御正忌報恩講 2日目

1月15日(水)

昨日の雨で濡れた車のフロントガラスが凍ってしまうほど、今朝は冷え込んだ。

昨日に続いて、御正忌報恩講。

朝席は吉水入室と六角夢想より。

朝席が終わると、夜席にお参りに来られた方へのおみやげ作り。
昨年同様、丸西宗教織物 京乃六條おやきもちにオリジナルシールを貼って。

昼席は、法然聖人のもとでのお話より。

昼席が終わると、資料が足らなくなりそうと、ナカトジータで再び。

夜席は、第三幅。
越後への流罪、そして関東へ。

夜席は中休みをいただいて、生姜湯の接待。
そして、おみやげのおやきもち。

『御伝鈔』拝読。

後席で、板敷山のお話。

山も山 道も昔に変わらねど
 変わり果てたる 我が心かな

山伏弁円は、親鸞聖人との出遇いで見る世界が変わった。

今日は朝からあれやこれやとすることなすこと、御開山聖人の御遺徳を偲ばせていただきながら。

明日の朝席で御満座。
暖かくしてお参りを。

ようこそのお参りでした。

 

2020年1月15日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講 1日目

1月14日(火)

昨日の成人の日はいいお天気。
今日は曇って寒い朝。

今日の夜席より御正忌報恩講。
御正忌は例年どおり住職自勤。

令和最初の御正忌は、小坪説教所の報恩講・御正忌と同じく『御絵伝』を。

今夜は初夜礼讃おつとめのあと、出家得道。

前の大僧正 慈円慈鎮和尚に得度を願い出る松若丸。

慈円和尚といえば、百人一首の

おほけなく 浮き世の民におほふかな
 わがたつ杣に 墨染めの袖

困っている人たちを何とかしてあげたい。
9歳の聖人も、そんな和尚のような思いで出家を決心されたのだろうなぁと今宵も偲ばせていただきながら。

雨の降る寒い中、ようこそのお参りでした。

2020年1月14日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

小坪説教所 御正忌報恩講(2)

1月10日(金)

今日も青空の広がるいいお天気。

今朝の席で小坪説教所御正忌報恩講も御満座。

お筆跡
しんらんさまは
ひそかにおもんみれば
ひそかにあんずれば
つつしみてあらわさば
しんらんにおきては と

しかと しかと
かみしめて
合掌しては
わたしに くだされる

  宇野正一『樹にきく 花にきく』(柏樹社)より

このたびは、令和初めての御正忌ということで、親鸞聖人の御生涯を御絵伝を通して。

ようこそのお参りでした。

長浜の海、今日もおだやか。

 

2020年1月10日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

小坪説教所 御正忌報恩講(1)

1月9日(木)

今日は穏やか。

本願寺では今日から御正忌報恩講(1/9~16)。

こちらは、今日の昼席から明日の朝席まで小坪説教所の御正忌報恩講。
14日夜席から16日朝席まで当山専徳寺御正忌報恩講。

先月の報恩講に引き続いて、御絵伝の第三幅より。
いつもは御同行の導師で正信偈のおつとめ。
今日はいつも導師をされてた方がおられないということで、導師をつとめてからのお取り次ぎ。

正信偈
きみょうむりょうじゅにょらい
なむふかしぎこう
毎朝毎夕拝読しながら
しんらんさまのおこえが
すどおりします
ごめんなさい

  宇野正一『樹にきく 花にきく』(柏樹社)より

素通りしてるのにも気づかないでいる私という話より、今一度立ち止まって御正忌報恩講を。

明日の朝席はいよいよ御往生の場面。

ようこそのお参りでした。

 

 

 

 

 

2020年1月9日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 新年互礼会

1月8日(水)

