8月20日(水)
朝起きてニュースを見て、ことばを失う・・・。
安佐南区・安佐北区で大雨による土砂災害。
被災された方々、唯々御見舞申し上げます。
こちらは雨が降ることもなく、朝席・昼席・夜席と、盂蘭盆会2日目。
今日は正信偈の「唯」の字を中心にお聞かせていただく。
後で「唯」を調べてみると、「唯々諾々(いいだくだく)」ということばが出てきた。
「唯」は、ただこのことひとつといふ、ふたつならぶことをきらふことばなり。また「唯」はひとりといふこころなり。
と、親鸞聖人は『唯信鈔文意』でお示しになった。
それ以外に、「唯」には、即座に「はい」と返事をする意味があるそうで、「唯々」は「はいはい」。
「諾」は、引き受けるという意味で、「唯々諾々」は、何ごとにも他人の言いなりになる様を意味するのだと。
「言いなりになる」というと、あんまり良い響きには聞こえないが、疑いなく、そのまま受け入れるという意味でとると、なかなか味わいのあることばかな。
明日の朝席で御満座。
ようこそのお参りでした。