8月7日(木)
昨日の天気が嘘のように、青空のひろがる天気。
それでも、台風がこっちに向かっているそう。
昼から小坪説教所の盂蘭盆会に。
小坪説教所は、小坪自治会が運営・管理している説教所。
大変熱心なところであるが、諸事情もあって、このたびから法座を4席から3席へ。
昨年もちょうど7日・8日とこちらのご縁をつとめさせていただいたが、その1週間後に父の死。
願土にいたればすみやかに
無上涅槃を証してぞ
すなはち大悲をおこすなり
これを回向となづけたり
『拝読 浄土真宗のみ教え』(本願寺出版社)にもお盆の味わいとして出て来る『高僧和讃』天親讃のことばより、「かなしみ」をテーマにお話を。
夜席では、小学校の読み聞かせが、この春よりこちらの都合で出来なくなったので、久々に法座で読み聞かせ。
イギリスのメラニー・ウォルシュの『さようなら、おばあちゃん』。
おばあちゃんの死を誤魔化すことなく、隠すことなく、ママが幼いわが子にやさしく伝えていく話。
「だけど、やっぱりかなしい」
「そうね、ママもよ。おばあちゃんがだいすきだったから こころにあながあいたみたいに かなしくなるの」
「でも、たのしい おもいでも いっぱいあるでしょう。いっしょに いろんなことをしたわよね。いつまでも おぼえていようね。だいすきなおばあちゃんのこと」
かなしみを通して、いろんなことに気づかせていただく。
かなしみを通して、阿弥陀さまの大きな願いに・・・。
ようこそのお参りでした。