今日は風の強い一日。

今夜は仏教壮年会の新年互礼会。

いつもの例会より1時間早いスタートで、おつとめと法話のあと、集会所に場所を移して皆さんと一緒に会食。

この「ぶろぐ」を始めたのが2011年の御正忌。
2011年、親鸞聖人750回大遠忌を迎えるに当たって、“次の50年”を見据えて何か続けていけることを。
そんなことを思って、大晦日のキャンドルライト、そしてこの「ぶろぐ」を。
キャンドルライトは「安穏のともしび」に蓮が加わり、竹灯りが加わり、10年続き、この「ぶろぐ」も。
SNS(Facebook・Twitter・Instagram)も利用しているけれど、中心はこの専徳寺ホームページ“専徳ねっと”。

だんだんと互礼会の参加が減っているものの、80過ぎても元気に参加してくださっている姿を見ると、まだまだ。

アメリカとイランの関係など、今年も新年早々いろいろ心配なことはあるけれど、今年も“世のなか安穏なれ、仏法ひろまれ”。

今年もよろしくお願いします。

 

2020年1月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

除夜会・元旦会

令和2(2020)年1月1日(水)

新年あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いいたします

昨夜は除夜会。

24時前から除夜の鐘が鳴り始め、24時より本堂では重誓偈のおつとめ。
それぞれご焼香して新年のごあいさつの後、「願」の紙に願いを書いてキャンドルのまわりに貼り、蓮の花に載せて境内の親鸞聖人像にお供えしていただく。

 
 
 
 
 
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小さなお子さんも笑顔でお参り。

近頃「除夜の鐘」が近隣からの苦情によって中止になったとか、昼間になったとか聞くと。。。

報恩講

「お番」の晩は雪のころ、
雪はなくても暗のころ。

くらい夜みちをお寺へつけば、
とても大きな蝋燭と、
とても大きなお火鉢で、
明るい、明るい、あたたかい。

大人はしつとりお話で、
子供は騒いぢや叱られる。

だけど、明るくにぎやかで、
友だちやみんなよつてゐて、
なにかしないぢやゐられない。

更けてお家へかへつても、
なにかうれしい、ねられない。

「お番」の晩は夜なかでも、
からころ足駄の音がする。

金子みすゞさんの報恩講のようにお逮夜を迎えることは難しいが、1年に一度せめて除夜の鐘の時、「なにかうれしい ねられない」、そんなご縁があってもいいなと。
暗いからこそ、寒いからこそ、灯りの光があたたかい。

生姜湯も好評だったよう。

総代のみなさまをはじめ、みなさまのおかげで無事終えることができた。
お世話になりました。

 

そして、後片付けして一眠りついたかつかないか。。。

朝9時より元旦会。
そのために朝から元旦会のためのリーフレット作製。

 

リーフレットには昨夜の除夜会の写真と今年のごあいさつ。そして『教行信証』総序の御文を。

正信偈をおつとめし、総序を拝読。
そのあと、ごあいさつの後解散となるところ、リクエストによりこのたび掛けさせていただいた御絵像を、お内陣に入って皆さんとご一緒に。

今日は快晴。
どうぞ、よいお年を。

 

 

 

2020年1月1日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

大晦日

12月31日(火)

今年もあっという間に大晦日。

朝からバタバタと、除夜会・元旦会に向けての準備。

 
 
 
 
 
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今年は丸西宗教織物様より本願寺の歴代御門主の御影をお納めいただいたので、それを両余間に。

そして、一昨年の除夜会に、それまで続いていた甘酒の接待をやめた。

その理由がアルコールと糖分。
お供えいただいた酒粕を使って作っていた酒粕甘酒には、アルコールが含まれる。
そして、今のご時世、何といっても「糖 質 制 限」。
砂糖のたくさん入る甘酒はいかがなものかと言うことで。

そこで、先日のミサにヒントをいただいた坊守の発案で生姜湯とチョコレートを。

寒いときに暖まる生姜湯をどうぞと。

 

午後から総代さんが来てくださって、スポットライトの設置と竹灯りの準備を。

本堂の荘厳も整い、夕方家族揃って最後のお夕事。

 

竹灯りと蓮灯り、そこにハスワーク。

令和元年最後の夜を彩って。

 

2019年12月31日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

令和元年最後?

