専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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4月29日(月)
ゴールデンウィーク前半の3連休、最終日は雨。。。
今年の4月は雨が多い。
雨が小降りになった頃、ご門徒のTさんが二人静を2株持って来てくださった。
先日、法事で花にまつわる法話をしたあと、花談義に花が咲き、60年も前からご自身のお庭で育てている二人静を。
咲き始めた二人静。
二人静とは、能の演目「二人静」に由来しているそう。
しづやしづしづの苧環繰り返し昔を今になすよしもがな
と詠いながら、静御前がのりうつった菜摘女と静御前の亡霊が一緒に舞うという演目だとか。
〈苧環〉とは糸車のこと。そして、これに由来した苧環という花も。
名前の由来を尋ねると、いろんなことを学ぶ。
とりあえず鉢に移したけれど、雨が上がったら、これをどんなふうに植えるかな。
元気に育ちますように。
4月25日(木)
久しぶりに青空。
花まつりコンサートも終わり、残っていた牡丹の花も散った。
牡丹の花が散ることを、「牡丹崩れる」と昔の人は表現。
「梅はこぼれる」
「桜は散る」
「椿は落ちる」
「菊は舞う」
「牡丹は崩れる」
これは、大谷本廟の月々のことば(法話)にも
《参考》大谷本廟2023年4月「桜散る 梅はこぼれる 椿落つ 牡丹くずれる 人は・・・」
確かに「牡丹崩れる」
ダイナミックな終わり方。
始まりがあれば終わりがある。
咲いている時間も終わり方もさまざま。
人間も同じく終わり方はさまざま。
でも、それでその命はおしまいではなく、お浄土へと往生させていただいて、次の命を育んでいく。
昨日のお葬式。
先日、花まつりコンサートがあった日の夕方にお亡くなりになった方の。
御正忌やお正月の御供のお餅を作ってくださったり、いろいろとお寺のことをお手伝いいただいた。
花まつりコンサート当日、御主人が一人で来てくださった。
奥さまが亡くなられる数時間前に。
翌朝、訃報の知らせが届いた時には正直驚いたが、奥さまの分までご縁に遇ってくださったのかな。
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4月21日(日)
今日は初めての試み、花まつりコンサート当日。
しかし、昨日から雨。。。
出演者の皆さまは、10時に来られてリハーサル。
でも、こちらは午前中法事の予定が入っているので、合間を縫いながら準備。
午後2時開演で、午後1時45分に開場。
これまでの経験から、この時間を決めておくこと、そして人が集まってきたからと言って早めに開場することは、トラブルの元になるので、そこはキッチリと。
思いのほか、このたびスムーズに開場。
スタートは、住職がオタマトーンで恩徳讃を奏でながら登場し、挨拶。
オタマトーン、来場者のほとんどが知らず。。。
でも、恩徳讃のあと、拍手をいただけたので、ホッと。
そして、サクソフォン・カルテットの演奏。
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佐藤健人先生とその教え子の皆さまによるカルテット。
次男も先輩方に支えられて一曲披露。
サクソフォンの魅力がぎっしりと詰まったバラエティにとんだ楽しい一時。
昨年の1月に初めて開催した「新年お寺でコンサート」。
お内陣修復前で、反響は大きかったけれど、薄暗くて光を感じられず、それが心残りだった。
でも、そのあとお内陣修復、そして照明も新調していただいたことで、明るい中で再び。
それを感じることが出来たという点ではいいご縁だったかも。
途中、先生が自家製のパーカッションを会場のみなさんにも配って、一緒に演奏してみんなで盛り上がることも。
用意していたパンフレット100部も、30部ほど余っていたので、70名ほどの方がご来場。
「また来たい」「また会いましょうね」。
「一期一会」、生涯一度きりと思うことも大切なことでもあるのだろうが、「またね」と言うのは、浄土真宗のお味わいなのか、こちらの方が好きかも。
準備から後片付けまで、大変な数日だったけれど、楽しい一時だった。
今夜はぐっすりと眠れそう。
素敵な演奏をありがとうございました。
そして、甘露の雨の降るなか、ようこそお越しくださいました。
4月18日(木)
地震から一夜明けて。
豊後水道を震源地とする愛媛県と高知県で最大震度6弱の地震。呉市も震度4と。
朝、石泉文庫を点検。
見たところ何も異常なし。
そのあとすぐに施工業者、呉市からも点検に。
今朝、牡丹が大輪の花を咲かせた。
去年は花をつけなかったのだけれど、今年はみごとに。
左が鎌田藤、右が島根長寿楽。
地震のあと、こうして花が咲く姿が見られると、ちょっと心が和む。
甘野老も急に大きく育ち、可愛らしいつぼみを。
そして、今年は諦めかけていたスズランも、つぼみをつけてニョキニョキと。
翁草は花が終わり、
丁字草はこれから。
花まつりコンサートまで、もう本堂での御法事はないので、少しずつ出来る準備を。
外陣香炉を移動し、席を法座とは違った配置に。
張り切って一気にすると、恐らく足腰が。。。
少しずつ少しずつ、出来る所から。
4月17日(水)
今日は午後から呉東組の坊守の集まり、恵信会の役員会が当山にてあり、その1時間後に呉東組役員会へ。
帰宅して今日も1日終わり、あとは寝るだけと思っているところに、携帯からけたたましいアナウンス。
そのあと、少し揺れ。
4月17日(水)
呉市震度4
そこまで揺れはなかったけれど、クラウドカメラの映像を見返すと音は凄いです。
とりあえず、専徳寺は大丈夫です。#専徳寺 #地震 pic.twitter.com/njGef2uqoW— 専徳ねっと (@sentokunet) April 17, 2024
映像を確認し、音ばかりで揺れはなし。
そのあと、とりあえず本堂を確認。
とりあえず専徳寺は大丈夫だけれど、他で被害がありませんよう。