専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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5月14日(日)
青空の広がる日曜日。
今日は午後から小坪薬師堂へお参りに。
小坪自治会が管理する薬師堂。
年に1回、自治会主催の法要がこの時期に。
螺山にあり、お堂のそばまで車で行けるので、私は車で行くけれど、参拝者のほとんどが徒歩で。
薬師堂ではあるけれど、みんなで正信偈をおつとめし、御文章をいただき、法話。
昨年は鳥の声が響く中での法要だったけど、今年は風が強く葉っぱのざわつく風の音。
法話は、「声」と「音」の違いより。
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法要の後、車の方向転換をするのに、なかなかこのあたりまで来ることもないので、頂上のテレビ塔まで。
『この世界の片隅に』の大ヒットもあって、戦跡がまた注目され、広南中学校でも話が出ていたので、昔の記憶をたどり、砲台跡まで。
小学校の頃に遊んで以来、40年ぶり?くらいなので、確かこっちだったようなと思いながら。。。
たどり着いた。
https://youtu.be/b9mlf78Ca6U
あの頃のまんまではあるけれど、昔あった道らしきものは見当たらず、引き返そうと思ったら。。。
え??来た道と違う??迷った? 何とか無事。。。
ようこそのお参りでした。
5月10日(水)
午後から仁方浄徳寺にて、呉東組聞名講。
いつものように、正信偈をおつとめし、御法話。
そして、御示談。 御示談は、このたびも役員の方が作ってくださった質問用紙への回答より。
「自分の葬儀式では、家族に迷惑をかけたくない。」と言うお同行がおられます。あなたの葬儀式は、どうしますか?
との質問。
だんだんとこのあたりも家族葬が増えてきている昨今。
「別れを悲しみ、まことをつくした葬儀をしたいと思ってもらえる親になりたいと思います。」
「出来れば自宅でやりたいが、そうもいかないので、ホールで出来るだけ多くの人に見送ってもらいたい。」
「有縁の方々に法にあっていただきたいです。」
「子供にたのんであります。」など。
どう伝えるか、そんな話がいろいろと出てきた。
また、「直葬」の話も。
「直葬」は、「葬」とは付いているものの、葬式はしない。
以前、とある葬儀社の看板に料金が書かれてあって、目がとまった。
会館葬 〇〇円 家族葬 〇〇円 直送 〇〇円 と。
「直送」?と思ったけれど、「直葬」よりも分かりやすいかな。
病院から火葬場への遺体の直送。葬式はしないんですよと。
こんな言葉が出てくると、何とも寂しい感じがするけど、他所ごとではないらしい。
なかなか死のことについて話をすることは出来ないかもしれないけど、そのいのちをどう生きてどう終えてどうなるのか。
「後生の一大事」。ちゃんと聞いて、聞かせておかないと。
ようこそのお参りでした。
5月8日(月)
今朝は読み聞かせを終え、朝9時から仏教壮年会の境内清掃。
ストーブを片付け、境内の凹みに土を入れてもらい、伸びてきた草を。。。
10時から法事の約束があったので、途中まで。
帰ってきたら、ゴミの山。 お世話になりました。
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そして、今夜は仏教壮年会の例会。
今日のテーマは「共命鳥」。
先日、広島別院のサンガ部会で「共命鳥」の折り紙の話が出たので、試作した五角形の紙から作った双頭の折り鶴を持参した。
インターネット上に折り方が出てれば教えて欲しいと言われたが、帰宅して探しても見当たらず。。。
作り方は分かるので、自分で作ればいいと思い、PowerPointで作成。
ただ、この作り方を他人が見て、ちゃんと作れるか。 せっかくだから、今日の例会で作ってもらおうと。
普通の折り紙で作ると小さいので、A4サイズの紙から正方形をとり、五角形に作るところまでは、事前に準備。
20名の会員の皆さんがそれぞれ五角形の紙から双頭の折り鶴作り。
