専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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11月7日(月)
今朝は少しひんやりと。
広南小学校読み聞かせ、今日担当予定だった方が都合により来れなくなってしまったので、今日中学校が代休だったため、長男にその代役を。
当初、私は3年生担当だったけど、前回長男が5年生を担当し、このたびも同じになるため、私が5年生を担当。
読んだ本は、
『となりのたぬき』 (せな けいこ 作・絵)
せなけいこさんの『めがねうさぎ』のシリーズは、子どもたちが小さい頃好きでよく読んだ。
ただいま、いじめ撲滅キャンペーン期間中に当たるため、「いじめ」をテーマに探していて、見つけた。
となりの たぬきが きらい。 いじわるだから だいっきらい。
きらいな きらいな たぬきを おつきさまが やっつけてくれると いうので うさぎは おつきさまと あるやくそくをしました。
つぎの ひから うさぎは・・・・・・
その約束とは、たったの1ヶ月、たぬきにやさしくすること。
うさぎは、たったの1ヶ月のことだから、と、たぬきにやさしく接する。
すると、最初は不思議がっていたたぬきも、だんだんとうさぎのことを大切にするように。。。
読むところは少ないけれど、いつもよりも感想を述べてくれた。
早く終わって控え室に戻ると、ちょっとした手違いで、2年生教室がまだと聞き、今日2回目の『となりのたぬき』。
どちらの教室でも好感触。
相手を大切にする気持ちが仲よくなることを、そ~っと教えてくれる。
11月6日(日)
今日は午前中、広南中学校の参観日に。
1年生の1時間目は道徳の授業。
広南学園の校歌を作曲された「三田守夫さんの思い」を。
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2時間目以降は、法務へ。
そして、午後からは報恩講の“つとめあい”の2ヶ寺目。
浄円寺報恩講に出勤。
住蓮寺住職御導師のもと、正信偈のおつとめを。
風が強かったけど、秋晴れのもと、御満座。
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帰宅すると、先日の祭の後、いろいろと調べていたら、九右衛門父子の載った本があることを知り、Amazonの古本で購入。
『み仏に抱かれて』 (堀 雅敬 著)
第7話収録されてる中、第2話目に登場。 『妙好人伝』をもとに脚色され、読みやすく。
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その祭のときに、入江神社でふと目に止まったのが、狛犬の台座に刻まれた文字。
「対馬行縄舟中」 対馬とは、長崎県にある対馬。 何か聞いたことがあるかな?という感じで、対馬のことを調べてみると、何と何と長浜と対馬は大変深い関係に。
『長崎県対馬における外来者の定着と受容のメカニズム』(平松闊 氏/九州工業大学)によると、
「大正九年、氏神様(鎮守の神)を奉迎する旨、村協議の上、当区民の大多数を占める広島県賀茂郡広村村社神、入江神宮神社を奉迎することにきまり、当区民代表として、二宮好助氏を同区(長浜)に遣し、大正九年旧二月吉日に入江神社を奉迎する。」
と、大正9年に入江神社より分祀した神社が、現在も対馬に入江神社として存在しているらしい。
《参考》対馬 島ブログ
対馬には、広島からたくさんの方が移住されているそうで、向洋や因島からだけでなく、長浜出身者も多かったことがうかがえる。
移住者が多かった背景には、「安芸門徒は間引きをしなかった」というのが大きい。
《参考》青原さとし氏『土徳の世界』
狛犬にある「文政11年(1828)」というのは、シーボルトが伊能忠敬の地図を国外へ持ち出そうとして、スパイ嫌疑をかけられたシーボルト事件の起こった年で、石泉僧叡和上が亡くなったのがその2年前の文政9年に当たる。
その頃から対馬とはご縁があったのかな。
と、同時にふと思ったのが、広が生産量日本一を誇るイカの姿フライ。
対馬ではスルメイカが捕れるらしい。
広で何故スルメイカ?と思っていたのが、ここでひょっとしたら繋がるのかなぁ。。。と。
10月30日(日)
夢。。。
人の夢と書いて「儚い(はかない)」と読む。
この言葉がよ~くこころに。。。
昨夜の日本ハム優勝。1週間前に誰がこの状況を予想したことか。。。
昨日は広南小学校のふれあい参観日。
1、2時間目が授業参観、3、4時間目が地域の方々をゲストティーチャーに招いて、昔遊びなどを。
午後からはPTA主催の講演会。
ゲスト講師は、何と!広島県のご当地ヒーロー。安芸戦士メープルカイザー。
講題は「夢を追いかけ挑戦した先に見えたものは・・・」
当初予定されていたオープニングで、これまでの活躍をまとめたDVDが直前に見れなくなるハプニングもあり、午前中でクタクタの低学年にはちょっと講演は難しかったような気もしたけれど、帰って子どもに感想を聞いてみると、所々の記憶はしっかりとあったみたい。
終わった後の質問コーナーでは、予想以上に子どもたちの手が挙がること。
子どもたちには、一方的に話を聞かされるより、もっとヒーローとはふれあう時間があった方がよかったかもと思いながら。
中央を通って会場を去るときには、子どもたちが駆け寄ってもみくちゃ。
「夢」「挑戦」 叶うことがないからといって、「夢」は持たない方が良いのかというとそうでもない。
女優の桃井かおりさんが、
頂上にたどりついて、たとえきれいな夕焼けに出会えなくても、そこで思わぬ体力がついていることのほうがすごいでしょ。夢を追いかけるときに力がついてくる事実の方が、夢を手に入れたかどうかよりも、もっと素敵なことなんじゃないの。
とおっしゃったそうだが、まさにそんな感じ。
「夢の途中」。
たとえ夢が叶わなくても、今年悔しい思いをした選手たちは力をつけて、きっと次の夢に向かって。
とはいえ、黒田投手と大谷投手の最終戦、見たかったな。
今夜は、法謙寺にて呉東組法中会。
第7戦があれば会議どころではなかったかも知れないけれど、何とも静かに粛々と。