専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
11月23日(木)
本堂前のザクロの実が赤く色づいて。
今日は勤労感謝の日で祝日ではあるけれど、午前中法事が一件と夕方のお通夜のみ。
午前中の法事を終えて、広市民センターで開かれている広地区教育祭の講演会へ。
郷土愛「愛ひろ心」をはぐくむ講演会
「模範村への歩みと広の一本松」と題して、山根一夫氏(ともに学ぼう広のまち委員会)の講演。
今年5月の中国新聞に掲載された一本松の話から模範村の話へ。
学校・地域・行政が一つになって、子どもから大人まで、「教育第一」を村是に掲げていた模範村 広村。
いつも郷土愛を熱く語る山根さんの講演。
そのあと、広南中学校2年生のHMⅡが登壇して商品アピール。
そして、ロビーで販売。
歴史を物語る広郵便局そばの一本松。
大切に受け継がれていくといいな。
11月21日(火)
今日は法事と葬式の間に、法要の後片付け。
いつも法要の後にササッと片付けてしまうのだけれど、ササッと片付けてしまうと、どこに何を仕舞ったか分からなくなったり、雑になったり。出来るだけ丁寧にと。
普段のお寺の姿に様変わり。
昨日は通り報恩講も法事も入れず、一日休日としていたけれど、お寺にいると電話や来客の応対で、休みにはならない。
こう言うときは、朝から一日遠出。
ちょっと遠いかなと思いながらも、こんな機会を逃したら行くこともないだろうと、島根県益田市にある島根県芸術文化センター〈グラントア〉で開催中の「建築家・内藤廣 BuiltとUnbuilt」展へ。
グラントアを設計した内藤廣氏。
何と、壁まで赤茶色の石州瓦。
中の設備も大変素晴らしい。
ただ、出かける前に電話があり、お通夜が出来たため、ちょっと急いで見てまわり、あっという間に帰路。
でも、いつもと違う世界に出会うと、かなりリフレッシュ。
さぁ、明日から長浜の通り報恩講。
11月19日(日)
長い長い2日間、終了。
このたびの内陣修復を終え、本日ご門徒のみなさまに初めてのお披露目。
親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年・本堂内陣修復記念 慶讃法要
昨日は午前中、法事。
午後から法要準備。
打敷は前日用意出来ていたので、
本堂中央に毛氈を。
このたびの法要は、せっかく新しくなったのだから、これまでと違うことを取り入れて。
お供物。
10月にワークショップを行った時にキットでお世話になった楽心堂本舗の落雁のお供物。
色鮮やかで、真新しい御内陣にピッタリ。
お灯明。
これまで大きな法要には朱蝋(和蝋燭)を使っていたけれど、和蝋燭は芯切りがあったり、ススが気になったり、また使い切ることはないため、大きな大きな残蝋が貯まってしまう。
それらを解決する方法はないかと、いろいろと調べたていたら、芯切りをする必要もなく、ススも従来品より70パーセントカットのカートリッジタイプの「華恵香」というのを見つけ、それを使用することに。
少々高価ではあるけれど、なかなかの重量感。
そして普段使い用に、カメヤマローソクのカートリッジ和蝋型。
こちらも御法事のたびに新しい蝋燭を使っていると、残蝋ばかりたまるのが。。。
今日は午前中は準備でバタバタするのが分かっているので、法事を入れないようにしていたけれど、お葬式には待ったなし。
お葬式を終え、すぐに花手水を準備。
慶讃法要なので、ガーベラを。
風でゆらゆらと動く姿が何とも。
臨時駐車場として広南中学校グランドをお借りしたので、看板を持って中学校へ向かうと、すでに総代さんが看板を立ててくださっていた。
グランドの入口に運んだ看板を設置。
CDの確認をしようと思ったら、CDプレーヤーが故障!!!
急遽、CDラジカセで執りおこなうことに。
何事も事前の確認を怠らないように。。。
午後2時から法要。
昨日は冬の嵐。
今日は穏やかなお天気の中、1時間前に総代のみなさんが集合。
口頭での説明だけでは、なかなか伝わらないことも多いので、タイムテーブルを作ってみなさんに配布。
そして、このたびは法要のはじまりを、門信徒を代表して総代の方々に開扉していただこうと、開扉の練習。
1時30分頃には、出勤いただく御法中、御講師が次々と来山。
本堂にはたくさんのお参りをいただき、みなさん金障子・襖の閉まった中を今か今かと。
8日に撮った写真を使って、挨拶状を栞として作成し、参拝者にお配り。
午後2時
法要開始。
喚鐘が鳴る中、5名の総代さんが金障子と襖を開扉して皆さまに初披露。
そして、雅楽(CD)に合わせて本堂正面より諸僧入堂。
コロナ禍で中止していた報恩講のつとめあい。
その御寺院の法中のみなさんにご出勤いただく。
(善通寺様・住蓮寺様・広真光寺様・浄円寺様・呉専徳寺様)
このコロナ禍で、二ヶ寺も代替わりしている。
報恩講では、善通寺様御導師のもと執り行われるけれど、今日は住職が導師。
久しぶりにたくさんの方のお参り。
そして、記念法話は
前坊守の里、三原市大和町明圓寺 内藤良誠師。
法要終了後、いつもは記念撮影はしないけれど、せっかくなので御講師と今日お世話していただいた総代さんと一緒に。
何だか大変な数日だったけれど、良いご縁を迎えられてみなさまに感謝。
ようこそのお参りでした。
11月16日(木)
今日も朝早くから職人さんが来られ、本堂内陣修復の最終段階。
御本尊の阿弥陀さまの前に御戸帳と華鬘が掛けられ、
すべての灯籠、輪灯、瓔珞、菊灯などが取り付けられ、ひとまず完了。
これまで金一色だった仏具に彩色が施されると、
表と裏の違いがちゃんと。。。
柄香炉も綺麗に箔が押され、
御絵伝もこのたび表装し治していただいたので、とっても綺麗に。
御本尊脇のお供物台も作っていただいたので、先月ワークショップでお世話になった楽心堂本舗のお供物を早速。
夕方、その勢いで打敷も掛けてしまう。
このたびの内陣修復でお世話になった丸西宗教織物様より、戸帳・打敷等を御寄贈いただいた。
打敷は浄土の六鳥。
登礼盤を置くと、残念ながら共命鳥が隠れてしまう。。。
外陣を灯籠だけにするとこんな感じ。
そして、金障子を閉じると、
この光景をうまくいかせるといいな。
11月15日(水)
通り報恩講、今日で広本町・大新開など修了。
来週からいよいよ長浜。
今日、報恩講でお参りしたマンションのエレベーター。
「ペット」のボタン。
時々マンションにもお参りさせていただくのだけれど、新しいマンションのエレベーターによく見かける。
最初見た時、階を押そうと思って「ペット」とあった時は思わず二度見してしまった。。。
以前「ペット禁止」が当然のようだった。
でも、最近、「家族同然に可愛がっていたペットが亡くなったのだけど、可愛がっていた故人と一緒にお墓に納骨してもよいでしょうか?」と言う問い合わせを立て続けにいただいた。
こちらとしてお答えするのは、まず「一緒に納骨してはいけないと言う法律はありません」と。
「ただし、墓地の管理者にも確認を取ってみてください」とも。
何故なら、「ペット禁止」としているところもあったりするかも知れないので。
それからもう一つ。
家族や親戚に一緒に納骨することに異論がなければと言うことも。
「追善供養」を行わない浄土真宗では「ペット供養」と言うことはしないけれど、「ペットが亡くなったのでお参りしていただけますか?」と依頼があれば、お参りさせていただく。
今日は朝から本堂では内陣修復の最終行程。
修復で最後まで難しい作業の一つがこの金障子だそう。
既成のものをはめるのではなく、そこそこの柱に合わせなければならないので。
先日ここでかなり手こずり、完成が遅れることに。
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1㎜単位に手間暇を掛け、1日がかりでやってくださっている。
それを見れたことは大きなご縁。
明日が完成予定。
それを楽しみに。