一人一人確認しながら、折ってみるけど、なかなか難しいみたいで。。。
折り紙を折れる人は、折り鶴は基本形なんだけど、折り鶴を折ったことのない人には、チンプンカンプン。
時間の都合もあり、ちょっと最後は簡略化して、とりあえず首が二つある鳥の完成。
「共命鳥」 『阿弥陀経』の中に出て来る、「白鵠・孔雀・鸚鵡・舎利・迦陵頻伽・共命之鳥」の浄土の六鳥。
最後に出て来るのが、双頭の鳥「共命鳥」。
作った後、お内陣の前卓の前で、聖典の『阿弥陀経』を開いて、六鳥を順番に見たあと、「へ~っ」と。
以前にも六鳥の話はしたけど、今日は自分で実際に作ったから、味わいもちょっと変わったかな。
他人に見ていただいて、修正箇所も何カ所か見つかったので、また手直しを。
日頃はしない、手を使い、頭を使う例会。
時にはこんなご縁もよろしいかと。
ようこそのお参りでした。
5月8日(月)
ゴールデンウィークが終わり、長い子どもたちの連休もおしまい。
連休中にどんどん気温が上がり、汗ばむほどに。
今朝は、青空が広がるけれど、黄砂で白く霞む中、広南小学校の読み聞かせ。
今日の担当は、6年生。
読んだ本は、
『クロコダイルとイルカ』 (ドリアン助川 作・あべ弘士 絵)
2013年、大地康雄さんの映画『じんじん』で生まれた絵本。
映画を観て映画館で買ったきり、読み聞かせのタイミングを逃してしまった絵本。
それきりになっていたけど、ちょうど最近の法事の法話で「よびごえ」の話をしていて、この本を思い出す。
乱暴者で嫌われ者のクロコダイル。
ある日、かわいいイルカを食べようと近づくと、「アヤカ」と名のるイルカは、もっともっと海のことを知りたいから、今は食べないで欲しいとお願いする。
また、ここに帰ってくることを約束し、ほほえんでアヤカは去っていく。
クロコダイルは アヤカにであったあたりを なんにちも およぎつづけました。
そしてなんども、「アヤカ」とささやきました。
なまえがあるのはいいなあ、とおもいました。
きっとたいせつにおもわれたから なまえがあるのです。
クロコダイルには なまえがありません。
名前を呼ぶ。
そこには大切に思うこころが備わっているんだって。
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「よびごえ」 同じ声でも、聞く側によって、違うらしい。
以前からこの話は知っていたけれど、今一度調べてみると、とっても興味深い。
日本人とポリネシア人は、虫の声を「言葉」と認識し、その他の人たちは「音」と認識するのだそう。
《参考》なぜ日本人には虫の声が聞こえ、外国人には聞こえないのか?
虫の声は、海外の人には不快(雑音)=不必要=聞こえないとなるらしいが、日本語を母国語としている人には言葉として聞こえてくるのだと。
よびごえが届く耳を持っているのだから、その耳を傾けて。
5月2日(火)
今朝は青空が広がるよいお天気。
広南小学校は、春の遠足。
子どもたちが登校したあと、聞き馴れないサイレンが長浜に鳴り響く。
テレビでJアラート云々と最近よく聞くので、何ごとかと、急いでテレビをつけても、緊急速報は出てなかったので、ちょっと安心。
そのサイレンののち、「小坪の林道で山火事が発生」との消防署からのアナウンス。
アラメの鼻を見ても、螺山を見ても煙は上がってない。
でも、遠くの方からサイレンの音が聞こえてくる。
空気も乾燥し、風も少しあるので、とりあえず、邪魔にならないように場所の確認だけでもと、スクーターに乗って小坪まで。
サイレンも聞こえず、消防車の姿もないので、??と思いながら、旧小坪小学校の校門前に差し掛かると、地域の方々が数名、山の方を眺めている。
その視線の山の方に白い煙。
自治会長さんの姿があったので、どの辺りなのか尋ねてみた。
どうも、薬師堂の近くではないかとの話。
当初は竹やぶが焼けて、炎も上がり、パチパチ大きな音が聞こえていたそうだけど、私が行った頃には白い煙が上がっているだけで鎮火に向かっていたのかな。
2週間後に毎年恒例の薬師堂での法要を控えているので、そのことも心配しながら。。。
空気が乾燥しているので、お気をつけて。