12月28日(土)

今日は久々に青空の広がる一日。

天気予報では明日から年内、このあたりは雨とか曇りの予報。

お参り途中に長浜のあちこちで令和元年最後の晴れ模様を。

そして、最後はお通夜に出かける前、お寺の日没。

大晦日は晴れるといいな。

2019年12月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

年の瀬

12月27日(金)

昨夜は呉東組忘年会。

忘年会の最中、お葬式のことで度々中座。
なかなか《忘》出来ない。。。
でも、この頃物忘れは多くなってきた。。。

昨年の豪雨災害で崩れた長浜峠の工事が24日に終わり、片側交互通行がようやく解除。

そして、今朝の中国新聞朝刊 呉・東広島版に先日のふるさと歴史講演会の記事。

今年もいろいろあったけど、残りもあとわずか。

 

大晦日の除夜会に、今年も蓮の花を境内の親鸞聖人像にお供えしていただく予定。

何か彩りを加えられないかといろいろ探していて、先月ハスワーク®なるものを見つけた。

ホームページはこちら→https://www.koppuri.com/

20年ほど前、5月に韓国のソウルを訪れた時、韓国は旧暦で花まつりをお祝いをするようで、提灯などが飾られ、賑やかだった。その中に、こんな蓮の花を見た記憶があった。あの時の蓮が作れると思って、早速蓮紙を購入したものの、報恩講中はなかなか余裕が。

ここに来て、ようやく。

用意するのは、購入した蓮紙・紙コップ・のり。

薄い蓮紙をこよって花びらのようにしたものを、紙コップに貼っていく。

最後に紙コップの中にLEDのロウソクランプを入れたら完成。

初めてでも、それらしくはなったかな。

ハスワーク®の使用許可申請も今日お返事をいただいて完了。
全国で240番目。何と、広島県で2番目の申請者だそう。(1番目もお寺さんとか)

大晦日、境内の親鸞聖人の足元に蓮の花が美しく咲きますように。

 

2019年12月27日 | カテゴリー : 行事, 長浜 | 投稿者 : sentoku

クリスマス

12月25日(水)

今日はクリスマス。
キリスト教徒の方にとって大切な日。

今年11月、真宗学寮・広島仏教学院の校外授業で、世界平和記念聖堂 カトリック幟町教会の見学があった。
10月に報恩講法要で御講師として来てくださった浅野執持先生のご縁もあり、坊守がそれに参加させていただいた。

昨夜は、そのまたご縁でクリスマス夜半第1ミサに。

「クリスマス」と言っても、実のところイエス・キリストの誕生日、サンタクロースくらいしか知らない。。。

ミサは夕方6時から。

世界平和記念聖堂

世界平和記念聖堂

教会の前には、キリストの誕生シーンを現した模型が。
これを「プレゼピオ」というそう。

中央にいるはずのキリストの姿がない?
初期仏教のお釈迦さまと一緒で、姿を形で現さないのかな?と思ったら、あとで。


この教会は、モダン・和・洋を融合させた村野藤吾の設計。

昭和20年8月6日の原爆投下により倒壊した幟町天主公教会で、被爆したドイツ人司祭フーゴ・ラッサール(後に帰化)は、原爆犠牲者を弔うだけでなく、世界平和を祈念するための聖堂を建設することを思い立ち、当時のローマ教皇の支持を得たあと、世界各地から届けられた多大な浄財や寄贈品で建設された。


ミサの始まる時間になると、たくさんの方が集い、何ともいえない鐘の音で始まる。

ミサは、配られたパンフレットに従って、エリザベト音楽大学聖歌隊の歌う聖歌を中心に、途中朗読があったり、司教による説教があったり。

何とも厳かで素晴らしかった。

終わって外のプレゼピオに行くと、ちゃんとお生まれに。

世界平和記念聖堂

「平和を祈る」

平和は、違いを受け容れることから始まる。
国の違い、宗教の違い、文化の違い、いろんな違い。
フーゴ・ラッサールは、座禅を取り入れていたとか。

メリークリスマス

そして、南無阿弥陀仏

平和を願って。

 

 

 

 

2019年12月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku