午後から仁方浄徳寺にて呉東組聞名講例会。
3月はこの一年の間にお亡くなりになられた講員の方の追悼法要。
組内法中が聞名講揃いの色衣・五条を着用し、『阿弥陀経』のおつとめ。
午前中にお葬式があり、その還骨法要があるため、おつとめが終わったら急いで葬儀会館に向かったけれど、まだお帰りにはなっていない。。。
いつも通りだと、すでにお帰りになっていてもおかしくないのに。
しばらく待っていると、今火葬場を出発だと。
3時過ぎには御示談が始まるので、組長さんに事情を知らせ、進行役をお願い。
終わって急ぎ浄徳寺へと戻ると、御示談中。
邪魔にならないようそっと端に座っていると、御同行さんより「専徳寺さん、お帰りに」と。。。
話の流れが分からないので、組長さんがそのまま進行。
聞いていると、どうやら「凡夫の自覚」をテーマに進んでいるらしい。
誰からも話が出ないので、よその人のことはよく見えても、自分のことが一番見えないと言う話を。
終わって駐車場に向かい、見上げると
桜のつぼみが。
今朝の読み聞かせをふと。
ようこそのお参りでした。
3月10日(月)
今朝は今年度最後の広南小学校読み聞かせ。
担当は1年生。
読んだ絵本は、
『さくらがさくと』 (とうごうなりさ作)
すたすた カツカツ ちょこちょこ タタタッ
3がつなかばの げつようび。いつものように みんなが えきに むかう。
と始まる絵本。
ちょうど今日から1ヶ月くらいの桜の物語。
去年入学式の時には桜の花が満開。
でも、これからつぼみが膨らむところから、花が咲き、散っていく姿を楽しんでもらえたらなと。
読み終えたあと、サプライズ。
一年間読み聞かせをした御礼のメッセージ。
桜の花が満開。
『火の鳥』が印象に残っている子が多かったみたい。
この春からも、と声をかけていただいて、とりあえず続けるかな。
3月8日(土)
昨日は大学院時代の恩師 浅野教信先生の七回忌に。
令和元(2019)年4月5日にご往生され、5月に札幌別院にて葬儀。
お参りすることも出来ず、その後コロナ禍で一周忌・三回忌のご縁もなく、ようやく門下生による御法事を龍谷大学本館講堂で勤まることに。
お亡くなりになられた諸先輩方もおられ、このご縁を逃すと今生では会うことも出来ないかも。
そんなことも思い、何が何でも今、と。
午前中、法事とお葬式を済ませて上京。
久しぶりの新幹線に乗り、いつ以来かなと思ったら2020年1月末以来の京都。
団体参拝のバスで来山したことはあったけれど、新幹線は本当に久々。
法事開始まで30分ほどあったので、本願寺にまずはお参り。
と、その途中、隣の興正寺へ。
紅白の梅が。
学生時代、興正会館でお世話になったけど、今はその興正会館もなくなって。。。
安居事務所を去って、約20年ぶりに本館講堂へ。
阿弥陀経をおつとめし、法話は川添先生。
法要後、東急ホテルに移動して、浅野先生を偲ぶ会。
浅野先生の喜寿の御祝い以来、ほぼ約20年ぶりに会う方ばかり。
でも、それぞれの浅野先生との出会い、思い出話に花を咲かせ、これが御法事のいいところかなと。
時間に追われるとゆっくり出来ないので、久しぶりに二次会に付き合い、ホテルで1泊し、新幹線の始発で帰宅。
新幹線でゆっくり寝れるかと思えば、「お葬式が出来た」と、携帯のショートメールでやりとりしている間に広島へ。
そのあと、法事を3件、枕経、お通夜、そして今夜は仏教壮年会の例会。
さすがに目を閉じると意識が飛んでしまい。。。
今夜は『歎異抄』第14条。
今このご縁に遇うことに大切さ、自分の力ではないということの大切さを。
今のご縁をただただ大切に。
3月3日(月)
今朝は雨。
朝8時過ぎには役員の方が来られるので、それまでに灯油を入れたり、準備をしなければと思って本堂に行くと、温度計が13度。
先週は6度くらいだったのに。
9時半頃から、委員のみなさんが会費を持ってお集まりに。
その頃には雨も上がって。
11時から委員会。
講長さんが、「聞名講にとっては今日が正月です」とごあいさつ。
令和6年度の報告が行われ、令和7年度の予定を。
月 日 | 会 所 | 御 消 息 | 御 法 話 |
5月13日(火) | 法謙寺 | 法謙寺 | 法幢寺 |
7月10日(木) | 東福浦説教所 | 浄円寺 | 住蓮寺 |
9月10日(水) | 広真光寺 | 広真光寺 | 川尻真光寺 |
11月10日(月) | 光明寺 | 光明寺 | 宝徳寺 |
1月20日(火) | 宝徳寺 | 宝徳寺 | 浄念寺 |
3月10日(火) | 住蓮寺 | 住蓮寺 | 称名寺 |
よいご縁となりますよう。
3月1日(土)
今朝は住蓮寺にて長浜日曜学校修了式。
現在6名在籍。
子どもが少なくなっているのに加え、小学生中学年以上になると、いろいろと習い事とかもあり、日曜学校に通うのも難しい状況らしい。
今日はそのうちの1名、6年生がこのたび修了。
あいさつで何を話そうかと思ってふと思ったのが、「母校」の由来って?
調べてみたら、「alma mater」というラテン語が由来だそう。
いろいろと調べてみたら、卒業した学校を「母校」と言うとか、「我らが母校」と校歌にもあったりするから、在校中でも「母校」だと言うとか、諸説あるらしい。
私たちはお腹に命を授かった時より、既に母子の関係。
産まれるご縁が整って、この世に産まれてくる。
その母子の関係を思うと、卒業は終わりでなく、始まりかなと。
修了、おめでとう。
今日は暖かく。
節分草やバイカオウレンが元気に咲いた。
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今年の桜がどのくらい咲いてくれるかな。
2月22日(土)
今日は風が強く、小雪も舞う寒い一日。
今日最後の御法事は、満中陰法要のお宅。
お亡くなりになられたのは、私よりも若い方。
奥さまが御法事を自宅で希望されたけれど、家にはお仏壇もなく、どうすればいいか分からないと仰られるので、「必要なものはこちらで持参しますので、どうぞご心配なく」と。
浄土真宗のみ教えは、すでに「間に合っている」。
あれを用意しなければ、これを用意しなければ、あれが足りないのでは、これが足りないのではと、心配する必要もなく、阿弥陀さまの方ですべて仕立ててくださっている。
そのことを形にする法事もできるのでは、と。
御本尊、燭台、香炉等、一式風呂敷に包んで持参。
お宅に向かうと、中陰棚に遺影とお骨と仏華・香炉・蝋燭立が用意されていた。
その前にお荘厳を。
箱の上に風呂敷を掛け、銀箔の小さな衝立、その前に御本尊。
御本尊は本願寺の携帯用お名号「いちょう」。
携帯用香炉を名刺盆にセット。
以前、インターネットでいろいろと見ていて、イチョウの葉を象った素敵な燭台を見つけた。
でも、取り寄せ商品となっていたので、直接そのお店から購入することができるかも、と思ったらすぐにそのサイトが見つかった。
「髙澤ろうそく」(https://www.takazawacandle.jp/)と言うロウソク屋さん。
お店のInstagramもあったので見てみたら、何と「フォローバック」と。
専徳ねっとInstagramを既にフォローしてもらっていた。
能登七尾にあるロウソク屋さんで、昨年元旦に起きた能登半島地震でお店が倒壊し、今は仮店舗で営業されているとか。
大変な中、がんばっておられるようなので、微力ながらも応援できればと、この燭台に高澤ろうそくの和蝋燭を灯して。
これもご縁。
その燭台を納める箱は、Amazonでちょうどいいサイズの小箱を入手。
これが紙のように軽く、なかなか。
ろうそくなど細々としたものは軽い桐箱に納め、とにかく軽くてコンパクトに。
そして、印金。
小さな包み一つで、間に合っている御法事を。
これからの時代、いろんなケースが出てくると思うので、どんな状況でも「間に合っている」を。
ただ、このたびは仏華を用意することは出来なかった。
それも間に合っているようにしたいと思うのは、煩悩。。。
なくても、南無阿弥陀仏で「だいじょうぶ」。
2月20日(木)
今日は午後から宝徳寺にて呉東組実践運動研修会。
お寺まで送ってもらって、時間を見ようとポケットの携帯電話を探したら、どこにもない!!
あッ!充電したまま家に忘れてきた。。。
忘れたことを家に連絡しなければ!と思ったけれど、肝心の電話が。。。
電話を借りて連絡を取ろうと思ったけれど、携帯電話の番号は自分のしか覚えていない。。。
もう自宅に帰宅した頃だろうかと思いながら電話をかけると、留守電に。。。
とりあえずメッセージを残す。
すると、子どもが〈デバイスを探す〉を使って携帯を見つけてくれ、無事講義中にお届け。
ホントに有難し。
何はともあれ、スマホだけは忘れぬようにと肝に銘じて。
研修会は広島大学名誉教授の桂紹隆先生をお迎えして、
「新しい領解文について」
特に新しい領解文の「私の煩悩と仏のさとりは本来一つゆえ」について、唯識の立場、浄土真宗の立場を踏まえ、ご教示いただく。
なかなか難しい問題ではあるけれど、久しぶりの学びの場。
そして、場所を移して懇親会。
和やかに、いろいろなお話を聞きながら。